33回忌の法事で正しい服装は?お布施など基本的なマナーを徹底解説

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

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33回忌の法事を行う方は少なくなってきていますが、家族だけで法事を行うこともあります。そこで、正しい服装について解説します。法事になると平服でお越しくださいという案内が来ますが、私服ではありませんので気を付けるべきポイントをご紹介します。

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

目次

33回忌の法事の正しい服装マナー

33回忌は年回法要のひとつであり、亡くなってから32年目に行います。自宅やお寺、霊園の施設内で行われ、正しい服装で参列しないといけません。そこで、33回忌の服装についてまとめてみました。

男性の場合

33回忌の法要で男性は、スーツが基本です。平服でお越しくださいと案内状に書いている場合もありますが、私服ではないので気を付けましょう。男性はスーツ以外に、ジャケット・Yシャツ・ネクタイ・ズボンの組み合わせの服装であれば大丈夫です。

 

ジャケットは決して黒でなければいけないわけではなく、紺色や暗めのグレーを着用することも可能です。Yシャツは基本的に無地の白ですが、光沢があるとマナー違反となるため、デザインや素材に気を付けましょう。ネクタイは、黒以外に落ち着いたカラーであれば着用ができます。

 

しかし、ネクタイはすべて無地が適しており、ストライプなどの柄は避けましょう。この服装マナーは、33回忌以外に13回忌や23回忌でも同様のため、お葬式の時のように喪服を着用しなくてもよいですが、略喪服を意識して準備をしてください。

女性の場合

女性の場合は、男性よりも洋服のデザインが多く気を付けなければいけない点が多いです。33回忌の法要では、ワンピース・ジャケット・Yシャツ・スカートの組み合わせが一般的です。光沢がなく黒や紺など落ち着いた色を選ぶようにしてください。

 

また、スカートを着用する際は肌の露出を避けるため、膝が見えない丈のものを選びましょう。夏場であっても短い丈の洋服を着用することはマナー違反となるため、七分丈で調整してください。そして、ストッキングは黒を着用し、冬であってもタイツは着用しません。

 

ハンドバッグは装飾がないもので、光沢がないデザインを選びます。革製品・毛皮製品のハンドバッグは、33回忌法要ではマナー違反です。さらに、アクセサリーも結婚指輪は可能ですが、ハーフエタニティは外して参列するようにしましょう。清潔に見えるように髪はまとめましょう。

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子供の場合

33回忌の法要に子供も参列する場合は、制服が基本です。法要の服装で平服と書いていれば、制服を着用してください。その際に、普段履いている靴の色に気を付けましょう。派手な色であれば、黒っぽいものを準備してください。革靴やローファーが無難なデザインで学生らしいです。

 

もし、制服がない学校に通っている場合は、大人と同じように黒や落ち着いた色の洋服を準備してください。男の子であれば、服装はブレザー・白いシャツ・ズボンがおすすめで、女の子の服装は、ブレザー・白いシャツ・スカートまたはワンピースを着用しましょう。

 

乳幼児などはスーツのようなデザインのものが少ないため、派手な柄がプリントされていないような無地のものを選び、黒や紺または白など清楚に見えるような洋服を準備して着せましょう。法要に可愛らしい服装は必要ないため、正しい服装マナーで参列しましょう。

沖縄では33回忌法要はお祝い

33回忌の法要は、沖縄ではお祝い事と捉えられています。その理由は、33回忌の法要を行うことで、故人が極楽浄土にいけると考えているからです。そのため、一般的に、33回忌では香典を準備しますが、沖縄の場合は「祝儀」としてお金を用意するため、気を付けましょう。

 

沖縄の33回忌の法要は、平服で行われることが多いため、今まで紹介してきた服装で問題はありません。地域の風習によっては異なる可能性もあるため、不安な方は身近な親族に確認をしてみましょう。その場に適した服装で参列しないと浮いてしまう可能性があります。

 

33回忌は弔い上げといい、故人に対する最後の法要にする場合が多いです。遺族たちの法要も役目を終えるができます。友人も高齢になったりするため法要を行うことが難しくなってくるため、節目とされていますが、50回忌まで行う場合もあるため、家族で話し合いましょう。

