【マナー】七回忌の挨拶・注意点・要所ごとでのポイント・参列者は?

公開日 : 2020/2/15

更新日 : 2020/9/9

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身内が集まる七回忌ですが、挨拶はどんな事を伝えたら良いのでしょうか。三回忌はした事があっても七回忌はまだないという方もいると思います。今回は七回忌の挨拶について失礼がないようにマナーや注意点を紹介しながら解説します。今後、七回忌をする方は参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/2/15

更新日 : 2020/9/9

目次

そもそも七回忌の挨拶とは

四十九日の法要や一周忌などは親せきや知人が集まり大きい斎場などで行うことも多いですが、七回忌から身内だけで行うようになるケースも多いです。規模が小さくなる集まりだからこそ、来て下さった方への感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう。

 

七回忌はお坊さんに来てもらいお経をあげてもらう場合もあります。そんな時にどんな挨拶をしたら良いのかなど分からなくなる方も多いです。今回は、七回忌の挨拶について詳しく解説していますので事前に準備をして落ち着いて迎えられるようにしましょう。

七回忌の法要とはどういう意味があるのか

そもそも七回忌にはどういう意味があるのでしょうか。七回忌は亡くなった年を含めて7年目の命日に行う法要の事です。亡くなってから2年目に行うのが3回忌で、その後少し間をあけて七回忌の法要を行います。

 

法要が毎年あると集まるの大変ですので仏教で重要な意味を持つ3や7といった数字を重ねながら、少しずつ間隔をあけるようになったとも言われています。七回忌からは家族や親族など身内だけで行い、お寺や自宅ですることが多いです。

 

自宅でするのが大変な方は斎場の小さいホールやホテルの一室、公民館などの貸しスペースで行うと良いです。身内の方達が集まりやすいように、命日に近い土日などのお休みの日にする場合が多いです。

七回忌の進め方や挨拶のポイント

七回忌を初めて行う場合には来てくださった方への言葉やお坊さんへの挨拶など、色々と気を遣わないといけません。まずは七回忌の法要の流れを確認して挨拶の注意点やポイントも見ておきましょう。

七回忌の進め方

七回忌の法要に参加した事が無い場合には、どのように進めたら良いのか不安になると思います。七回忌は身内のみの集まりの場合が多いのでそこまで畏まらなくても良いです。それでは、七回忌の法要の流れを詳しく見てみましょう。

会場に入るところから焼香をあげるところまで

1.(施主は先に会場に入り参列者を出迎えます。)寺院や斎場などで七回忌を行う場合は、早めに会場に入り出迎えの準備をしましょう。身内だけでも時間を割いてくれた親戚に感謝の気持ちはきちんと伝えましょう。2.(開始の挨拶をして僧侶が入場します。)

 

参列者が集まり次第、施主が法要開始の挨拶をします。全員着席すると僧侶が入場して読経を読み始めます。3.(僧侶の読経とお焼香を開始します。)僧侶が合掌礼拝する場面では参列者も合掌します。僧侶の合図で施主から順にお焼香をあげていきます。

法話から終了まで

3.(僧侶が法話をして退場します。)読経が終わると僧侶よりお話があります。退場した後に僧侶にお布施やお車代をお渡します。会食を予定していて辞退された場合には御膳料もお渡します。

 

4.(お墓参りと施主の挨拶で終了です。)お寺ではお墓参りをしますが自宅や斎場ではお墓参りを省略する場合が多いです。会食の予定があれば会場へ移動します。このように流れを理解しておけば当日も安心して法要を済ませられます。

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七回忌の挨拶はどのようなことを話すのか

七回忌でする挨拶にはどのような挨拶をすれば良いのでしょうか。七回忌は身内だけで行う事が多いです。その為、施主の挨拶で法要が進められていくので施主の挨拶を聞かなければ僧侶の読経も始まりません。

 

そう聞くと緊張されるかと思いますが、身内だけなのであまり堅苦しくならずに参列者の様子を見て進めると良いです。施主は司会をする事に慣れていない場合にはメモを手元に置いておくと安心して進められます。

 

また、お経をあげていただくので七回忌の法要は僧侶の到着の都合に合わせて行います。挨拶は行う場面によっても内容が変わります。それぞれの場面でどのような挨拶をしたら良いのかを見てみましょう。

受付での挨拶

初めは受付で参列客を出迎える時に挨拶をします。身内同士なので、あまり畏まらずに足を運んでくれたことへの感謝の言葉を伝えましょう。参列者の近況などを見ながら何時ごろから読経が始まるか等の段取りを伝えて、待機する場所に案内しましょう。

 

