一周忌の香典の相場【夫婦や孫の場合・お布施・書き方などのマナー】

公開日 : 2020/9/6

更新日 : 2020/9/10

一周忌の香典の相場【夫婦や孫の場合・お布施・書き方などのマナー】のサムネイル画像

一周忌法要に参加する場合、気になるのは香典の額ですよね?今回は、一周忌の香典の相場はどのくらいなのかや香典を用意する時のマナー、お布施などについて詳しく解説しています。一周忌法要に参加する場合や香典を郵送する場合には参考にしてみてください。

公開日 : 2020/9/6

更新日 : 2020/9/10

目次

そもそも一周忌の香典とは

故人が亡くなられてから1年が経つと一周忌法要を行います。故人を亡くした悲しみも大分落ち着いてきている時期だと思います。この一周忌法要に参加する場合には香典をどの程度包めば良いのでしょうか?一周忌の香典の相場について詳しく解説しています。

一周忌とは?

一周忌とは故人が亡くなられてから1年後の命日のことです。一周忌は大切な法要で家族や親族、故人と仲の良かった友人や知人などを招いて法要を行います。一周忌法要は命日の当日か命日より早めの日に行います。

 

集まりやすさを考えて週末に行われることが多いです。一周忌までが喪中で一周忌をもち、喪が明けます。喪中の期間に迎えたお正月は年賀状や年始挨拶、お正月の飾りなどの正月行事や慶事などは避けます。

一周忌の香典の相場

一周忌の香典は故人と血縁関係の濃い方や深い付き合いだった方、目上の方などは大めに包みます。故人との関係別で香典の相場を紹介します。親の場合は一番近い関係なので最も多く包むべきで3万円~10万円が相場です。

 

子供が社会人になりたての場合などであれば1万円くらいにする場合もあります。故人が義父母(配偶者の親)の場合は自分の親と同じく3万~10万円くらいが相場です。同居や別居には関わりません。叔父や叔母の場合には1万円~3万円が相場です。

 

その他の親戚の場合は5千円~1万円が相場です。故人と生前、どの程度の付き合いだったのかにより香典の額は増減します。故人が友人や知人の場合は5千円~1万円が相場です。一周忌法要に家族や夫婦、孫が参加する場合について詳しく見てみましょう。

家族で出席する場合の一周忌の香典

家族で一周忌法要に参列する場合、香典の金額は年齢や故人との関係の深さなどにより様々です。一周忌法要の場合、法要の後に会食をする場合が多いので上記で紹介した香典の相場を参考にして会食に参加する人数分の食事代も合わせます。食事は大体1人あたり3千円~1万円です。

夫婦で一周忌に参列する場合の香典の相場

一周忌法要には遺族以外にも親族なども集まることが多く、夫婦で参加する場合も多いです。夫婦で一周忌法要に参加する場合には夫婦2人分の香典が必要でまとめて一緒に包みます。故人との関係にもよりますが会食に主席しない場合には夫婦で2万円程度が相場です。

 

一周忌法要の後は遺族や他の親戚の方、友人、知人などと会食をして故人の話などをする場合が多く、夫婦で参加する場合は食事代も含めます。大体3万円程度が相場です。夫婦連名で香典を用意する際には名前の書き方にも注意しましょう。

孫が一周忌の香典を用意する場合

孫の場合の香典の相場は1万円~3万円くらいです。祖父母と同居していた場合や親と同じような関係の時には多めに包むこともあります。孫が大学生などの場合には収入も少ないので5千円くらいでも構いません。逆にそれなりに収入がある場合には1万円は包むようにしましょう。

一周忌の香典の渡し方などについて

一周忌の香典の相場について詳しく解説してきましたが、一周忌の香典のマナーはどういった事があるのでしょうか?表書きや名前などの書き方、お金の入れ方などのマナーについても確認しておくといざという時にも安心です。一周忌の香典のマナーについて見てみましょう。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

一周忌の香典袋の色は?

