仏衣のおすすめランキング10選【仏衣一式や着せ方などを紹介】
公開日 : 2020/12/16
更新日 : 2020/12/16
仏衣とは亡くなった方にお着せする着物のことを言います。この仏衣について皆さんは着せ方を知っていますか?おそらく知らないという方も多いと思います。そこで今回は仏衣の着せ方から様々な種類のおすすめ商品まで紹介していきます。葬祭の際にこの記事を参考にしてください。
公開日 : 2020/12/16
更新日 : 2020/12/16
目次
故人が最期に身に付ける服「仏衣」
故人が最期に身につける服それが「仏衣」、読み方は「ぶつえ」です。死装束や経帷子と呼ばれることもあります。この言葉は知っていても、その詳細まで知っているという方は少ないのではないでしょうか。
現代の仏衣には様々な種類があり、皆さんも購入する際に悩まれることでしょう。最近では水色や薄い紫など色のついたものや、デザイン性の高いものも販売されているんですよ。以外ではないですか?この様に、仏衣一つに関しても多様性が増してきています。
今回は、そんな仏衣の着せ方や、意味などの詳細。おすすめの商品を紹介していきますので、購入を考えられている方は、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。葬祭や法要の際は早めに準備されることをおすすめします。
そもそも仏衣とは?
ここでは仏衣に込められた意味について解説していきます。仏衣は仏教の葬儀で使用されるのですが、その仏教には「旅支度」という言葉があります。以下にはその「旅支度」について記載もしていますので、ご確認ください。
旅支度の意味とは?
仏教では、人が亡くなるとこの世を離れて来世に至るまで、中陰と呼ばれる期間があるとされています。この期間は49日間で、旅をしながらあの世へと向かうとされています。旅は、暗く険しい山を越えるところから始まり、賽の河原や三途の川を渡り進んでいきます。
旅の間には7日ごと、7回の裁きがあり、生前の行いの善し悪しに応じて、来世の転生先が決められます。この転生先までの旅を無事に終えることができるように、願いを込めて旅の支度を行います。
仏衣に着替えなければならない理由とは?
故人が身につける着物を「死装束(しにしょうぞく)」といいますが、仏式の死装束が「仏衣(ぶつえ)」です。お葬式では仏衣として「経帷子(きょうかたびら)」というお経が書かれた着物を故人に着せることがありますが、これは巡礼者や修行僧の衣装です。
仏衣を身につける文化は昔からあり、親族が準備するものとして主に故人とゆかりのある女性が手縫いをしていたと言われています。時間をかけて仏衣を縫うのが困難になった現在では、葬儀社が用意する場合がほとんどです。
故人が身に付ける仏衣一式
故人が身に付ける仏衣には装束以外にも数種類あります。この見出しでは仏衣一式について理解を深めていただくために、詳しく解説していきますので、ご確認下さい。
「白足袋」・「わらじ」
白足袋は靴下、わらじは靴の役割を果たします。故人が快適に長旅できるように、足もとの支度もしっかりして送り出しましょう。白足袋は左右逆にして履かせます。また、足袋には紐がついていますが、結び方は縦結です。
「脚絆」【きゃはん】
脚絆は、足を保護する仏衣です。長距離を歩くとき、昔の人はひざに脚絆をつけて足を守っていました。無事に歩いて来世へたどり着けるよう、脚絆をつけて疲れにくくさせます。すねを守り、紐が2ヵ所ほどついていますが、これも縦結びにします。
「手甲」【てっこう】
「手甲」は手の甲や手首を守るためのものです。昔は武具の一部で、刀から手を守るためにつけられていました。剣道などで見ることができます。故人に着用する場合は布製のものをつけ、旅のなかで日よけや汗をぬぐう役割を果たしてくれます。
「頭陀袋」【ずだぶくろ】
「頭陀袋」は、僧侶が修行や托鉢に出るときに使用する袋で、経文やお布施を入れるカバンのようなものです。この場合の旅支度では、ここに三途の川の渡し賃である六文銭を入れます。
現代では六文銭を用意することは難しいので、代用で六文銭を印刷した紙や、持たせたい金額を書いた紙、あるいは本物の紙幣を入れます。頭陀袋は頭から通して首に掛け、胸元に置きます。
「数珠」・「杖」
