お葬式で履くストッキングの選び方やタイツとの違いについて徹底解説

公開日 : 2020/9/3

更新日 : 2021/1/16

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女性はお葬式にストッキングを履かないといけません。ストッキングとタイツの違いを把握し、お葬式でマナー違反にならないように注意しましょう。女性はストッキング以外にも服装マナーで気を付ける点が多いため、詳しくまとめてみました。

公開日 : 2020/9/3

更新日 : 2021/1/16

目次

ストッキングとタイツの違い

ストッキングとタイツの違いを知らないとお葬式に参列する際に、ストッキングだと思っていたのにタイツを履いてマナー違反になってしまい、恥ずかしい思いをすることになりますので、気を付けましょう。今回はそんなストッキングとタイツの違いを徹底解説していきます。

ストッキングはデニールによって決まる

ストッキングとタイツの違いはデニールの数値によって決まります。デニールは使用される糸の太さの単位のことであり、この数値が高いとタイツと判断できます。ストッキングは20デニールから30デニールの生地で出来ているのが特徴です。

 

メーカーによっては、20デニール以下がストッキングとしていますが、購入するときにはデニールを確認しましょう。ストッキングは季節に関わらず1年中履くことが可能ですので、どの季節の時にお葬式があっても、黒のストッキングを履くのがマナーです。

 

普段からストッキングに履きなれていないという方は、タイツと比較し、デニールの単位を確認して購入するようにしましょう。ストッキングはタイツよりも足を細くきれいに見せてくれる効果があるため、足に自信がない方にもおすすめのアイテムです。

タイツについて【30デニール以上のもの】

タイツは30デニール以上のものを言います。メーカーによっては25デニール以上などと基準が多少異なるため、タイツのように見える場合、デニール数を下げて、ストッキングを選ぶようにしましょう。

 

30デニールのタイツはストッキングに近い薄手のタイプで、50デニールになると透け感がなくなってきますが、美脚効果や保温効果が高くなります。また、一般的なタイツは80デニールと言われており、年齢を問わず履くことができるのが特徴です。

 

一方、デニールの基準が高ければ高いほど、伝線する可能性も低くなり、保温効果が高くなります。10月から3月の間にタイツを履く機会が増えてくると思われますので、お手入れをしっかりとすれば、毛玉や電線を防ぐことができるため、持っている方は丁寧に扱いましょう。

お葬式にふさわしいストッキングの選び方

お葬式に参列する際に、どのようなストッキングを選べばいいのか初めての人は悩んでしまうことでしょう。そこで、この見出しでは、ストッキングの選び方をご紹介します。ポイントを確認してマナー違反にならないように準備をしましょう。

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ストッキングの色は黒【若干肌がすける濃さを選ぶ】

お葬式で履くストッキングの色はが基本です。ですので、無地のストッキングを選び、肌が少しだけ透ける程度の濃さのものを選ぶようにしましょう。20デニール以下で無地であれば、どのようなストッキングでも問題はありません。

 

またストッキングには様々なカラーがあり、黒に近ければお葬式や法事に履いても大丈夫と感じる方もいますが、参列者の中で一人だけ黒以外のストッキングを履いていると逆に目立ってしまうため、黒の無地を選ぶのが無難です。

 

肌色のストッキングもありますが、お葬式で着用するのは、基本的に黒であり、肌色を着用することができるのは特別な理由があるときだとされてきます。急なお葬式でもコンビニエンスストアでストッキングを購入することができるため、準備してから参列するようにしましょう。

夏でもストッキングを履く

夏のお葬式は暑いため、ストッキングを履きたくないと思う方もいますが、マナー違反になってしまうため、必ず黒のストッキングを履きましょう。では、なぜ夏でもストッキングを履かなければいけないのか。それは、葬儀の場では素肌を見せるのはマナー違反だからです。

 

喪服も露出が少ないものを着るのが基本であり、スカートはひざ丈の長さがベストでです。また、半袖ではなく七分のワンピースやアンサンブルを着用するのが基本です。よって、ストッキングはいくら暑い夏でも履かないといけないのです。

 

近年、ストッキングも進化してきており、夏でも快適に履くことができるものもあります。冷感タイプや薄手を選ぶことで暑さを軽減させることができるため、お葬式に参列する際は暑さ対策などを行って、体調が悪くならないように工夫しましょう。

葬式にタイツを履いていくことはなぜマナー違反なの?

