近年のお墓は多様化している!お墓の種類や費用の目安をご紹介

公開日 : 2020/9/6

更新日 : 2020/9/10

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近年はお墓の種類が多様化しており、墓石を建てないお墓も人気を集めるようになってきました。どんなお墓があるのか、一般的なお墓の種類と墓石を建てないお墓の種類をご紹介します。費用の目安と墓地の種類についてもみていきましょう。

公開日 : 2020/9/6

更新日 : 2020/9/10

目次

一般的なお墓の種類と費用の目安

故人や先祖を供養するためのお墓は、昔からとても大切にされてきましたが、近年はお墓が多様化して供養の形もさまざまになってきています。まずはどんなお墓があるのか、一般的なお墓の種類をご紹介します。

継承墓

継承墓は、先祖代々受け継がれているお墓です。墓石には「〇〇家之墓」や「〇〇家先祖代々之墓」と記されていることが多く、直系一族の遺骨が納められます。本来お墓には誰を納めてもよいですが、継承墓は本家か直系一族以外の人のものをあまり受け入れません。

 

一族の人が墓守として管理することが多いです。しかし近年は少子高齢化によりお墓を管理する人が減っていて、継承墓は減少傾向にあります。継承墓にかかる費用は、100~200万円ほどです。

両家墓

両家墓は両家を一緒に埋葬するタイプのお墓で、少子高齢化に伴い両家墓を検討する人が増えてきました。一人っ子同士が結婚した場合や、お墓を継承することの多い長男と長女が結婚した場合に、選択されることが多いです。

 

ひとつの墓石に両家の苗字を刻むと、墓地の区画代や墓石代が一家族分浮くのでとても経済的。しかしお墓を建てた後に離婚問題が起きるとやっかいです。費用の分担などでも揉めやすいため、両家できちんと話し合いをする必要があります。かかる費用は100~200万円ほど。

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個人墓

個人墓は一人の遺骨のみを納めるお墓で、墓地の管理者が管理や供養をおこないます。跡継ぎがいなくてもよく、家族とお墓のことで揉めずに済むため近年注目を浴びているお墓です。

 

自分好みに墓石のデザインができるので、オリジナリティを求める人によいでしょう。個人墓は有名人や偉人のお墓によく見られます。どんなお墓にするかによって費用は異なりますが、一般的には100万円ほどです。

夫婦墓

夫婦墓は夫婦二人だけが入るお墓のことで、夫婦墓と似たものに二人墓もあります。子どもがいない夫婦や、子どもにお墓の管理で苦労させたくないと考える夫婦が選択することの多い種類です。

 

家族関係が複雑な人でも、夫婦墓なら揉めることなく同じお墓に入ることができます。永代供養が一般的なので、継承者がいなくても安心です。かかる費用は100万円くらいでしょう。

共同墓

共同墓は、血縁関係にない人たちの遺骨を同じ場所に納めるお墓のことをいいます。お墓は家族など血がつながっている人と入るのが一般的ですが、近年は少子化で継承者不足が大きな問題になっていることから、注目を浴びている種類のお墓です。

 

個々で墓石を建てる必要がないので、費用が安く済みます。継承者がいない人でも安心して入れるのもポイントです。とはいえ、血のつながらない人たちと同じお墓に入ることに抵抗がある人は年配者によくみられます。

 

自分は共同墓で問題なくても、親に反対されることがよくあるので、あらかじめ家族を説得しなくてはなりません。費用は10~50万円ほどで、普通にお墓を建てるよりもかなり安く済ませられます。

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合祀墓

合祀墓は他家の遺骨とともに埋葬されるもので、寺院の永代供養塔や墓地の合祀墓を指します。すでに建てられているところへ遺骨を納めるため、新しくお墓を建てなくて済みます。ただし、一度埋葬されると遺骨を取り出すのは不可能です。

 

家族に合祀墓を反対されている場合は、説得が必要でしょう。かかる費用は3~50万円と、幅があります。

お墓を建てる墓地の種類

お墓を建てる墓地には、3つの種類があります。寺院墓地・公営墓地・民営墓地それぞれの特徴をご紹介します。

寺院墓地

寺院墓地は墓地の経営や管理を寺院がおこなっているところです。寺院には常に僧侶がいるため、法事の際には寺院を利用できます。きちんと供養してもらえるのも魅力ですが、寺院墓地に入るためには檀家にならなくてはいけません。

