法事のお供えにおすすめのお菓子|振る舞う際のマナーも解説

公開日 : 2021/3/22

更新日 : 2021/3/22

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亡くなった後には、さまざまな法事が執り行われます。その際にお供えするお菓子は何が良いのか、お寺やお坊さんへのお菓子はどうしたら良いのかなど悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、法事のお供えにおすすめのお菓子やマナー、お菓子を振る舞う際のマナーなどについて解説します。

公開日 : 2021/3/22

更新日 : 2021/3/22

目次

法事のお菓子はお供えとお礼の意味

法事の際に仏壇や祭壇にお供えするお菓子は必要ですが、どのようなものが良いのか悩んでいる遺族も多いのではないでしょうか。また、呼ばれた側も、お供えのお菓子は持っていくべきなのかと悩んでいる人も多いでしょう。

 

呼ばれた側としては、お菓子は絶対に持っていかなければならないものではありません。しかし、お供えと手土産を兼ねて持参する人は多いです。なぜなら、故人へお供えをするという意味だけでなく、法事の手配してくださった人へのお礼の意味も込められているからです。

 

お菓子を持っていくか迷っているようであれば、持っていくことをおすすめします。しかし、遺族からお供え物を辞退する連絡があれば控えましょう。そこで今回こちらでは、お供えとしておすすめのお菓子やマナー、お菓子を振る舞う際のマナーなどについて解説します。

法事におすすめのお菓子

法事にお菓子を持っていく際、どのようなお菓子を選べば良いのかと悩むものです。そこで、法事におすすめのお菓子を和菓子と洋菓子に分けてご紹介します。法事のお菓子を選ぶ際の参考にしてください。

和菓子

法事のお菓子として和菓子をイメージする人は多いのではないでしょうか。ここからは、法事におすすめの和菓子をご紹介します。

まんじゅう

法事のお菓子は和菓子が良いというのであれば、まんじゅうがおすすめです。年配の人の中には、「法事と言えば、まんじゅう」という考えを持っている人もいます。これは、古くから弔事の場でまんじゅうが使われてきたことが関係しています。

 

まんじゅうとひと言に行っても、あんは小豆だけでなくさまざまなタイプがあります。法事に集まる人に合わせてあんを選ぶのも良いでしょう。

羊羹

法事の参加者に高齢者が比較的多いのであれば、羊羹が喜ばれます。上品な味わいの羊羹を選ぶと喜ばれるでしょう。また、羊羹は見た目にも高級感があるのでおすすめです。

煎餅

煎餅は味のバリエーションも豊富ということもあり、他の参加者と同じものになる可能性も低いと言えます。また、参加者が多い法事に持っていく場合も、煎餅は価格の割に量が多いのでおすすめです。

洋菓子

近頃は法事のお菓子として洋菓子も人気があります。ここからは、法事におすすめのお菓子をご紹介します。

クッキー

クッキーは、賞味期限が長いものが多いということもあり、法事のお菓子として人気があります。好みの面からしても無難であることも、人気の理由です。クッキーを選ぶ際は、個包装されているタイプを選ぶと良いでしょう。

マドレーヌ

やわらかくて甘いマドレーヌは、法事のお菓子として人気の洋菓子です。賞味期限も比較的長く、個包装されているタイプが多いこともあり人気があります。マドレーヌは、プレーン味が人気です。

ゼリー

小さな子供から高齢の人まで食べやすいのはゼリーです。幅広い年齢層の人が集まる法事に参加する際のお供えとしてゼリーを選んでみてはいかがでしょうか。夏のイメージを強く感じる人もいるため、夏の法事のお菓子としてゼリーを選ぶのもおすすめです。

法事のお菓子に関するマナー

法事のお菓子を選ぶ際と振る舞う際に注意したいマナーを解説します。日本においては、冠婚葬祭の場でのマナーは重要視されるため、しっかりと確認しておきましょう。

お菓子の選び方

法事のお菓子を選ぶ際に気を付けたいお菓子に関するマナーを解説します。マナー違反にならないように、しっかりと確認しておきましょう。

「常温」で「日持ち」がするもの

法事のお菓子は、常温で保存ができ、日持ちがするお菓子を選ぶことがマナーです。多くの人が集まる法事の場に冷蔵が必要なお菓子を持っていくことは、遺族に保管の手間などの迷惑をかけてしまいます。

 

