危篤状態にかける言葉とは|言葉の種類と基本的なマナーを紹介

公開日 : 2020/9/18

更新日 : 2020/9/18

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危篤状態とは、医師などが治療をしても回復の見込みが無いと判断した時を指します。基本的に危篤状態になってから数日のうちに息を引き取ることが大半です。そんな状態でかけるべき言葉とはなんでしょうか。基本的なマナーと共に紹介していきます。

公開日 : 2020/9/18

更新日 : 2020/9/18

目次

危篤状態について

危篤状態の詳細について紹介していきます。容体は基本的に人それぞれです。まずは、落ち着いて本人の状態を確認することが重要です。

危篤状態の詳細を紹介

危篤状態とは、医師などが治療をしても回復の見込みが無いと判断した時を指します。基本的に危篤状態になってから数日のうちに息を引き取ることが大半です。しかし、中には危篤状態と告げられた後でも回復する事例もあります。

 

もし、危篤の連絡を受けた場合は、最期を看取ることになるかもしれないと覚悟しなければいけません。しかし、回復する可能性もありますので、希望を捨てずに行動しましょう。また、一時、回復しても再び危篤状態になる可能性もあります。

 

職場等に影響が出る場合もあります。そのため、上司などに現状を報告して理解してもらっておきましょう。そして、ご家族が危篤状態だと告げられた場合は、落ち着いて行動して親族や友人などに連絡するようにしましょう。連絡は基本的には電話で行いましょう。

危篤状態に本人の意識はあるのか

危篤状態の容体は様々です。中には、息を引き取る直前まではっきりと意識がある方もいらっしゃいます。つまり、呼びかけに反応して小さくうなずいたりすることもあります。あるいは、名前を呼んだり話しかけたりしても、呼びかけに反応しないこともあります。

 


さらに、返事がない目も開けない危篤状態でも、意識はあり耳は聞こえている場合もあります。そのため、反応がないからといって必ずしも働きかけが無意味というわけではありません。声を掛けたり手を握ることで、最期を看取ってあげてください。

危篤状態にかけるべき言葉

危篤状態にかけるべき言葉は、以下の3つです。1つ目が、「励ましの言葉」です。2つ目が、「思い出話を送る」ことです。そして3つ目が、「感謝の言葉を送ること」です。以下で、詳細を紹介していきます。

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励ましの言葉を送る

危篤状態とは、上記で紹介したように決して良い状態ではありません。しかし、奇跡的に回復するということもないとは言い切れません。そのため、危篤状態のご本人にかける言葉として、励ましの言葉を言ってあげるがいいでしょう。

 

なぜなら、励ましてあげることで気力が戻り回復することもあるかもしれないからです。最後まで、諦めずに励ましの言葉をかけてあげるようにしましょう。

思い出話を送る

大事な方が危篤状態になった時、別れが近づいてきている可能性が高いです。そのため、思い出話などをして、一緒に過ごした楽しい時間を振り返りましょう。なぜなら、思い出話をすることで、ご本人も自身の人生を振り返ると同時に安らかな気持ちで旅立てるかもしれなからです。

 

また、ご家族みんなが集まって思い出話をしながら見送ることができれば、ご本人も喜ばれるかもしれません。笑い合える状況ではありませんが、ご家族がみな仲良く笑いあっているとご本人も安心するかもしれません。

感謝の言葉を送る

危篤状態の連絡を受けて駆けつける方は、ご本人からかなり近い関係の方が多いことが大半です。まだ、回復の可能性はあるとはいっても、最後の別れになる可能性が高いです。そのため、今までお世話になったことへの感謝の言葉を伝えましょう。

 

普段なかなか伝えられないことでも、伝えてみてはどうでしょうか。なぜなら、危篤状態のときは直接伝える最後のチャンスになるかもしれないからです。自身の恥ずかしい気持ちは抑えて、ありがとうといった感謝の言葉をかけてあげてください。

危篤の彼氏や彼女にかける言葉

血縁関係ではないものの、友人よりも近しい存在である彼氏・彼女。そんな大切な存在が危篤状態にある時にどのような言葉をかけるべきなのでしょうか。以下2つのポイントを参考に、言葉を考えていきましょう。

 

まず、1つ目が「何か出来ることはないか聞いてみる」ことです。危篤状態では、そっとしておいてほしいこともあれば傍にいてほしい時もあります。その時々に合わせるために、まずは、問いかけてみましょう。

 

2つ目が、「いつでも連絡して構わない」とう伝言を残すことです。家族に危篤状態の方がいる場合は、親族はその対応に追われてしまい、中々傍で支えることができません。そんな時の心のよりどころになれるように言葉をかけてあげてください。

