葬式にはどの程度の時間がかかる?形式や立場での違いもチェック

公開日 : 2020/10/10

更新日 : 2020/10/10

葬式にはどの程度の時間がかかる?形式や立場での違いもチェックのサムネイル画像

葬式に参列をするとしたら、どの程度の時間を要するのか、時間帯はどんなタイムスケジュールになっているのかを把握しておくのが大事です。今回は、立場や形式別の時間についても見ていきたいと思います。ぜひ、葬式への参列の参考にしてください。

公開日 : 2020/10/10

更新日 : 2020/10/10

目次

葬式が行われる時間帯について

まずは、葬式がどういった時間帯で行われるのかについて、探ってみたいと思います。もし親族として葬式を執り行うことになった時や、参列することになった場合のために覚えておいてください。

葬儀は午前中から行われるもの?

葬式の中の葬儀は、午前10時から午前11頃から開始となるケースが一般的です。葬儀が午前から行われることが多いというのは、その後に行われる火葬に時間を要することを加味してのことなのです。

 

通常だと、火葬に1時間半ほどかかるため斎場との往復を含めると3時間から4時間程度は必要になるでしょう。火葬場がとても遠い場合には、午前8時から葬儀が開始となるケースもあります。それに大きな斎場であれば、日に幾つもの葬儀を執り行うでしょう。

 

よって、時間が重ならないように午前中から開始となる場合もあります。

葬儀は夕方から行われないの?

通常は午前中から行われ、遅くなっても午前11時か午後12時には葬儀が開始となるところが多いものの、火葬場が近いなら午後1時から葬儀が始められることもあります。ただ、火葬場の状況次第でお骨拾いが翌日になることから、夕方から葬儀が行われることもあるでしょう。

 

地域もしくは葬儀社により、葬儀の時間帯はまちまちとなっていることから、参列をお考えであれば前もって確認をするようにしてください。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

通夜はいつ行われるのか

通夜は、一般的に葬儀の前夜に行われるようになっています。僧侶に執り行ってもらうとしたら、通夜は大方午後5時から午後6時頃から開始されるでしょう。仕事が終わってからでも駆けつけやすい時間帯となっているのが特徴です。

 

また、参列者の幅が広く多くの方が訪れるのも特徴でしょう。

葬式に必要な時間を見てみよう

まずは、葬式にはどの程度の時間がかかるのか、所要時間の目安について見ていきたいと思います。もし葬式を執り行うことになった場合や、参列することになった時のために参考にしてみてください。

葬式にかかる時間の目安

葬式で全体的にかかる時間は、通夜から火葬まで2日間を要するのが一般的です。友引と重なることや葬儀社や遺族、火葬場の都合によって3日間となるケースもあります。通夜は2時間から3時間程度かかります。

 

そして翌日の葬儀は1時間半から2時間ほど、火葬にも1時間半から2時間ほどがかかるでしょう。

所要時間は6時間から7時間

葬儀の時間には、大体合わせて5時間程度が要されますが、様々な場面において進行が予定通りにいかないこともあります。よって、最低でも6時間から7時間程度は必要になるでしょう。一般の参列者であれば、通夜や葬儀、火葬は途中で退席することも可能です。

 

ただ故人との最後のお別れの場ですし、少なくても出棺までは同席するようにして、故人のお見送りをすることが大事になります。

葬式のタイムスケジュールを確認しよう

ここで、葬式の全体の流れであるタイムスケジュールについて、見ていきたいと思います。どの時間帯に、どういった流れでどの程度の時間を要するのかを把握しておきましょう。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

1日目

葬式の1日目は、納棺と通夜が行われます。では、どういった時間帯に執り行われるのでしょうか。タイムスケジュールを見ていきましょう。

納棺

葬式の1日目には、まず納棺が行われます。夕方の5時頃までに自宅あるいは霊安室に安置されていた遺体を棺に納めるものです。納棺に関しては決められた時間帯というのはありませんが、通夜の前までに行われるのが通常です。

 

遺族や親族の方はこの納棺にも参加することになるでしょう。

通夜

通夜は、午後5時から午後8時頃まで行われるのが一般的です。仕事を終えて参列することも可能でしょう。本来"通夜"とは、夜通しで故人と共に最期の夜を過ごすというのが風習となっていました。しかし現在では、『半通夜』という日暮れ頃から数時間儀式を行うのが通常となっています。

 