四十九日までの法要の場合、黒白の水引の香典袋を使用しますが四十九日を過ぎると水引の色が変わります。一周忌法要で使用する香典袋は一般的に黄白の水引を使用します。黄白の水引の発祥は京都だと言われています。京都には独自の紅白の水引きがあります。

 

これは皇室への献上物専門で赤で染めていても完成すると黒白の水引と間違えやすい色でした。その為、京都では間違いを防ぐ為に四十九日以降の法要では黄白の水引を使用するようになりました。今は京都以外の関西や北陸、四国の地域でも黄白の水引が使用されています。

一周忌の香典の書き方

一周忌の香典を用意する時には表書きが宗教により異なります。仏式の場合は「御仏前や御供物料、御香料」で神式は「御神前や御玉串料、御榊料、御饌料」です。蓮の花のイラストが入った香典袋は仏教のみで使用するものなので注意しましょう。


名前は水引きの下の段にフルネームで書きます。夫婦連名の場合は夫の名前をフルネームで書いてその左に妻の名前を書きます。複数で香典を包む場合には名前は3人までなら記入できます。その際は右側から目上の順に書きます。


特に立場が変わらない場合には五十音順などで記入します。4人以上は「~一同」などとして中袋に全員の名前や金額を書いた紙を入れます。1人当たりの金額が少ない場合には香典を辞退すると遺族の負担も減ります。その際にはその旨を伝えましょう。

一周忌の香典の入れ方

葬儀やお通夜ではお札を裏向きに入れるのが一般的ですが、一周忌の香典は仏様になった故人へのお供えとして渡すもので悲しみを表すものではないのでお札は表向きに入れます。入れ方は中袋の正面に対し、お札の肖像画が見えるように入れましょう。


複数のお札を入れる時にはお札の向きを全て揃えることを忘れないようにしましょう。不祝儀袋の包み方も確認しましょう。まず下側を折り次に上側を折ります。香典は袱紗に包んで渡す時に袱紗から取り出すので、忘れないように事前に袱紗に入れておきましょう。

 

袱紗はお祝いごとの場合はオレンジなどの暖色系で弔事はグレーなどの寒色系を使用します。紫色はどちらでも使用できるので、袱紗を購入する時には紫色を購入すると便利です。一周忌の香典に入れるお札は新札の方が良いのかについても紹介していますので確認しましょう。

 

一周忌の香典に新札を使用しても良いのか

お通夜などの香典では新札は避けて旧札を包むのがマナーとされています。お通夜などでは新札を入れると不幸を予想していたと思われるからです。一周忌の香典の場合には、急なことではなく事前に決められているので新札を入れても構わないです。

 

香典に入れるお札は新札が無い場合、汚いものや破れているお札は避けましょう。旧札を選ぶ時にはなるべく折り目があるくらいの綺麗なものを包むようにしましょう。葬儀のマナーは地域によって違うので遺族とそこまで親交がない場合には旧札を表向きに入れると良いです。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

一周忌の香典を郵送する場合

一周忌法要に仕事や遠方で参加が難しいという場合には郵送することもできます。その際には不祝儀袋に入れてから現金書留で送るようにしましょう。香典と一緒に手紙を添えるとより相手に気持ちが伝わり丁寧です。その際は「再び」などの忌み言葉は使用しないようにしましょう。

一周忌のお布施はどうすれば良い?

一周忌法要では僧侶に読経や供養をしてもらうのでそのお礼にお布施をお渡しします。表書きは宗教によって異なるので注意しましょう。仏教の場合、「御布施やお布施」です。神道の場合は「御礼や御祭祀料」です。キリスト教の場合は「献金や御礼」です。

 

宗教によってはコンビニエンスストアなどで販売されていない場合もあるので、そういった時には手書きにしましょう。名前は表書きの下の段に施主のフルネームもしくは「~家」と書きます。薄墨ではなく濃墨で書きましょう。

 

この時に複数名書く場合には3人までにします。夫婦で連名にする場合は中央に夫の名前を書き、その左に妻の名前を書きます。金額は漢数字の旧字を使用します。住所は中包みの裏面の左側に名前と一緒に記入するとより丁寧です。

一周忌の香典の相場はあくまでも目安

一周忌の香典の金額は故人との血縁関係や生前の付き合いの濃さによって様々です。今回、一周忌の香典の相場について解説しましたがあくまでも目安なのでその時の自身の状況により最適な額にしましょう。また、複数で包む場合には端数にならないようにしましょう。