七回忌が始まる前の挨拶

読経とお焼香が始まることを参列者に知らせるために簡潔に短く伝えましょう。「本日は亡き~の七回忌の法要にお越しいただき深く感謝申し上げます。これより法要を始めさせていただきます。」などと挨拶を終えて僧侶に黙礼して読経を開始していただきます。

 

会食前・会食後の挨拶

お焼香と僧侶の法話が終了したら会食前の挨拶として、七回忌の法要が無事に済んだことを参列者に伝えて感謝の気持ちを伝えます。会食を省略する場合もありますが、もし行う場合は会場へ移動した後に挨拶をします。特に決まりはないので自分の気持ちを話しましょう。

 

もし献杯をするなら最後に「お手元にあるグラスをお持ち下さい。献杯のご唱和をお願いします。」等と伝えましょう。思い出話などをしながら会食が済んだら会食後の挨拶をします。参加者に対して最後の挨拶になるので改めて感謝の気持ちを伝えましょう。

 

最後には「今後も変わらぬお付き合いの方、宜しくお願いします。道中お気をつけてお帰りください。」などと今後の付き合いをお願いし、遠くから来られている方もいるので気をつけて帰るように伝えましょう。

僧侶への挨拶

僧侶への挨拶は読経と法話が終了して退場された後にお布施やお車代をお渡しする際に伝えます。それほど畏まらずに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。「お陰さまで無事に七回忌の法要を終えることができ、心より感謝申し上げます。」などと伝えましょう。

七回忌の挨拶のポイント

七回忌の法要は親族などの身内で行うので自宅で行う場合も多いです。身内だけなのであまり畏まり過ぎずに来てくれた事への感謝の気持ちをこめて挨拶する事が大切です。七回忌の法要で挨拶をする時にはいくつかポイントがあるので見てみましょう。

挨拶に織り込んだ方が良い内容

七回忌では身内だけの集まりになってくるので、アットホームな雰囲気で行うことが多いです。一周忌や三回忌のような畏まった挨拶はいりませんのでその時の気持ちを伝えるようにしましょう。

 

いざ挨拶をしようとなると、どういった挨拶をしたら良いのか分からなくなってしまう方も多いと思います。そんな時に落ち着いて話せるようにいくつかポイントを絞り解説します。七回忌の挨拶をする前に確認しておくと安心です。

故人のエピソード

法事や法要は故人を偲び、供養することが目的です。その為、集まってくれた方達と故人との思い出を話すことも大切です。故人のことを思い出してもらえるようにエピソードを挨拶に入れると参加者も思い出しやすくて良いでしょう。

 

身内でも久しぶりに会う場合には何を話していいか分からない場合もありますが、挨拶をきっかけに参加者同士の会話もしやすくなると思います。好きだった食べ物やお酒、趣味など伝わりやすいエピソードをいくつか挨拶に盛り込んでおきましょう。

感謝の気持ちを忘れない

法事や法要は家族や親戚などの身内の方達の強力が無くては成り立たないです。施主は、まず故人を供養するために集まってくれた参加者へ感謝の気持ちを伝えることが大切です。皆さん仕事をお休みされたりして時間を作って来られます。

 

遠方から来られる親戚の方もいるので、まずは感謝する事が重要です。受付や法要の開始、会食の前後等の様々な場面で挨拶をするので参列者への感謝の気持ちを伝えることが大切です。要所ごとで挨拶をしなくてはいけないので大変ですが、心がけは大切です。

 

また、最後には今後も変わらないお付き合いをしていただきたい事や、故人もそう願っているだろうという事を伝えるようにしましょう。メモを見て話す場合には、なるべく終わりの挨拶の時には相手の方を見て話すようにすると気持ちも伝わりやすいです。

畏まらない事・紙に書いておくと安心

人前で挨拶すると身内の前でも緊張してしまい言葉がでなくなってしまう場合も多いです。焦って親戚の名前が出てこなくなってしまう場合もあります。忙しい中、集まってくれた方たちに嫌な思いをさせないように言い間違いなどには注意しましょう。

 

心配な方は白い紙に書いて手元を見ながら話すと良いです。会食ではお酒を飲むこともあると思いますが、会食の後の挨拶で言葉を忘れてしまってもメモがあれば安心です。七回忌では故人への悲しみも落ち着き、穏やかな気持ちで法要に来られる方も多いです。

 

三回忌から数年あいているので、お盆やお正月に合わなければ久しぶりに顔を合わせることになります。法事や法要でそうした方とも交流できるのはとても良い事です。故人を偲び、お互いの交流を深める為に施主の挨拶は畏まり過ぎないようにしましょう。

 

