会葬礼状とは?書き方や注意点など詳しく解説します!
公開日 : 2020/3/18
更新日 : 2020/9/10
故人が亡くなられた場合、通夜や葬儀を滞りなく行いますが、参列者への感謝の気持ちを込めたお礼の手紙などを忘れずに出す必要があります。今回は、会葬礼状の意味や書き方、注意点などを詳しく説明するので、出す際の参考にしてみてください。
公開日 : 2020/3/18
更新日 : 2020/9/10
目次
そもそも会葬礼状とは?
会葬礼状とは、通夜や葬儀に参列した人へ感謝の気持ちを伝えるための挨拶文やお礼状のことをいいますが、どのような物を選べばいいか知っていますか?会葬礼状の種類など詳しく説明するので、参考にしてください。
種類
会葬礼状を選ぶ際のはがきの種類について説明するので、参考にしてください。 ・単カードタイプ ・二つ折りカードタイプ 会葬礼状のはがきには、2種類のパターンがあります。まず、単カードタイプとは、はがき1枚サイズの大きさで一般的に返礼品などと一緒に同封して渡します。 一方、二つ折りカードタイプとは、はがき2枚分の折りたたんだサイズで、参列者などへの挨拶文や感謝の気持ちを少しでも多く文字にして渡したい人におすすめのタイプです。 また、会葬礼状を返礼品と一緒に渡したり郵送する場合は、専用の封筒に会葬礼状を入れ封緘シールで止めておくと丁寧に手間なく便利に使用できるため、ポイントとしておさえておきましょう。
四十九日後
会葬礼状は、通夜や葬儀の際に参列者などへ渡すお礼のはがきになりますが、それ以外にお渡すお礼状などについて説明するので、チェックしてみましょう。 ・忌明けのはがき 会葬礼状以外に出すはがきとして、四十九日が終わり忌明けしたことをお知らせるはがきがあります。 忌明けのはがきは、満中陰礼状ともよばれ葬儀に参列した人や香典や供物などを貰った人へ喪に臥す期間が終了したことを告げる意味や、葬儀などのお礼を伝える意味があります。 忌引明けのはがきは、会葬礼状と違い通夜や葬儀に渡すのではなく四十九日が終わった後に出すため、うっかり出すの忘れないようにしっかりと覚えておきましょう。
会葬礼状の書き方は?
会葬礼状とは、通夜や葬儀の際に香典を貰った人への感謝の気持ちを伝えるお礼状ですが、どのように書くか知っていますか?会葬礼状の正しい書き方など詳しく説明するので、ポイントをしっかりおさえておきましょう。
自分で作る場合
会葬礼状を自分で作成する場合のポイントについて説明するので、書く際に参考にしてみてください。 ①季節や時候の挨拶は書かない ②忌み、繰り返しは使わない ③筆ペンやボールペンで書く ④句読点は使用しない 会葬礼状を自身で作成する場合には、注意点がいくつかあります。まず、通常の挨拶文と違い時候の挨拶などは使用せず、省略することができます。 また、句読点についても記入する際には、使用しないルールになっているため、間違って使用しないように注意しましょう。 次に、忌み言葉や繰り返す言葉は、不幸の連鎖や相手先へのマイナスのイメージに繋がるため、マナーとして絶対に使用しないようにしましょう。 最後に、自分自身で会葬礼状を作成する際には、筆ペンやボールペンを用いて手書きで書くようにしましょう。 パソコンなどを使ってプリントアウトすることもできますが、手間を書ける時間を作れるのであれば、手書きで書くことによって感謝の気持ちが伝わりやすく、オリジナルの文章を作成することができるためおすすめです。
業者に頼む場合
会葬礼状を業者に他の場合について、説明するので参考にしてみてください。 ・葬儀会社に頼む ・専門業者に頼む 会葬礼状を業者に委託する場合には、2つのパターンがあります。まず、通夜や葬儀を依頼している葬儀会社へ委託するパターンです。 葬儀会社の場合、通夜や葬儀の打ち合わせと一緒に会葬礼状の作成を頼むことができ、決まったフォーマットを一部変更するだけで使用することができるため、手間をかけずにスムーズに作成したい人におすすめです。 一方、専門業者に頼む場合、インターネットなどを通じて依頼することができます。専門業者に依頼すると、故人との思い出や特徴などを電話ヒアリングしながら会葬礼状を作成することができます。 自分で文章を作成することが苦手で、決まった形式ではなくオリジナルの会葬礼状を作りたい人は、専門業者への依頼を是非検討してみてください。
雛型
会葬礼状を書く際の雛型について、紹介するので作成する際に参考にしてください。 【例文】 拝啓 亡父 山田太郎 儀 通夜葬儀に際しましてはご多忙中にも関わらずご弔問ご会葬を賜りまして誠に有難うございました 本来であれば拝眉の上お礼申し上げるべきところ略儀ながら書中にてお礼を申し上げご挨拶に代えさせていただきます 敬具 令和◯年◯月◯日(通夜) ◯月◯日(葬儀・告別式) 静岡県〇〇市〇〇111 喪主 山田次郎 外 親族一同 会葬礼状は、書式など決まった形はありませんが、自身でオリジナルの文書を作成する場合は、雛型を参考にして作成すると内容を網羅して間違いなく便利に作成できるため覚えておきましょう。
会葬礼状は家族葬の場合も必要?
