葬儀で使う「参列」「列席」の違いとは?参列の流れやマナーまとめ

公開日 : 2020/10/16

更新日 : 2020/10/16

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参列は葬儀に出る時の言葉ですが、似た言葉も多く使い方が難しいです。参列の意味や似た言葉との違い、使い方、マナーなどをご紹介します。香典のマナーや参列のお礼、参列辞退の対応などもまとめました。親族や会社関係など、葬儀に参列する範囲はどこまでなのかもご紹介します。

公開日 : 2020/10/16

更新日 : 2020/10/16

目次

葬儀における参列やマナーについて

参列は葬儀に出るときの言葉ですが、列席など似た意味の言葉も多いです。参列と列席などの意味や違いについてまとめました。その他にも、葬儀でのマナーやお通夜・告別式の流れなどをご紹介します。

葬儀への出席と参列・列席・弔問の違いは

葬儀の参列は出席に近い言葉ですが、どう違うのでしょうか?他にも参列や弔問などの言葉があります。参列や列席、弔問、出席の意味や違いについてまとめました。

参列は敬意を表す表現

参列は葬儀に出席することを意味する言葉です。葬儀に出席する場合に使われることが多いですが、本来は式に参加するという意味なので結婚式でも使うことができます。出席・参列に大きな違いはありませんが、参列は相手方に敬意を表すときに使われる言葉です。

 

特定の葬儀に出ることを考えて「参列します」という表現を使うのに対して、一般的な葬儀を考えて「葬儀に出席する際には」などと使い分けます。また、葬儀を行う側ではなく、招かれた側が使う表現でもあります。

出席は行事に参加することを意味する

出席は卒業式、結婚式、葬儀など行事に参加する際に使われる言葉です。授業や会議などに参加する場合にも使われます。参列のように敬意を表す意味はなく、行事に参加していることだけを意味しています。

 

葬儀に対して出席という言葉を使う場合は、関係者の1人として参加しているという意味合いがあります。

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列席は主催する側に使う言葉

列席は行事に参加するという意味では参列に近い意味ですが、使う人間の立場が異なります。参列は招かれた側が使う言葉で、列席は喪主側が使用する表現です。「参列します」とは、招かれた側の人間が参加すること現した言葉です。

 

「ご列席くださいましてありがとうございます」は、喪主側の挨拶の言葉です。もちろん、葬儀だけでなく結婚式などでも使われます。

参加は葬儀ではあまり使わない

参加は集団の一員として行動を共にする際に使う言葉です。「葬儀に参加する」という表現は間違っているわけではありませんが、あまり使われません。意味としては出席に近いですが、「葬儀に参列する」いう表現の方が一般的です。

弔問とは?

弔問は、故人の家やご遺族の元に訪問してお悔やみの言葉をかけることを意味します。親族や親しい関係の人が通夜前に故人が安置された場所を訪れる際、通夜や葬儀後に自宅を訪問する際などに使われます。

 

弔問には通夜や葬儀に参列するという意味合いはなく、葬儀以外の機会に訪問するという意味が含まれています。家族葬などで親族以外は参列できない場合などは、「後日弔問」という形でお悔やみの言葉をかけることが多いです。

参列や列席の例文について

参列・列席の意味などを解説しましたが、例文があった方がよりわかりやすいでしょう。参列・列席を使用した例文を簡単にご紹介します。

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参列の例文

参列の例文としては、「友人の葬儀に参列してきました」「お通夜に参列することができませんでした」などが考えられます。結婚式などの場合も、「参列させていただきます」などの使い方があります。

列席の例文

例文は、「ご列席いただきありがとうございました」、「ご列席の皆様は、ご移動ください」などがあります。結婚式などの司会者も主催者側ということで、「ご列席の皆様、ご起立ください」などの使い方があります。

葬儀に参列する際の服装

葬儀に参列する場合の服装について、男女別にまとめました。基本的に派手なものは避けて、地味なものを選ぶことが大切です。

男性

男性は、基本的に洋装です。礼服のブラックスーツを着用します。黒いビジネススーツと間違いやすいので、注意しましょう。スーツはダブル、シングルどちらを選んでも大丈夫です。ただし、ズボンの裾はシングルのものを選びましょう。

 

