数珠の色にはどんな意味があるの?ふさの色についても大解説

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

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数珠にはさまざまな色があります。実は数珠の色には意味があり、それを知っていると目的に応じた数珠を購入することが可能です。数珠の色の詳しい意味はもちろん、ふさの色についても解説します。素材や年齢についても紹介しますので、参考にしてください。

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

目次

全体的な数珠の色の意味や由来

数珠を購入しようとすると、さまざまな色の数珠が売られています。中には大変カラフルな色の数珠もあります。 自分の好きな色を購入したいけれど、色に意味があったらと思う人もいるかもしれません。色の意味を知っておくと、目的別で購入することも可能です。 まずは全体的な数珠の色の意味や由来について紹介します。

経典による色の意味

さまざまな色の数珠が売られていますが、最も良いとされるのは七宝の数珠です。七宝焼きの数珠玉で作られた数珠は、悪いものを祓うと共に守ってくれる効果があるとされています。

 

また、数珠の色については2つの経典に基づいた最も良いとされている色があります。良いとされる数珠色の種類は若干異なります。

無量寿経

「無量寿経」は大乗仏教の経典です。ここには、最も良いとされる7色の数珠色が書かれています。

 

金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲(しゃこ)・珊瑚・瑪瑙

 

「瑠璃」はラピスラズリを指しています。また、「玻璃」は無色透明のことを指しており、素材は水晶です。

 

「硨磲(しゃこ)」は白を意味し、シャコガイの殻のことです。白い珊瑚を指しているという説もあります。

法華経

「法華経」も大乗仏教の経典の一つです。現在の仏教の思想である「すべての人は平等に成仏できる」の原点が書かれています。この経典にも7色の数珠色が書かれています。

 

金・銀・瑪瑙・瑠璃・硨磲(しゃこ)・真珠・玫瑰(まいかい)

 

「無量寿経」に書かれている7色の数珠色と大変似ています。その中で異なる「玫瑰(まいかい)」は赤を指し、宝玉のことだと言われています。

地域・慣習による色の意味

地域や慣習によって数珠色に意味がある場合もあります。この場合は宗派に関係がないので、葬儀などに参列する場合には注意が必要です。

 

東北・北陸地方では、透明の数珠玉が主流です。また、ふさの色はお通夜や葬儀の時は白、法事時は色がついたものという使い分けが基本です。

 

また、京都のごく一部では赤い色の数珠を使用します。赤は血の色として避けられることが多くありますが、京都のごく一部では魔除けの効果があるとされています。

年齢や性別による数珠の色

数珠の色は年齢や性別によって異なる場合もあります。年齢や性別によって異なる数珠色には、それぞれ意味があります。 性別と年齢それぞれをさらに掘り下げて解説します。

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性別

まずは性別の場合の数珠の色の意味について解説します。

男性の数珠の色

男性の場合、持つと良いとされている数珠色は、黒や茶色です。どちらかと言うと、黒っぽい色の数珠色が良いとされています。

 

黒や濃い茶色には魔除けの意味があります。男性が黒や濃い茶色のなどの濃い色の数珠色を持つことで、自分自身だけではなく、家族や大切な人も守るという意味が込められています。

 

男性は大黒柱という立場に立つことも多くあります。そのため、広範囲に魔除けの効果がある黒などの濃い色の数珠を持つことが良いとされているのです。

女性の数珠の色

女性の場合の数珠色で良いとされているのは、透明や紫です。これらの色には、自分自身の周りに結界を張るという意味があります。

 

女性は自分のお腹の中に子を宿します。その子供に悪いものがつかないようにという意味をこめて、透明や紫色が良いとされているのです。

年齢

年齢別の数珠色の意味は、どちらかと言うと女性向けです。年代によって数珠の色の意味が異なります。

20~30代

20~30代という比較的若い年代の場合は、パステルカラー系の色の数珠を持つと良いとされています。

 

比較的明るい色の数珠は、持つ人の精気を悪いものから守ってくれる効果があります。パステルカラー系の数珠は光を放つ効果があるため、結界の意味も込められています。

40~50代

40~50代では、白や透明の色の数珠が良いと言われています。40~50代になると、抱えるものや守るものが多くなります。

 

