永大供養の方法とは?方法からメリット・デメリットまですべて解説!

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/10

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最近は永代供養が注目を集めつつあります。ですが、いざ永代供養をしようと思っても方法がわからない人が多いのも現状です。そこで、永代供養の方法はもちろん、絵委託用のメリット・デメリットまですべて解説します。ぜひ、参考にしてください。

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/10

目次

永大供養って何?

永代供養の方法を知る前に、そもそも永代供養とはどういうものなのでしょうか?永代供養の意味などを知っておくと、方法の仕方も覚えやすくなります。 そこで、まずは永代供養とはいったい何なのかについて解説します。

寺院や霊園に供養してもらう

永代供養とは、寺院や霊園に遺骨を持ち込んで供養してもらうことです。「永代」という文字が入っているように、永遠に亡くなった人の遺骨を供養して頂くことができます。

 

昔はお墓の近くに住んでいるという人が多かったため、遺族の遺骨はお墓に埋葬していました。そして、定期的にお参りをしてお墓の管理も自分で行なっていたのです。

 

ですが、昨今は生活スタイルが多様化し、お墓の管理ができないという人が増えつつあります。そのような人たちの間で、永大供養が注目を集めているのが現状です。

永代供養をする意味

永代供養をする意味は、簡単に言えば遺骨の管理を代わりにしてもらうということです。亡くなった人の遺骨の管理というのは、決して簡単なことではありません。

 

お墓がある場合は、お墓の管理を定期的に行なわなければいけません。近くに住んでいる場合は可能ですが、遠方の場合は頻繁にお墓を訪れることができないでしょう。

 

また、自宅に遺骨を置いたままにしている人もいます。世間体に悪いと感じたり、何となく亡くなった人に申し訳ないと思ったりする人もいるようです。

 

永代供養ならこれらから解放されます。亡くなった人も心安らかに眠ってもらえるということもあり、永代供養という方法が用意されているのです。

永代供養の方法(お墓あり)

永代供養の方法は、その時の状況などによって異なります。そこで、まずはお墓がある場合の永代供養の方法をご紹介します。

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永代供養先を探す

お墓がある場合の永代供養の方法は、まずは永代供養を受け付けている寺院や霊園を探すところから始まります。どこの寺院や霊園でも永代供養を受け付けている、というわけではないからです。

 

また、基本的には家の宗派で永代供養を受け付けているところを探すのが一般的です。故人の魂を癒すという観点から見て、同じ宗派に永代供養をしてもらった方が良い、とされているからです。

 

これらの条件から、永代供養先が遠方になることもあります。どうしても近くで永代供養先を見つけたい場合は、葬儀を執り行なってくださった寺院に相談してみるのもおすすめです。

改葬許可証の入手と手続き

永代供養先が決まったら、次は市役所で改葬許可証を入手します。改葬許可証を入手するためには、「埋蔵証明証」「受入証明書」「改葬許可申請書」の3つの書類が必要です。

 

「埋蔵許可証」は、現在お世話になっている墓地の管理人に発行してもらいます。「受入許可証」は、永代供養先で発行してもらいます。「改葬許可申請書」は、現在墓地がある市役所で入手します。

 

「埋蔵証明証」「受入証明書」「改葬許可申請書」の3つの書類が揃ったら、現在墓地がある市役所にこれらを提出します。すると、改葬許可証を発行してもらえます。

 

改葬許可証がないと、永代供養先に遺骨を納骨できません。必ず3つの書類を用意して、市役所で発行してもらいましょう。

お墓を更地に戻す

永代供養に切り替えると、墓地は不要になります。今までお世話になっていた墓地は空きになり、後日その場所には別の人がお墓を立てます。そのために、更地に戻しておく必要があります。

 

お墓を更地に戻すためには、「閉眼供養」をしてもらいます。僧侶にお願いしてお経を唱えてもらい、魂を抜いてもらうのです。この儀式をしてもらうことで、お墓から遺骨を取り出すことができるようになります。

 

ただし、遺骨は自分で取り出すものではありません。閉眼供養を依頼する時、一緒に石材店にも連絡をしてきてもらいます。遺骨を取り出すのは石材店の役目だからです。

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改葬許可証と遺骨を持参・納骨

閉眼供養を終えて遺骨を取り出したら、最後に永大供養先に納骨します。この時、持参するのは遺骨と改葬許可証です。

 

改葬許可証がなければ、永大供養先に遺骨を納骨できません。改葬許可証の発行には、さまざまな必要書類が必要です。改葬許可証を発行してもらったら、必ずなくさないように保管しておきましょう。

 

永代供養先に改葬許可証と遺骨を渡したら、納骨完了です。その後の管理はすべて寺院や霊園で行なってくれます。毎日の供養はもちろん、お盆やお彼岸の供養も含まれています。

永代供養の方法(生前供養)

最近は、生前に永代供養の手続きを行なう人も増えてきています。生きている間に手続きをしておくことで、自分が他界した後に遺族に迷惑を掛けなくて済むからです。 生前の永代供養の方法は、お墓がある場合の永代供養とは少し異なります。生前供養を考えている人のために、生前の永代供養の方法についてもご紹介します。

生前予約ができる先を探す

生前の永代供養の方法で、まず最初にしなければならないのは、永代供養先を探すことです。お墓がある場合の永代供養は受け付けているけれど、生前の永代供養は受け付けていないというところもあります。

 

自分が他界した後の遺族のことを考えて、できるだけ近くの寺院や霊園を選ぶことも大切です。また、寺院や霊園によって金額やその後の管理方法についてもまちまちです。

 

