喪服用必要な小物とは?男女共通はもちろん男女別の小物もご紹介!
公開日 : 2020/6/26
更新日 : 2020/9/9
葬儀に参列する際、喪服を着るのはマナーですが、それ以外に小物も必要です。どんな小物が必要なのかは性別によって異なることもあります。そこで男女共通はもちろん、男女別の小物についてもご紹介します。小物のマナーも合わせて解説しますので、参考にしてください。
公開日 : 2020/6/26
更新日 : 2020/9/9
目次
男女共通の喪服用小物
葬儀に参列する際には、喪服がマナーです。ですが、それ以外にも福用小物を用意することも一般的なマナーです。どのような喪服用小物を用意すると良いのかわからない人もいるでしょう。 そこで、まずは男女を問わず共通の喪服用小物についてご紹介します。小物のマナーについても解説しますので、合わせて参考にしてください。
数珠
喪服用小物で絶対必要なのは数珠です。ただし、どのような形式の葬儀でも必須の喪服用小物というわけではありません。神式やキリスト教式の場合は不要です。数珠は仏式の葬儀の場合にのみ、絶対に用意しなければならない喪服用小物です。
数珠にもさまざまな種類があります。それは、同じ仏式でも宗派によって用いる数珠が異なるからです。あらかじめ宗派がわかっている場合は、その宗派に合わせた数珠を用意すると良いでしょう。分からない場合は略式の数珠を用意します。
また、性別によっても数珠は異なります。男性の場合は大玉で色は黒や茶色の数珠を用意します。女性の場合は小玉で色は白や薄いピンクなどが良いでしょう。
ハンカチ
ハンカチも、葬儀やお通夜に参列する際の喪服用小物として忘れてはならない葬儀用小物です。ハンカチは、仏式だけではなく、神式やキリスト教式の場合も必ず持参します。
葬儀用小物のハンカチは、基本は白とされています。白は不浄を表す色だからです。ですが、最近は喪服の色に合わせた黒のハンカチも葬儀用小物として売られています。黒色のハンカチも一般的になりつつあるので、安心してください。
また、性別によってハンカチの色が一部認められているものもあります。男性の場合は、グレーや濃い紺ならマナー違反とはなりません。女性の場合なら、淡いピンクはマナー違反にあたらないとされています。
袱紗
最近は、袱紗を用意する人が少なくなっているようです。ですが、喪服用小物では袱紗も必須アイテムです。葬儀やお通夜ではお香典を用意します。このお香典を包むときに袱紗が必要になるのです。
喪服用小物が売られているお店に行くと、さまざまな色の袱紗が売られています。初めて袱紗を用意する場合は、どの色を購入すれば良いのか迷うでしょう。葬儀やお通夜などで用いる場合は、黒や紺、グレーなどが一般的です。
喪服用小物が売られているお店では、紫色の袱紗もあります。紫色の袱紗は葬儀やお通夜などの弔事だけではなく、おめでたい場合の慶事でも用いることが可能です。どちらも使えるようにしておきたいという場合は、紫色の袱紗を用意しておきましょう。
バッグ
男女共通の喪服用小物としては、バッグも挙げられます。女性の場合は、ほとんどの人が喪服用のバッグを用意します。ですが、男性でもバッグが必要なことがあります。
お香典はそのまま持ち歩くのはあまり良いとは言えません。袱紗に包んでいたとしても、手に持ったまま持ち歩くのは、見た目もよくありませんし、マナーとしては恥ずかしい行為とされることもあります。
また、雨が降っている場合などは、お香典などを手に持って歩くと濡れてしまいます。そのようなことを避けるためにも、喪服用小物としてバッグを用意した方が良いでしょう。色は黒か濃い紺などで、素材はナイロンなどを使用したものを用意します。
男性の喪服用小物
喪服用小物には、性別によって用意しなければならないものや用意しておいた方が良いものがあります。そこで、まずは男性に焦点を当てて、喪服用小物をご紹介します。
ネクタイ
男性用の喪服用小物で絶対に忘れてはいけないのがネクタイです。ネクタイは正式な場面で着用することがマナーですが、葬儀やお通夜も同じです。
ネクタイの色は基本は無地の黒です。また、光沢のあるものはNGとされています。悲しみを表現するためのものですから、派手なものは避けましょう。ワンポイントも良いとはされていないので注意してください。
また、ネクタイピンの使用はNGです。悲しみを表現するアクセサリーとして真珠が認められていますが、真珠のネクタイピンであったとしても使用不可です。
靴下
男性が葬儀に参列する場合は、必ず靴下を着用します。仮に葬儀で靴を脱ぐような場面がなかったとしても、必ず靴下を着用して葬儀やお通夜に参列しましょう。
靴下は基本は黒です。ワンポイントがあってはいけません。ただ、どうしても急な葬儀やお通夜で黒の靴下が用意できないという場合は、グレーや濃い紺でもマナー違反とはみなされません。
ベルト
男性特有の喪服用小物で特に注意が必要なのが、ベルトです。喪服を着用する際には、多くの男性がベルトを使用するでしょう。このベルトにもマナーがあります。
まず、ベルトの色は必ず黒です。茶色のベルトなどもありますが、これらはカジュアルなベルトと判断され、葬儀やお通夜ではふさわしくないとされています。
また、素材にも注意が必要です。殺生を連想させる革製のベルトはNGです。更に、合皮であったとしても柄あるものはマナー違反とみなされますから、注意してください。
女性の喪服用小物
喪服用小物の中には、女性特有のものもあります。男性同様、女性特有の喪服用小物についても、必ず守らばなければならないマナーがあります。女性特有の喪服用小物を紹介するとともに、マナーについても解説します。
ストッキング
女性の喪服用小物として真っ先に挙げられるのが、ストッキングです。女性が葬儀やお通夜に参列する際は、たとえ喪服がパンツであったとしてもストッキングを着用することがマナーです。
ストッキングは基本は黒の無地のものを着用します。グレーや濃い紺色のものはマナー違反です。更に、ラメや柄が入っているものもNGです。また、ある程度透け感のあるストッキングを着用します。
ストッキングの代わりにタイツを着用する人もいますが、基本はNGです。ただし、寒い真冬や極寒地域の場合には着用しても違反にはならないとされています。その場合は喪服用のタイツが売られていますので、それを着用しましょう。
パールのアクセサリー
女性の場合は、パールのアクセサリーが喪服用小物として認められています。パールは涙を表し、故人との別れを悲しんでいるとみなされているからです。
ただし、大きすぎるパールやバロックパールはNGです。パールの粒は8mm以下のものに限られています。また、バロックパールなどのようなカジュアルを感じさせるものは良くありません。
更に、ネックレスの場合は一連のものを着用します。二連や三連のものは、「悲しみが重なる」とされ、葬儀やお通夜で着用することは不謹慎とされています。
喪服用小物はシンプルなものを用意しよう
葬儀やお通夜は故人との別れを悲しむ神聖な儀式です。そのため、喪服用小物も派手なものは避けるのがマナーです。葬儀やお通夜はある日突然訪れます。慌てなくても良いように、必ずシンプルなものをあらかじめ用意しておきましょう。
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