「数珠」は持っているだけでもご利益があるとされています。亡くなられた方の愛用していたものか、葬儀社などに準備していただいた数珠を持たせます。
「杖」は亡くなられた方の利き手に添えて、棺の中に納めます。人によっては、愛用していた杖を持たせたいと希望される場合がありますが、材質によっては難しいので、そう行ったケースは葬儀社などに要していただいた火葬用の杖を使うのが無難です。
「編み笠」
「編み笠」も日よけと雨よけの役割がある装束のひとつです。現代では頭にかぶらせず、天冠と一緒に枕元に添えて棺の中に納めるのが決まりになっています。
「三角頭巾」・「天冠」
亡くなった人の頭につける三角形の布のことで、「三角布」「天冠」とも呼ばれます。「高貴な人がかぶる冠をつけさせたい」「顔を隠したい」など由来は様々ありますが、現代は故人の頭に装着せず、編笠につけるなどしてお棺に入れます。
おすすめの仏衣の選び方
一口に「仏衣」と言っても、近年は様々な種類のものがあり、バリエーションが豊になっていますので、お好みのスタイルを選ぶのもいでしょう。また、高級なものからリーズナブルなものまで商品が展開されていますので、財布と相談しながら検討して見るといいでしょう。
着用スタイルから選ぶ
現在、仏衣そのものにも変化が見られています。一般的な白い着物ではなく、水色や薄い紫などの色がついているものや、デザイン性の高い仏衣も販売されています。
また、亡くなられた方の愛用していた洋服を着せる場合もあります。そうした洋服を実際に着せることが難しい場合は、まずは、仏衣を着せたのちに、上から掛けるという着用スタイルも取られています。死装束に個性を出したいと考えている方におすすめの選び方と言えるでしょう。
エンディングドレスを選ぶ
「エンディングドレス」には死装束の個性が現れます。また現在は、着物などをリメイクして世界に一つだけの死装束を作る人もいます。唯一無二の仏衣を求めている方におすすめの選び方です。
「一般的な死装束もまとい、個性を出していきたい」という人の場合は、死装束の上から体全体を覆うスカートやケープを使うこともできるサービスも存在します。
また、カラードレスを選ぶこともできますし、男性ならばスーツなどを選ぶことも可能です。ウエディングドレスに似た仏衣なども販売されており、選択肢は非常に広くなっています。なかには自分で死装束を作り個性を出している方もいます。
高級仏衣やリーズナブルな価格から選ぶ
仏衣には、20万円以上するものから数千円で購入可能なものまであり、現在は、値段の幅が大変広くなっています。購入する際は悩まれることでしょうが、
しっかり終活を事前からしていた方は、高級なものを購入し、故人にとっての最期を高級なもので飾るのもいいですし、急に亡くなられた場合は、リーズナブルなもので済ませるなど、自由に選ぶことができるでしょう。様々な層の方におすすめの選び方と言えるでしょう。
セットで販売されているものから選ぶ
仏衣単体で販売されている場合もありますが、ほとんどの場合は、死装束をその他の仏衣がセットになって販売されています。しかし、編み笠や頭陀袋は別で購入する必要がある場合がありますので、購入される際はご注意ください。
セットになっているものは、葬儀社に装束の用意を依頼する余裕のない方におすすめです。
おすすめの仏衣10選
では、おすすめの仏衣10選をランキング形式で紹介していきますので、購入を検討中の方は、ご確認ください。また、セットで販売されている仏衣の購入を検討中の方も是非参考にしてください。
第10位
第10位
つばさ公益社
白装束 死装束
価格:2,950円(税込)
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
これひとつで仏衣が全て揃う
男性と女性が使用できる、ユニセックスの死装束になっています。抗菌加工がされており、必要な仏衣、(白装束、帯、数珠、足袋、手甲、脚絆、天冠、六文銭入れ、頭陀袋、褌、)も含まれていますので、これひとつで故人の最期を飾ることができます。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- あり
- 付属の仏衣
- あり
- 素材
- −
第9位
第9位
大正5年創業 あいらしか
