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樹木葬とはどんな埋葬法?タイプやメリット、デメリットをご紹介

エコの意識の高まりから人気が出つつある樹木葬。一般的なお墓を建てる埋葬法と比べ、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。また、樹木葬と一口に言っても、タイプや埋葬法が大きく違います。樹木葬のメリットやタイプについて詳しくご紹介します。

公開日 : 2020/07/17

更新日 : 2020/09/15

目次

樹木葬とは

樹木葬とは、許可を得た区画に、墓石の代わりにシンボルツリーを植え、それを墓標としてお骨を埋める埋葬方式のことです。木の根元に骨を埋めると聞くと、海や山などに骨を撒く「散骨」と似たようなものだととらえられがちですが、樹木葬の場合は埋葬場所として許可を得た墓所に骨を埋めるため、散骨とは全く違います。簡単に言いますと、墓石の代わりに樹が植えられているのが樹木葬です。

 


しかし、樹木葬の特徴はそれだけではありません。タイプや埋葬法によっては、一般的な埋葬と大きく違うものもあります。樹木葬のタイプや埋葬法、メリットとデメリットについて詳しくご説明しましょう。

樹木葬のタイプ

まずは、樹木葬のタイプからご紹介します。木の下に埋葬されるという点では同じですが、どのような場所に埋葬されるかによって、大きく性格が異なります。タイプごとの特徴を把握し、ご自身の好みや条件に合った樹木葬を選ぶことが大切です。

里山型

山林など人の手が極力加わっていない自然の中に埋葬する樹木葬を里山型と言います。本来、樹木葬は里山の緑化再生を目指し、ご遺骨のそばに低木類の樹木を植えたのが始まりでした。樹木葬の本来の姿ともいえるタイプですが、里山という立地のためにアクセスが悪く、埋葬場所まで行くのが難しいというデメリットがあります。

霊園型(都市型)

霊園型(都市型)は、寺院や霊園と同じく整地された場所に樹を植え、お骨を埋葬するタイプです。人の手によって整地されており、風光明媚な公園のような雰囲気があります。各霊園ごとに様々な趣向が凝らされ、好きな場所を選ぶことができます。

 

樹だけではなく、花壇が整備されているところもあり、特にお花が好きな方には理想的な埋葬場所です。比較的アクセスが良く、駐車場も整備されていることが多いです。また、休憩所や洗面所があり、安心して訪問することができます。デメリットとしては、里山型より費用がかかる、樹木葬の自然らしさはあまり感じられないという点が挙げられます。

ガーデニング型

ガーデニング型の定義は二通りあります。まずは霊園型(都市型)の中で、特に花壇やモニュメントが置かれたガーデニング風のタイプをそう呼ぶことがあります。

 

また、霊園や寺院といった一般的な墓所の一画にスペースがあり、そこに花壇のようなものをしつらえて樹木葬の場所とするタイプをガーデニング型と呼ぶことがあります。後者の場合は霊園型(都市型)より区画は小さいものの、その分費用を安く抑えることができます。

樹木葬の埋葬法

続いて、樹木葬の埋葬法についてご紹介します。埋葬法によって費用も大きく違いますので、自分の希望に沿ったものを選ぶようにしましょう。

合祀型

合祀型は不特定多数の方のお骨を同じ場所に埋葬する方式です。費用が安く済み、皆で一緒に眠れるから寂しくないと感じられるというメリットがあります。合同で埋葬されると言っても、名前が書かれたプレートがあるので、埋葬場所が分からなくなる心配もありません。しかし、一度埋葬してしまうとお骨を取り出すことができなくなりますので、慎重に選びましょう。

集合型・家族型

集合型は同じシンボルツリーの下に不特定多数の方を個別に埋葬する方式です。一般的には骨壺から取り出されたお骨を埋葬しますので、合祀型と同じく一度埋葬するとお骨を取り出すことができません。しかし、一部の集合型樹木葬では、骨壺を樹の下にしつらえたスペースに埋葬しますので、取り出すことが可能な場合もあります。

 

家族型は集合型と似ていますが、同じ区画内に知り合い同士で埋葬される方式です。家族だけではなく友人やペットと一緒に埋葬できる所もあります。

個別型

個別型は一本の樹木の下に独立して埋葬される方式です。樹の下に墓石を建ててその下に埋葬されることもあります。埋葬法はお骨をそのまま撒く、骨壺を埋葬するなど様々です。継承が可能なものと、一定期間が経過すると合祀されるものに分かれます。料金は合祀型や集合型より高くなるほか、管理料が必要となることがありますのできちんと確認しておきましょう。

樹木葬のメリット

樹木葬は現在のライフスタイルやエコ思想に適した埋葬法として人気が高まりつつあります。具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介しましょう。

自然に還れるという安心感がある

骨壺に入れられ墓石の下に埋葬されると、いつまでもお骨は残ります。しかし、樹木葬では多くの場合お骨は土の中に直接埋葬され、いつかは土に還っていきます。他の動物や植物と同じく、自然の流れに身を任せ、自然へと還っていくことができるという点が樹木葬の魅力です。

 

また、特に里山型では、樹木葬を進めることによって環境保護に貢献もできます。樹木葬への関心の背景には、エコ意識の高まりがあるのです。

費用が安い

一般的に、墓石の建立には150~200万円程度の費用がかかります。それだけではなく、霊園や寺院では管理料がかかることもあります。

 