ネクタイ、靴下、靴は無地で黒のものを着用します。ネクタイピンは付けずに、腕時計は派手なものは着用しないようにします。

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女性

女性は和装と洋装があります。和装の場合は、遺族に対して格を下げたものを着用する必要があります。遺族は五つ紋なので、染め抜きの三つ紋の黒無地などを選ぶことになります。帯や帯締め、帯揚げ、草履は黒いものにしましょう。ただし、足袋、襦袢、半衿は白です。

 

洋装は黒のワンピースかスーツになります。バッグ、ストッキング、靴は黒で出来るだけ地味なものが適しています。露出は控えて、化粧も薄めにします。アクセサリーは結婚指輪は大丈夫ですが、他に認められているのは真珠の一点ものだけです。

受付でのマナー

葬儀・通夜の受付は、関係者別に分かれていることもあります。自分が並ぶ列を間違えないようにしましょう。受付は記帳するだけでなく、香典を渡すための場所でもあります。香典袋を渡してから、お悔やみを述べて芳名帳に記帳することになります。

 

香典を既に渡している場合など、持っていない場合は記帳するだけで大丈夫です。自分以外の香典も預かっている場合は、全ての香典を渡した後に自分と香典を用意した人の名前を記帳します。故人と面識がなく代理で参列する場合は、参列できなかった人の名前を書きます。

 

その下に「代理」と書き、代理の下に小さく自分の名前を記載します。妻が夫の代理で参列する場合は「代理」ではなく「内」と書きます。会社の代理などで参列する場合は、名刺を渡します。記帳後は、返礼品を受け取りご焼香まで待つことになります。

お通夜の流れ

お通夜は読経からご焼香、通夜振る舞いまで一連の流れがあります。お通夜に参列する場合の流れについてまとめました。

記帳後にご焼香

お通夜は読経で始まります。順番にご焼香することになるので、前の人との間隔を空けすぎないようにしましょう。ご遺族に挨拶する場合は、「このたびはご愁傷様でございます」で十分です。心を込めてお辞儀することが大切で、それ以上の言葉は必要ありません。

 

ご焼香が済んだら係の指示に従うようにしましょう。

読経後に通夜振る舞い

読経終了後は通夜振る舞いになります。通夜振る舞いは、弔問に対するお礼とお清めとしてお酒や料理、お茶や饅頭などが振る舞われます。故人への供養でもあるので、勧められたら同席するようにしましょう。

 

ただし、ご遺族は疲労や心労が重なっています。早めに退席するのもマナーです。お開きの挨拶があった場合は、従いましょう。

告別式の流れ

告別式は、お通夜のように記帳後にご焼香がありますが、故人と親しい場合や親族は火葬まで立ち会います。告別式の流れについてまとめました。

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式場では挨拶は控えて、ご焼香まで待機

受付では香典を渡した後に記帳し、返礼品(粗供養品)を受け取った後はご焼香まで待機します。お通夜に香典を渡している場合は、そのことを伝えて記帳だけします。挨拶は黙礼で済ませるのが基本で、挨拶が必要な場合は式が終わってからにしましょう。

ご焼香後に出棺

ご焼香では心を込めて故人の冥福を祈ります。ご焼香が終わると告別式は終わり、出棺となります。棺の蓋が開けられて最後のお別れとなるので、急用が無い限りは出棺が終わるまでは待つのが礼儀です。一般の参列者は故人を見送る最後の場となります。

 

お別れが済んだら、棺は霊柩車に乗せられます。冬など屋外で出棺する場合は、コートを着ていても大丈夫です。喪家側の挨拶の際には、コートは脱ぎましょう。霊柩車が出発する前に、丁寧にお辞儀して合掌して見送ります。

火葬とお清め

出棺後は、火葬場で火葬となります。親しい友人・知人はご遺族に勧められて、火葬に立ち会います。火葬場では、火葬炉前に棺を安置し僧侶が読経とご焼香を行います。その後、ご遺族がご焼香を済ませた後に、棺を炉に納めます。

 

火葬が終わった後は、二人一組で骨を骨壺に納めます。火葬場から帰った後に、塩でお清めを行います。

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精進落し料理(初七日料理)

火葬で葬儀は終わりですが、遺骨が戻った後は遺骨回向、初七日の法要が行われます。その後はご遺族が精進落しの宴席を設けて、参列者に料理とお酒が振る舞われます。精進落としでもご遺族の心労を考慮して、長居は避けましょう。

