妊婦の墓参りは避けるべき?妊婦の墓参りの注意点・服装・時期を解説

公開日 : 2020/4/21

更新日 : 2020/9/11

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妊婦の墓参りは行っても良いのでしょうか?妊婦の墓参りは避けた方が良いと言う話を耳にしたことがある方も多いと思います。今回は、妊婦は墓参りを避けるべきと言われていた理由や本当に妊婦は墓参りを避けるべきなのかや、妊婦の墓参りの注意点、服装、時期について解説します。

公開日 : 2020/4/21

更新日 : 2020/9/11

目次

妊婦はお墓参りに行ってもいいの?

妊婦がお墓参りに行くのは良いのでしょうか?妊娠中のお墓参りについて詳しく見てみましょう。また、妊婦がお墓参りに行くのがよくないと言われている理由や、水子供養などについても紹介していますので併せて確認してみましょう。

妊婦がお墓参りをしても問題ない

昔は妊娠中は忌み事を避けた方が良いと考えられており、妊娠している方がお墓参りに行くのは避けるべきと言われていました。しかし最近はお墓参りに対する考え方や埋葬の仕方も変化していますので、妊婦がお墓参りに行くことは全く問題はありません

 

むしろ、妊婦さんがお墓参りに行き、妊娠している事や出産する事の報告を故人やご先祖様にするのが良いという考え方が多くなっています。妊婦がお墓参りに行く事は問題ないので服装や靴に注意して安全にお墓参りをしましょう。

妊婦が水子やペットの供養を行う事について

妊婦さんが水子やペットの供養を行っても良いのでしょうか?妊婦さんが水子供養やペット供養をすると、水子やペットが嫉妬して良く思わないという考え方も存在していますが、あくまで考え方は人それぞれです。

 

妊婦さんであっても、供養してあげたいという気持ちがあり、水子供養やペット供養を行うことで安心したり、気持ちが穏やかになるという場合もあります。その場合は妊婦さんでもきちんと供養してあげて全く問題はありません

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妊婦がお墓参りに行く時には鏡が必要?

妊婦がお墓参りをする時には鏡を持参した方が良いと言われる場合があります。なぜかというと、昔は妊婦が忌み事に参加すると霊が胎児を連れ去ろうとすると考えられていたので霊を跳ね返すために鏡を持参していました。

 

現在は、地域により鏡をお腹に入れるところもあります。ですが、妊婦がお墓参りを行う事は特に問題ないので、鏡を絶対にお腹に入れる必要がある訳ではありません。それでも心配な方はこのようにお腹に鏡を入れておくようにしましょう。

妊婦がお墓参りを避けた方が良いと言われる理由

昔は妊婦さんがお墓参りに行くのは避けるべきと言われていました。それはなぜなのでしょうか。理由として現在と昔で異なる考え方や埋葬方法があったことが考えられます。ここでは妊婦さんがお墓参りに行くのは避けるべきと言われていた理由について詳しく解説いたします。

妊婦を死を連想させるお墓参りから避けさせるため

昔は妊婦がお墓参りに行くのは避けた方が良いとされていましたが、その理由の一つは、忌み事である葬儀やお墓参りに参加する事で霊たちが胎児を連れ去ろうとして亡くなってしまうと考えられていたことです。

 

妊婦さんがお葬式やお墓参りなどの「死」に関する行事に参加すると、お腹の中にいる赤ちゃんがあの世へ連れて行かれてしまうと昔は考えられていました。そのため、妊婦さんがお墓参りへ行くのはよくないとされていたのです。

昔は土葬が主流で伝染病が発生する危険があった

妊婦さんがお墓参りに参加するのが避けられていた理由として、昔は土葬が主流だったということがあります。昔は土葬が主流だったので墓地の周辺では伝染病が発生する事もあり妊婦が感染して亡くなってしまう事も多くありました。

 

そうした事を避けようと考えられ、妊婦さんはお墓参りを避けるべきと考えられていたのです。しかし現在は昔と違い、火葬で埋葬する事が一般的になりました。その為、伝染病が発生する事もなくなり、医療技術も高くなっているので妊婦でもお墓参りに行くのは問題ないと考えられるようになりました。

妊婦がお墓参りをする際におすすめな服装

妊娠中は体調が変わりやすいので注意した方が良いですが、もし、お墓参りに行く場合にはどういった服装が良いのでしょうか。妊婦さんは冷えが禁物ですので服装についても注意点などをしっかり確認しておきましょう。

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お腹周りが楽なワンピース

妊婦がお墓参りに行く時の服装は、法事などで無い場合には普段着で構いません。おすすめはワンピースです。お腹周りがラクなワンピースを選ぶ事で体への負担が減らせます。法事などの場合には妊婦用の喪服もあります。レンタルもあるので探してみましょう。

 

また、妊娠中はトイレが近くなるのでトイレの場所を事前に確認しておき、なるべく体を冷やさないようにしてトイレがしやすいようにワンピースやスカートを選ぶ事をおすすめします。