例えば、故人はケーキが好きだったとします。そのことを知っている参加者がケーキをお供えしたいと生クリームのケーキを持っていった場合、冷蔵庫で保存しなければなりません。遺族に手間を取らせてしまう上に、冷蔵庫で保管場所を取ってしまうことになるのです。

 

受け取る側の保管の手間などを考えて、常温で保存できるお菓子を選びましょう。また、法事では1度にたくさんのお菓子が集まります。そのため、日持ちがするお菓子が喜ばれます

「匂い」が強いお菓子はNG

材料ににんにくやネギなど、匂いの強い材料が使われているお菓子は避けましょう。また、匂いだけでなく辛味が極端に強いお菓子もお供えとしてはふさわしくありません。

分けることができる「個包装」

法事のお菓子は、個包装されたタイプを選びましょう。もちろん、個包装されていないものをお供えものとして持っていってもマナー違反とまではなりませんが、個包装されていると受け取った側は扱いやすいものです。

 

法事が終わると、お下がりとしてお供えしたお菓子を参加者のお茶請けとして振る舞われる場合や、振り分けて持ち帰ってもらう場合があります。そのことを考えると、お菓子が個包装されていると振る舞い際にも振り分ける際にも扱いやすく気遣いを感じます

「個数」に注意

法事に呼ばれた人が持参するお菓子は、個数に注意して選びましょう。三回忌の法事までは参加する人の人数も多いですが、それ以降は次第に近しい人たちだけで集まり法事を執り行うようになるため人数は減っていくことが多いです。

 

そのため、持参するお菓子の数量は法事に参加する人数に合わせて準備しましょう。しかし、呼ばれる側が法事に何人参加するのかを把握することは難しいため、数に余裕を持って選ぶことがおすすめです。足りないよりはいくつか余る程度が良いでしょう。

 

しかし、選ぶ際には「4」や「9」などがつく個数は避けましょう。なぜなら、「死」や「苦」を連想させる数字だからです。そのため、18個入りや27個入りなどを選ぶことをおすすめします。

「のし」のついていない「のし紙」をつける

法事に呼ばれた人が持参するお菓子には、「のし」のついていない「のし紙」をつけましょう。のし紙は、お店でお菓子を購入した際につけてもらうことができます。その際は法事であることを伝えるとアドバイスをもらえるでしょう。

 

「のし」は慶事の際に使用する贈答品の特徴で、あわび貝を薄くのばして干したもので、生ものの象徴でした。のし紙の右肩に貼られています。法事は弔事であるため、のしが貼られていないのし紙を使用しましょう。

 

水引は黒白の結び切りの水引が印刷されたものを選びます。結び切りは、二度とほどけないほどしっかりと結ぶ結び方で「二度と繰り返さない」という意味があります。表書きは「御供」とします。

振る舞う側のマナー

法事を執り行う側がお坊さんや参加者にお菓子を振る舞う際に気を付けたいマナーを解説します。マナー違反にならないように、しっかりと確認しておきましょう。

「懐紙」を使う

お菓子をお坊さんや参加者に出す際、お菓子の下には懐紙を敷いて準備します。懐紙は、弔事用の折り方で折って使用します。弔事用は、上になる紙が左下がりになるように重ねて折ります。振る舞う際には、相手側に懐紙の折り目の輪の部分がくるように出しましょう。

 

お菓子は1個ではなく、2個または3個をバランス良く並べるようにします。懐紙を敷くのは、個包装されていないお菓子のときだけでも良いでしょう。懐紙を準備することが大変であれば、個包装されたお菓子を準備することをおすすめします。

 

順番は「お坊さん」が先

お茶やお菓子を出す順番は、お坊さんが優先です。お坊さんの近くに遺族や親族など、故人と近しい人が座っていることが一般的です。そのため、お坊さんの次はお坊さんの近くに座っている人から順番にお茶とお菓子を出すと良いでしょう。

法事のお菓子の金額

法事のお菓子の金額は故人との関係で変わる場合がありますが、一般的には3,000円から10,000円と言われています。あまり高額なお菓子を準備して持っていけば、遺族に気を遣わせてしまうため、避けるようにしましょう。

法事で出すお菓子

自宅や会場で法事を執り行う場合は、お坊さんや参加者にお茶を出します。その際、お茶と一緒にお菓子も出します。ここからは、法事でおもてなしとしてお坊さんや参加者に出すお菓子について解説します。

お坊さん

法事ではお坊さんによる読経が行われます。お坊さんが自宅や会場に到着されると、まずお茶とお菓子を出します。お坊さんの左側へお菓子、右側に茶托に乗せたお茶を出します。おしぼりなども一緒に出すと良いでしょう。

