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音楽葬の内容とは?選曲方法や式次第など音楽葬のマナーまとめ

葬儀には一般葬や家族葬、社葬などと色々な形がありますが、最近徐々に増えているのが音楽葬という葬儀です。音楽葬は自由葬のひとつで音楽を流すことができる葬儀ですが、マナーを知っておかないと失礼にあたります。そこで今回は、音楽葬の内容やマナーをまとめました。

公開日 : 2020/09/16

更新日 : 2020/09/16

目次

音楽葬の内容やメリット・デメリット

葬儀は故人と最後のお別れをする重要な行事です。それだけに悔いの残らないよう、最高の形で送り出してあげたいですよね。今回は近年認知され始めている音楽葬について紹介します。まずは音楽葬の内容や、メリット・デメリットについて紹介します。

音楽葬はどんな葬儀?

音楽葬という名前からも想像がつきますが、好きな音楽を流すことが可能な葬儀のことを指します。無宗教葬や自由葬のひとつであり、故人との思い出に浸れるため、最近では音楽葬を選ぶ方も増えてきています。

 

とはいえ、従来の葬儀とは雰囲気が異なるため、音楽葬に理解を示せず、違和感を覚えてしまう方もいます。もし、故人の希望などで音楽葬を行うという場合は、事前に家族や親族の間で話し合いをしておく必要があります。

 

また、葬儀場の中には音楽葬に対応していない会場もあるため、音楽葬への対応が可能なのかどうかをあらかじめ確認しておかなくてはいけません。

音楽葬の費用の相場

音楽葬の費用の相場は40万円~90万円ほどだと言われています。しかし、規模によってはこの通りにはならないこともあるので、葬儀場が公開しているプランをチェックしたり、葬儀場に直接問い合わせるといいでしょう。

音楽葬のメリット

音楽葬の一番大きなメリットは、忘れられない式にできるということです。葬儀の中で音楽を流すことで参列した方の記憶に残りやすくなり、ふとした時に故人との思い出に浸ることができます。

 

故人が生前に好きだった曲や、故人をイメージする曲を選ぶことで、その方らしく、オリジナリティがあふれる葬儀に仕上げることもできます。

 

また、音楽葬に使う曲を家族で一緒に選ぶことで、故人を偲びながら、家族の絆も深まります。葬儀場に全てを任せるのではなく、家族一丸でやり遂げたという充実感も増すでしょう。

音楽葬のデメリット

上記にも少し記載しましたが、音楽葬のデメリットは周囲の理解が得られない場合があるということです。新しい形の葬儀となりますから、特に年配の方だと戸惑ってしまうこともあるでしょう。

 

周囲の方に理解してもらえないまま音楽葬を行ってしまうと、参列者の間にわだかまりが残る葬式になってしまう可能性もあります。

 

また、音楽葬は無宗教葬・自由葬であるため、宗教者を招かずに行うことができます。そのため、事前に葬儀後の供養や法要の段取りを決めておかなくてはいけません。

音楽葬で流す曲の選び方

ここからは、音楽葬の要である曲の選曲方法について解説していきます。どのような曲を選べばいいのか迷っている時は参考にしてみてください。

故人に合わせた選曲を

葬儀は故人を送り出すためにありますから、音楽葬で使う曲も故人に合わせた曲を選びましょう。例えば、故人が生前に好きだった曲や、故人の雰囲気に合った曲などです。もし、故人が生前に希望を出していれば、その通りの曲をかけてあげましょう。

一般的によく使われる曲

音楽葬では好きな曲が流せますが、一般的に使われることが多いのは葬儀の雰囲気にあった曲です。クラシックならシューベルトの「アヴェ・マリア」やショパンの「別れの曲」、モーツァルトの「レクイエム」やバッヘルベルの「カノン」などです。

 

また、邦楽なら美空ひばりの「川の流れのように」や中島みゆきの「時代」、山口百恵の「いい日旅立ち」や秋川雅史の「千の風になって」などです。特にジャンルに制限はありませんから、洋楽やJ-POPを流すことも可能です。

曲を選ぶ時の注意点

葬儀場で曲を流す際は著作権が関わるため、その点には注意が必要です。著作権のある音楽を使う場合は、基本的に日本音楽著作権協会と契約をしている葬儀場でなければ音楽葬を行えません。

 

音楽葬で流したい曲に著作権があるのかどうか分からない場合は、前もって日本音楽著作権協会(JASRAC)に問い合わせをしておきましょう。ただし、自宅で音楽葬をする場合は営利目的に当たらないため、曲の使用は自由です。

