葬儀までに行う準備について紹介|葬儀当日の服装や持ち物も紹介
公開日 : 2020/10/20
更新日 : 2020/10/20
経験不足等から葬儀に向けた準備がわからないため、戸惑ったりすることがあります。しかし、準備が十分に整わない中で葬儀の当日を迎えても、やり直しはできません。この様な辞退に陥らないために、以下で葬儀までの準備についてや当日必要なものを紹介します。
公開日 : 2020/10/20
更新日 : 2020/10/20
目次
葬儀の準備について
一生で、喪主として何度も葬儀を取り仕切る経験をする方はあまり多くありません。中には、一度も葬儀に向けた準備や葬儀を仕切る経験をすることなく一生を終えられる方もいます。
そのため、経験不足等から葬儀に向けた準備がわからないため、不安になったり戸惑ったりすることが発生します。仮に、知識がなかったために葬儀の準備が十分に整わない中で葬儀の当日を迎えても、葬儀をやり直しすることはできません。
こうした後悔に苛まれないためにも、事前に葬儀までの流れや内容について知っておくことが必要になります。そのため以下では、葬儀の準備や当日必要なものついて紹介していきます。
故人の死後、葬儀までに行う準備について
故人の死後、葬儀までに行う準備は以下の6つです。1つ目が、死亡診断書の発行や遺体の搬送です。2つ目が、喪主の決定です。3つ目が、訃報の連絡です。4つ目が、葬儀社の決定です。5つ目が、葬儀の日程の決定です。そして、6つ目が、葬儀の形式の決定です。
死亡診断書の発行や遺体の搬送を行う
葬儀の準備で最初に行うことは、故人の死亡診断書の発行とご遺体の搬送を行うことです。
こちらの手続きは葬儀社に任せることが可能です。葬儀社に任せることにより、手違いや間違い、遅れなどの心配も入りません。
そのため、事前にどの葬儀社に葬儀の手続きを依頼するのかを決めておけば、葬儀を行うことが決定した瞬間に死亡診断書を発行することができます。そのため、ご遺体の搬送に手間取ることがなく、瞬時に葬儀までの準備を完了できます。
喪主を決定する
葬儀を準備する際に、親族の代表となる喪主を誰が務めるのかを決めておかなければなりません。配偶者がいる場合は、配偶者が喪主を務めることが一般的です。
また、配偶者がいない場合は、兄弟や子供など近親者から選ぶのが一般的です。喪主が決まれば、葬儀の準備における役割もはっきりし、準備もはかどります。
訃報の連絡を行う
葬儀の準備をする段階で、故人が亡くなったことを近親者や故人の友人。さらに、会社の同僚を含む故人と関係があった人に向けて訃報の連絡をしなければなりません。こちらの訃報の連絡は親族が手分けして行うことを推奨します。
訃報の連絡は、早めに連絡するようにしてください。なぜなら、参列する家族や近親者は葬儀出席の日程を調整しなければならないからです。この時、急死ではなく元々病気を患っているケースでは、予め訃報連絡をする際の連絡リストを作っておけば、落ち着いて対処可能です。
依頼する葬儀社を決める
葬儀の準備をする最初の段階で葬儀の日程の調整や、葬儀の様々な手続きを行ってくれる葬儀社を決めた後、連絡を取ってください。この時、可能ならば事前相談等を通じてあらゆる葬儀社のサービス上の比較検討を進めておくと安心です。
比較するポイントとしては、希望の葬儀が執り行えるのかどうか。もしくは、葬儀社次第で大きく異なる費用やプランの内容。こちらに加えて、サービスの具体性などを比較検討することが重要です。
葬儀の日程を決める
葬儀の日程を決める際に、やみくもに希望する日程は推奨しません。なぜなら、参列して頂く方の都合や読経をして頂く僧侶の都合等もあるためです。以下で、葬儀の日程の決定方法を紹介していきます。
火葬場の空き状況や休業日で決める
お通夜や葬儀の日程は、火葬場の状況によって左右されることもしばしばあちます。そのため、希望していた日程で火葬できない場合、葬儀の日程を変更しなければならない状況も往々にしてありえる状況です。
例えば、火葬場では友引の日を定休日としているケースが多数存在しています。このように、あらかじめ定休日を設けている斎場も多数あります。必ず事前に、定休日の確認をしておきましょう。
菩提寺の都合で決める
基本的に葬儀では、普段お世話になっている菩提寺の僧侶に読経を依頼します。しかし、僧侶の都合が悪ければ葬儀で読経してもらうことができません。そのため、菩提寺に都合を確認することも立派な準備の1つです。
希望する日程で、どうしても僧侶の都合をつけることができなかったり。あるいは、葬儀の予定が詰まっていて対処できない場合は、同じ宗派の他の僧侶を紹介してくれるケースもあるので、確認してみてください。
参列する親族の都合で決める
基本的には火葬場や斎場といった施設の空き状況。さらにm僧侶の都合をまずは優先した上で葬儀の日程を決定します。これらの都合が良い日が決まった後は、参列する親族の都合も念のために確認してください。