歩きやすいスニーカー

妊婦さんがお墓参りに行く場合は、妊娠中は転ぶ事を防ぐためにパンプスなどはさけてスニーカーなどのしっかりと安定した靴を選びましょう。お墓のあるお寺の墓地は砂利道や土の道など、足場が悪い場合が多いため、妊婦さんが転んでしまっては危険です。妊婦さんはお墓参りの際には歩きやすいスニーカーを履くようにしましょう。

冷えを防ぐ腹巻きや分厚いタイツ

妊婦さんがお墓参りに行く際には、妊娠中なのでお腹や足元などの体を冷やさないように暖かい腹巻や分厚いタイツを履くようにしましょう。妊婦さんは体が冷えてしまうと、血行不良等で体調を崩しやすくなります。

 


たとえ春であったとしても、お墓参りの時間が夕方や午前中の場合は、冷えますので、腹巻きや分厚いタイツで体を冷やさないように注意しましょう。

妊婦がお墓参りをする場合の注意点

妊娠中にお墓参りに行く時の注意点を紹介します。妊娠中は体調が変化しやすいのでくれぐれも無理をせず、注意するようにしましょう。体調の変化やお墓参りの時期、事前に準備した方が良い事などを紹介していますので確認してみましょう。

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妊娠中は特に体調に気をつける

妊婦がお墓参りを行う時には特に注意が必要です。妊娠中は体調が変化しやすいので体調が悪くなった時には周りの方に声をかけて休憩所や椅子で休みましょう。心配な方は霊園などに事前に妊婦がお墓参りに行く事を伝えておくと安心です。

 

もし、休んでも体調が良くならなかった場合には病院に連絡してお墓参りは中断しましょう。また、お墓についたらトイレがどこにあるのかを確認しましょう。妊娠中はトイレが近くなるのでトイレの場所は事前に確認しましょう。

 

急につわりが出た時などにもトイレの場所を事前に調べて置くと安心です。お墓参りは安定期に行くのが一番良いですが、安定期でもつわりが急に出る場合やしんどくなる事もあるので無理をしない事が大切です。

キャンプ用の椅子などを持参する

妊婦は立ったままだと疲れやすいので椅子を持参すると良いです。夏場などは特に体に負担がかかりやすいので休憩できるように周りに椅子が無い場合にはキャンプ用の椅子などを持参しておくと安心です。

 

また、階段や段差に注意しましょう。妊婦はお腹で足元が見えにくくてバランスを崩しやすいので階段や石などには注意し、滑ったり転ばないようにしましょう。手すりや周りの方につかまっておくと安全です。

妊婦がお墓参りに行く場合の安全な時期とは?

ここまで妊婦さんがお墓参りに行くことが問題ないことや服装、注意点を解説してきましたが、妊婦さんがお墓参りに行くのに適した時期はあるのでしょうか?ここでは、妊婦さんがお墓参りに行く場合の安全な時期について詳しく解説いたします。

妊婦のお墓参りは安定期に行く

妊婦さんがお墓参りに行く場合は、お墓参りに行く時期が妊娠何ヵ月目にあたるか確認するようにしましょう。妊娠期間はおおまかに妊娠初期(0~4ヵ月)、安定期(5~8ヵ月)、妊娠後期(9ヵ月~臨月)の3つに分けられます。

 

妊婦さんがお墓参りに行くのは安定期(5~8ヵ月)がおすすめです。安定期ならつわりが落ち着き体調も安定しており、赤ちゃんの状態も良いです。妊娠初期の場合にはつわりが酷い場合や体に負担をかけてしまうと流産の原因になるかもしれません。

 

9カ月以降の妊娠後期の場合は、切迫早産や体のバランスを崩しやすいので転んでしまうと大変です。妊婦さんでお墓参りをしたい場合は、安定期に行けるようにしましょう。

 

 

 

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妊婦は真冬や真夏のお墓参りを避ける

妊婦さんがお墓参りに行く場合は、季節や天候についても考慮する必要があります。屋外のお墓参りの場合には真夏や真冬は避けて雨の日など足元が滑りやすい時には行かないようにしましょう。

 

お墓参りではお墓の掃除や雑草を抜いたりするので体に負担がかかりやすいので注意が必要です。無理をするとめまいが出て転倒してしまう場合や風邪をひいてしまう事もあるので、妊娠中は特に気を付けましょう。

 

妊娠中はお腹の重さやホルモンの影響で非常に疲れやすく、動きすぎてしまうと体調が悪くなる原因にもなってしまいます。妊婦さんがお墓参りをする場合は、真夏や真冬を避け穏やかな気候の時を選部と良いでしょう。

 

妊婦がお墓参りに行く時には体調に注意する

妊婦がお墓参りに行く事は特に問題ないので、故人やご先祖様に出産する事を報告したい場合には体調に注意して無理をしないようにしましょう。妊娠中は特に体調が変わりやすいので長時間、立ったままや真夏の日差しや真冬の寒さで体調を崩さないようにしましょう。