香典袋の印刷【名前はどうするのが良い?】書き方やマナーを解説

公開日 : 2020/8/21

更新日 : 2020/9/10

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香典袋を用意する時に名前を記入しなくてはいけませんが、綺麗な字で書くのが難しい方や苦手な方の場合には印刷するという方法もあります。ですが、香典袋の名前を印刷するのはマナー違反にならないのでしょうか?今回は香典袋の印刷や書き方などについて解説しています。

公開日 : 2020/8/21

更新日 : 2020/9/10

目次

そもそも香典袋とは?

お通夜や葬儀に参列する時にお金を包み渡す時に入れる袋の事です。香典袋にお金を入れて袱紗に入れて手渡しすることがマナーです。香典を包む香典袋は宗教や宗派、地域などにより使用される種類や形式が様々あるので弔事に参加する時には事前に準備が必要です。

香典袋の名前を印刷しても良いの?

香典袋には名前等を記入しなくてはいけません。筆ペン等を使用するのがマナーですが書きなれない方や字を綺麗に書く事が難しい方は印刷するという方法もあり、香典袋を印刷する方も増えています。ですが、印刷する事はマナー違反にならないのでしょうか?

 

パソコンやプリンターを持っている方も多く、香典袋を印刷する事はマナー違反ととらえる方ばかりではありません。世代や住んでいる地域によっても違うので心配な方は周りの方に聞いておくと良いです。

 

印刷されたものなら綺麗なので字を書くのが苦手な方や筆ペンなどで書くのに慣れていない方でも安心です。ですが、印刷されたものは気持ちがこもっていないととられる事も多いので、名前だけは手書きで書く方が無難です。

 

香典袋の名前を書く時のマナー

お通夜と告別式で用意する香典袋の名前を書く時には薄墨で記入するのが一般的なマナーです。薄墨は悲しみの涙で墨が薄くなってしまったという意味や突然の事で墨を用意できなかったからなどという理由から使用されています。

 

最近では墨よりも筆ペンを代用する方も多いです。香典袋を用意する時には重要な名前だけは手書きで記入するほうが気持ちがこもっていて無難です。字を書くのが苦手な方は何度か練習してから書くようにしましょう。

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香典袋の表書きは印刷の場合が多い

香典袋を準備する時には名前は手書きが良いですが、表書きは印刷する場合やもともと印刷されているものを選ぶ方も多いです。簡単に印刷できるので綺麗に仕上がりますし、コンビニエンスストアなどでも販売されているので手軽に用意する事ができます。

 

自分で印刷する場合には書体や文字の色などに注意して、受け取った方が読みやすいように注意しましょう。明朝体やゴシック体、欧米フォントは香典袋にはふさわしくないので避けて毛筆に近いフォントで作るようにしましょう。色は薄墨に近いものを選びましょう。

香典袋に印刷する方法

香典袋を印刷する場合にはどのようにしたら良いのでしょうか?具体的な方法を紹介します。一般的にはワードやエクセル、筆まめ、筆ぐるめ、ネットでダウンロードするフリーソフトなどのソフトを利用して印刷することです。


中にはソフトを購入しなくてはいけない場合もありますが、細かい設定ができたり年賀状などの他の目的にも使用できるものもあり便利です。自分に合った使いやすいものを選ぶようにしましょう。それでは、詳しく見てみましょう。

自宅で印刷または購入する

香典袋を印刷する場合には自宅にパソコンとプリンターがあれば簡単に印刷する事ができます。ワードやエクソルなどを利用して無料で印刷できるのでコストを抑えたい方にはおすすめの方法です。色々なテンプレートにが用意されているので便利です。

 

また、コンビニエンスストアなどでも表書きや水引きなどが印刷された香典袋が販売されているので急いでいる場合や自分で用意する時間がない時には活用しましょう。販売されている香典袋が参列する宗教や宗派に最適なものなのかは確認しておきましょう。

 

コンビニエンスストアなどで販売されている印刷されている香典袋を使用する時には名前は自分で記入しなくてはいけないので、出先からお通夜に参加する場合には筆ペンなども併せて購入しておくようにしましょう。