その他の注意点

七回忌の挨拶について詳しく解説してきましたが、他にも注意したい服装やお供え物などについても確認しておきましょう。服装や髪の毛、化粧などの身だしなみは法要の時には特に気を付けましょう。目上の方も来られるので派手な格好では悪目立ちしてしまいます。

 

女性の方は化粧や服装だけでなくネイルにも注意しましょう。黒い地味な服装では手元のネイルが目立つので、できればナチュラルな爪にするか、上から目立たない色のネイルを塗るようにしましょう。それでは、その他の注意したい点について見てみましょう。

七回忌に参列者がする挨拶とは

七回忌の場合には参列者側が挨拶しないといけない場面はありません。ですが、無言で参列するわけにもいかないので受付や会食の会場へ移動する時など、どんなことを言えば良いのでしょうか。まずは、七回忌に参加させていただいた事への感謝の気持ちを伝ましょう。

 

「本日はお招きいただき誠にありがとうございます。」などとシンプルに感謝の気持ちを伝えます。香典を渡す場合には「こちら心ばかりですが、ご仏前にお供えして下さい。」などと挨拶するようにしましょう。

 

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七回忌ではどんな服装が良いのか

七回忌の法要ではどういった服装が良いのでしょうか。男性や女性、中学生などの子供の場合を見てみましょう。男性の場合には黒スーツ、白シャツ、黒ネクタイ、黒の靴で喪服が良いです。女性の場合は黒のワンピースかスーツの喪服が良いです。

 

中高生の場合は制服がある場合は制服を着ていくのが無難です。私服で参加する場合には暗めの服を選びましょう。小さい子供も参加する場合にはなるべく紺や黒などの地味な色味のものを選び、イラストなどは極力小さいものか無地の服を選びましょう。

 

七回忌の法要になると喪服も購入されている方も多いと思いますが、無い場合にはレンタルもおすすめです。注意点は華やかな服装や明るすぎる色の服は避ける事です。また、女性は黒のパンプスでもつま先が出ることはマナー違反に当たるので気をつけましょう。

七回忌のお供え物や相場はどれ位か

七回忌ではお供え物や香典を渡す場合もありますが、どういった物が良いのかや金額の相場を確認しておくと安心です。お供え物は他の身内の方も持ってくる場合があるので、あまり大量に持参しないようにしましょう。また、日持ちする物を選ぶ事も大切です。

 

お供え物にはお菓子やおかき、缶詰、花などありますがそれぞれに良い部分があります。受け取る相手の事を考えながらどういった物が喜ばれるのかや、迷惑にならないのかを考えて選びましょう。それでは、お供え物や香典の相場について見てみましょう。

七回忌のお供え物

七回忌の法要にお供え物を持参する場合には常温で保存ができて日持ちするようなものを選びましょう。バームクーヘンやあられ、羊羹、まんじゅうなどがおすすめです。選ぶ時の注意点は遺族が高齢な方の場合にはあまり硬い物は食べにくいので注意しましょう。

 

法事が終わった後におさがりを皆で食べたり、持ち帰ることも多いので個別に包装されている物だと受け取る側も嬉しいです。花を渡す場合には七回忌なので色のついた花でも構いません。水やりがいらなくて綺麗なブリザードフラワーも喜ばれます。

 

生前に故人が好きだったお花や花言葉を確認して選ぶのも良いです。お供え物にフルーツもよく選ばれます。フルーツの場合にはなるべく日持ちする物や缶詰などにしましょう。おさがりを頂くので故人の好きな物以外にも遺族の食べやすい物を選んでも良いです。

 

七回忌の香典の相場

七回忌の法要に香典を包む場合には故人と血縁関係にある方の相場は1〜3万円くらいです。一般的に会食がある場合には食事代で1万ほど上乗せします。友人や知人の場合には5000円〜3万円程度です。親しい関係であるほど金額も高くなっていく傾向にあります。

 

子供も連れて行く場合には子供の食事代は小学生以上であれば5000円程度の上乗せをします。会食は会場の準備もあり、豪華な食事の場合も多いので金額の上乗せは必用です。子供だからといって何もしないのではなく、きちんと用意しておきましょう。

 

会食があるかどうかによっても金額が変わりますので、七回忌に参加する際には会食があるのかも確認しておくと安心です。香典を用意する際には封筒や水引き、表書きなどの書き方も確認しておきましょう。

要所ごとの挨拶を忘れない

七回忌の法要となると故人への悲しみも落ち着き、穏やかな気持ちで迎えられると思います。法要では要所ごとの挨拶が必要になるので忘れてしまわないように、メモを書いたり工夫をしてきちんと気持ちを伝えられるように準備をしましょう。