香典のマナー

葬儀に参列する際は、香典を用意する必要があります。香典は葬儀を経済的に助けることとお供えの2つの意味があります。香典に関するマナーについてまとめました。

香典は香典袋に包む

香典は、包む際は香典袋が必要です。表書きは香典袋の水引に書き、下に会葬者の名前を書きます。香典袋の表書きは薄墨で書き、宗派や宗教によって書く内容が変わります。金額は旧字で記載し、お金を入れる際は向きを揃えておきましょう。

必ず袱紗に入れる

香典は香典袋に包んだだけでなく、袱紗に入れて持ち歩くことになります。袱紗の中から取り出した香典を渡すのがマナーです。香典を香典袋に包んだら、必ず袱紗に入れましょう

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お供え物のマナー

香典はご遺族が辞退するなどして、渡すことができない場合もあります。その際には供物を渡します。香典を渡した場合は供物は必要ありませんが、両方渡しても大丈夫です。ただし、香典を渡した場合は高価な供物は用意しない方がいいでしょう。

 

お菓子や果物、線香、花などが供物としては一般的です。ただし、故人の宗教によって送ると良くないものもあるので、用意する前に調べておきましょう。果物は葬儀に飾るものなので、葬儀の開始前に贈りましょう。

 

供物が大きいと飾ることができない場合もあります。用意する前に、ご遺族に確認しておくようにしましょう。

ご焼香

ご焼香は、宗派によってやり方が細かく異なります。また、葬儀場によって違う場合もあります。自分の宗派のやり方で問題ありませんし、回数も1回から3回の間なら大丈夫です。人数が多い場合は1回にするように、指示がある場合もあります。

 

ここでは、一般的なご焼香のやりかたを簡単にご紹介します。

祭壇の前へ進み、遺影に一礼する

まず、僧侶に一礼し祭壇へ進みます。本来はご遺族に礼をしないのが、正しい作法です。ただし、最近はご遺族に礼をする人が増えているので、礼をしても問題ありません。祭壇の前まで来たら、止まって遺影に一礼してから合掌します。

抹香をつまみ押しいただいてから香炉に入れる

抹香を右手の親指・人差し指・中指の3本で摘み、額の高さまで掲げます。額の高さまで掲げることを「押しいただく」といいます。その後、静かに香を香炉に落として合掌します。宗派によっては押しいただかない場合もありますが、基本的には気にしなくて大丈夫です。

一礼して席に戻る

合掌が終わったら、そのまま下がります。最後にご遺族と僧侶に一礼をして、自分の席に戻ります。これで、ご焼香は終わりです。

故人との対面の作法について

故人と対面を勧められた場合などは、作法を守って対面します。対面する際の作法の流れについてまとめました。

故人との対面の作法の流れ

故人に対して一礼した後に、近付いて手を合わせます。故人の顔には白布がかかっているので、ご遺族が白布を外すのを待ってから対面します。対面が済んだら一礼してから、合掌します。故人から一歩下がって、ご遺族に一礼してから退席します。

 

対面したくないこともあるでしょう。その場合は、「取り乱しては申しわけない」などの理由で断っても大丈夫です。

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厳格に作法を守らなくても大丈夫

故人との対面に際して、「故人の冥福を祈る気持ち」、「お悔やみの気持ち」が大切です。対面を勧められたの状況もあるので、作法を厳格に守る必要はありません。ただし、自分から対面を求めることは避けましょう。涙を見せることもよくありません。

 

勝手に白布を取ることや棺を明けることはマナー違反になるので、絶対に避けましょう。許可なく故人に触れることも良くありません。

避けるべきNGのマナーについて

葬儀に参列する場合、避けるべきマナーがあります。当たり前のこともありますが、意外なことも多いです。葬儀に参列する際、NGのマナーについてまとめました。

遅刻

一般的なマナーですが、遅刻は避けましょう。案内状の開始時間までには到着することが大切です。やむを得ない事情で遅れてしまうこともあるでしょう。間に合わなかった場合は、お詫びを述べてからご焼香をさせてもらうことが大切です。

 

