七回忌で仏壇にお供えするものや香典など基本的なマナーを解説

公開日 : 2020/9/5

更新日 : 2020/9/10

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七回忌で仏壇にお供えにふさわしいものを把握し、基本的なマナーを守って準備をしましょう。七回忌では香典も必要であり、遺族であればお返しも準備しないといけません。そこで、七回忌のお供えや香典など大切な知識をまとめたので、参考にしてみてください。

公開日 : 2020/9/5

更新日 : 2020/9/10

目次

七回忌で仏壇にお供えするもの

七回忌の法要は、お寺で行うことも多いですが、自宅の仏壇にもお供えものが必要です。必ずお供えしなければいけないものがあります。飾り方は宗派によって異なりますが、お供えものは共通しているため、ふさわしいものをご紹介します。

お膳を供える

七回忌の法要で仏壇には、仏飯が必要です。お膳と言われ、主食としてお供えされるのが一般的で、感謝と供養の気持ちを示す意味があります。お膳をお供えするときの基本的なマナーは、炊き立ての白飯を準備しなければいけないため、前日のものをお供えしないようにしましょう。

 

お膳の献立は、飯椀に主食であるご飯を盛り、山盛りにして丸く仕上がるようにするのが特徴です。汁物にはお味噌汁やお吸い物を供えますが、中身の具材は季節ものの野菜を入れます。平椀には煮物料理をお供えし、精進料理の基本から外れないように植物由来で作ります。

 

高坏には漬物をお供えし、2切れ置くのが一般的です。壺椀には、和え物や簡単な煮物をお供えし、具体的には胡麻和え・酢の物などがあるため、故人の好きなだったものを作りましょう。宗派によって、お膳が2つ必要な場合もあるため、確認しておいてください。

お花を供える

七回忌の法要で、仏壇にはお花を供えます。普段からも仏壇にお花はお供えしますが、法要の時は普段よりもお花の種類を増やして、豪華に見えるようにしましょう。七回忌に参列する親戚もいますから、仏壇をチェックされます。

 

仏壇にお供えするお花は、菊や白百合が一般的であり、これに季節に合わせたお花を組み合わせるのがおすすめです。故人が好きだったお花も一緒に入れてあげると喜んでもらえます。しかし、仏壇にお供えするお花にはふさわしくない花もあるため、気を付けましょう。

 

毒やとげを持っているスイセンやバラや香りの強いハーブ系はマナー違反となるため、いくら故人が好きだったお花であっても避けるようにしてください。お花はお店に相談するときれいにまとめてくれるため、お願いしてみましょう。

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果物を供える

七回忌の法要で、仏壇には果物も飾るのが一般的です。法要に参列する方も果物を選ぶ方が多いですが、その時は日持ちする果物を選ぶのが基本的なマナーです。さらに、丸い形をした果物をお供えするのが一般的で、夏であればスイカやメロンなどをお供えしましょう。

 

秋ならブドウや梨・柿などがあり、季節に合わせた果物をお供えしてください。他にも、丸い果物は、りんご・みかん・桃などがあるため、お店の人と相談して仏壇にお供えするようにラッピングしてもらいましょう。

 

どうして仏壇に丸い形をした果物をお供えする理由は、「丸い=円=縁」という考え方が古くからあります。そのため、法事用の果物の盛り合わせを利用すると、仏壇にふさわしい果物をお供えすることができるので、チェックしてみてください。

お菓子を供える

七回忌の法要ではお菓子をお供えするのも一般的です。お菓子の種類は、常温で長期間保存できるものを選ぶのが一般的なマナーです。多くの参列者がお菓子をお供え物に持ってきても、賞味期限が近いと遺族に負担をかけてしまいます。

 

七回忌の法要が終わった後に、みんなでお菓子を分けることを考えると、個別包装されたお菓子を選ぶようにしてください。参列者は高齢者や幼児の方もいる可能性があるため、年齢に関係なく喜ばれるようなお菓子をお供えものとして選ぶようにしましょう。

 

お菓子にふさわしいものとして、クッキーやせんべい・ゼリー・ようかんなどがあります。故人が好きだったお菓子をお供えものに選んでもいいですが、日持ちをするかを必ずチェックして購入し、のしをかけてもらいましょう。