樹木葬の費用はタイプや埋葬法によって大きな開きがありますが、合祀型でしたら5~50万円程度と安く抑えられるうえ、管理費も不要です。ただし、都市型や個別型を選んだり、モニュメントなどのオプションを付けたりすると墓石以上に費用がかかることもありますので、しっかり検討しましょう。

永代供養してもらえる

樹木葬の多くは永代供養を前提としており、埋葬場所のの維持管理や供養は寺院や霊園が行ってくれます。後継ぎやお墓の管理の心配がないため、少子化・核家族化が進む現代においては非常に魅力的な埋葬法です。

宗旨・宗派を問わない

樹木葬の多くは宗旨・宗派を問いません。夫婦や友達同士で信仰している宗教が異なる場合でも、一緒に埋葬してもらうことができます。これは寺院の運営する樹木葬でも同じで、その寺院の檀家になる必要がないケースが多いです。

 

しかし、例外として埋葬者のみ檀家にならないといけない、法要はその宗派に沿ったものをおこなわないといけないということもありますので、事前に確認しておきましょう。

ペットや友達と一緒に入れる

家族型の樹木葬ではペットや友達と一緒の埋葬も可能です。特にペットの場合は、なかなか普通のお墓にお骨を入れるというのは難しいものです。大好きなペットと一緒に、大らかな自然に包まれて眠りたいという方には理想的な埋葬法です。

樹木葬のデメリット

様々なメリットのある樹木葬ですが、やはり一般的な埋葬法と違うがためのデメリットも多くあります。樹木葬を検討する際には、メリットとデメリットをしっかり把握し、デメリットをどう解消するかを考える必要があります。

親族の理解を得にくい

日本では、火葬場でご遺体を焼いてお骨にし、骨壺に入れて墓石に納骨するという昔ながらの方法がまだ主流です。そのため、樹木葬は特に年配の方からは理解を得にくいことがあります。特にお参りのしづらさがネックになることが多いので、後述するような対処法を考える必要があります。

 


また、樹木葬のメリットを説明するほか、写真を見せたり、実際にその場に訪れたりして具体的なイメージを持ってもらうというのも、樹木葬に対する理解を深める一助となります。

遺骨を取り出せないことがある

先ほどご紹介した通り、合祀型では不特定多数の方のお骨を一緒に埋葬します。また、一般的には骨壺からお骨を出してそのまま土の中に埋葬しますので、一度遺骨を埋葬すると、取り出すことはできません。

 

やはり後からお墓を建てたい、分骨したいという際にトラブルになることがあります。樹木葬の中には、骨壺にお骨を納めて埋葬する方式もありますので、そちらを検討するのも一つの手です。

墓地の雰囲気が変わることがある

墓石とは異なり、樹木は茂ったり枯れたりしてその表情を大きく変えます。枯れた場合は新しく木が植えられますが、埋葬時のイメージと大きく異なってしまう場合もあります。木が大きく茂ったり、雑草が生えてきたりすると厳粛で整然とした墓地らしさが失われてしまうようにも感じられます。

 

また、花壇のあるタイプの樹木葬では、どのような花をどのように植えるかは管理者が決めます。花壇に植える花やオブジェの交換によって、雰囲気が変わることもあり得ます。そういった変化も自然の営みや時の流れを表すものであると受け止めることも必要なのかもしれません。

自分で木を選ぶことができないこともある

樹木葬というと、記念樹のように好きな木を植え、その下に埋葬されるというイメージがあります。しかし、実際の樹木葬では、木の種類を選ぶことができないか、選べても数種類の中から選ぶことになります。その土地の環境や景観に合った木を植える必要があるからです。

 

また、先ほどご紹介した通り、花壇のあるタイプの樹木葬では、花の管理は運営者がします。埋葬された方や遺族の好きな花を植えることは基本的にはできません。そのため、選んだ埋葬場所がイメージと違うこともあります。

お墓参りがしづらいことがある

先ほどご紹介した通り、特に里山型の樹木葬は山林に埋葬場所があることが多く、アクセスが難しいことがあります。車がないといけないだけではなく、山道を登っていかなくてはならないこともあります。天気や季節によってはお参りをすることができない場合もあります。

 

また、樹木葬では火気であるろうそくや線香の使用が禁止されていることが多いです。そのため、宗旨に沿ったお参りができないこともあります。さらに、合祀型ではどこに故人様が眠っているか分からず、手を合わせる場所が分かりづらいという問題も起こりえます。

 

アクセスに関しては霊園型や都市型を選ぶ、手を合わせる場所に関しては個別型を選ぶことによってデメリットを解消できます。その分費用は高くなりますので、希望や条件に合ったタイプを選ぶようにしましょう。

樹木葬についてまとめ

樹木葬のタイプや方法、メリットとデメリットについてご紹介しました。ライフスタイルの変化や環境への関心の高まりにより、樹木葬を希望する方は増えつつあります。しかし、単に「自然の中で眠れる」、「エコな感じがする」というだけで選ぶと、思いがけず費用がかかったり、残された方に迷惑がかかったりすることもあります。樹木葬を希望する場合は、その特徴やメリット、デメリットを把握し、親族など周りの方とよく相談するようにしましょう。