お葬式で必要なものとは?前もって準備しておきたい持ち物を確認

公開日 : 2020/5/29

更新日 : 2020/9/8

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急な訃報に接するとき、「お葬式に必要なものって何だろう?」と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。お葬式で必要なものをあらかじめ把握しておけば、マナーをもってきちんと対応できます。今回はお葬式に必要なものについてご紹介しますので、一度確認しておきましょう。

公開日 : 2020/5/29

更新日 : 2020/9/8

目次

【お葬式に必要なもの】まずは基本の持ち物をチェック

お葬式は人生の中でそう何度も経験するものではありません。そのためいざ訃報の連絡が訪れたときに「お葬式に必要なものがわからない」と悩む方は少なくないでしょう。お葬式に欠かすことのできない基本の持ち物を確認していきましょう。

香典

まずお葬式に欠かすことのできない持ち物といえばお香典です。お香典とは故人の霊前に供える金品のことをいいます。お香典は香典袋(不祝儀袋)に入れて、お葬式の受付で渡しましょう。スーパーやコンビニ、文具店などで購入できるので、訃報を受けた後に用意するのでも十分間に合うでしょう。 お香典の金額は故人との関係性によって異なります。両親や親族の場合では3万円~10万円程度、会社関係や友人、知人であれば3千円~1万円程度が目安とされています。

袱紗(ふくさ)

お香典はお通夜やお葬式、あるいは告別式のタイミングで受付に渡します。お香典をそのまま渡すのではなく、袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包むのがお葬式のマナーです。弔事用の袱紗の色は黒やグレー、紺、緑などの寒色系や、弔事だけではなく慶事にも使える紫色もあります。 袱紗は風呂敷タイプや、袋状になった金封袱紗の形があります。

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ハンカチ

ハンカチはお葬式の必需品です。お葬式で使うハンカチの色は白と黒が適していますが、とくに白のハンカチが正式とされています。また喪服に合わせて黒のハンカチを選ぶ方もいます。白に近いピンクや水色などの淡い色や地味な色もマナーに反しません。 ただし派手な色は、お葬式にふさわしくないので避けましょう。袱紗を忘れてしまったときは、ハンカチで香典を包むこともできるので、万が一のために覚えておくとよいでしょう。

数珠

お葬式に必要なものとして、数珠が挙げられるでしょう。数珠はお焼香のときに使います。数珠には本式数珠と略式数珠があります。本式数珠はそれぞれの宗派のものがあり、108個の玉数からなる格式の高い数珠です。 一方、略式数珠は宗派を問わず使えるので、汎用性が高いです。もしもどちらを購入すればよいのか迷ったときは、略式数珠を用意しておくといいでしょう。ただしカトリック教会での葬儀などでは、仏式の持ち物としての数珠は必要ありません。

バッグ

お葬式用のバッグは男性と女性で異なります。男性の場合、ジャケットのポケットで事足りることから、バッグはとくに必要としないケースが多いでしょう。もし用意するなら、手で持つタイプのビジネスバッグが適しています。 女性はシンプルな黒色のハンドバッグを持ちます。装飾や光沢がなく、布製のタイプを用意しましょう。お葬式用のハンドバッグは小ぶりなので、さらに黒無地のサブバッグがあれば荷物を入れられるので便利です。

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お財布

お金やカードを入れるお財布は、お葬式用のハンドバッグに合う小ぶりのサイズが望ましいです。お葬式では華やかな色はタブーとみなされるので、お財布も地味な色が適切です。もしも手持ちのお財布が派手なものであれば、お葬式の席では見えないようにしておきましょう。

携帯電話・スマートフォン

携帯電話やスマートフォンは常に持ち歩くものですが、お葬式の際は音が鳴らないようにするのがマナー。お葬式の開始時にはマナーモードに設定しておくのを忘れないようにしておきます。また、お葬式に必要なものとして喪服や靴も挙げられます。次の項目で説明していきましょう。

【お葬式に必要なもの】服装マナーを確認

お葬式に必要なものの代表格といえるのが喪服です。お葬式の服装マナーを踏まえて、必要なものを一式揃えておきましょう。また、靴もお葬式の場に相応しいものを準備しておく必要があります。

喪服のマナー

喪服は喪主などの遺族の立場と、参列する立場とでは種類が異なるので確認しておきましょう。喪主などの遺族の立場では正喪服を着用します。正喪服は男性であればモーニングスーツや和装、女性はアンサンブルなどのブラックフォーマルや和装を指します。 また、お葬式に参列する立場では、準喪服か略喪服を着用しましょう。男性は準喪服がブラックスーツ、略喪服は黒、紺のスーツです。中に着用する白のYシャツや、黒のネクタイも必要なので準備しておきましょう。 一方女性の場合では、準喪服がブラックフォーマルで、略喪服は装飾が少なく、地味な色合いのアンサンブルやスーツが適切です。

