妊婦は葬式に参加していい?鏡はなぜ必要?鏡の種類や大きさも解説!

公開日 : 2020/4/23

更新日 : 2020/9/11

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妊婦の親族に不幸があった際、妊婦は葬式に参列してもよいのでしょうか。妊婦が葬式に参列する際は鏡をお腹に入れるという言い伝えもありますよね。ここでは、妊婦が葬式に参列する際なぜ鏡を入れるのかや鏡の種類や向き、大きさ、妊婦が葬式に参列する際のマナーも解説します。

公開日 : 2020/4/23

更新日 : 2020/9/11

目次

妊婦はお葬式に参列してもいの?

よく妊婦さんはお葬式に参列してはいけないというのを耳にしますが、それは本当なのでしょうか?ここでは、妊婦さんはお葬式に参列してもいいのかや参列する際の注意点について解説していきます。

妊婦もお葬式に参列して問題ない

妊婦さんがお葬式に参列することに問題はありません。葬式のマナーで、妊婦がお葬式に参列してはならないという決まりはありません。しかし、妊娠期間中は母子共に非常に大切な時期です。体調面にはしっかりと考慮するようにしましょう

 

妊婦さんにとっても、学校の恩師や仲良くしていただいていた知人が亡くなられた時は、お葬式に参列して最後のお別れをしたいものです。お葬式は故人を偲び、弔意や感謝の気持ちを表す場所ですので、参列したい気持ちがあり体調に問題がないのであれば、妊婦だからと遠慮をする必要はありません。

 

 

参列する場合は医師の許可を

お葬式では妊婦の身体への負担が予想されます。妊婦は体調を第一に考えて参列する必要がありますので、不安な場合はお葬式に参列して大丈夫かどうかを、かかりつけの産婦人科の先生に相談してから判断するようにしましょう。

 

万一ドクターストップが出たら、無理せず参列は見合わせてくださいね。

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お葬式に参列しても良いかご遺族に相談する

妊婦さんがお葬式に参列する場合、お葬式の席で休憩をとるために席を外すことがあるかもしれません。そのため、妊婦さんがお葬式に参列する場合は、故人の身内の方々や会葬者の迷惑にならないよう、妊婦である旨をご遺族の方に相談し、妊娠中でも参列してよいか事前に確認してからお葬式に参列するようにしましょう。

 

また、体調が悪くなった時のために、あらかじめ一緒に行く人や自分に近い方に妊婦である旨を伝えておきましょう。

地域の風習で妊婦さんがお葬式に参列できない場合も

妊婦さんのお葬式参列をよしとしない地域もあります。たとえば独自の風習が残る沖縄では、現在でも妊婦さんの葬式参列はタブーとされています。

 

失礼を犯さないよう、地域の風習は尊重したほうがよいでしょう。妊婦の参列が可能かどうか、喪主や故人のご家族にあらかじめ確認しておくと安心です。

妊婦がお葬式に参列してはいけないと言われる理由

妊婦はお葬式に参列してはいけないと言われるのは、「生まれた赤ちゃんにあざができる」「死者があの世に連れていってしまう」などという言い伝えがあるためです。しかしこうした言い伝えはいわゆる迷信であり、実際には妊婦がお葬式に参列しても問題はありません。

 

それではなぜこうした迷信が生まれたのでしょうか。もともとの背景には、妊婦と赤ちゃんの体をいたわるためという意味合いがあったと考えられます。

妊婦さんのお葬式時の労働を免除するため

昔のお葬式では、女性が何時間も炊事したり、他のことについてもお世話したりと大変な労働をしなければなりませんでした。そのため、妊婦さんの体のことを考え、労働を免除するために生まれた風習ではないかとも考えられています。

 

また、現代のように医療や衛生が発達していなかった時代には、妊婦が出産で命を落とすこともめずらしくありませんでした。密室空間に大勢の人が集まる葬儀場では、妊婦が感染症などに罹患するおそれがあります。

 

つまり、お葬式に参列すると様々な面で妊婦に負担がかかることを考慮し、言い伝えという形で妊婦の葬式参列を戒めたと考えられます。

 

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妊婦さんを遺体から遠ざけるため

もう一つ理由として考えられるのは、「遺体から遠ざけるため」です。昔はドライアイスなどもないため、遺体はどんどん腐敗してしまいます。まだウィルスや病原菌などの存在は考えられなかった時代は、それが疫病の感染源となってしまい、死の穢れとして恐れたと考えられます。

 

疫病は「悪い霊の仕業」だとされたのでしょう。このように考えられていた「悪い霊」から、妊婦や生まれてくる子供を守るために葬式・火葬場・墓場に行かないほうがいいという知恵があったと考えられます。医学も科学も発展していなかった時代には、大変意味のある風習だったのです。

お葬式で妊婦はお腹に鏡をいれるって本当?

