葬式にどこまで親戚を呼ぶ?参列できる範囲や葬儀の形式について解説

公開日 : 2020/9/5

更新日 : 2020/9/10

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小さい規模で葬式を行う方が増えてきているため、親戚をどこまで呼ぶか悩む方は多いです。葬儀の形式によっても参列できる範囲が異なります。そこで、葬儀の形式について把握し、親戚をどこまで呼べばいいのかまとめたので、参考にしてみてください。

公開日 : 2020/9/5

更新日 : 2020/9/10

目次

葬式の形式によって出席できる範囲

近年、様々な葬式の形式があり、出席できる範囲が異なります。そのため、昔であれば親族は必ず葬式に参列していましたが、今ではどこまで呼ぶべきか範囲を決めることが多いです。そこで、葬式の形式に合わせて参列できる出席範囲をご紹介します。

一般葬の場合

一般葬は昔からある葬式で、故人と生前に縁のあった、仕事関係の方・趣味のサークルの方・近所の方など幅広く参列することができるのが特徴です。親戚も遠方の方を呼んだり、友人や会社関係の方が呼べるため、親戚よりも関係者をどこまで呼ぶか悩みます。

 

お通夜や告別式などを行う葬儀形態で、家族葬とは異なり参列者が多いため、葬式の費用も高いです。しかし、昔からの風習の流れに従って行う葬式で、「故人と縁のあった方を呼ぶことができる」ということがメリットです。参列者を限定しないため、後日自宅へ弔問も少ないです。

 

よって、一般葬は伝統的な形式であり、多くの人に馴染みやすいスタイルです。参列者が多い分、遺族の負担が大きいため、家族の間でよく話し合ってどのような形式で葬式をするのか話し合っておくようにしましょう。

家族葬の場合

近年は小規模の葬式を希望することが増えてきており、家族葬を選択する人も多いです。家族葬は一般葬と流れが同じですが参列者を限定するため、親戚であってもどこまで呼ぶのか話し合うことが必要です。親戚関係の間でトラブルにならないように対処しなくてはいけません。

 

家族葬のメリットは小規模の葬式のため、参列者が少なく家族でゆっくりと最後の時間を過ごすことができます。また、葬儀の準備の時間を減らすことができ、葬儀内容も昔の風習に従う必要はなく、自由に決めることができるのが特徴です。

 

しかし、一般葬よりも参列者が少なるため、香典の金額も少なくなり、費用についても予算を抑えることができるか葬儀社に確認することが必要です。また、親戚によっては家族葬を理解してもらえない可能性もあるため、葬式が終わってからの配慮も必要です。

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一日葬の場合

一日葬は、一般葬や家族葬と異なりお通夜を行わないのが特徴です。告別式から火葬までを一日で済ませるプランのことを言います。葬式の費用や時間を抑えることができ、従来の葬式の形式にとらわれず、親しい人だけで葬式を行うことができます。

 

一般葬や家族葬は、2日に渡って葬式を行いますが一日葬は一日で終わり、さらに会食も設ける必要がないため、通常よりも時間を短縮して葬式を終わらせることが可能です。しかし、一日葬を行うときは親戚の理解も必要です。仏教の本来の考え方や習慣が強い方もいるからです。

 

そのため、事前に親戚や菩提寺としっかりと話し合いことが必要であり、理解を得てから準備を進めていくようにしましょう。また、親戚をどこまで呼ぶかも重要となり、後日弔問を受け付けて対応も考慮する必要があるため、そちらの準備もしておきましょう。

直葬の場合

直葬は通夜や告別式などの儀式を行いませんので、葬式の親族席の数などを気にしなくてもよいです。自宅または病院から遺体を直接、火葬場に運び火葬を行い、別名密葬や火葬式です。家族や親戚などの身内にだけが集まり、僧侶による読経を出棺時や火葬炉の前で行います。

 

直葬を選ぶメリットは、費用を大幅に抑えることができます。参列者への挨拶や受付係もないため、遺族の負担も軽減され、時間を短縮することも可能です。故人との大切な最後の時間をより濃いものにすることができます。

 