ソフトを利用する

一般的なワードと筆まめを使用して香典袋を印刷する方法について詳しく見てみましょう。ワードなら無料で利用できるのでコストを抑えたい方にはおすすめです。筆まめは購入しなくてはいけないので目的や費用などについてよく確認して選びましょう。

ワードを利用する場合

ワードを使用して香典袋を印刷する方法を見てみましょう。ワードはテンプレートがあるので簡単に印刷する事ができます。ワードには2013などといったバージョンがありますが、香典袋を印刷する場合にはどのバージョンでも同じ方法です。


1.ネットで「ワード・香典袋」などとワード用テンプレートを検索してダウンロードします。


2.ダウンロードしたら香典袋のテンプレートダブルクリックして開きます。自動的に開かれる場合もあります。


3.香典袋のイメージが表示されるので名前などを入力して文字を編集します。確認して問題なけれが印刷して完成です。

筆マメを利用する場合

筆まめには香典袋のテンプレートが入っているので別でダウンロードしなくて良いです。筆まめで香典袋を印刷する方法について見てみましょう。

 

1.筆まめを開いてメニューの往復はがき・送り状・ラベルというところをクリックします。


2.のし・賞状をクリックするとテンプレートが表示されるので名前などを入力して文字の編集をして問題なければ印刷すると完成です。

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水引きも印刷したい時には

香典袋には水引きも重要です。どういった水引きを選ぶのかは宗教や宗派、地域によって違うので印刷する時には事前によく確認しておきましょう。インターネットで検索すると無料で水引きを印刷できるテンプレートがあるので自分の使いやすいものを選びましょう。

 

水引きを印刷する時に注意する点は金額によって印刷された水引きが使用できない場合があるということです。香典に包んだお金が1万円以下の場合には印刷された水引きでも良いのですが、1万円以上の場合には失礼にあたるので掛けるタイプの香典袋を購入しましょう。

香典袋の正しい選び方や書き方を確認

香典袋には宗教や宗派、地域などによって様々なマナーがあるので香典袋を用意する時には事前によく確認して準備しましょう。宗教による表書きの書き方や名前、中袋の書き方などについて詳しく解説していますので確認しておきましょう。

宗派による表書きの書き方

仏教にも宗派によって表書きが異なります。「御霊前」は色々な宗派で使用できますが、浄土真宗では御霊前は不適切とされています。浄土真宗の場合、亡くなると魂はすぐに仏さまになると考えられているので「霊」という字は使用せず「御仏前」となるので注意しましょう。

 

また、御仏前は49日法要以降は様々な宗派で使用されます。宗派や参加する法事によって最適な表書きを選びましょう。お通夜や告別式、法事に参加する時には宗教や宗派を確認しておく事や心配な場合にはどんな香典袋を選べば良いのか周りの方などに聞いておくと安心です。

名前を記入する時の注意点

名前は表の水引きの真下ににフルネームを縦書きで表書きよりも少し小さく書きます。夫婦で香典を出す場合には夫の名前を書き、その左横に妻の下の名前のみを書きます。夫が参列できなく妻が代理で参列する場合には、夫の名前の左横に「内」と記載します。

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中袋を書く時の注意点

中袋の表に金額を書き、裏には香典袋を出した人の名前と住所を記載します。包んだ金額を書く時には縦書きの場合には旧字体の漢数字で横書の場合にはアラビア数字で書きます。このように書くのは包んだ額を改ざんされないようにするためです。

 

一万円を包んだ時には「金 壱萬圓也」などといった大字で書きます。大字は普段なかなか使用しないのでよく確認して書きましょう。香典袋によってはあらかじめ書く場所が指定されているものもあるのでその場合はその通りに書きましょう。

香典袋を印刷する時には名前は手書きが無難

香典袋を用意する時には印刷したものを使用してもマナー違反ではありません。ですが、こころを込めて準備するためにも名前は手書きで書くほうが無難です。印刷する場合には水引きや文字の書体、色などにもよく注意して印刷しましょう。