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靴のマナー

お葬式の靴は、男女ともに黒系の地味なものを選びます。男性の靴は、つま先に横一文字のラインが入ったストレートチップのデザインで、靴紐が内側に向かって通されている内羽根式が適切です。もしくはつま先に装飾がないプレーントゥでもよいでしょう。 女性は装飾のないプレーンな革製や布製のパンプスを用意しておきましょう。ヒールは3センチから5センチ位です。

【お葬式に必要なもの】状況や立場に応じて用意しておくべきものは?

お葬式に参列する際は、親族や女性の場合、もしくは天候や季節によって、基本の持ち物にプラスして準備するものがあるので覚えておきましょう。

親族に必要なもの

お葬式に参列する際、親族の立場ではどのようなものが必要なのでしょうか?

風呂敷

親族は一般の参列者に比べ、荷物が多くなる傾向にあります。そのため大きめの風呂敷があると便利です。帰りに荷物が増えたときには、風呂敷でさっとまとめて持ち帰りましょう。

貴重品を入れる袋

お通夜やお葬式で親族が受付を担当したら、お香典を預かることもあります。お香典をひとつの袋にまとめて入れる貴重品袋は必要です。お葬式が終わるまで、葬儀会場で預かってもらいましょう。

着替え・バスタオル

親族の立場でお葬式に参列する際には、着替えやバスタオルがあるといいでしょう。遠方の親族のお葬式に参列する場合もあります。移動の際は喪服ではなく、リラックスできる服で行くのがよいでしょう。 また斎場に泊まる際にも着替えが必要です。服装は派手にならないものを選びましょう。バスタオルはひざ掛けとしてだけではなく、子どもに掛けるタオルケットとしても活用できるので、一枚あれば便利です。

簡単に食べられる食事

親族は挨拶回りなどで忙しいため、食べる時間が取れないこともあります。そのためおにぎりやパン、お菓子などのような、さっと食べられるものを持っていくとよいでしょう。

通夜見舞いとしての和菓子

お通夜に参列するときに、ご遺族の差し入れとして親族が和菓子を持っていく場合もあります。このことを通夜見舞いと呼びます。通夜見舞いは昔からある風習です。現代では通夜見舞いの風習が残る地域と、ない地域があるので確認しておくとよいでしょう。 通夜見舞いの和菓子は饅頭や最中、煎餅など常温保存できて日持ちするものが望ましいでしょう。予算は2、3千円程度のものを用意することが多いです。

季節や天候に応じた持ち物

お葬式に参列するときは、季節や天候に応じた持ち物を用意するとよいでしょう。ここでは雨の日や、夏・冬の季節に必要な持ち物をそれぞれご紹介します。 <雨の日のお葬式> ・傘や折りたたみ傘(黒やグレー、紺) <夏のお葬式> ・黒の扇子 ・日傘(黒やグレー、紺) <冬のお葬式> ・コート(黒や濃いめのグレー) ・マフラーや手袋などの防寒具 雨の日のお葬式で、もし派手な色の傘しかないのであれば、ビニール傘を持っていくのが無難です。夏は葬儀会場が蒸し暑いので扇子や、日除けに日傘があるといいですね。冬はお葬式の前や出棺の待機中など寒いので、コートは必需品です。 寒さに我慢できるのであれば、脱いで手にもつのがマナーとしてもよいのですが、風邪を引く場合もあるので無理は禁物です。

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女性が用意しておきたい持ち物は?

女性がお葬式に参列する際に用意しておきたいものをご紹介します。 ・黒ストッキング ・手袋 ・化粧品 ・エプロン ストッキングは伝線したときのために予備として1、2個あるとよいです。ジェルネイルのような、すぐに落とせないネイルをしている場合では、隠すために黒の手袋を持参しましょう。ただし焼香のときは、外すようにします。 それから涙で化粧が崩れることもあります。ハンドバッグに入る程度で、ファンデーションや口紅などの化粧品があるとよいですね。お葬式のときに食事を作るなどのお手伝いがあれば、エプロンも持参しましょう。その際、色は白か黒とし、無地のものを用意します。

お葬式で必要なものはあらかじめ準備しておくのが大人のマナー

お葬式で必要なものを一通り揃えておくのは、大人のマナーです。お葬式で必要なものは、葬儀用のハンドバッグに入れたり、クローゼットにスペースを設けて一ヶ所にまとめたりしておくと、急なお葬式のときにも慌てることはないでしょう。