男性が法事に着用するネクタイの種類!マナーや結び方など徹底解説

公開日 : 2020/9/18

更新日 : 2020/9/18

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法事は49日から始まり、33回忌または50回忌まであります。法事にも様々な意味があり、その場に適した服装で参列しないといけません。男性はスーツで参列しますが、どのようなネクタイがふさわしいのか、詳しい内容をまとめてみました。

公開日 : 2020/9/18

更新日 : 2020/9/18

目次

男性のネクタイの基本的なマナー

男性は法事に参列する場合、スーツにネクタイを着用します。法事にふさわしいネクタイはどのようなものか基本的なマナーをご紹介します。こちらを参考に法事の種類によって調整してみてください。

一周忌までは黒のネクタイ

故人が亡くなり、お葬式が終わるとその後は49日法要や一周忌などの法事があります。一周忌までは喪服を意識するため、ブラックのスーツに同じくブラックのネクタイを着用するのが一般的です。光沢のない無地を選び、シルバーに見えるものや柄物は避けましょう。

 

そのため、49日法要や一周忌はお葬式の時と同じ服装で参列するのがおすすめです。この時期は、まだ親族だけの法事ではなく、様々な方が参列し規模も大きめのため、正しい服装マナーを守らないと浮いてしまうので気を付けましょう。

 

普段からネクタイを着用しない方であれば、結び方もわからない方も多いため、事前に練習しておくのがおすすめです。社会人として周囲の評価やよい印象を与えられないため、ネクタイに不慣れな方は気を付けてください。

三回忌以降は平服

三回忌以降の法事は、平服で参列してくださいという案内がきます。平服とは、礼服・礼装までの服装でなくてもよいことですが、私服ではありませんので、男性はスーツを着用しないといけません。そのため、スーツにネクタイのスタイルは法事でも継続です。

 

平服はブラックのスーツではなくても大丈夫であり、ダークスーツなら着用して参列することができます。ネクタイの色もブラック以外に、紺やグレーなど落ち着いた色を着用することが可能です。略喪服となるため、お葬式の時のような喪服で参列しなくても大丈夫です。

 

7回忌・13回忌など法事の家族のみで行う場合であっても、服装マナーには気を付けましょう。僧侶を呼んでお経をあげてもらいますから、失礼のないような服装をしなくてはいけません。そのため、ネクタイはブラックでなくてもよいですが、落ち着いた色を選びましょう。

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ネクタイなしはマナー違反

三回忌以降は、平服で法事の参列することが可能ですが、ネクタイなしでもよいのではないかと考える方もいます。平服は私服ではなくカジュアルな服装はマナー違反となるため、スーツを着るならネクタイも着用しましょう。

 

宗教や地域の風習によっては、ネクタイなしでも大丈夫な場合があります。そのため、親族に法事の服装を確認すると周りの方と同じ服装で法事に参列することができます。事前確認を行わないと一人だけ、場違いな服装となり浮いてしまう可能性があります。

 

家族や親戚が毎回、法事に参列することが難しくなってきていることもあり、七回忌を最後にする方も増えてきました。この間までは人が集まることが多いため、正しい服装マナーに気を付けて、ネクタイの色など細かいところにも気を付けてください。

ネクタイの色や柄

男性がスーツに着用するネクタイは色や柄が様々ありますが、法事にふさわしいのはブラックや落ち着いた色の無地です。一周忌までは喪服に着用する無地のブラックにしましょう。宗派によっては白を着用する場合もあるため、確認しておいてください。

 

シルバーは慶事を連想させてしまい光沢があるため、法事にはふさわしくありません。紺やグレーなど落ち着いた色を選ぶのが無難です。不安であればブラックを着用するようにしてください。柄も無地が基本でありストライプはカジュアルな雰囲気が出るため、避けましょう。

 

ビジネスマンであれば、ストライプ柄のネクタイを多く持っており、落ち着いた色であっても柄は法事にはふさわしくありませんので、必ず無地を選ぶようにしてください。周りの方からマナー違反と思われてしまうため、自分の基準ではなく正しい服装マナーを守りましょう。