それではなぜ、妊婦さんがお葬式に参列する場合は鏡を持っていくといいと言われるのでしょうか。気になる理由を見てみましょう。

昔からある妊婦とお葬式の迷信

昔から、妊婦がお葬式に参列すると「赤ちゃんが霊に連れて行かれる」と言われたり「あざのある赤ちゃんが産まれる」と赤ちゃんに悪い影響を与えるという迷信や言い伝えがありました。

 

古来より、鏡には邪悪な力を跳ね返すパワーがあるとされてきました。現代でも、日常的に死と接する機会の多い看護師さんなどの中には、制服のポケットに小さな鏡をいれて持ち歩いている人も多いと言われています。

 

妊婦さんの場合も、お葬式に参列する際に鏡を持っていけば鏡の力でケガレを跳ね返し、お腹の赤ちゃんを守れるとされています。もちろん科学的な根拠はなくあくまで気持ちの問題ではありますが、妊娠中の葬式参列には「縁起が悪いのでは」と多少の不安を感じる方も多いことでしょう。少しでも不安が取り除かれるなら、鏡のパワーを信じて持参されることをおすすめします。

 

鏡はお腹の部分に入れる

それでは具体的にどのようにして鏡を持っていけばよいのでしょうか。やり方は鏡の反射部分を外向きにして、鏡は赤ちゃんのいるお腹の部分に入れてください。邪気を祓うために、鏡面を外側にして入れるのがポイントです。

 

鏡は妊婦用の腹巻やガードルなどで押さえるようにすれば安定します。マタニティには鏡を入れることができるポケットがあるデザインもあります。

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鏡の大きさや種類はなんでもOK

鏡には様々な大きさのものがありますが、鏡のパワーにサイズの大小は関係はありません。妊婦さんがお葬儀に参列する際にお腹に仕込む鏡を選ぶ際はポケットサイズの鏡を選ぶようにし、あまり大きなサイズの鏡は選ばないようにしましょう。

 

鏡のサイズが大きすぎてしまうと、お葬式中に動作の邪魔になってしまうことがあります。また、綺麗に映る鏡であれば、どのような鏡を使っても問題ないです。高価な鏡である必要はありません。

妊婦がお葬式に持参すると良い持ち物

鏡は死のケガレを跳ね返すためのものだったのですね。それでは、鏡の他に妊婦さんがお葬式に参列する際に持っていくと安心なものを見ていきましょう。

妊婦の体を守る防寒アイテム

妊婦さんに冷えは禁物。一般に式場は冷房が効いており、夏でも肌寒く感じることがあります。冬場はもちろんのこと、暑い季節でも羽織るものやひざ掛けなど、手早く寒さをしのげるものを持っていくことをおすすめします。

妊婦のつわり対策用のアメなど

妊娠初期でまだつわりが収まっていない場合、空腹時に吐き気を感じる食べづわりの症状が出ることがあります。食べづわりの場合は、空腹を感じたらとりあえず何か口に入れれば吐き気は和らぎます。吐き気を感じたらすぐ口に入れられるよう、アメやグミなどをバッグに入れておくとよいでしょう。

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妊婦のかかりつけ病院など緊急連絡先のメモ

妊娠中は、精神的・肉体的な疲れなどで急にお腹が張ってきたり、出血したりすることがあります。参列中に体調に異変が生じたらすぐに対応できるよう、かかりつけの病院の救急外来の電話番号やタクシー会社の電話番号のほか、念のため母子手帳や病院の診察券なども持参すると安心です。

妊婦が葬式に参列する際の注意点やマナー

妊婦さんは疲れやすかったり腰痛になりやすかったりなど、いつも通りには動けないことを念頭に置いておく必要があります。妊婦さんがお葬式に参列する際に注意すべきことをもう一度確認しておきましょう。

体調を一番に考える

妊娠中は、免疫力が下がったり体力が落ちていたりなどで体調を崩しやすいものです。疲れなどが原因で切迫早産や切迫流産になってしまうことも。妊娠後期ならいつ陣痛が始まってもおかしくありません。

 

身内や親しい方など、どうしてもお葬式に参列したい場合もあるでしょうが、やはり生まれてくる赤ちゃんと母体の健康と安全を第一に考えるべきです。お葬式に参列するかどうかは、体調を第一に考えて決めましょう。

遠方のお葬式参加はよく考えて

安定期とされる妊娠中期以降で臨月に入る前であれば、妊婦さんでも新幹線や飛行機に乗ることは可能です。しかし、狭い座席に長時間ずっと座ることでエコノミークラス症候群を発症したり、シートベルトで子宮が圧迫されたりすることがあります。

 

移動中に体調に異変が生じた場合、機内・車内では適切な処置を受けられないおそれがあるだけでなく、到着先でもすぐに医療機関を受診できるとは限りませんので、注意が必要です。

 

特に、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病と診断されている場合は、長距離の移動はなるべく避けたほうがよいでしょう。遠方での葬式の場合は必ず事前にかかりつけの医師に相談してください。

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手持ちの喪服を着られない場合の対処法

妊娠中期以降はお腹がせり出してくるため、手持ちの喪服が入らなくなることも。マタニティ用の喪服も販売されていますが、一般的に妊娠中のお葬式参列は何回もあることではありません。購入せずレンタルしてもよいでしょう。

 

足元は黒のストッキングを着用するのがマナーです。お腹が出ているのであれば、マタニティ用の黒ストッキングを用意することをおすすめします。靴は安定感を重視し、フラットシューズを選びましょう。

妊婦さんは無理ない方法で故人を偲ぼう

妊娠中であっても大切な方のお葬式には参列し、最後のお別れをしたいと思う方は多いことでしょう。体調に問題がなければ妊婦でもお葬式に参列することに問題はありませんが、一番に考えるべきはやはり妊婦さん自身と赤ちゃんの安全です。

 

参列が難しい場合は、弔電を打ったり供花を贈ったりすることで弔意を表すことも可能です。無理をせず、体調と相談しながら故人を偲ぶ方法を考えてくださいね。