【ご母堂とは】ご母堂の意味や使い方・弔電を送る場合・他の敬称は?

公開日 : 2020/3/15

更新日 : 2021/1/20

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ご母堂とはあまり聞きなれない言葉ではないでしょうか?葬儀などの場面ではこのような敬称で相手を敬う言い方をするのがマナーです。今回は、ご母堂やご尊父、その他の敬称、弔電での使い方などについてまとめていますので参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/3/15

更新日 : 2021/1/20

目次

そもそもご母堂とは

ご母堂やご尊父は続柄を敬い表す時の言葉です。敬称と言われるもので葬儀の弔電や弔辞、挨拶などの時に用います。続柄の敬称は普段は聞くことも少なく、あまり使用しないので知らない方も多いです。

 

葬儀は言葉遣いなどのマナーを特に気を付けなくてはいけない場所なので事前に知識を深めておかないと困る場合もあります。今回は「ご母堂」について意味や使い方、使う場面などを詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。

ご母堂の意味は?読み方は?様はつけるの?

ご母堂とは第3者の母親を敬い、表した言葉です。「母堂(ごぼどう)」という言葉が敬った表現をしていて、慣例では「ご」と「様」をつけて「ご母堂様」と表しまます。葬儀では遺族の母親や妻の母、夫の母が亡くなられた時に使われる場合が多いです。

 

弔電やお悔やみの言葉などを伝える時にも使用します。また、仕事などの場で使用する場合もあります。他には「お母上様やお母様、ご賢母様」などの表現があります。他には妻の母という意味で「ご丈母様やご岳母様」という言葉もあります。

その他の敬称の意味

葬儀では弔電や弔辞で敬称を使用します。その為、ご母堂以外にもその他の敬称について知識をつけておく事が必要です。「ご尊父」や「祖父や祖母」などの他の敬称についても詳しく見てみましょう。

ご尊父とはどういう意味か【生きている方に使っても大丈夫?】

ご尊父とは第3者の父親を敬い表した言葉です。「尊父」も敬った表現ですが、「ご尊父様」と言うのが慣例です。葬儀では遺族の方の父親や妻の父、夫の父が亡くなられた時に使われる事が多いです。

 

葬儀た弔電、お悔やみの言葉など以外にも仕事などでも使用される表現です。その他に「ご賢父様やお父様、お父上」という言い方もあります。妻の父という意味の「ご岳父様(ごがくふさま)」と言われる場合もあります。言い慣れない言葉なので調べておきましょう。

 

御母堂と同じく他人の両親に対する敬称ですので生きている方に使っても差し支えありません。自分の父親を指す場合には「尊父」ではなく「父」やへりくだって「老父」とします。

御尊父と御岳父の違いとは?【義理であるかそうでないか】

ご岳父は「ごがくふ」と読み、第三者の父親への敬称という意味ではご尊父と同じですが、ご尊父が第三者の実の父親を指すのに対し、ご岳父は義理の父親を意味します。さらに義理の父親であっても妻の父親に限られて使用するのが本来の意味です。

 

地域によっては義理の父親に該当する人であれば配偶者の実父に限らず、誰でもご岳父と呼ぶ所もあります。その場合は地域の決まりやしきたりに従うのが一番でしょう

祖母や祖父などのその他の敬称について

お葬式での敬称は遺族の方の代表の喪主から見た故人の続柄を使用します。葬儀は礼儀が特に重要になる場で、他の方も来られます。失礼のない言葉で話す事が大切です。特に弔電やお悔やみの言葉を伝える時には敬称をよく確認しておきましょう。敬称を紹介します。

 

  • 祖母や祖父は「ご祖父様やご祖母様」です。
  • 夫の場合は、「ご主人様やご夫君様、旦那様」です。
  • 妻の場合は、「ご令室や令夫人、奥様」です。
  • 子供や孫の場合は、「ご子息やご令嬢、お孫様」です。
  • 兄弟では「お兄様やご令兄様、弟様・ご令弟様」です。
  • 姉妹は「お姉様やご令姉様、妹様、ご令妹様」です。

ビジネスでも使われている

葬儀やお通夜などのお悔やみの場で使用される印象が強いですが、親の敬称「御母堂」「御尊父」はビジネスの場でも、活用されています。通常は「お母様」「お父様」と呼ぶことが多いですが、取引先やあらたまるような場で「御母堂様」「御尊父様」と使用することもあります。

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御母堂と御岳母の違いとは?祖母・義母・実母の敬称とは?