白や透明の色の数珠は、強い結界の効果があります。強い力で悪いものを寄せ付けないようにしてくれるのです。

60歳以上

60代以上になると、紫色の数珠が良いとされています。この頃になると、新たな生命が芽生える人が身近に増えるからです。

 

紫色は広範囲を守ってくれる効果があります。自分だけではなく、縁のある人も守ってくれるので、良いとされているのです。

それぞれの数珠の色の意味と素材

数珠の色は複数あります。最近になって人気が高まってきた色もあります。それらすべての色には、それぞれ意味があります。 ここでは、それぞれの数珠の色の詳しい意味と合わせて、素材についても紹介します。

透明

透明色の数珠は、定番の色と言えます。無色透明は「すべてを無に帰す」という意味があり、悪いものも浄化して良いものに変える効果があると考えられていました。

 

透明の数珠で代表的な素材は水晶です。水晶自体にも強い魔除けの効果があります。カットがほどかれた水晶の数珠は光を放つため、より魔除けの効果が強いとされています。

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白色の数珠は、浄化の意味があります。外から入ってくる悪いものを浄化するだけではなく、自分維新の中に存在する悪いものも浄化してくれると考えられています。

 

白色の数珠の素材として挙げられるのは真珠です。真珠は、白でありながら柔らかな光も放っています。包み込むような柔らかな白い光が、持つ人のさまざまな感情を浄化し、和らげてくれるのです。

黒色の数珠は、強い魔除けの効果があります。黒という色から、悪いイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし、黒色の数珠は持ち主の身代わりとなり、悪いものを吸い取ってくれる効果があるとされています。

 

黒色の数珠で代表的なものはオニキスです。また、女性の場合は黒真珠も含まれます。どちらも持ち主を悪いものから守ってくれます。

紫色の数珠には、魔除けの効果があります。黒と似ていますが、紫色は悪いものを退ける効果があると考えられています。吸い込んだり跳ね返したりするのではなく、持ち主を素通りして通り過ぎていくというイメージです。

 

紫色の数珠で代表的な素材はアメジストです。アメジストそのものにも魔除けの効果があるため、持ち主を強い力で守ってくれるでしょう。

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ブルー系

ブルー系の数珠には、浄化と魔除けの2つの意味があります。特に濃い色のものには、魔除けの効果が強いとされています。

 

強い浄化と魔除けの2つの効果が期待できる青色の数珠の素材は、ラピスラズリです。ラピスラズリの中でも、金色が多く入ったものは、より強い力で持ち主を守ってくれるでしょう。

ピンク

ピンク色は特に女性に大変人気がある数珠です。昨今、特に注目される数珠色でもあります。ピンク色には心の安定という意味があります。悲しみや痛みを和らげ、穏やかな精神を保つことができるようにサポートしてくれます。

 

ピンク色の数珠で代表的なものはローズクォーツやピンク珊瑚です。大切な人や特に親しくしていた人が旅立ってしまった時、ピンク色の数珠を持つことで胸の痛みが和らぐでしょう。

数珠のふさの色について

数珠の色と言うと数珠玉に意識や気持ちが向きがちです。しかし、数珠の色には数珠玉以外にもう一つあります。それは、ふさの色です。 実はふさの色にも意味があります。素材や性別によってふさの色は変わりますので、紹介します。

男性の場合

男性の場合、数珠の色は黒や濃い茶色などが多くなります。その組み合わせとして良いとされているふさの色は茶色や黒です。

 

数珠色が黒の場合は濃い茶色、数珠の色が濃い茶色や青の場合は黒のふさの色にするのが一般的です。同系色でまとめることもあります。

 

ふさの色だけ明るい色にすると、見た目のバランスが悪くなります。そのため、数珠玉の色に合わせた押さえた色味のふさを選びます。

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女性の場合

女性の場合は、白や紫のふさ色が一般的です。特に白はどのような色の数珠玉にも合わせられるので、多くの女性用の数珠に用いられています。

 

一方の紫色のふさは、水晶の場合に多く用いられます。無色透明の水晶に紫色のふさは大変映え、上品に見えるという効果もあるからです。

数珠は自分の身を守ってくれる大切なもの

数珠玉やふさの色には、さまざまな色が込められています。性別や年代別も紹介しましたが、本来の数珠は自分の身を守ってくれる大切なものです。お気に入りの色の数珠を持つことで、より魔除けなどの効果は強くなるでしょう。