冬は寒いためストッキングよりもタイツを履きたいでしょうが、お葬式でタイツを履くのはマナー違反のため、防寒対策をしっかりとしてストッキングを履かなければなりません。タイツがなぜ、お葬式でマナー違反になるのかというと、カジュアルに見えてしまうからです。

 

ですが、冬用のストッキングもタイツのように見えてしまうタイプがあるため、購入する際は少し肌が見えるようなタイプを選ぶ必要があります。寒さに弱い方は、パンツスーツを喪服として着用するケースも考えられますが、準喪服となるため正喪服の時は適しません。

 

高齢者の方など、お葬式に適した服装を着用するのが難しい方は、パンツスーツで、ひざ下のタイツを着用するといいでしょう。最近では、タイツもOKとされる場合もありますが、基本的な服装マナーを守ってお葬式に参列すれば、周りの方に注意される心配もありません。

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ベージュのストッキングについて

お葬式では黒のストッキングを履く必要がりますが、ベージュのストッキングは絶対に着用してはいけないのか疑問に持つ方もいます。基本的にお葬式にベージュのストッキングで参列することは可能ですが、一人だけ目立ってしまいます。

 

急な葬儀でどうしても準備が難しい場合は、ベージュのストッキングを履いて参列することができますが、コンビニエンスストアで購入することができるため、購入して履き替えてから参列するのがベストです。

 

お通夜であれば、ベージュのストッキングで参列してもさほど目立ちませんが、お葬式の場合は黒のストッキングをおすすめします。ベージュのストッキングをマナー違反と感じるかは個人差が大きいため、心配な方は事前に相談することをおすすめします。

冬は60デニール以上のものを選ぼう

寒い冬に、我慢してまで薄手のストッキングで参列しなくてはならない訳ではありません。寒い日であれば50∼60デニールくらいの厚みのタイツであれば着用しても問題はないでしょう。ちなみに60デニールは、足全体がほんのりと透ける程度の厚さです。

 

また、冬だけではなく春や秋でも冷房の寒さが気になってしまう場合もありますよね。そんな時は、肌色のストッキングの上に黒のストッキングを重ねて履く、2枚履きスタイルで参列するとより暖かく感じていいでしょう。

 

この履き方でしたら、厚みがでないので20デニールのストッキング一枚に見せることが出来ます。その他の寒さ対策としては、靴用のカイロを使用することもオススメです。それでも、寒い場合は、パンツスタイルの喪服を選んでも良いでしょう。

ストッキングを履くときの注意点

女性は特に、身なりを清潔に保っておかないとだらしない印象を与えてしまいます。ですので、お葬式でストッキングを履くときには細心の注意を図る必要があります。この見出しでは、ストッキングを履く際の注意点を紹介していきます。

ストッキングの予備を準備【コンビニで購入可能】

ストッキングはタイツと異なり伝線しやすいため、いつどこで伝線してもよいようにストッキングの予備をバッグの中に入れておくのがポイントです。ストッキングの色が黒であるため、電線してしまうととても目立ってしまいます。

 

コンビニエンスストアがすぐ近くにあれば購入することができるため、予備を持たなくても大丈夫と思われがちですが、立ち寄る時間がないことも多いため、慌てないようにバッグの中にストッキングの予備を入れておくのがおすすめです。

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派手なペディキュアは落とす

お葬式はお寺など靴を脱ぐ場所で行う場合もあります。そのため、普段からペディキュアをされている方は落としておくのがお勧めです。黒のストッキングを履いているからわからないと思われがちですが、ストッキングの生地は薄いので派手な色は落とす必要があります。

 

どのような会場で、お葬式を行ったり会食をするか把握していない場合、靴を脱いだ時に目につくため、ペディキュアは事前に落としておきましょう。ヌーディーカラーで、爪と同じようなカラーであれば、そのままでも問題はありません。

 

どうしてもペディキュアを落とすことが難しい場合は、上からベージュのカラーを塗る方法もあります。お葬式では靴を脱ぐことを想定して、事前に準備しておくようにしてください。

派手なストッキングの柄は選ばない

ストッキングには様々なカラーや柄などデザインは多様です。中には、華美なものや派手なものもあります。お葬式では無地の黒が基本のため、ラメが入っていたり、柄が入っているストッキングは適さないため、注意が必要です。

 

うっすらとラメが入っているストッキングは、足を綺麗に見せてくれる効果がありますが、お葬式ではマナー違反となり、少しのラメでも周りの方の服装の中にいると目立ってしまいます。そのため、必ず無地の黒を選ぶようにしてください。