ネクタイピンは不要

スーツにネクタイを着用する際に、ネクタイが動かないようにネクタイピンを使う方が多いです。法事ではネクタイピンは女性と同じアクセサリーの扱いとなり、普段から使用している方は外して参列するのがおすすめです。

 

お葬式と同様、法事では派手な装飾を控えないといけません。光沢があり目立つネクタイピンは、法事にはふさわしくありませんので、不要となり外して参列することが求められています。ネクタイピン以外に男性なら時計や結婚指輪も気をつけましょう。

 

女性よりも小物類は少ないですが、男性は法事にネクタイピンやカフスは不要であり、準備する必要はありません。法事はおしゃれをする場ではなく故人を偲ぶ場のため、正しい服装マナーを守りながら参列してください。

33回忌または50回忌の弔い上げの服装

法事は33回忌または50回忌まであります。最後の法事となることもあり、どのような服装で参列することが適しているのかご紹介します。家族だけで行うことも多いですが、服装には気を付ける点があるため、チェックして参列する予定がある方は確認してください。

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弔い上げとは

弔い上げは、年忌法要の終わりのことです。故人が往生しご先祖様となり、これ以降は法事を行いません。故人がご先祖様となる喜ばしい儀式として盛大に行う場合も多いです。弔い上げでは、位牌をお寺でお焚き上げしてもらうことができます。

 

事情によっては仏壇そのものを片付けることもあり、永代供養してもらう方もいます。合同墓へ合祀を考えている場合は、後から遺骨を取り出すことが不可能で、よく考えてからお寺にお願いをするようにしてください。

 

仏教では、亡くなってから33年が経つと罪を犯してしまった方でも無罪になるとされているため、故人の魂は極楽浄土に行けます。遺族たちの法要も役目を終えることができ、家族構成も変わるため、法事を行うのが難しい環境になることから弔い上げのケースが増えます。

 

 

準喪服または略喪服を着用

33回忌や50回忌の法事で、平服でお越しくださいという案内であれば、喪服ではないスーツにネクタイで参列しても大丈夫です。スーツやネクタイはブラックまたは落ち着いた色を選ぶようにしましょう。準喪服や略喪服の服装で参列してください。

ネクタイの結び方

男性のネクタイの結び方は様々あり、法事にふさわしいやり方があります。普段、ネクタイを使わない方は結び方を確認し、練習してから法事に参列してください。

プレーンノットがおすすめ

法事のネクタイの結び方は、プレーンノットやウィンザーノットが一般的です。プレーンノットなら初心者の方でも簡単に結ぶことができるため、結んだことがない方は練習してみてください。七回忌以降の法事は、セミプレーンノット・セミウィンザーノットも可能です。

 

プレーンノットは、幅の広い方を上に乗せて交差させたら、幅の狭い方を裏に回してから前に巻きつけてください。内側からネクタイをくぐらせて顎に向かって、取り出したら巻きつけられている輪となっているネクタイを中に通して完成です。

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ディンプルは避ける

法事のネクタイの結び方で、ディンプルは結び目の下にくぼみを作る方法であり、法事にはふさわしくありません。くぼみがあるとシュッと見えるため、カジュアルな結び方であり、ネクタイの結び方に慣れていない方は注意しましょう。

 

もし、ネクタイの結び方を練習していて、ネクタイにくぼみができてしまった場合は、やり直してください。法事前にティンプルが目立つ場合も、化粧室の鏡などで直して調整しましょう。

法事はネクタイを付けて参列しよう

法事に参列する男性は、必ずスーツにネクタイを着用しないといけません。一周忌まではお葬式と同じ服装で参列するのがおすすめで、それ以降の七回忌などは平服であってもスーツやネクタイは落ち着いた色を選ぶようにしましょう。

 

ネクタイピンは不要ですし、結び方にも気を付けて正しい服装マナーで参列しないといけません。小学生以上になるとスーツにネクタイの服装が基本となるため、制服がない時は大人の男性と同じ服装マナーを参考に準備しましょう。