遅刻すると受付の人がいない場合もあります。香典は拝礼の後に霊前に向けて備えるか、直接ご遺族に手渡しすることになります。

香典に新札

香典に新札を包むのは、あらかじめ死を予期して用意していたという考えがあります。そのため、香典に新札を使うのは失礼に当たるので注意しましょう。あまり汚れた紙幣を包むのも良くありません。

 

香典に使えそうな紙幣がない場合は、新札に折り目をつけて使用感を出してからお包みしましょう。

ご遺族と長話

葬儀では、ご遺族に挨拶する必要はありません。親しい間柄なら挨拶するべきですが、その場合でも長話は避けましょう。葬儀に参加するのは、故人に弔意を表すものです。お悔やみの言葉は手短に済ませましょう。

亡くなられた経緯を聞く

ご遺族に亡くなられた経緯を聞くことは、悲しみを助長することになります。配慮に欠けた行動は慎みましょう。

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世間話をする

葬儀の場で知り合いと顔を合わせることがありますが、話しかけるは避けましょう。葬儀に関係あることならともかく、関係ない話をするのはマナー違反です。話したいことがあるなら、葬儀場を出てからにしましょう。

通夜振る舞いを遠慮する

通夜に参列したら、通夜振る舞いを遠慮するのはよくありません。通夜振る舞いは、故人を供養するためのものでもあります。箸をつけるだけで問題ないので、断るのは避けましょう。

小さい子供を連れていく

おとなしくしていられるなら年齢なら問題ありませんが、小さい子供は泣き出したり、ぐずったりすることがあります。親族の葬儀の場合は例外ですが、基本的には小さい子供を葬儀に連れて行くのは避けるようにしましょう。

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キリスト式の葬儀で、お悔やみという言葉は使わない

キリスト教は、考え方が異なるのでお悔やみという言葉を使うのはよくありません。キリスト教の葬儀では、「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」という表現を使うようします。「心よりお悔やみ申し上げます」が「ご愁傷様」は避けましょう。

通夜・葬儀に参列した人へのお礼について

お通夜や葬儀に参列した人には、お礼状や返礼品を贈ります。お礼状や返礼品についてまとめました。

お礼状

お礼状は通夜や葬儀に参列した人へ送るものです。供物や弔電、弔辞をいただいた場合mお礼状を送ります。本来なら喪主が全員に挨拶するのですが、人数が多い場合や時間的な問題からお礼状という形でお礼をすることになっています。

 

お礼状を送るタイミングや内容についてご紹介します。

お礼状を送るタイミングについて

お礼状は葬儀後にすぐに送るのではなく、四十九日の忌明け後に送るのが一般的です。ごく親しい間柄の友人ならハガキやメールでも大丈夫な場合がありますが、基本的には手紙で送るのがマナーです。

 

お礼状は手書きで送るのが一番良いですが、人数が多い場合もあるので印刷したお礼状も認められています。

お礼状の内容について

お礼状は、供物や弔電、忙しい中来てくれたことのお礼を記載し、略儀の書面になったことのお詫びも記します。

返礼品を渡す

お通夜・告別式に参列した人には、通夜返礼品・香典返しなどのお礼の品物を渡すことになっています。お通夜・告別式の返礼品についてまとめました。

通夜返礼品

通夜返礼品は、通夜に参列した人に渡すお礼の品のことです。元々は通夜振る舞いに出席しなかった人へ渡すお礼の品のことでしたが、最近は参列した人全員に渡すことが増えています。コーヒーやお菓子などを渡すのが一般的です。

 

通夜返礼品だけでなく、お礼状を添えて渡します。お礼状にはお清めの塩を付けることが多いです。

会葬御礼品

会葬御礼品は、葬儀に参列された人へのお礼の品物です。お礼状と一緒に渡します。香典返しとは異なるので、注意が必要です。会葬御礼品は、手で持てる程度の品物を選ぶようにしましょう。ボールペンやタオルなどが会葬御礼品として人気があります。

 

 

 

 

香典返し

香典返しは香典のお返しとして贈る品物のことです。一般的に四十九日法要が終わり、忌明けの挨拶とともにお渡しします。ただし、その場でお渡しする場合も増えているようです。手渡しだけでなく、郵送で送る場合もあります。

 