白装束 死装束
価格:3,146円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
シンプルな白装束
白一色のシンプルな白装束です。オーソドックスなデザインですので、個性的に仕上げたい方はアレンジしやすいでしょう。また、日本産の綿100%の素材ですので、安心ですね。サイズはMとLの2サイズ展開となっています。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- なし
- 付属の仏衣
- なし
- 素材
- 綿100%
口コミ
親戚が末期の病の為、購入しました。 この種の商品をネット注文するにあたり 少々、考えましたが安くても中々、良い品だと思います。
第8位
第8位
死装束・終活ドレスのさくらさくら
マリアージュのエンディングドレス
価格:56,650円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
シンプルでありながら緻密なデザイン
シンプルでありながら緻密なデザインが施されており、光沢のある経糸と、緯糸を交互に織ったオーガンジー生地は、光や角度によって様々な表情を見せてくれます。エンディングドレスでシンプルなものを求めている方におすすめの一品と言えるでしょう。
- 性別
- 女性用
- 抗菌加工
- なし
- 付属の仏衣
- 衿・ストール・ソックス・メモリアルカード
- 生地
- ポリエステル100%
第7位
第7位
OUTRED楽天市場店
男女兼用 エンゼルセット
価格:5,280円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
死装束以外の使用方法もあり
男女兼用であり、(葬式、死装束、淨衣仏衣、ねまき、エンゼルセット(5点)滝行衣、修行 ゆがいセット)が付属されているので、寝巻きとしても使用など、死装束以外の使用もできます。また、MとLの2つのサイズがあります。
柔らかい素材ですのでゆったりとした素材で故人を包み込みたい方におすすめの一品と言えるでしょう。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- −
- 付属の仏衣
- 足袋靴下、合掌バンド、あごバンド
- 素材
- ポリエステル65%、綿35%
第6位
第6位
せともの本舗
死装束 仏衣(無地)
価格:3,630円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
死装束専用のシンプルなデザイン
こちらの商品は死装束専用といして販売されており、無地のシンプルなデザインが特徴利根っています。付属の仏衣には(仏衣、足袋、六文銭、手あて、数珠)があり、これ一つ購入するだけで、死装束の準備ができる優れた一品となっています。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- −
- 付属の仏衣
- あり
- 生地
- −
第5位
第5位
せともの本舗
死装束 仏衣(柄入)
価格:4,235円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
柄入りで個性を出したい方におすすめ
こちらは、6位で紹介した、無地の死装束に柄が入っているものです。仏衣の他に、六文銭、手当て、数珠が付属でついております。また、基本的には、無地のものに柄が入っているものですで、その他の違いはございません。個性を出したい方におすすめの商品と言えます。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- −
- 付属の仏衣
- あり
- 生地
- −
第4位
第4位
死装束・終活ドレスのさくらさくら
パールのエンディングドレス
価格:45,650円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
聖らかで優雅
全体に深めのタックをとっており、スマートな方にもゆったりサイズの方にも安心です。またボディラインを美しく整え、衿はサイズ調整が可能です。経年劣化に強い素材でおつくりしていますので、次の世代まで、使用可能です。長年使用したいという方におすすめと言えるでしょう。
