危篤状態の時に行うべきことから葬儀までの流れについて紹介

公開日 : 2020/10/20

更新日 : 2020/10/20

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医師が患者へ、回復の見込みがなく死が近いと判断した状態が危篤とされています。そのため、危篤の場合は家族・親族といった親しい人を病室へ呼び集めるように促されて、患者の最期を看取るための準備をします。以下で、主に危篤から葬儀までの流れについて紹介していきます。

公開日 : 2020/10/20

更新日 : 2020/10/20

目次

危篤の意味や状態について

医師が患者へ、回復の見込みがなく死が近いと判断した状態が危篤とされています。一方、病状が非常に重い状態を示す言葉として重篤もあります。しかし、重篤は医師がまだ回復の見込みがあると判断している状態のため、厳密には異なります。

 

ただし、あくまでひとつの判断に違いありません。そのため、危篤でもすぐには死にいたらずに回復することもあります。とはいえ、仮に一時的には持ち直した場合でも、危険な状態には違いありません。

 

そのため、危篤の場合は家族・親族といった親しい人を病室へ呼び集めるように医師から促されて、患者の最期を看取るための準備を始めます。

危篤から葬儀までの流れについて

以下で、危篤じから葬儀までの流れを紹介していきます。主に、5つの段階で進んでいきます。それぞれの段階で行うべきことや抑えておきたい知識に焦点を当てているため、状況に応じて確認してください。

危篤時について

最初に危篤の知らせを受けたときには、すぐに駆けつけてください。この時、生きているうちに会わせてあげたい人がいれば、連絡をしてください。上述した通り、危篤から回復することもあります。

 

しかし、亡くなってしまう可能性が大半です。そのため、仮に亡くなってしまっても大丈夫だと思えるように行動しなければなりません。自分だけでなく、危篤状態の方の悔いが残らないように過ごすことが一番大切です。

逝去した時について

危篤状態から無念にも亡くなってしまった場合は、医者の診断が終わった後に死亡診断書をもらいましょう。こちらの書類を受け取った後、葬儀社へ連絡をしてください。この時、危篤に陥る前に葬儀社を決めおくことを推奨します。

 

その際、必ず連絡先を携帯電話に登録しておきましょう。なぜなら、葬儀社が決まっていないと慌てたり。あるいは、病院が勧めるままになるため、葬儀に悔いを残す可能性が浮上してしまいます。

病院で逝去した場合

病院で亡くなった場合は、医師が常駐しているため直ぐに死亡の診断が下ります。そして病院では亡くなった後は、数時間以内には病院を出なければなりません。なぜなら、病院では長時間安置をしておく場所がないからです。

 

葬儀社が連絡を受けてから1~2時間程度でお迎えにきてるので、なるべう早く手配しましょう。必ず病院から自宅へ戻るのか、葬儀社の安置施設に行くのかを、迎えに来る前までに決めておいてください。

自宅で逝去した場合

自宅で亡くなった場合には、かかりつけの医師に診断をしてもらいましょう。もし、かかりつけの医師がいない場合には、警察へ連絡をして対応してもらってください。この場合、死亡診断書はその場では発行されません。

 

そのため、後日受け取りに行く必要があります。必ず、診断が終わった後には、葬儀社へ連絡をしてください。

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安置について

次に、安置をしなければなりません。病院で亡くなった場合には、自宅または葬儀社の安置施設へ運び、安置します。

 

一方、自宅で亡くなった場合には、自宅でそのまま安置します。あるいは、葬儀社の安置施設へ連れて行くことも可能です。以下で、宗教の違いによる安置の方法について詳しく説明していきます。

仏式の場合

仏式では北枕で安置をします。安置する場所は、基本的に仏壇がある部屋です。もちろん、別の場所でも構いません。指定の部屋にて、布団を敷き亡くなった人を、北枕で安置してください。

 

部屋の状況から北枕ができない場合には、西枕で安置してください。なぜなら、お釈迦様が北に頭を向けて亡くなられた説に由来しているからです。次に、亡くなった人の枕下に枕飾りをしてください。

 