御母堂は、実母を言います。御岳母は妻の母を御岳母と呼びますが、一般的に妻の母は「御丈母」と使用されることのほうが多いです。

 

訃報で用いられる敬称として、祖母は「御祖母様」。夫にとっての義母(妻の母)夫の母は「御丈母/御岳母」、妻にとっての義母(夫の母)は「御母堂」。実母は「御母堂様」となっています。

敬称の使い方

ご母堂やご尊父、祖父や祖母などのその他の敬称についての意味についての解説をしました。敬称の使い方についても見てみましょう。また、弔電で敬称を使用する場合や、忌み言葉、宗教で控えるべき言葉についても注意しなくてはいけないので確認してみましょう。

弔電でご母堂などを用いる場合【電話でお悔やみを伝える】

弔電はお悔やみの気持ちを伝えるための電報の事です。弔電は葬儀へ参列が難しい事情がある時に送ります。その際の弔電の文面では敬称を使用するので、どのような使い方なのか見ていきましょう。

 

ご母堂様の時には「ご母堂様のご冥福をお祈りして 謹んでお悔やみ申し上げます」などのように使用します。ご尊父様の時には「ご尊父様が安らかに永眠されますよう お祈りいたします」などと送ります。

 

分からない場合には、電話で依頼する時にオペレーターに確認しておけば安心です。弔電にどんな分を送れば良いのか分からない方は例文が色々と紹介されていますので、それを参考にしましょう。弔電は文字数により値段が変わります。

遺族への悔やみの言葉をメールで送るとき

皆さんはお悔やみの言葉やメールを送る際にどの程度の丁寧な言葉遣いをすべきか悩むことはないでしょうか。基本的には、弔電では敬称として「御母堂様」を使用しますが、言葉やメールの場合は故人や言葉を送る遺族との関係性に応じて敬称を使い分けるといいでしょう。

 

また、直接お悔やみの言葉を掛ける場合、「この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。」などと手短に伝え、遺族と長話をすることは避けましょう。最近ではLINEなどが普及していることから、メールなどで訃報が入ることも多いでしょう。

 

大切な言葉メールで伝えてもいいのかと考える方もいると思います。メールでお悔やみの言葉を伝えることは正式なマナーではありませんが、相手への気持ちを伝えるツールとして活用されています。

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訃報の連絡が来たときの返事の例文

訃報メールに返信する際の注意点としては、返信のタイミングや言葉遣い、使ってはいけない忌み言葉など、気をつけなくてはならないことがいくつかあります。今回は言葉遣いについて解説していきます。

 

言葉遣いについて気を付けることそして挙げられるのは、「忌み言葉」を避けることです。例えば「死ぬ」「死亡」などの言葉は「ご逝去(ごせいきょ)」と言い換えましょう。その他にも、「今後も」「再び」などの言葉は、死を繰り返すこと連想させるの避けましょう。

弔電で注意する忌み言葉

葬儀では忌み言葉に配慮しなくてはいけません。忌み言葉は葬儀で使用すると不吉とされていて縁起の悪い言葉です。忌み言葉には「たびたびや重ね重ね、ますます」などの重ね言葉や「再びや消える、無くなる、落ちる」等の良くないイメージの言葉は控えましょう。

 

他には「数字の四と九」は苦しみや死をイメージするので使用しません。生や死に関わる言葉に言い換えるようにします。生きていた時は「生前やお元気な時」というような言い方にします。また、励ましの言葉もかけない方が良い場合もあります。

 

突然の不幸の場合や長年、病気と闘っていた場合などその方により状況は違います。その為、励ます事により余計に遺族の心を逆なでしてしまう場合もあります。遺族への心遣いも大切なので言葉一つひとつに気を遣いましょう

宗教で控える言葉【キリスト教の弔電には気を付ける】

葬儀では宗教上控えた方が良い言葉があります。日本では多くの方が仏教ですが、仏教では普通に使用される言葉でもキリスト教などの宗教では失礼に当たる言葉もあるので気を付けなくてはいけません。

 

「ご冥福をお祈りいたします」などの冥福は仏教で使用される言葉なのでキリスト教や神道では使用できません。仏教でも浄土真宗の場合も考え方が違うため使用しないです。「往生や成仏、供養」も同じく仏教用語なので注意しましょう。

 

弔電を送る時にはキリスト教や神道、浄土真宗などの仏教以外の宗教ではないのかを確認して送るようにしましょう。故人の宗教が分からない場合には、早めに周りの方や遺族に確認するようにしましょう。

ご母堂についてのまとめ

ご母堂は葬儀などの場面で使用される大切な言葉です。普段からあまり使用する言葉ではないので、葬儀の場で使用するのが難しいので事前によく調べておくようにしましょう。また、忌み言葉や宗教によって控える言葉にも併せて注意しましょう。