香典返しは香典と同じくらいの品物を用意するのがマナーです。香典の品物に見合った香典返しを用意する必要があります。

葬儀・通夜に参列する範囲はどこまで

葬儀や通夜に参列する範囲はどこまでなのでしょうか?故人が親族、知人・友人、会社関係者などの場合がありますが、参列する範囲にはっきりした決まりはありません。地域の考え方や故人の価値観でも、失礼に当たるかどうかは変わってくるので難しいところです。

 

最近は家族葬などで、ひっそりと葬儀が行われることも増えています。その場合は、出席しない方がいいでしょう。大切なのは、喪主の意見を確認することです。あくまで目安ですが、参列する一般的な範囲についてご紹介します。

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故人が親族

親族とはあいまいな言葉ですが、自分から見て6親等、伴侶の3親等以内が親族とされています。葬儀に参列するのは、2親等以内の祖父・祖母までが一般的です。それでも生前ほとんど面識がない場合などは、参列する必要はありません。

 

ただし、参列しないと非常識と見なされる場合もあるので、十分に注意しましょう。葬儀の進行を頼まれた場合なども参列する必要があります。親等としては遠い場合でも、生前にお世話になっている場合などは、参列したいと考えることもあるでしょう

故人が友人・知人

友人や知人の葬儀に参列したい場合は、基本的に葬儀関係者に確認を取る必要があります。特別親しい関係だった場合は例外ですが、家族葬の場合は親族以外は参列は遠慮した方がいいでしょう。

 

本来、通夜が親族中心で告別式に一般の方が参列するのが主流でした。しかし、現在は仕事の関係などで通夜の方に一般の方が参列するケースも増えています。地域にもよりますが、どちらに参列するべきかも確認した方がいいでしょう。

 

友人の家族の葬儀に参列するかは関係性にもよりますが、直接の連絡や案内状が来ていない場合は参列する必要はありません

故人が会社関係者の場合

会社関係者の葬儀に参列する場合は参列が許可されているか、ご遺族や葬儀社に確認を取ることが大事です。上司の場合は本人だけでなく、上司の家族の葬儀にも基本的に参列します。同僚の場合も上司とほとんど変わりません。

 

部下も同様ですが、会社の代表として1人の上司が参列するのが一般的です。個人的に親しい関係の場合は、どのケースでも通夜・葬儀共に参加します。取引先の場合は、会社として参列を判断するので上司に相談した方がいいでしょう。

葬儀に参列できない場合の対応について

やむを得ない事情で葬儀に参列できない場合はどうしたらいいのでしょうか?葬儀に参列できない場合の対応についてまとめました。

参列できないことを伝える

葬儀に参列できない場合は、その旨をすぐに連絡することが大切です。電話連絡が基本ですが葬儀の連絡がメールで来た場合は、メールで参列できないことを伝えても失礼には当たりません。親族や親しい友人の場合は、できるだけ電話で連絡しましょう。

 

参列できない理由を詳しく伝える必要はありませんが、できるだけ丁寧な言葉で簡潔に伝えましょう。

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参列できない場合も香典や供物を贈る

お通夜か告別式のどちらかに参列するべきですが、両方に参列できない場合もあるでしょう。その際は、代理人に頼んで香典を渡してもらう、弔電を打つ、供物・供花を贈るなどの方法があります。

 

遠方に住んでいて葬儀に参列できない場合は、現金書留で香典を郵送することも可能です。その際は、お悔やみの手紙を同封しましょう。

家族葬で参列を辞退する場合

家族葬を行う場合、近親者以外の参列を辞退する旨を伝える必要があります。関係の近い人や会社には、訃報をすぐに連絡するので家族葬であることを伝えましょう。特に親しくない場合は、葬儀を終えてから訃報を連絡するのが一般的です。

 

家族葬の場合は、香典も辞退するのが一般的です。そのことも伝えておきましょう。連絡後に香典を贈ってくる場合もありますが、どうしてもという場合は受け取るようにしましょう。

葬儀に参列する際はお悔やみと冥福を祈る気持ちが大切

参加の意味や葬儀に参列する際のマナーなどについてまとめました。葬儀ではさまざまなマナーや作法があるので、しっかりと覚えておくことが大切です。しかし、最も大切なのは遺族へのお悔やみと故人の冥福を祈る気持ちです。

 

気持ちを表すためにも、知識はしっかりと覚えておきましょう。