 

お布施や寄付が必要となるので、定期的な出費があることを理解しておきましょう。

公営墓地

公営墓地は都道府県や市町村などの各自治体が、経営・管理をおこなう墓地です。自治体が経営していることもあり、ほかの墓地よりも安価で利用できます。とはいえ、公営墓地を経営管理する自治体の元で生活している人でないと使えません。

 

人気が高く、利用するためには公募で抽選に当選する必要があります。

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民営墓地

民営墓地は宗教法人が運営し、民間企業が管理する墓地です。寺院墓地のように檀家になる必要がなく、特定の宗派に所属していなくても利用できます。墓地はきれいに整備されていることが多いですが、その分費用がかかるでしょう。

 

墓地の整備代は管理費に上乗せされているので、事前に金額を把握しておくことをおすすめします。

墓地を選ぶポイント

いくつか種類がある墓地ですが、選び方はアクセスのしやすさ・宗派・費用のどれを重要視するかによって異なります。頻繁にお墓参りするのであれば、アクセスのしやすさに重きを置くべきです。

 

特定の宗派に所属している場合は、宗派が指定する墓地にするとよいでしょう。墓地を選ぶ際は、費用も気にしなくてはなりません。無理をして立派なところにお墓を建てる必要はないので、よく検討して決めてください。

墓石以外のお墓の種類と費用の目安

近年はお墓が多様化していて、墓石を建てないお墓も多く存在します。どんな種類のお墓があるのかみていきましょう。

手元供養

手元供養は遺骨を手元で供養するもの。お墓に行かなくても供養できる点や、故人が常にそばにいるように感じられる点が人気です。手元供養の方法は多く、遺骨を加工してペンダントにしたりアクセサリーにおさめたりすることが可能。

 

身に着ける以外にも、遺骨を小さな骨壺に入れての保管やプレート状に加工して仏壇に置く方法があります。アクセサリーにする場合は、どんな材質を使うかでかかる費用が異なり、金やプラチナにすると50万円以上かかることも。

 

安い材質を使えば、5万円以下に抑えられます、

樹木葬

樹木葬は自然葬のひとつに当たり、墓石ではなく樹木の下に遺骨を埋葬します。骨壺ごと埋葬することもありますが、遺骨をじかに埋葬するケースもあり、骨が自然にかえる点が人気です。

 

他家の遺骨とともに埋葬される合葬と、一本の木に一人の遺骨が埋葬される個別葬がありますが、どちらも基本的には永代供養されます。立地が良かったり敷地が整備されていたりすると、費用は80万円ほどかかるでしょう。

 

安いところでは10万円くらいにおさまります。

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海洋散骨

海洋散骨は、遺骨を細かく砕いてパウダー状にしたものを海にまく方法です。業者に委託すると、沖合で遺骨をまいてくれます。遺族が参加することもでき、墓石を建てるよりもかなり費用はリーズナブルです。

 

お墓の管理が不要で、骨を自然にかえせるため人気があります。散骨後には証明書を発行してもらえる、きちんとした供養の方法です。一般的に20~30万円ほどかかります。

納骨堂

納骨堂は、遺骨を施設に保管してもらう方法です。施設には色々な形式があり、仏壇式・機械式・ロッカー式・位牌式・室内墓地式などがあります。仏壇式は仏壇のような形状をしているところに遺骨を納めるもの。

 

機械式は施設を訪れた際に、決まった番号を入力して遺骨を運んできてもらう形式です。ロッカー式はロッカー状の区域に遺骨を納め、位牌式は遺骨を別の場所に保管しておき位牌を祭壇の周りに設置する形式。

 

室内墓地式は、室内に小さな墓地が設置されているものです。形式や施設の場所によって費用は異なりますが、東京の相場は50万円くらいでしょう。

希望するお墓の形をみつけよう

お墓は墓石を建てるものから、墓石を建てず遺骨を自然にかえすものまで多くの種類があります。墓地に関しても、寺院が経営するもの・自治体が経営するもの・宗教法人が経営するものなどさまざま。

 

希望するお墓の形を見つけてくださいね。