33回忌のお布施について

33回忌を行う施主はお布施の準備をしないといけません。これまでも、年忌法要を行ってきているので、流れはわかっている方は多いかもしれませんが、金額相場をチェックして準備をしてみましょう。

33回忌のお布施の金額相場

自宅で33回忌の法要を行う場合のお布施は、1万円〜5万円が一般的であり、年忌法要の中でもさほど金額は変わりません。お車代は5千円〜1万円が相場であり、会食に参加しない場合の御膳料も5千円〜1万円が相場で、地域によって金額が異なる場合もあるので確認しましょう。

 

お寺で33回忌法要を行う際は、お車代が不要です。会食を行う場合、僧侶が参加しないのであれば、御膳料は必要のため、準備してください。よって、お寺で会食があるときは33回忌法要であれば、1万円〜5万円を準備し、会食に参加しない場合は、5万5千円〜6万円が相場です。

浄土宗や浄土真宗の場合

浄土宗や浄土真宗の場合、お布施の金額が異なるので気を付けましょう。もともと寺院や僧侶の方の読経に対する謝礼という考え方がなく、仏様への感謝の気持ちを示すためと考えられているため、お布施の金額は3万円前後が一般的な金額相場です。

 

実際に金額も厳選に決まっているわけではないため、仏様への感謝の気持ちを示すのに適当な額を準備すれば問題はありません。地域や寺院によっては、お布施の金額が決まっているケースもあり、わからないときは僧侶に確認をしておくと安心です。

 

浄土宗や浄土真宗の33回忌法要後の会食に僧侶が参列されない場合は、お布施と別に5千円ほどの御膳料を準備しましょう。真言宗や浄土真宗や真言宗は、17回忌後は23回忌と27回忌を行わないで、25回忌を行い、33回忌または50回忌で弔い上げとするケースが多いのが特徴です。

33回忌の香典について

33回忌に参列する方は、香典を準備しないといけません。のし袋の書き方に不安がある方は、確認してから準備をしてください。金額相場や香典の包み方など細かい点まで解説します。

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33回忌の香典の金額相場

33回忌の香典は、年齢や関係性によって準備する金額が異なります。祖父母の場合は、20代が1万円・30代が1万円〜3万円・40代が3万円〜5万円です。親族の場合は、20代が3千円~1万円・30代が3千円~2万円・40代が5千円~3万円ですが、親しくない場合は金額が下がります。

 

親しい友人の場合、20代が3千円~1万円・30代が3千円~1万円・40代が5千円~1万円です。職場の方針で同僚の方と連名で包む場合もあるため、会社内で話し合って香典の金額を決めるようにしてください。連名にするときは、総額が半端な数字にならないように気を付けましょう。

 

このように、香典を準備するときは、年齢や関係性に合わせた金額がおすすめです。香典の金額が高すぎてしまうと、施主にも気を使わせてしまうため、金額相場に合わせて準備をしましょう。

33回忌の香典袋の書き方

33回忌ののし袋の表書きは、「御仏前」と書きます。神道の場合は、「玉串料」・キリスト教の場合は、「お花料」と書くのが一般的です。濃い墨を使って表書きを書くようにしましょう。表書きの下の部分には名前を書きます。

 

香典の金額が3千円~5千円の場合は、不祝儀袋に水引が印刷されたものを使い、1万円~3万円の場合は白黒・双銀で束が7~10本の不祝儀袋を使用します。黒白のものを使うのが一般的で、関西では黄白を使用する場合もあります。

33回忌の香典の包み方

香典のお札は新札を使用せず、お札の向きを揃えて中袋に入れます。人物像が裏面で底に来るように入れるのがマナーです。また、袱紗に包んで33回忌に持参するので、準備しましょう。袱紗がない時は、ハンカチや風呂敷で代用することも可能です。

33回忌は服装に気を付けて参列をしよう

33回忌の法要は、弔い上げと言い最後の年忌法要になることが多いです。正しい服装マナーを守って参列しないといけません。沖縄ではお祝い事ですから、のし袋の選び方にも気を付けてください。最後となれば、親族が多く集まる可能性もあるため、服装には気を付けましょう。

 

女性は男性よりも服装マナーで気を付けなければいけない点が多いため、不安な方は確認をしてから、33回忌法要に参列してください。