- 性別
- 女性
- 抗菌加工
- −
- 付属の仏衣
- あり
- 生地
- 高密度サテン ポリエステル100%
口コミ
素敵なドレス、綺麗なパール付き胡蝶蘭のコサージュ、本当に有難うございました。 これで、素敵な母らしく、華やかに、お見送りが出来ます。 本当に有難うございました。
第3位
第3位
死装束・終活ドレスのさくらさくら
羽衣(はごろも)の死装束
価格:34,650円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
愛される美しい女性のための死装束
平安朝の襲(かさね)の色目「桜色」を基調としており、日本人の桜の花への愛好を装いに託しました。愛される美しい女性のために作られた、死装束であります。また、紬(つむぎ)風の織りが艶やかなお着物です。美しいまま故人とお別れしたいという方におすすめの商品です。
- 性別
- 女性
- 抗菌加工
- −
- 付属の仏衣
- メモリアルカード
- 生地
- 高密度サテン ポリエステル100%
第2位
第2位
死装束・終活ドレスのさくらさくら
光 グレイッシュブルー
価格:34,650円(税込)
楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
メンズ用のエンディングドレス
メンズ用のエンディングドレスで、紬のような滑らかな肌触りが特徴の一品です。数珠が付属品でついており、別途で購入する必要はありません。また、無地ですので、アレンジの幅が広がるという特徴もあります。故人を慎ましく送りたい方におすすめと言えるでしょう。
- 性別
- 男性
- 抗菌加工
- −
- 生地
- ポリエステル100%
- 付属の仏衣
- 数珠
第1位
これひとつで仏いが全て揃います!
この一品はすべて正絹 熟練した職人が装う人を尊ぶ思いで丁寧に仕上げています。また、上質の絹素材を活かした真っ白な帷子に、虹色の衿を襲(かさね)た上品なかたびらです。
そのほか10点セット(帯、お顔掛(袷せ)、天冠(三角巾)襦袢、手甲、脚絆、ずだ袋、腰巻、足袋、念珠)が付属されており、これを購入すれば全ての仏衣が揃うという大変優れたセットとなっています。
- 性別
- ユニセックス
- 抗菌加工
- −
- 生地
- 絹
- 付属の仏衣
- 10点セット
仏衣のおすすめ商品比較一覧表
商品画像 | 商品名 | 特徴 | 価格 | 性別 | 抗菌加工 | 付属の仏衣 | 素材 | 生地 | 商品リンク |
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1 ぎんわ | 白装束 死装束 虹襲(にじかさね) 10点セット | これひとつで仏いが全て揃います! | 71,500円(税込) | ユニセックス | − | 10点セット | ‐ | 絹 | 詳細を見る |
2 死装束・終活ドレスのさくらさくら | 光 グレイッシュブルー | メンズ用のエンディングドレス | 34,650円(税込) | 男性 | − | 数珠 | ‐ | ポリエステル100% | 詳細を見る |
3 死装束・終活ドレスのさくらさくら | 羽衣(はごろも)の死装束 | 愛される美しい女性のための死装束 | 34,650円(税込) | 女性 | − | メモリアルカード | ‐ | 高密度サテン ポリエステル100% | 詳細を見る |
4 死装束・終活ドレスのさくらさくら | パールのエンディングドレス | 聖らかで優雅 | 45,650円(税込) | 女性 | − | あり | ‐ | 高密度サテン ポリエステル100% | 詳細を見る |
5 せともの本舗 | 死装束 仏衣(柄入) | 柄入りで個性を出したい方におすすめ | 4,235円(税込) | ユニセックス | − | あり | ‐ | − | 詳細を見る |
6 せともの本舗 | 死装束 仏衣(無地) | 死装束専用のシンプルなデザイン | 3,630円(税込) | ユニセックス | − | あり | ‐ | − | 詳細を見る |