会葬礼状は、自分でオリジナルの文書を作成したり、業者に頼むことでスムーズに作成することができますが、家族葬の場合には出す必要があるのでしょうか?家族葬を行う際の会葬礼状が必要なケースについて紹介するので、チェックしておきましょう。
必要な場合
会葬礼状は、通夜や葬儀の参列者へ渡す挨拶文やお礼状になりますが、家族葬でも必要になります。家族葬は、家族のみで故人を弔う場合を除き、親戚や故人との関わりが深い人から香典を貰うケースがあります。 通夜や葬儀当日は、香典をお断りしているケースでも、葬儀後に自宅へお悔やみの来る場合が十分に考えられるため、会葬礼状と併せて香典返しの準備もしておくようにしましょう。
会葬礼状がない場合
家族葬で会葬礼状を作成していない場合に、何か困ることがあるか知っていますか?会葬礼状を参列者に渡す以外の用途について説明するので、参考にしてみてください。 ・勤め先の忌引申請 通夜や葬儀で勤め先を休む場合に、休暇をとりますがその場合有給休暇と同じ忌引休暇をとることができます。忌引休暇を申請するには、事実確認が証明できる会葬礼状が必要となるため、勤め先の提出用として1枚準備しておくようにしましょう。 家族葬で、会葬礼状を作成していない場合は、自治体から証明された火葬証明書や医療機関から発行された死亡診断書で代用することができます。 また、葬儀会社で発行する葬儀施工証明書も会葬会葬礼状の代用として使用することができます。 家族葬を行う際は、勤め先への有給休暇と同様の忌引休暇を申請できるケースが多いため、会葬礼状など必要な書類を失くさず保管しておくようにしましょう。
会葬礼状のマナーは?
会葬礼状は、勤め先への忌引申請を行う際に使用する場合がありますが、どのような点に気をつければいいのでしょうか?会葬礼状を渡すタイミングやマナーについて詳しく説明するので、参考にしてください。
渡すタイミング
会葬礼状は、本来葬儀が終わってから郵送などで送る場合が一般的でしたが、最近では通夜や葬儀の際に、香典返しと一緒に渡すケースが増えています。 通夜や葬儀で会葬礼状を渡す場合は、一緒にお清めの塩を同封すると便利なため、参列者が自宅へ帰って使えるように配慮を怠らないようにしましょう。 また、弔電や供物などを貰った場合は、葬儀終了後出来るだけ早く返礼品と一緒に会葬礼状を郵送するようにこころがけましょう。
会葬礼状以外の注意点
会葬礼状以外に、香典を一般的な金額よりも多くもらった場合は、香典返しとは別に後日金額に見合った返礼品を送るようにしましょう。 返礼品を送る場合には、四十九日の忌引明けが終わってから送るのがマナーになりますので、間違わないように注意しましょう。 返礼品には、お菓子などの消費して消えてなくなるものや、洗剤などの普段の生活で使用するものをお返しする場合が多いため、覚えておきましょう。
心を込めた会葬礼状を出そう
会葬礼状は、故人が亡くなってから通夜や葬儀に参列した人などに渡す挨拶文やお礼状のことをいいます。 会葬礼状は、自分でオリジナルの文書や葬儀会社などに委託してテンプレートに沿ったものをスムーズに作成することができますが、参列者などへ感謝の気持ちが伝わるようにマナーを守って作成するようにしましょう。
ご相談・お問い合わせください