中締めの挨拶の意味やタイミングなど基本的な知識を一挙公開

公開日 : 2020/6/11

更新日 : 2020/9/8

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人が集まる宴の席で挨拶は欠かせません。苦労を労ったり、親交を深めるために必要な宴の席では中締めの挨拶が必要です。中締めの意味を知ることで、シーンに合った挨拶を行うことができるようになります。そこで、中締めの挨拶の基本についてまとめてみました。

公開日 : 2020/6/11

更新日 : 2020/9/8

目次

中締めの挨拶の意味

始まりの挨拶から始まり、中締めの挨拶、締めの挨拶など様々な種類があります。中締めの挨拶についてまずは基本的な意味を知ってみましょう。

中締めの挨拶とは

人が集まる宴会の場では中締めや締めの挨拶があります。使い方が異なるため、基本的な知識を学ぶことが大切です。挨拶する予定がある方は一度チェックしてみてください。

忘年会・新年会・歓迎会・送別会・同窓会と人が集まる場や宴会の席は多くあります。宴の途中に中締めの挨拶を行う意味は、退席したい方への配慮して1度宴会の席にけじめをつけることです。

 

中締めの挨拶のため、すぐに解散しなければいけないというわけではありません。宴会も終わりに近づいてきたと合図のために行います。よって、「テーブルにお料理、お酒などがございますので最後までごゆるりとご歓談ください。」と添えましょう。

 

あくまでも退席したいと思っている方のために、準備しやすい雰囲気を作るための挨拶のため、先ほどの例文を参考にしながら中締めの挨拶を行いましょう。

中締めと締めの挨拶の違い

締めの挨拶は宴会を終了するためのことを意味します。最後の挨拶で感謝の気持ちを伝えて一本締めなどで終了することが多いです。2次会などがある際は、その案内も挨拶と合わせて伝えなければなりません。締めの挨拶1つでその場の空気が変わるので慎重に行いましょう。

 

宴会の中でも中締めと締めの挨拶は、このように意味合いが異なるため挨拶をする方の役割は重要です。事前に挨拶をすることが分かっている場合は、挨拶のカンペを作っておくとスムーズに進行を進めていくことができます。

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中締めの挨拶の例文

中締めの挨拶の例文があると、それに従ってその場の雰囲気に合わせてアレンジをすることができます。皆さんが気づいてから「宴もたけなわでございますが、会場の時間も迫ってまいりましたので、ここでひとつ中締めとさせて頂きます」から始めるのがおすすめです。

 

次に、「本日は、ご多忙中にも関わらず、お集まりいただきましてありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えます。そして、「今回はこのような会を企画された幹事の皆様にも感謝、申し上げます。」と幹事の方にも気を使いましょう。

 

最後は、「これからのご健康と更なるご活躍を願って」と付け加え、手締めをして「ありがとうございました」という流れで終わります。この基本的な例文を使えば、どのようなシーンでも使うことができるので、調整してみてください。

中締めの挨拶の流れ

始まりの挨拶と異なり、中締めの挨拶は誰が行わなければならないのか気になる方は多いです。歓迎会など新人がやるのではないかと心配になってきます。基本的には、出席者の中で2番目に高い役職の方が行います。一丁締めや乾杯なども同様です。

 

役職が同じ場合は、1番年配の方が行うことになっているため誰が行うか事前に確認をしておくとスムーズに中締めの挨拶を行えます。そして、中締めの挨拶を行うタイミングは、決まっていませんが一般的には宴会が始まってから2時間程度で大丈夫です。

 

司会の方が中締めの挨拶者を紹介するとスムーズに段取りを進めていくことができます。しかし、宴会で盛り上がっている最中の挨拶のため、皆さんが注目してから行うと落ち着いた雰囲気で挨拶が行えます。

葬式や法要でも中締めの挨拶はある

葬式や法要で会食を行う際に、中締めの挨拶が必要です。喪主が基本的に行いますが、挨拶が苦手な方もいますので、ポイントをご紹介します。

精進落としの基礎知識

仏教には精進落としがあり、食事の席を設けるため喪主の挨拶が必要になります。精進落としについて基本的なことを学び、挨拶の準備をすすめていきましょう。

精進落としとは

精進落としとは、食事の席を設けることをいい、葬儀や法要が無事に終わったことの報告や感謝の気持ちを込めて行います。精進落としは葬儀の流れによっても準備が異なり、火葬場で精進落としを行うときは、火葬場に参列し骨上げまでされた方の分を用意します。

 

一般的には、僧侶、故人の会社関係の方、親しい友人・知人、親族の分を準備してください。精進落としの内容は、会席弁当や仕出し弁当をとったり、料亭で行うことが多く昔のように生物や肉・魚を避けた料理ではなくなってきています。

 

精進落としの料理は振る舞わないとマナー違反で、お礼や感謝の気持ちで行います。しかし、地域の風習や宗派によっては宴席は設けずに、金品を包んで渡すこともあるため確認しておきましょう。この会食の場で中締めの挨拶が必要となってきます。

精進落としを行うタイミング

精進落としは一般的に初七日法要のあとに行い、初七日法要の際に僧侶等の労をねぎらう宴席とし、宗派によっては呼び方が変わります。浄土真宗は「おとき(お斎)」といい、神道では「直会」です。キリスト教も精進落としに変わるものがあり、参列者を労う感謝の席を準備します。

家族葬は中締めの挨拶不要

近年家族葬が増えてきており、葬儀も法要も家族だけで行うことが多くなりました。そのため、昔よりも形式的な挨拶が少なくなってきており、会食の席を設けずに終わらせることも増えてきています。そうなると、中締めの挨拶が不要で気楽に行うことができます。

 

もし、挨拶が必要な場合でも家族葬であれば、カンペを読み上げしても家族だけのため気を遣わずに挨拶が苦手な方もスムーズに進めていくことができます。カンペを作り挨拶をしても、マナー違反ではありませんし、正しい挨拶を行うことができるため安心です。

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中締めの挨拶の終わり

中締めの挨拶が終わると最後に、一丁締め、乾杯、万歳三唱を行うのが一般的です。しかし、葬儀や法事の際はこれを行うことができませんので、挨拶の最後は「本日は本当にありがとうございました」と簡単にお礼を伝えるだけで大丈夫です。

 

中締めの挨拶は、無理に長くする必要は特になく、手短に語るようにしましょう。残された家族のこれからの決意を入れると、ちょうどいい長さにまとめることができるため、例文などを参考にしながら準備してみてください。

中締めの挨拶はシーンに合わせて使い分ける

中締めの挨拶の基礎知識を学ぶことで、宴会や葬式などそれぞれのシーンに合わせて使い分けることができます。基本的なマナーのポイントを抑えることで、全体を上手に占めることができます。中締めと締めの挨拶は異なるため、言葉を選び上手に締めてください。

 

人が集まる会は1年中、様々あり年齢が上の方や役職がある方は中締めの挨拶などの機会も増えてくるため、基本的なマナーを押さえておけば社会人としてのしっかりと挨拶をすることができます。挨拶が苦手な方はカンペなどを用意して備えてみてください。