喪中の旅行は控えるべき?喪中や忌中に注意すべき行動を解説!

公開日 : 2020/3/1

更新日 : 2020/9/10

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身内を亡くして悲しい時期である喪中や忌中。そんな喪中や忌中の期間に旅行などの娯楽は控えるべきなのでしょうか?そこで今回は社員旅行などの場合はどうすればよいのかや浄土真宗や曹洞宗などの宗派によって考え方が変わってくるのかなどを解説していきます!

公開日 : 2020/3/1

更新日 : 2020/9/10

目次

喪中の旅行について

忌中や喪中は身内を亡くしてしまって悲しい時期ですよね。しかし、亡くなる前から旅行が決まっていた場合も考えられます!この場合は控えるべきなのでしょうか?また、控えるべきならばいつまで控えるのがマナーなのでしょうか?

 

忌中や喪中に避けるべきといわれている行為は旅行だけでなく飲み会や神社の参拝などもあります。これらの避けるべきといわれている行為は、浄土真宗や曹洞宗などの宗派によって考え方は変わるのでしょうか?

 

今回の記事では、忌中や喪中の旅行について上記の疑問点を中心に真相を解説していきます!ぜひ最後までご覧ください!

喪中とは?

喪中とは身内が亡くなった際にその故人を悼んで一定期間喪に服すための期間のことです。喪に服している間は祝い事やめでたい行事への参加は避け、故人を失った悲しみから立ち直るためにあるとされています。

 

基本的に喪に服す範囲は2親等までとされています。1親等は親や配偶者の親、自身の子どもが該当します。2親等には自身の兄弟姉妹や祖父母、孫、兄弟姉妹の配偶者などが該当します。

喪中と忌中の違いとは?

喪中と似た言葉で忌中があります。しかし、忌中と喪中の違いを明確に理解している方はすくないのではないでしょうか?喪中とは身内の方が亡くなってから基本的に1年間となります。喪中は故人の一周忌を執り行った段階で明けるとされています。

 

一方で忌中とは故人が現世から離れて来世に旅立つ日だとされている四十九日までの期間だとされています。忌中は四十九日法要を執り行った段階で明けるとされています。

喪中の期間は親等によってバラバラ

喪中は基本的には1年間とされていますが、厳密には親等によって喪中の期間はバラバラです。自身の親の場合は12か月~13か月程度とされており、自身の子どもの場合は3か月~12か月とされています。一般的に1親等の場合は12か月(1年間)程度とされています。

 

一方で2親等である祖父母や孫、兄弟姉妹の場合は3か月~6か月程度と半年間を喪中とすることが多いようです。しかし、上記の期間は目安であり、地域や習慣によって異なりますので参考程度にしてください。

喪中は旅行に行ってもいい?

喪中の旅行は一般的に控えるべきだとされていますが、実際のところはどうなのでしょうか?以下では控えるべきなのかどうかやなぜ控えるべきなのか、社員旅行はどうするべきなのかについてを紹介していきます!

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喪中の旅行は基本的には控えるべき!

結論から言うと、喪中の旅行は控えるべきという風潮があります。これは喪中とは故人の死を悼んで喪に服す期間であるため、娯楽に分類される旅行に行くことは不謹慎だとされるためです。また、喪中の方は死の穢れが強いとされており、この穢れを他へ移さないようにするという意味合いもあり、旅行には行くべきではないと言えます。

 

しかし、昨今では時代の流れとともに喪中の旅行は許容される傾向にもあります。近所の方や親族などがそういった決まりに厳格な地域でなければ許されているところも多くなっています。喪中の考え方には決まったものはなく、地域や親族によって異なる場合があるので心配な場合は身近な家族に相談してみましょう。

なぜ控えるべきだとされているのか?

なぜ控えるべきだとされているのかを詳しく解説していきます。1874年に公布された「服忌令」という喪中や忌中での行為を細かく規定されたものが過去にありました。この服忌令は1947年に廃止されましたが、この慣習が今でも適用されている場合が多いです。

 

この令の中で娯楽にあたるものは避けるべきだとされており、旅行は娯楽にあたるとされています。その考えが現在でも慣習として残っており、控えるべきだとされているようです。しかし、上記でも述べた通り現在では許容されるようになってきています。

社員旅行はどうするべき?

