自宅供養の方法について。メリットとデメリットを考えて取り入れよう

公開日 : 2020/5/15

更新日 : 2020/9/10

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遺骨をお墓に埋葬せず、自宅供養を選択する人が増えています。故人を身近に感じることができ、お墓の管理をしなくてよいなどのメリットがある反面、遺骨の管理の引継ぎが難しいなどのデメリットもあります。自宅供養の方法や意義、注意点について解説します。

公開日 : 2020/5/15

更新日 : 2020/9/10

目次

自宅供養ってなに?

自宅供養とは、遺骨をお墓に埋葬せずに自宅に安置して供養することです。お墓の管理が難しい場合や、様々な事情からお墓を建てられないなどの場合に、自宅供養が選択されています。

 

自宅供養には大きなメリットとデメリットの両方がありますが、一体、どんな場合に選択したらよいのでしょうか。ここからは自宅供養の意義や方法、注意点について解説していきます。ぜひ参考にしてください。

自宅供養の是非

遺骨をお墓に埋葬せず、自宅に安置しておくことに、法律的な問題はありません。ただし遺骨の埋葬には行政機関による「埋葬許可」が必要ですので、たとえば骨を自宅の庭に埋めるなどの行為は禁止されています。

 

自宅供養は、あくまで骨を自宅に安置することのみを指します。その点だけはくれぐれも注意しておいてください。

自宅供養はどんなときに行う?

自宅供養はどんなときに選択されている弔い方でしょうか。自宅供養の意義とともに考えていきましょう。

故人にそばにいてほしい

自宅供養は、いつまでも故人を身近に感じていたい、そばで見守っていてほしいときに、選択されることが多い供養方法です。また故人の遺骨が身近にあると、いつでも手を合わせることができます。

 

お墓に向かって手を合わせるより、遺骨に手を合わせるほうが、より身近に故人の存在を感じることができます。故人とのつながりを重視する場合は、自宅供養を選択肢に入れるのもおすすめです。

墓や墓参りの都合上

さまざまな事情からお墓を建てられない場合や、お墓に通うのが難しいなどの点も、自宅供養が選ばれる大きな理由の1つです。自宅供養なら自宅で故人に手を合わせることができるため、お墓の管理や管理料の支払いといった負担をなくすことができます

 

お墓を継いでくれる人がいないといった場合にも、自宅供養は選択されています。

自宅供養と手元供養のちがい

自宅供養と並んで手元供養という言葉もよく耳にします。すべての骨を安置する「全骨」での弔い方を自宅供養、大部分を墓に収めて一部の遺骨のみを安置する「分骨」を手元供養と分けて呼ぶことがありますが、遺骨を残すという点では、自宅供養も手元供養も変わりはありません

 

ただし分骨の場合は、骨を砕いてネックレスやキーホルダーに納めることがあります。こういったアクセサリーに骨を納めると、いつでも手元に置いておくことができます。そういった点から、分骨する方法を手元供養と呼ぶこともあります。

自宅供養のやり方

自宅供養のやり方についてご紹介します。自宅供養を行うことにこれといった問題はありませんが、後々に遺骨を始末することになったときのために、前もって準備をしておく必要があります。その点についてもご紹介しますので、自宅供養を行いたいと考えている場合はぜひ参考にしてください。

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事前に関係各所に連絡

自宅供養を行う場合は必ず、前もって各方面への連絡を行いましょう。とくに親族への相談や周知は必須です。自宅に遺骨を安置することに抵抗を持つ人も多くいます。自宅供養することを周囲に一言も告げずにいると、親族間のトラブルになりかねません。

 

また、墓の管理者や、葬儀会社・火葬場の管理者などにも事前の連絡が必要です。基本的に自宅供養は故人の自由ですが、こういった関係各所に事前に連絡をしておくことで余計なトラブルを回避することができ、スムーズに物事を運ぶことができます。