 

お坊さんが到着した際に出すお菓子はべたべたせず、型崩れしにくいお菓子がおすすめですなぜなら、お菓子を出しても食べないお坊さんは多く、持ち帰っていただけるように支度をしなければならないからです。持ち帰りの支度がしやすいお菓子を選びましょう。

 

読経が終わると、再度お茶とお菓子を出します。このタイミングは、参加者にも同じようにお茶とお菓子を出すため、同じお菓子を選ぶと良いでしょう。到着した際に出したお菓子に手を付けなかったからといって、そのお菓子を使いまわすことは避けましょう。

参加者

読経が終わるとお坊さんと同じタイミングで参加者にもお茶とお菓子を出します。このお茶をいただく時間は、お坊さんがお話をしてくださる時間でもあります。そのため、参加者がサッと食べられる一口大のお菓子を選びましょう

 

その場で食べない場合は気軽に持ち帰ってもらえるように、個包装されたお菓子がおすすめです。

法事のお下がり

法事でお供えしたお菓子は、お下がりとして参加者に法事の場で振る舞う、または、持ち帰ってもらうことがあります。お下がりは、仏様の力が備わったありがたいものです。振る舞う場合は、読経の後にお茶を出すタイミングや、その後の会食後の時間が良いでしょう。

 

持ち帰ってもらう場合は、参加者が会食をしている間に振り分けましょう。振り分ける際は、人数分のビニール袋などを準備しておくと素早くスムーズに振り分けられます。振り分けたお菓子は、引出物の袋などに入れて持ち帰ってもらいます。

法事のお返し

法事に参加してくださった人へ、感謝の気持ちとしてお返しを準備します。お返しの品には食料品であればお菓子やお茶、干ししいたけ、調味料などが人気です。また、消耗品であればタオルや洗剤などが人気です。近頃は、受け取った人が選べるカタログギフトも人気があります。

 

お返しの品の金額は、2,000円から5,000円が相場と言われています。しかし、お返しの品は法事に来ていただいたことに対してだけでなく、いただいた香典に対しての返礼品として準備する場合もあります。返礼品は「引出物」とも呼ばれることもあります。

 

香典の額は関係性によって異なるため、返礼品であるお返しの品もその金額に合わせて準備する必要があります。

法事でお寺に持っていくお菓子

自宅で法事を執り行うこともあれば、菩提寺であるお寺で法事を執り行うこともあります。お寺で法事を執り行う際には、遺族は自宅での法事とは別に準備が必要なものがありますが、その中にはもちろんお菓子もあります。

 

遺族はお寺で法事を執り行う場合は、お供えものとしてのお菓子とは別にお寺への手土産としてのお菓子を持参する場合もあることを覚えておきましょう。しかし、これはお寺との関係性や地域の風習によっても異なるので注意が必要です。

 

法事でお寺に持っていくお供え用のお菓子もお土産用のお菓子も、常温保存で日持ちがする個包装のお菓子が良いでしょう。お菓子には、「御供」と表書きが書かれた黒白の結び切りの水引が印刷されたのし紙をつけます。マナーや選び方は法事に参加する場合と同じです。

命日にお供えするお菓子

命日とは亡くなった日のことで毎月の同日を「月命日」、一周忌を過ぎてからの年に1度の同月同日を「祥月命日」と呼びます。宗派や地域によって命日の過ごし方は異なりますが、一般的にはお参りをします。

 

その際にお供えするお菓子は、故人が好きだったものを選ぶと良いでしょう。遺族が準備するお菓子は、生菓子などの日持ちがしないお菓子でも良いでしょう。しかし、遺族以外がお参りに行く際にお菓子を準備するのであれば、常温で日持ちがするお菓子を選びましょう。

 

例えば、法事が行われない年の祥月命日にお参りに行くのであれば、遺族の家族構成などを考慮してお菓子を選ぶと良いでしょう。遺族に子供がいる場合は、子供が好みそうなお菓子を選び、高齢者がいる場合は和菓子を選ぶと喜ばれます。

気持ちを込めたお菓子選びを

今回は、法事のお供えにおすすめのお菓子やマナー、振る舞う際のマナーなどについて解説しました。法事のお菓子に関しては法事を執り行う遺族側と法事に呼ばれる側どちらにも共通している部分が多いので、1度確認しておけばどちらの立場の際にも役に立ちます。