社員旅行についても基本的には控えるべきだとされています。社員旅行も娯楽にあたるとされており上記の理由から避けるのが一般的です。しかし、社員旅行の場合は社員との関係性や立場もありますので、事前に会社や遺族と相談しながら参加か不参加かを決めましょう。

喪中に控えるべきことは?

喪中では基本的におめでたい行事への参加は控えるべきとされています。その他にはそのようなことを避ければいいのでしょうか。

 

喪中に控えるべきことを説明していきます。

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神社での参拝

神社を奉る神道の考え方では人の死を穢れとして避けるべきものとされています。前述のように身内が亡くなった喪中の方は死の穢れを強く持っているとされます。その穢れを神社に持ち込まないために喪中の参拝は控えるようにしましょう。

正月のお祝い

おめでたい行事である正月のお祝いは、喪に服す期間の喪中にはふさわしくないので控えるべきです。喪中はがきで身内が亡くなったことの報告をすることも合わせておさえておきましょう。また、正月の飾りは人目につくことと、神道の考えに基づく風習であることから喪中には飾らないようにします。

結婚式への参加

喪中に結婚式のような祝い事への参加はふさわしくなく、また結婚式を行う側が縁起を気にする場合もあるため参加は控えるべきです。しかし、新郎新婦の側が参加してほしいと希望する場合には喪中の事情を説明し、話し合って出席するかを決めるようにしましょう。

 

 

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七五三のお祝い

七五三は子どもにとって一生に一度の大イベントですが、神社へ参拝することになりますので、少なくとも忌中のあいだは避けたほうがよいとされています。忌中が過ぎて喪中の期間であれば七五三をしても良いとされているようです。

二次会などの飲み会

一般的に飲み会へ行くことは忌中あろうと喪中であろうと問題ないとされています。しかし結婚式などの祝いの場での二次会などの飲み会へは参加すべきではないとされています。

喪中にしても良い行為とは?

忌中や喪中の期間は行為ひとつひとつにしても良いのか敏感になりますが、忌中や喪中であろうとしても良い行為もありますので、以下で紹介していきます。

スポーツやコンサートへの参加

忌中のあいだは法事の準備などをスポーツをする時間やコンサートへ行く機会がないと思います。しかし、忌中の忙しい期間が過ぎて喪中になると故人への悲しみが一層強くなってくることがあります。

 

そんなときに気晴らしとしてスポーツやコンサートへ行きことは問題ないとされています。スポーツやコンサートは娯楽にあたるとして控える方もいますが、問題ありませんので悲しい気持ちを癒しに行きましょう。

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寺院への参拝

神社には死を穢れだと捉える考えがありますが、寺院には死を穢れだと考えない為に寺院への参拝は忌中でも喪中でも問題がありません。

節分の豆まき

仏教や神道に関わりそうなことに関しては控えるべき行為と問題がない行為がありますので注意する必要があります。その中でも節分の豆まきは判断が難しいですが、全く問題ありません。

 

「鬼は外、福は内」とあるように不幸を家の外に出して、幸せを家の中に取り込むために、。むしろするべき行為であるとされているようです。

宗派によって喪中の旅行への考え方が異なる?

上記で解説してきた忌中や喪中で避けるべき行為、許される行為には宗派によって異なるのでしょうか?以下では浄土真宗と曹洞宗の考えを紹介していきます。より詳しく知りたい場合は檀家の僧侶に聞いてみることをおすすめします。

浄土真宗

浄土真宗には忌中や喪中という考え方がないために避けるべき行為や許される行為という仕切りがありません。浄土真宗の考えでは、亡くなるとすぐに極楽浄土に旅立ち仏になるとされており、現世に穢れを残さないとされています。

 

そのため故人が亡くなった前と後で生活を変えることなく、これまで通りの生活をすることになりますので旅行等もしてよいということになります。

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曹洞宗

曹洞宗には死は穢れであるという考え方があり、忌中や喪中の考えもあります。そのため控えるべき行為や許される行為の区別もありますので注意してください。一般的に仏教のなかで浄土真宗以外は忌中や喪中の考えあるとされています。

喪中の旅行は遺族の気持ち次第!

基本的には喪中の旅行は控えるべきですが、いつまでも悲しみに暮れていては故人としても浮かばれないでしょう。気持ちを切り替えて悲しみを乗り越えるための旅行であれば決して悪いことではありません。最後は自身の気持ちを優先して考えてみてください。