音楽葬での式次第

音楽葬は自由葬です。決められた式次第はないので、形にとらわれない自由な葬儀を作り上げることができます。実際に音楽葬を行った方がどのような式次第で葬儀を進めて行ったのかを紹介します。

仏式の場合

音楽葬は無宗教葬ではありますが、仏式にもとづいて行われることもあります。仏式で音楽葬を取り入れた際の告別式の式次第の例を見てみましょう。

 

  • 式場やロビーで音楽を流す
  • 式の開始
  • 読経
  • 焼香
  • 弔辞をかねた音楽演奏
  • 読経
  • 閉式
  • お別れ
  • 音楽を流しながらの出棺

 

仏式にもとづいて音楽葬を行う場合、司祭者に事前に相談しておく必要があります。

無宗教の場合

音楽葬は基本的に無宗教で行われます。その場合の式次第の例を紹介します。

 

  • 開式
  • 黙とう
  • 思い出のスライドショー
  • 弔辞と弔電の紹介
  • 献花
  • 喪主の挨拶
  • 閉式
  • 出棺

 

このような音楽葬の場合は式の最中ずっと音楽を流していることがほとんどです。

曲を流すタイミングや曲目数

音楽葬で曲を流すタイミングは自由に決められます。故人の思い出を紹介する場面など、強く印象付けたいところで流すのもいいですし、式のBGMとしてずっと流しておくこともできます。

 

一般的には、開式前、故人の紹介、送る言葉、弔電紹介、献花、遺族代表謝辞、閉式、出棺のタイミングで曲を流すことが多いです。音楽葬のために用意する曲目数はだいたい10曲ほどです。

 

 

音楽葬での曲の流し方

音楽葬で曲を流す時、ただ単に音源を流すだけでなく、その場で生演奏をすることも可能です。どのような音楽の流し方があるのか見ていきましょう。

生演奏

音楽葬では生演奏を行うことができます。ピアノ演奏のほか、小規模の楽団を招いたり、合唱団に依頼するケースもあります。

 

もしプロの演奏家に依頼する場合は、その料金が葬儀費用に加算されます。1人の演奏家に対して約5万円ほどの費用が加算されるため、楽団の規模によっては費用がかさむ場合もあります。

 

音楽葬の実績がある葬儀場なら式全体の企画や関係者調整に慣れていると考えられるので、理想とする音楽葬を実施するためにも式場選びはじっくり行いましょう。

 

CDやDVD

演奏家を呼ぶよりも費用が抑えられるのがCDやオーケストラなどのDVDを流す方法です。故人が生前に聴いていたCDがあるならそれを持ち込んで活用する方法もありますし、最近では音楽葬のためのクラシック・コンピレーションアルバムなども販売されています。

ロックバンドの場合も

故人の生前の趣味や嗜好によっては、ロックバンドがライブを行うという場合もあります。知人・友人がバンドを結成しているなら、その方たちに生演奏を頼むという方法がとられることもあります。そのほかには太鼓や笛などの和楽器での生演奏もよく行われます。

音楽葬での基本的なマナー

音楽葬は無宗教葬・自由葬なので、決まった形式というものはありません。しかし、葬儀ということは忘れてはならず、基本的なマナーは存在しています。

参列時の服装

音楽葬だからといって普段着で葬儀に参列するのはマナー違反です。服装は他の葬儀と同じく喪服を着用するようにしましょう。

 

また、アクセサリーなども通常の葬儀と同様です。目立つ時計やアクセサリーは着用せず、結婚指輪や真珠のネックレスのみにとどめておきましょう。

香典

喪主から香典を辞退するというお知らせがない限り、音楽葬の場合も香典は持参しましょう。香典に包む金額は一般の葬儀の相場と同じで、身内の場合は1万円から10万円ほど、知人・友人の場合は5千円から1万円ほど、近所の方や職場の場合は三千円から一万円ほどです。

 

また、音楽葬の場合でも香典袋の表書きに「御香典」と書いても差し支えはありません。「御香典」以外では、「御霊前」や「御花料」と書かれることが一般的です。

まとめ

近年増えてきている音楽葬は、故人のイメージに合わせた葬儀ができ、参列者同士で思い出を共有しやすく、人気が出てきています。

 

しかし、そもそも音楽葬ができない葬儀場もあるため、音楽葬を計画している場合は事前に調査をしておき、周囲の方ともよく話し合っておきましょう。