 

網タイツなども網目が細かければわからないように思う方もいますが、お葬式ではマナー違反です。カジュアルでファッション性が高いものは、お葬式に不要ですので、非常識と思われないようにお葬式で履くストッキングの柄などには気を付けましょう。

ストッキング以外にも気を付けたい服装マナー

お葬式に参列する女性は、ストッキング以外にも気を付けなければいけない服装マナーが多くあります。これを守らないとマナー違反と周りの方に思われてしまうため、身なりにはいつも以上に気を付けるのがポイントとなるため、詳しい内容をご紹介します。

準喪服または略喪服

お葬式で着る喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3種類があります。正喪服は、故人の親族や喪主が着るものです。また、近年は故人の親族も準喪服を着る方が増えてきました。準喪服はお通夜・葬儀・告別式・一周忌の法事まで着ることができます。

 

略喪服は、「平服でお越しください」と言われた際に着用する喪服の種類です。正喪服や準喪服よりも格式としては下で自由度が高いため手持ちの服で落ち着いたカラーの洋服で参列する場合が多いです。お葬式では準喪服を着るのがおすすめで準備しておくようにしましょう。

 

女性は、お葬式でワンピースやアンサンブルを着るのが基本です。和装でない限りは、こちらの黒の洋服を選んでください。デザインもできるだけシンプルなものを選び、正座したときにひざが見えないような丈を準備しましょう。

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小物類の色に気を付ける【バッグや靴は黒が基本】

葬式に参列する女性は、小物類にも気を付けなければいけません。バッグや靴は黒が基本であり、デザイン性が高いものはカジュアルに見えるので避けるべきです。アクセサリーもパールの一連のみであり、指輪はハーフエタニティでないものであれば問題はありません。

 

光沢があるものは、いくら黒の小物であっても葬式ではマナー違反となり、周りの方にも注意される可能性があります。そのため、結婚指輪であれば問題ないと思っている方もハーフエタニティは、装飾が多いので外して葬式に参列するのが無難です。

 

また、ハンカチの色は白または黒が基本ですので、派手な色のハンカチは避けましょう。本来は葬式に使用するハンカチは白が基本でしたが喪服が黒のため、黒を選ぶ方が増えてきました。女性はデザインが豊富ですが、刺繍をあしらったものや控えめなレースは問題ないでしょう。

派手なメイクはマナー違反

女性は普段からメイクをしていますが、葬式の時はナチュラルメイクで参列するのが基本です。恥をかかないためにも、控えめのメイクをしなければいけませんが、どのくらい薄くしなければいけないのか気になる方も多いです。気を付けるべきポイントは次の通りです。

 

アイメイクは、ラメやパールが入っていない落ち着いたブラウン系でまとめるのがおすすめであり、ぱっちりした目にする必要はありませんので、アイラインやマスカラなどは特に必要はありません。また、つけまつげも不要ですから最小限でとどめるのがポイントです。

 

頬や口元もナチュラルにまとめ、全くメイクをするのではなく自然体の自分に近いカラーで調整します。そのため、派手なカラーは選ばずメイクをするならヌーディーカラーを意識してください。おしゃれをする場ではないため、ナチュラルメイクを意識しましょう。

素材に気を付ける

葬式に参列する際は、服装マナーに気を付けているつもりでも、見落としがちな素材が多いです。いくら黒でまとめていても、エナメルの素材を使用しているバッグや靴などは光沢があるため、葬式に適していません。そのため、光沢がない素材を選ぶ必要があります。

 

そして、葬式では柄物がマナー違反となるため、ワニ皮やヘビ皮など殺生を感じさせるバッグや靴を使用することはできません。皮革でできたバッグを使わないのが基本ですが、使用する場合はツヤを消したのものを選ぶ必要があるため、不安な場合は避けるようにしてください。

 

ヒョウ柄などアニマル柄は殺生を連想させ葬式には適さず、いくらフェイクであっても葬式の服装ではマナー違反です。このように、素材に気を配らないと知らない間にマナー違反の服装をしている場合があるため、安いからと言ってエナメル素材を選ぶのはやめましょう。

葬式にふさわしいストッキングで参列しよう

女性がお葬式に参列する際のポイントは理解できましたでしょうか。葬式は、古くからの風習を気にしている方も多いため、お葬式に参列する際は服装マナーを守り、非常識と言われないように、細かいところまで気を配るようにしましょう。