例えば、慶事が入ってしまっている人や遠方から足を運んでくれる人などがいる場合があります。この様な方の中で参列して欲しい人がいる場合は、その人の都合を事前に確認した上で参列を依頼しましょう。
葬儀の形式で決める
葬儀の形式は、主に4つがあります。1つ目が、一般葬です。2つ目が、直葬です。3つ目が、家族葬です。そして4つ目が、一日葬です。以下で、こちらの4つの詳細を紹介していきます。
一般葬で葬儀を行う場合
一般葬は、親族だけでなく友人や知人。さらには、ご近所や職場関係の人まで参加できる葬儀の形式です。主な特徴は、広く多くの人が葬儀に参加できるということです。そのため、葬儀の形式としては大規模な葬儀となり、参列者が多数来ることが予想されます。
こちらの一般葬の葬儀の流れとしては、まずお通夜を行ます。その次の日に、葬儀や告別式となります。そのため、遺族は香典返しや会食の準備などが必要になります。
直葬で葬儀を行う場合
直葬は通夜や告別式といった葬儀を行わず、すぐに火葬するという葬儀の形式です。こちらの形式は葬儀を行わずにすぐに火葬します。ただし、法律では逝去後24時間はご遺体を火葬できないため、24時間以上経過してからの火葬となります。
この直葬は費用や手間がほとんどかからない上に、費用もかなり抑えることができます。直送は、火葬後に遺族が後悔するというケースがよくあります。そのため、費用のみで安易に決定しないように注意してください。
家族葬で葬儀を行う場合
家族葬は、家族やその他近親者のみが参列する葬儀の形式です。こちらは、遺族や近親者しか参列しません。そのため、参列者への配慮もほとんど行わなくてよく、故人との最期の別れに集中することができます。
こちらの葬儀の流れは一般葬と変わりませんが、規模が小さいため一般葬よりも少ない費用で済みます。さらに、遺族は参列者の対応やお返しの品などの細かな準備が少ないため、遺族の負担が少なくて済みます。
一日葬で葬儀を行う場合
一日葬は、通常であれば2日かかる葬儀を1日で行う葬儀の形式です。こちらは、お通夜を省略し葬儀告別式前夜の会葬者も弔問もありません。そのため、故人との最期の時間をたっぷりとれるので近年多くの遺族に支持されています。
また、喪主や遺族の負担も少ないため、事前相談で自分に万が一のことがあったら一日葬にしてほしいと希望する人も増加傾向にあります。
葬儀当日に準備するものを紹介
以下で、葬儀当日に準備するものを紹介していきます。1つ目が、葬儀にふさわしい衣服です。2つ目が、香典と袱紗です。3つ目が、数珠です。4つ目が、ハンカチとお財布です。
服装について
最初に、男性の場合は以下の4点に注意してください。1つ目が、シャツは白無地で、ネクタイは黒無地にすうることです。2つ目が、シングルかダブルのブラックスーツにすることです。3つ目が、派手なアクセサリーや時計は付けないことです。そして4つ目が、裾はシングルにすることです。
次に、女性の場合は以下の5点に注意してください。1つ目が、髪飾りはなるべく避けることです。2つ目が、正式礼装の際は、結婚指輪以外のアクセサリーを控えることです。3つ目が、上着は長袖、スカートの丈は長めにすることです。
4つ目が、シンプルな化粧を心がけることです。そして5つ目が、靴やバッグは黒の布製にすることです。
香典と袱紗を準備する
香典は、香典袋のまま持参しません。必ず、袱紗に包んで持っていくのがマナーです。そのため、香典と袱紗の2点を準備しましょう。さらに、葬儀に参列するとき使用する袱紗は、不祝儀用のものです。
この不祝儀用とは、紫、緑、グレーなどの色目タイプのことです。袱紗の形は、台付き袱紗、金封袱紗、ポケット袱紗など、どれでも問題ありません。
数珠を準備する
次に準備するものは、数珠です。必ず、香典とセットでカバンやバッグに入れてください。ただし、キリスト教式葬儀の場合は必要ありません。
ハンカチやお財布を準備する
ハンカチも、葬儀場で欠かせない持ち物です。女性の場合、食事の時にちょっとしたひざ掛けとしても使えて便利です。この時注意したことが、色目です。白無地や黒などのフォーマルなタイプか、グレーのような色目のハンカチを持参しましょう。
次に、お財布についてです。こちらは、葬儀用のバッグの大きさに合わせてお金やカードの量、お財布の大きさなども工夫する必要があります。大きめのお財布を持参すると、持ち運びに苦労するため、注意してください。
事前知識を基に、葬儀の準備を進めましょう
ここまで、葬儀を行うまでの準備の詳細について紹介してきました。上述した6つの準備が、葬儀を行うまでに必ず終えている必要があります。今回得られた事前知識を基に、葬儀の準備を進めていきましょう。
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