七回忌のお供えに適さないもの

七回忌の法要でお供えものにふさわしくないものは必ず確認しておきましょう。まずは、肉や魚などの生鮮食品は殺生を連想させるため、マナー違反です。故人が好きだった肉や魚であっても、仏壇にはお供えすることは無理です。

 

また、仏壇にお供えするなら和菓子というイメージが強いかもしれませんが、生菓子は日持ちしないため、遺族に迷惑をかけてしまいます。お供えものを最後にみんなで分ける際に、日持ちが短いものをもらった方はすぐに食べないといけないため、日持ちするものを選びましょう。

 

他にも、お供え物にラッピングをしてもらい、のしをかけてもらいますが、包装紙が派手なものはマナー違反です。法要でも派手な色や柄はふさわしくありませんので、お店の方に使用目的をしっかりと伝えて、落ち着いた色の包装紙にしてもらいましょう。

七回忌の香典について

七回忌の法要に参列するなら、香典を準備しないといけません。金額相場を参考にすれば、お金の準備がしやすくなり、のし袋の基本的なマナーも一緒にご紹介しますので、チェックしてみてください。

七回忌の香典の金額相場

七回忌に参列する方は香典が必要なので、お金を準備しなくてはいけません。金額相場は、親戚の関係は1万円から3万円で、夫婦で参列するなら2万円から5万円です。法要の後に会食がある場合は、プラス1万円を上乗せするのが一般的なので確認しましょう。

 

子供も七回忌に参列する場合は、香典は基本的に必要はありません。しかし、会食がある場合で、小学生から中学生は大人の半分を包むようにし、中学生以上は大人と同じ金額を包むようにしてください。

 

七回忌の法要は親戚が一般的に集まりますが、友人も参列するなら香典は5千円から1万円が金額相場です。付き合いが深い方の場合、1万円から3万円になることもあるため、調整してみてください。

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のし袋の表書きの書き方

七回忌の法要に使うのし袋は、黒白の水引きで結びきりを選びます。金額によってのし袋の水引の色が変わるため、金額にあったのし袋を選びましょう。そして、表書きは、「御仏前」・「御香料」・「御供物料」と書き、その下に名前を書きます。

 

夫婦で七回忌の法要に参列する場合、名前は夫のみで問題はありません。連名にする必要は特にないため、気を付けてください。表書きや名前は薄墨ではなく濃墨で書くので、間違えないようにしてください。

七回忌のお供えや香典のお返しについて

七回忌の法要を行ったら、香典やお供えものを頂いた方に対してお返しをしなくてはいけません。そこで、香典返しの基本的なマナーをご紹介します。

お返しの基本的なマナー

七回忌の法要に参列してもらったお礼の気持ちを込めてお返しを準備します。法要の当日にお返しをするケースも増えてきており、帰りに渡すことが多いですが、参列できずに香典を頂いた方には郵送でお返しを送ります。

 

お返しをするときは遅くなると失礼になるため、遅くても一か月以内に返しを送るようにしてください。その際は、感謝の気持ちを手紙に書き、一緒に送るようにしましょう。

お返しにおすすめの品物

七回忌法要のお返しは、消えものを選ぶことが一般的です。そのため、お菓子・飲料・調味料・日用品がおすすめです。当日にお返しを渡す場合は、帰りの荷物が重くならないように参列者の負担を考えて準備をしてください。

 

参列される方の好みがよくわからない場合は、カタログギフトを選択する方も増えてきました。自分で好きなお返しを選ぶことができ、持ち帰るときも負担をかけずに済みます。

七回忌のお供え物の準備をしよう

一般的なマナーに従って、七回忌のお供えものを準備してください。お寺に持っていくお供えものも自宅の仏壇と同じものが必要で、飾り方は宗派によって異なるため、わからないことは事前に確認しましょう。

 

お供え物には、ふさわしくないものもありますから、気を付けながら準備をすすめましょう。また、七回忌の法要であっても香典が必要のため、のし袋の書き方などに気を付けて準備をしてください。