通夜は夜間にも催されるものですが、日中に執り行われる葬儀・告別式に参列できない方が参列する場でもあるでしょう。

2日目

葬式の2日目には、葬儀や告別式、出棺、火葬といった多くのスケジュールがあります。さて、2日目はどの様な段取りと時間帯で進行されるのでしょうか。

遺族集合

2日目の午前9時頃には、参列者の受け付けを開始して控室へと案内をします。受付は、葬儀開始の1時間から1時間半ほど前から始まり、参列者は受け付けで香典を渡し芳名帳に記帳をするのです。

 

喪主は、僧侶に挨拶をして必要に応じて当日の打ち合わせを済ませることになります。

葬儀・告別式

葬儀および告別式は大体、午前10時から午前11時頃まで行われます。仏式の葬儀は、僧侶の読経や参列者の焼香により故人の死後の冥福を祈る、宗教儀礼に当たるのです。告別式については、故人と最後の別れを行う場となっています。

 

葬儀も告別式も、故人との離別や供養をする儀式ではあるものの、葬儀は宗教儀礼としての色が濃く、告別式は宗教を問わないお別れの場としての意味があるでしょう。

出棺

午前11時から午前11時半頃に、出棺が行われます。葬儀および告別式が終わったなら、祭壇から棺を降ろし出棺の準備を開始することになります。火葬を近親者で行うとしたら、一般参列者は出棺を見送り解散することも少なくありません。

 

棺の中に『別れ花』を入れることや、故人の顔を見納める機会となるでしょう。出棺の準備が整ったなら、6人程度で棺を持ち霊柩車へと運びます。

火葬

火葬は、午後12時から午後1時半前後まで行われます。斎場に到着をしたら、火葬炉の前で焼香をして棺を荼毘(ダビ)にふすのです。1時間から2時間程度かかるのが一般的のため、その間は控室で待ちながら時間を過ごすこととなるでしょう。

 

控室では、お菓子や飲み物が出されることがあります。

収骨

火葬が終わったなら、午後2時頃までに収骨がされます。荼毘が済んだなら、火葬炉の前に集合をして近親者が御骨を拾い、骨壺の中へと納めるのです。それからスケジュールによっては、初七日法要を繰り上げて行うケースや精進落としの席が設けられることがあるでしょう。

 

最後に、僧侶のお言葉を聞いて葬式の一連の儀式は終了となります。

立場による葬式にかかる時間

葬式に参列をするといっても、立場は異なるでしょう。親族として参列をすることになるケースもありますし、友人など一般の参列者として参列することもあるものです。立場により、葬式にかかる時間も異なってきます。

親族のケース

親族なら平均として2日間は葬式のための時間が必要になるのが通常です。親族であれば、訃報が知らされたならできるだけ早急に故人の元へと駆けつけるようにします。納棺から精進落としまでの全てに参列することが大事です。
 
葬儀が終わったとしても、家まで赴き遺族の方の手伝いなどをするようにしてください。
ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

友人などの参列者のケース

友人など他の一般参列者の場合は、通夜は30分から1時間程度で辞去するのが望ましいです。葬儀では開始1時間前には到着するのが賢明でしょう。葬儀には1時間半から2時間ほどです。
 
一般の参列者であれば火葬まで同行することはあまりないので、立ち会いは出棺までになります。よって一般の参列者が葬式に参列する時間は全部で4時間から5時間ほどでしょう。

形式別の葬式にかかる時間

葬式にめ色々な形式があります。直葬という方法もありますし、1日葬や家族葬もあるのです。それぞれの形式によっても葬式に要する時間は変わってくるでしょう。

直葬の場合

火葬のみを行うのが直葬です。平均時間は1時間半から2時間程度であり、近しい方のみが立ち会うことが多く、僧侶を呼ばないケースもあるでしょう。通夜や告別式といった儀式が行われないことから、葬式にかかるのは火葬のみになるのです。
 
よって、メリットとして時間や費用が抑えられるという点が挙げられます。

一日葬の場合

1日葬は、通夜を行うことなく葬儀と火葬のみを行う形式です。葬式には通常だと2日間要しますが、1日のみのため遺族の方の精神的かつ体調面での負担が軽減されます。それに、費用が抑えられるというメリットもあるでしょう。
 
時間としては、葬儀や火葬、精進落としまでの5時間から6時間ほどかかります。
ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

家族葬の場合

家族葬は、通夜に1時間ほどで告別式は1時間半程度となります。そして火葬に関しては通常と同様に1時間半から2時間ほど必要となるでしょう。合わせると6時間から7時間という時間がかかると考えられます。

 