親族危篤の一報を受けた時にやるべきこと

親族が危篤状態と知らせを受けた時、やるべきことは以下の2つです。1つ目が、「誰に知らせるべきか確認する」ことです。2つ目が、「仕事先の上司に相談する」ことです。一方を行う際に知らせるべきことと同時に紹介していきます。

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誰に知らせるべきか確認する

親族が危篤になったと知らせを受けた時、他の親族にも連絡をします。まずは、その人の親・子ども・配偶者や同居人に真っ先に知らせてください。この時、知らせを送る範囲は3親等程度にするのが基本です。

 

さらに、ほかにも懇意にしている人がいる場合、親族関係にこだわらずに臨機応変に判断することを心がけてください。

 

だたし、この段階では介護施設のヘルパーや、遺言・遺産関係の弁護士といった、事務的・仕事上の付き合いの人には連絡は必要ありません。最期のときを見送る親しい間柄の人を選ぶことを判断基準に考えてください。

仕事先の上司に相談する

仕事中に危篤の報を受けた際、まず直接に上司に相談してください。この時、連絡は直接口頭で伝えるのが推奨されます。不可能な時は、電話で連絡を取りましょう。ただし、電話をかけるのが迷惑になる時間帯は、メールで伝えて後に口頭で詳細を伝えるのが基本です。

 

しかし、メールだけで連絡を済ませるのは確実性に欠けるため、避けたほうが無難です。実際に、上司に危篤を伝えるときは、「私事で申し訳ございませんが、入院しておりました○○が危篤との連絡を受けました。これから病院へ行ってまいります。休暇や業務引継ぎについて、後程ご相談させてください」

 

このように、誰が危篤なのかと休みを申請する旨を丁寧に伝えてください。また、メールの場合は「○○です。早朝のため、メールで失礼いたします。先ほど父が危篤との連絡が入り、これから病院へ向かいます。○○の容態を確認次第ご連絡させていただきます」と一文を添えてください。

一報を行う際に知らせるべきこと

危篤の連絡を伝えるときは、必要な情報をしっかりと伝えてください。伝えるべきことは、次の5つです。誰が危篤なのか。自分は何者なのか。病院名、病室、住所はどこなのかを忘れずに伝えるのが大事です。

 

その他に、危篤の人がどのような状態で、いつまでに来てほしいかを伝えてください。そしして、自身の電話番号も伝えていつでも連絡が取れるようにしておきましょう。

危篤時のお見舞いのマナーについて

危篤状態の方のお見舞いで気をつけたい基本的なマナーは以下の3つです。1つ目が、「お見舞いに行くときの服装」です。2つ目が、「お見舞いに手土産は必要?」についてです。そして3つ目が、「お見舞いにいってもいい人なのか」についてです。

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お見舞いに行くときの服装

危篤状態の方のお見舞いに行く際、正装で行くことはかえって失礼です。なぜなら、正装で行くと、着替えている時間があったのかと思われる可能性があるからです。この時は、普段着で十分です。

 

しかし、あまりに汚れていたり、露出が激しいものは避けるようにしてください。さらに、濃い化粧や香水などもNGです。

 

当然ですが、普通のお見舞いに行くことを想定した服装を心掛けてください。さらに、危篤状態だからと言って、ブラックフォーマルなど着ていくのは絶対にやめましょう

お見舞いに手土産は必要?

危篤の連絡を受けてお見舞いに行く際、手土産などは必要ありません。まずは、すぐに駆け付けることを優先してください。上記と同様に、手土産を持参すると、手土産を用意している時間があったという捉えられるかもしれないからです。

 

その結果、ご家族やご本人を傷つけることになりかねません。まずは、お見舞いの品は購入せずにすぐに駆け付けるようにしてください。さらに、危篤状態のときは基本的にお見舞い金は必要ありません

お見舞いに行ってもいい人

危篤の連絡を受けたとしても、身内の方以外はできるだけお見舞いを遠慮した方が良いかもしれません。なぜなら、危篤状態の時はご家族だけで見送ることが多いからです。そのため、ご家族の方から「来てください」と言われない限り、お見舞いにはいかない方が良いでしょう。

 

さらに、お見舞いに行った時も数分程度ですぐに帰ることがマナーです。ご本人の最後の時が迫ってきているため、ご本人とご家族だけの時間を過ごさせてあげてください

危篤状態ではマナーに則り、適切な言葉をかけましょう

ここまで、危篤状態の時にかけるべき言葉と。危篤状態の時にお見舞いを行う際の基本的なマナーについて紹介してきました。上記で紹介したマナーを抑えて後悔がないように。失礼がないように言葉をかけてあげてください。