7 OUTRED楽天市場店 | 男女兼用 エンゼルセット | 死装束以外の使用方法もあり | 5,280円(税込) | ユニセックス | − | 足袋靴下、合掌バンド、あごバンド | ポリエステル65%、綿35% | ‐ | 詳細を見る |
8 死装束・終活ドレスのさくらさくら | マリアージュのエンディングドレス | シンプルでありながら緻密なデザイン | 56,650円(税込) | 女性用 | なし | 衿・ストール・ソックス・メモリアルカード | ‐ | ポリエステル100% | 詳細を見る |
9 大正5年創業 あいらしか | 白装束 死装束 | シンプルな白装束 | 3,146円(税込) | ユニセックス | なし | なし | 綿100% | ‐ | 詳細を見る |
10 つばさ公益社 | 白装束 死装束 | これひとつで仏衣が全て揃う | 2,950円(税込) | ユニセックス | あり | あり | − | ‐ | 詳細を見る |
死装束の着せ方
様々な仏衣をランキング形式で紹介してきましたが、着せ方を皆さんは知っていますでしょうか。左側を前にして着せるというしきたりがありますが、意味を知っているという方は少ないのではないでしょうか。
そこでこの見出しでは、死装束の着せ方、左側を前にする意味について紹介していきます。
故人と生者を区別する
死装束の着せ方で気をつけなければならないのが左前で着せなければならないということです。では、なぜ左側を前にしなければいけないのでしょうか。
一般的な説として言われているのが、「この世とあの世は真逆の関係にあるから死装束も逆に着せる」というものです。これには、故人と生者を区別するという意味が含まれていると言われています。
奈良時代の願掛けの名残
奈良時代の貴族などの上流階級は衣服を左側を前にして着ていたことから「来世では左前で服が着られるくらい良いことがありますように」という願掛けがルーツになっているという説もあります。
いずれにしても、現代の着付けで左前は死者を表すものなので、通常の着物を切る際や、死装束を着せる際には注意しましょう。
死装束を着せるタイミング
「死装束を着せるタイミング」は、「故人のご遺体の状態と、それに対して施す処置」によって変わってきます。多いケースは主に納棺の前、湯かんの後の2つでしょう。以下には、それぞれの着せ方の工程を解説してきますので、ご確認ください。
納棺の前
一番多いケースでは、「納棺の前に死装束を着せる」というやり方でしょう。このことについて理解するために、まずは「亡くなった後にはどのような工程をとるか」を知らなければなりません。
- 病院で故人が息を引き取られる
- 看護師による清拭(脱脂綿を使って体を拭き上げること)
- 葬儀社に連絡をし、故人を安置(自宅又は葬儀ホール)
- 納棺の儀式
- そのあと、葬儀の細かい打ち合わせなどが行われる
死装束を着せるのは、この「納棺」のタイミングです。「ご遺体の安置が終わり、もろもろの連絡が終わり、僧侶の都合がついて枕経を行った後」となります。このため、最初に自宅で安置されているときは、死装束はきていません。
湯かんの後
湯かんとは、故人の体をぬるま湯で洗う儀式を指します。この儀式はご遺体を入浴させるものであり、「逆さ水」などの手法を使い、故人の体を清めていきます。この儀式を行う際は、湯かんが終わり、体を拭いた後に死装束が着せます。
湯かんが行われるタイミングは、ほとんどの場合、納棺の前です。ですが、湯かんのタイミングに決まりはないため、場合によっては少し早まる可能性もあります。
現在は、「湯かんの儀式」はほとんどとられていません。湯かんを行うのは、宗教的な意味合いが強いとされています。また、基本的には湯かんもスタッフの手によって行われますが、場合によってはご家族が手伝うこともあります。
個人のイメージに合った棺を選びましょう
様々な仏衣、死装束をランキング形式で紹介してきましたが、大切なのはご親族と故人にとって葬祭がより良いものになることです。そのためには、故人のイメージに合った仏衣お財布と相談しながら選ぶことです。購入を迷われている方はこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
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