家族葬とは家族や親族、親しい友人など限られた身内のみで執り行われる規模の小さな葬式です。家族葬であっても、通夜や葬儀、火葬は変わりなく行われます。ただ参列者が少ないこともあり、焼香等が短縮されることもあるでしょう。

一般葬の場合

一般葬だと、葬式が全体的に終わるまで大体8時間から10時間ほどかかると覚えておいてください。葬式は2日間かかるともお伝えしていますが、実質的に儀式等が行われる時間が8時間ほどであるということです。

 

一般葬は、要するに通夜や葬儀、火葬など宗教儀式が含まれた通常の葬式を指します。訃報を聞いたご近所の方あるいは友人や仕事関係の方などたくさんの方がお参りに来られるでしょう。人数が多くなると予想されるため、焼香にも時間がかかる可能性はあります。

葬式の時間に関するマナー

葬式の時間にも、守るべきマナーが存在することを知っているでしょうか。マナーをしっかりと守り、スマートに葬式に参列するようにしてください。

もし通夜に遅れそうな場合

訃報や通夜の連絡は予期せずもたらされるものです。特に通夜は急なことも多いでしょう。仕事帰りに駆けつけるとなると、多少は遅れてしまうこともあるものです。もし遅刻をしてしまいそうな場合は、30分程度の遅刻なら参列しても問題はありません。
 
1時間の場合だと問題がないケースも多いですが、念のため斎場に電話で確認をするようにしてください。2時間以上となると、斎場に確認をするのが大事ですが自宅が会場となる場合には参列を控えるようにしましょう。
ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

葬儀には遅刻しないようにしよう

葬儀に限らないものの、時間に余裕を持ち参列することがカギです。葬儀は通夜とは違い前もって時間が決められていることから、連絡をあらかじめ受けています。よって、葬儀には遅刻をしないようにするのが鉄則でしょう。
 
ただ、早く到着し過ぎてしまうと遺族の方に迷惑となることもあるので、葬儀には上手に時間の調整をして参列するのがポイントです。

葬式の時間はどうやって決められるのか

ここまで、葬式の時間について色々とご紹介してまいりましたが、どの様にして時間は決められているのでしょうか。葬式の時間の決め方について見ていきたいと思います。葬式の施主となった場合にも役に立つでしょう。

僧侶との相談により決まる

葬式の時間は、僧侶と相談したうえで決められます。通常の葬式では、僧侶といった宗教者がいなければ行うことができないでしょう。家族など身近な方が亡くなられた場合には、仏教においてはまず、僧侶に連絡を行い葬式についての儀式を行ってもらえるように依頼をします。

 

僧侶の側も、複数の葬式があり忙しい場合もあるでしょう。そのため、僧侶の都合に合わせる必要があります。また複数の僧侶に来ていただくとしても、僧侶の予定を加味して準備をしてもらわなければいけません。

色々な要素を考慮して決まる

上記のように宗教者である僧侶のスケジュールも葬式の時間を決めるのには大事な要素となります。しかしそれだけでなく、葬儀社の意見や家族の希望などを総合的に考慮して時間は決められるのです。自分たちの都合だけで自由に決められるわけではないということです。

 

よって、葬式を行うとなるとこうした日取りが重要であり、決めることも大変な事柄となるでしょう。

こんな日は葬式を避けなければいけない

葬式の日取りには、避ける必要のある日も存在します。もし葬式を執り行うことになった場合のために、覚えておいてください。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

火葬場の休館日や年末年始

火葬場の休館日は避けなければいけません。火葬をすることができませんので、葬儀を行うこともできないというのが理由です。前もって、火葬をしてもらおうと考えている火葬場の休館日は確認しておくことが大事でしょう。

 

また、年末年始に葬儀を行うとしたら三が日が明けてからにするのがベストです。それは、大体の火葬場が正月の三が日は休業しているためです。

友引の日

友引の日というのは、『友を凶事に引く』をいう意味を持つことを知っているでしょうか。この日に葬儀を行うと友まで連れていってしまうとされていて、友引の日に葬儀をすることは避けられるようになっています。

 

この日を気にすることで、友引の日に葬儀をする方が減少したことから、友引の日は火葬場が休館日となっているケースもあります。

葬式の時間はしっかりと覚えておくのが大事

まだ葬式に参列をしたことがないなら、どのくらいの時間がかかるのか、どんな時間帯に行われるのか分からないということもあると思います。しかし、いつ葬式に参列をすることになるかは分からないものです。

 

よって、葬式が行われる時間については前もって把握しておくことが大事です。