生前予約ができる寺院や霊園は複数押さえておき、資料請求をすることをおすすめします。資料を見ながら、家族ともよく話し合いましょう。現地見学ができるところもありますから、直接見に行くこともおすすめです。

契約をする

永代供養先が決まったら、次は契約をします。契約に必要な書類は寺院や霊園によって異なります。ですが、一般的な書類は戸籍謄本や印鑑証明などの身分を証明できる正式な書類、申込書や使用誓約書などです。

 

身分を証明できる正式な書類については、契約者本人だけとは限りません。実際に納骨する際には残された家族が行なうからです。そのため、本人とは別に納骨者の書類も求められることがあります。

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契約書を保存

永代供養の契約が完了すれば、必ず契約書が発行されます。これは大切に保管しておきましょう。これがないと、本人が他界して納骨する段階になった時、受け入れてもらえない可能性が出てきます。

 

永代供養の契約書は大切な重要書類です。自分だけがわかる場所に保管するのではなく、家族と話し合って保管場所を決めておきましょう

 

また、契約書と一緒に支払い完了の控えも同時に送られてくる場合があります。これは、確かに契約をして支払いも完了したという証明書です。一緒に保管しておくことをおすすめします。

永代供養のメリットデメリット

最近は永代供養が特に注目を集めています。そのため、永代供養の方法を知りたいと思う人は年々増加傾向にあります。 永代供養はメリットもたくさんありますが、その反面、デメリットもあります。デメリットも知っておかないと後悔するということがあるかもしれません。 そこで、永代供養のメリットはもちろん、デメリットについてもご紹介します。具体的に掘り下げて解説しますので、参考にしてください。

永代供養のメリット

永代供養にはたくさんのメリットがあります。だから、最近では永代供養を希望する人たちが増えてきているのです。

 

具体的にはどのようなメリットがあるのでしょう。永代供養のメリットの中でも、特に多くの人たちが良いと感じているものをピックアップしてご紹介します。

お墓の費用が不要

永代供養は、お墓の費用が不要というメリットがあります。実はお墓を建てるためにはたくさんの費用がかかるのです。

 

お墓を建てる場所や、墓石の種類にもよりますが、平均相場は150~300万円と言われています。できるだけ費用を抑えるのなら、場所を公営にするなどの方法があります。ですが、費用の大半を占めているのが墓石で、一般的な相場は150万円前後です。

 

また、お墓にかかる費用は建てる時だけではありません。その後の管理費も必要です。管理費はその場所にもよりますが、5,000~10,000円が相場と言われています。

 

それに比べて、永代供養は初期費用として50~100万円が相場です。また、基本的には管理費はかかりません。最初に50~100万円を払えば、あとはお金がかからないのです。

お墓の管理が不要

永代供養をすると、お墓の管理は不要になります。寺院や霊園が代わりにお墓の管理を行なってくれるからです。

 

お墓の周りの草むしりはもちろん、毎日の供養やお盆とお彼岸の特別供養も執り行なってくれます。文字通り、「何もしなくて良い」のです。

 

遠方でお墓参りに来ることが難しい人や、仕事が忙しくてお墓参りに行く時間が取れないという人たちに人気なのも当然と言えるでしょう。

後継者問題がなくなる

お墓があると、必ず問題になるのが後継者です。お墓には所有権があり、お墓を管理している人が亡くなったり、その権利を放棄したりすると、後継者変更の手続きをしなければいけません。

 

最近は、お墓の名義人になるのが嫌だという人が増えてきています。名義人になると、お墓の管理全般を行なわなければいけなくなるからです。長期間お墓の管理を放置していると、管理人から連絡が入ることもあります。

 

永代供養にすると、お墓の後継者問題から解放されます。管理はすべて寺院や霊園が行なってくれるため、後継者を用意する必要はなくなるのです。

永代供養のデメリット

永代供養はメリットが多いと思っている人がたくさんいます。ですが、その一方でデメリットもあります。このデメリットを理解した上で、永代供養にするかしないかを決めることをおすすめします。

最長でも33回忌まで

永代供養とは、「永代」という言葉が入っているように、「永遠に供養する」という意味です。ご遺族に代わって永遠に亡くなった人の魂を供養していきます、という意味があります。

 

ですが、実際の永代供養は永遠ではありません。最長でも33回忌までの供養とされています。ただし、これはあくまで「最長」の場合のみです。寺院や霊園によっては、33回忌よりも短い期間のところもあります。

 

最長で何回忌まで供養を執り行なってくれるのかは、契約の時に確認した方が良いでしょう。すべての寺院や霊園で33回忌まで供養してくれるとは限りませんから、注意してください。

先祖代々の墓がなくなる

永代供養をすると、先祖代々のお墓がなくなります。これをデメリットと感じる人もいます。特に昔からお墓を守ってきた家では、お墓がなくなることに抵抗を感じます。

 

永代供養にする場合には、必ず親戚一同にも相談しましょう。家族や身近な親戚にだけ相談して永代供養にした後、遠縁の親戚から文句が出るというケースも少なくありません。

 

お墓に対する思いは人それぞれです。お墓を何より大切に思っている人もいますから、必ずよく相談して決めてください。

永代供養は年々増加傾向にあるので方法を知っておこう

永代供養は年々増加傾向にあります。それを受けて、永代供養を受け付ける寺院や霊園も増えつつあります 永代供養の方法は寺院や霊園によっても異なるケースがあります。永代供養を希望する場合は、必ず寺院や霊園に詳しい方法や手続きを確認してください。