デメリットは、故人の葬式に参列したいと思っていた親戚とトラブルに合うこともあります。また、故人と親しくしていた友人も参列することが難しいため、後日訃報を知ります。後から不満などを言われることもあるため、その対応も考えておきましょう。

親戚の葬式は手伝いが必要

葬式では近親者に近いほど手伝いが必要です。ただし、無理に手伝う必要はありませんが、親戚の間でも貸し借りのように交代で手伝いをする風習もあるため、どのような手伝いがあるのかチェックしておきましょう。

葬式の手伝いの内容

葬式で親戚が手伝いでよくあるのが、受付係、会計係、接待係、駐車場係の4つです。受付係は、弔問客を迎える役割で芳名帳への記帳や香典を受けとります。受付係は身だしなみや礼儀が特に大切のため、服装マナーなどには気を付けましょう。

 

会計係というのは、香典を管理、計算する役割があり、お金を扱うので慎重に行わないといけません。遺族の代わりにお金を扱うため信頼のできる親戚にお願いしましょう。接待係は、弔問客や僧侶にお茶を配ったり食事の世話をします。参列者が多い場合は、人数が必要です。

 

駐車場係は、車の誘導や車の手配をしなければいけなく、長時間外で仕事をしないといけないため、男性が行うことが多いです。このように、親戚など参列者が多い場合は遺族だけでは手が回りませんので、手伝いをすると負担を減らすことができます。

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手伝いをする人がいない場合

葬式に参列した親戚が必ず手伝いを行わなければいけないというルールはありません。「何か手伝えることがあれば言ってください」と声をかける程度でよく、必要がなければ無理に手伝う必要はありません。地域の風習によっても手伝いのやり方が異なります。

 

葬式の手伝いが欲しいけれど、親戚で手伝いをしてくれる人がいない場合は、葬儀社に確認をしてみましょう。今まで親戚などが手伝いをした内容を葬儀社が行ってくれるサービスもあります。葬儀社と葬式の内容を細かく確認してみましょう。

 

出棺時の時の手伝いとして、親族の男性は棺を運ぶことが多いです。人でも必要ですから、出棺の際はできるだけ手伝うようにしてください。

葬式に出席できないときに行うこと

葬式の案内状が届いても、出席することが難しい場合もあります。そのようなときに、準備しなければいけないものをご紹介しますので、チェックしてみてください。

香典を送る

葬式に参列しない場合は、香典を郵送で送りましょう。遠方の親戚の場合も、葬式が終わってから香典を送ってください。遺族は葬式の準備や参列者の対応に追われているため、参列しないときは、葬儀後一週間以内をめどに郵送でお悔やみの手紙と一緒に送るようにしてください。

供花を送る

葬式に参列されないときは、供花を送る方法もあります。供花は、弔意を表すためにささげるものという意味があり、遠方の親戚で葬式に参列することが難しい方や故人と親しかった人が送ることが多いです。

 

葬儀を行う会場を飾るために供花を送ることも多いですが、遺族が辞退する場合もあるため、供花を送る際は遺族の了承を得てから手配するようにしましょう。供花はお花屋さんでも準備してもらえますが、葬儀社が請け負っている場合が多いため確認しましょう。

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弔電を送る

葬式に参列しない場合、どうしてもお悔やみの気持ちを伝えたいなら弔電を送る方法もあります。弔電を送る先は、葬儀が行われる斎場または寺院が一般的なので手配してみてください。弔電はNTTや郵便局や通信系会社に申し込むと、先方に届けてくれるので調べてみましょう。

 

葬式が終わってからの弔電が届くのは失礼に当たるため、葬儀や告別式に間に合うようにどのくらいで手配ができるのか確認してください。インターネットだと24時間年中無休で受け付けをしています。当日配達には締め切り時間があるため、チェックしてみてください。

葬式の出席範囲はどこまでかを確認しよう

葬式には様々な形式があり、参列する範囲も異なります。親戚もどこまで呼ぶことができるのか、形式の内容を把握しておけば決めることができます。葬式に参列したい気持ちがある人も範囲が決まっているため、無理しないようにしましょう。

 

参列者を限定する場合は、親戚から理解を得てトラブルが発生しないように気を付けてください。後日弔問のことも頭の中に入れておき、準備を進めておきましょう。