そして、ろうそくを立て、樒を飾った後に線香を供えます。こちらの飾り方は仏式の中でも宗派によって異なりますので、葬儀社に任せてください。最後に、付き合いのある菩提寺に連絡をしたら終了です。

神式について

神式の場合も同様に北枕で安置をしてください。もし、北枕が部屋の状況で無理な場合は、西枕にすることも同じです。その理由は、神式では古くから北は祖霊のいる方向とされ敬わている方向だからです。

 

次に枕直しでは、亡くなった人の枕下にろうそくや榊、米、酒、水を備えてください。さらに、亡くなった人が好きだったものもお供えしてください。そして、守り刀も置きます。こちらの置き方は、故人の上に置いたり手に持たせたりと地域次第で異なります。

葬儀社との打ち合わせについて

次に、葬儀社との打ち合わせをしてください。こちらの打ち合わせには2時間程度かかります。この打ち合わせでは以下のことを決めていきます。1つ目が、葬儀日程・葬儀場所です。

 

葬儀日程は、火葬場の空き状況と僧侶や神官、そして遺族など様々な都合を考慮して決めてください。一方、葬儀場所は遺族の希望などで決めていきます。2つ目が、葬儀プランです。どのような葬儀を行いたいかを伝えて、具体的な形にしていきます。

 

きちんと希望を伝えることが悔いの残らない葬儀に繋がります。最後に費用です。こちらは、葬儀社への支払いだけではなく、僧侶や神官へのお礼、火葬まで費用を要します。そのため、最初に全体の費用を考える必要があります。

納棺について

次に納棺を行います。故人には、仏式であれば仏衣を着せてください。この時、神式であれば神衣を着せて納棺をします。ただし、ご遺体の状態によっては着せることができません。その場合、上からかけるだけになることもあります。

 

お棺の中には、副葬品として故人の好きなものを入れることもできます。ただし、現在では副葬品は環境保護の観点から制限されています。詳細は、葬儀社へ確認を取りましょう。基本的には、燃える物なら柩の中に納めることができるとされています。

危篤時の対応に関するQ&A

以下で、危篤時の対応に関してよく持ち上がるQ&Aを紹介しています。Q&Aの中で気になったものは、必ず確認しておくようにしましょう。

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危篤時に親族ではないが「会いに来てほしい」と頼まれたら?

危篤時は、基本的にいつ亡くなっても不思議でない命の危機的状況と医師が判断している状態です。その際にかけつけるのは、お見舞いというよりはご臨終を見届けるためという意味合いが強くなります。

 

こうした状況では、基本的には臨終の際かけつけるのは家族・親族です。ただし、患者と親しかった方であれば立ち会うことは問題ないでしょう。

危篤時にお見舞いに行く時の服装は?

危篤は、命に危機が迫っている状態です。時には、いったん持ち直すケースもありますが、危険な状態が続くことは覚悟しなければなりません。

 

そのため、危篤に駆けつける際には、可能な限り速く駆けつけることが最優先とされています。故に、服装や身だしなみにこだわる必要はありません

危篤時にお見舞いの品は必要?

こちらも服装と同様に、お見舞いの品等にこだわる必要もなく、用意する必要もありません。なぜなら、お見舞いの品を用意する時間より、とにかく早く病室に駆けつけることが最優先だからです。そのため、危篤の連絡を受けた際は、可能な限り速く病院に向かってください。

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危篤時に用意しておくべき費用は?

危篤後に亡くなった場合、その場所が病院の場合は、病院や葬儀の費用の支払いが必要です。具体的には、入院費や治療費といった病院へ支払う費用。さらに、交通費やお通夜。葬儀等に、まとまった金額が必要です。

 

そのため、事前にまとまったお金を用意しておきたいところです。ただし、事故で亡くなられた場合、事前に用意しておくことは困難でしょう。その場合は、各種保険でまかなうことを検討してみてください。

葬儀までの流れを抑えて、できる限り落ち着いて対処しましょう

ここまで、危篤時から葬儀までの具体的な流れを5段階に分けて詳細を紹介するとともに、それぞれの段階で行うべきことについても紹介していきました。その時々に応じて、確認しながら葬儀までの手続き等を進めていきましょう。