祖母の喪中はがきは出す?妻・夫の祖母やどこまで出すかを解説

公開日 : 2020/3/14

更新日 : 2020/9/7

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自分の祖母が亡くなった場合や配偶者の祖母が亡くなった場合に喪中はがきは出すべきか悩む方も多いでしょう。2親等の親族まで喪中はがきを出すのが一般的です。この記事では、祖母の喪中はがきの出し方から、喪中はがきの文例などを解説していきます。

公開日 : 2020/3/14

更新日 : 2020/9/7

目次

祖母の喪中はがきは出す

祖母が亡くなった場合は、一般的には2親等までが喪中となるため、通常は喪中はがきを出します。一般的に喪中とは、近親者が亡くなった時に1年~13ヵ月の間喪に服すことをいいます。しかし、各家庭の事情により実の祖母であっても疎遠であるため、喪に服さないこともあります。

喪に服すのは2親等

喪に服すのは、下記の通り2親等の親、兄弟姉妹、祖父母までが喪中はがきを出すことが一般的です。叔父、叔母や甥、姪、曾祖父は3親等です。ここでは0親等から3親等を以下に表にしました。

0親等 夫・妻
1親等 父母、配偶者の父母、子供
2親等 兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫(孫以外は配偶者も含む)
3親等 曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者(甥、姪以外は配偶者も含む)

関係性を考慮しても問題はない

祖母など2親等までの親族が亡くなった時に喪中とお伝えしましたが、これは一般的な慣習であり、必ず準じる必要はありません。自分との関係性の深さも考慮した上で、喪中はがきを出すかを決定しましょう。

 

核家族化が進む中で、祖父母と縁遠い、兄弟姉妹で縁が切れている状態や。一方では親戚と親代わりで同居しており関係性が深い場合は、喪中にするなど、家庭環境も考慮して決めて良いでしょう。

配偶者の祖母(義祖母)が亡くなった場合どうするのか

配偶者の祖母が亡くなった場合は、喪中はがきを出すのか迷う方も多いでしょう。ここでは考えられるケースを挙げて見ていきましょう。

夫婦連名で喪中はがきを出す

配偶者の祖母が亡くなった場合は、夫婦連名で喪中はがきを出すかは、各家庭に応じて意見が分かれることがあります。夫婦連名で出す場合は、夫側を主体にして「義祖母」という形で出すのが一般的です。少し違和感を強く感じる場合は妻の祖母など配偶者の名前を出した文面が自然でしょう。

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配偶者だけ喪中はがきを出す

妻側の祖母が亡くなった場合に、喪中とすると夫側の親族が良いと思わないケースや仕事上の付き合いに影響を避けたい意向なら、配偶者側の近親者にのみ伝える方法もあります。

喪中はがきは出さない

配偶者の祖母の場合は、喪中にしないという家庭もあります。ただし、この場合は夫婦で2親等は喪中にしないことを決めて、お互いに遺恨とならないよう話し合いましょう。

 

また、配偶者側の親戚は喪中であるため、結局は年賀状を出すことはできません。年賀はがきを出す場合も失礼のないように管理しましょう。

喪中はがきの文例

喪中はがきの文面もどのように書くかは、難しいところがあります。夫婦連名で喪中はがきを出す場合は、世帯主である夫の続柄で記載するのが一般的です。ここでは、基本となる喪中はがきの文例を紹介します。

実の祖母の場合

喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させていただきます

去る◯月 祖母〇〇が〇歳にて永眠致しました

永年賜りました御厚情に深く御礼申し上げます

明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます

日付◯年◯月

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義祖母の場合(配偶者の祖母の場合)

喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させていただきます

去る◯月義祖母〇〇が〇歳にて永眠致しました

永年賜りました御厚情に深く御礼申し上げます

明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます

日付◯年◯月

義祖母(義祖父)をつけるのを避けたい場合

夫の名前で年賀状を出す場合、喪中はがきを出す場合については、夫側からは義祖母(義祖父)にあたるため、「義」をつけるのが普通です。ただし、配偶者の妻側からは実の祖母、祖父であり、心情的には納得がいかないでしょう。

 

解決策として「妻、〇〇の祖母が永眠いたしました」という一文にして、喪中はがきを出しても、間違いではありません。ここは夫婦で話し合いながら決定しましょう。

喪中はがきの留意点

祖母の喪中はがきを出し方や送り先の範囲など迷うこともあるでしょう。ここでは喪中はがきに関する留意点をまとめましたので、各事例を見ていきましょう。

祖母の喪中はがきはどこまで出せばいいのか

喪中はがきを出す範囲については、年賀状を出している方に出すのが一般的です。ただし、親族には知っている人もいるので、あえて出さなくても良いでしょう。

 

また、仕事の取引関係や繋がりの薄い知人には、気を遣わせることも考慮して出さなくても構いません。日常的に頻繁に会う人なら、口頭で伝えてもよいでしょう。

喪中に年賀状をもらった場合はどう返すか?

喪中はがきを送っていても、タイミングや喪中を知らない方からの年賀状が届く場合があります。その場合は、寒中見舞いとして松の内が開ける、1月7日以降から立春の2月4日までに返信するのが一般的です。

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祖母喪中の入籍はどうするか

祖母の喪中に予定していた入籍を延期すべきか悩む方も多いでしょう。よく言われるのは、喪明けまで延期すべきとの意見があります。

 

しかし、祖母になると孫の結婚を願っていたというケースもあるので、親に意見を聞いて判断しましょう。自身が祖母との同居などで関係性が深かったなら、墓前に報告で故人を喜ばせるという考えもあります。

喪中はがきの出す時期

喪中はがきを出す時期は、11月から12月15日頃までに相手に出すようしましょう。不幸が年末に差し掛かった場合は、相手側の年賀状の発送が終了している場合もあるため、1月8日以降から2月初旬までに、寒中見舞いとして送りましょう。

喪中はがきはお互いの気持ちを察して対象者におくりましょう

この記事では、祖母が亡くなった場合の喪中はがきの書き方や出し方について説明してきました。基本は2親等までを喪中に服する習慣がありますが、2親等に関わらず同居していたか、疎遠であったなどそれぞれの家庭環境により、話し合いながら決めても良いでしょう。

 

祖母の喪中については、それぞれの家庭で異なります。後に尾を引かないよう夫婦の場合はお互いの気持ちを察しながら、よく話し合って決めましょう。