分骨時の注意点

とくに分骨を考えている場合には、葬儀社や火葬場への連絡が必ず必要です。分骨をする場合は、火葬場や墓の管理者から「分骨証明書」を発行してもらわなければいけません。これは、分骨した遺骨を埋葬しなおしたいと考えた時に、必要になる書類です。

 

火葬場で分骨する場合は火葬場から、すでに墓に埋葬した遺骨から分骨する場合は墓の管理者から分骨証明書が発行されます。火葬場で分骨する場合は、あらかじめ葬儀社や火葬場に相談しておくと、スムーズに証明書を発行してもらうことができます。

仏壇におさめる

自宅供養のための仏壇も多く販売されています。自宅供養用の仏壇のデザインや大きさはさまざまですが、伝統的な仏壇とは異なり、洋風のデザインや、家具のようなおしゃれなデザインのものが多いです。スペースやインテリアに合わせて選ぶとよいでしょう。

後飾り祭壇を利用

遺骨は四十九日の忌が明けるまで、自宅に後飾り祭壇を作って安置します。自宅供養をする場合は、四十九日が明けた後も、後飾り祭壇を使い続ける方法もあります。

 

後祭り祭壇は白色に統一するのが一般的で、白い布を敷いたり、白木で作られたものを利用します。後祭り祭壇は葬儀社の葬儀プランに含まれていることが多いですが、オプションの場合は葬儀社から購入したり、仏具店などで購入したりすることができます。

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骨壺のまま安置

骨壺のまま遺骨を安置することもできます。仏壇や、仏間に棚を作って安置するのが一般的ですが、とくに決まりはありませんので、寝室などに安置してもかまいません。

 

ただし、まれに遺骨にカビが発生することがあります。日当り・風通しの悪い場所や、湿気のたまりやすい水回りの近くなどに安置するのは、やめたほうが良いでしょう。また、骨壺内に結露が発生するのを防ぐため、直射日光のあたる場所や1日の寒暖差が大きい場所も不適です。

ネックレスなどにおさめる

分骨した場合、骨を粉砕して専用のネックレスやキーホルダーに納める方法もあります。こういったアクセサリーに遺骨を納めておくと、故人をいつも身近に感じることができます

自宅供養のメリットとデメリット

自宅供養のメリットとデメリットをご紹介します。大きなメリットのある自宅供養ですが、反面、大きなデメリットがある点も否めません。自宅供養を考えている場合は、ぜひ以下を参考にしてみてください。

メリット

自宅供養の大きなメリットは、故人をいつでも身近に感じることができるという点です。仏壇やお墓に手を合わせるよりも、自宅供養のほうが、亡くなった後もつながっていると強く感じることができます。

 

お墓の管理や管理料の負担がなくなる点も大きなメリットです。お墓が遠方にあるとお墓参りに行くのもなかなか大変です。また、お墓を継ぐ人がいないという人にも、自宅供養はとても有意義です。

 

お墓に関する身体的、精神的、経済的な負担をなくしたいという場合は、自宅供養を視野にいれてみてはいかがでしょうか。

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デメリット

まず第一に、周囲に理解されにくい点が挙げられます。自宅に遺骨を安置したままにするのは縁起が良くないという考え方は根強く残っています。親族や友人との付き合いに支障が出ることもありますので、相談や周知は事前によく行いましょう。

 

もう1つのデメリットは、先ほどもご紹介したカビの発生です。遺骨にカビが発生すると、取り除くことが難しいです。火葬直後に真空パックに詰めるなどし、湿気対策は徹底的に行いましょう。

 

そしてもう1つのデメリットは、遺骨を受け継いでくれる人がいるかどうかという問題です。遺骨を託されるというのは墓を任されるのとはまた違った負担が、相手側にかかります。区切りのいいところで永代供養を頼んだり、散骨したりなどして、遺骨の行き先が宙に浮かないように、あらかじめ計画を立てておきましょう。

自宅供養には計画性が大切

自宅供養を行うときは、将来的な遺骨の始末を見据えて、あらかじめ計画を立てておきましょう。周知や相談、計画さえしっかりしておけば、自宅供養には大きなメリットがあります。