四十九日の納骨式をどのように行うかわかりやすく解説します

公開日 : 2020/8/19

更新日 : 2020/9/9

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納骨式は一般的に「四十九日の法要」後、執り行われます。故人のための納骨式を、家族以外の参列者も呼んで行うならば、準備をしなければいけない作業は多いです。今回は四十九日の納骨式の準備や式の流れ、参列の際の注意点について解説します。

公開日 : 2020/8/19

更新日 : 2020/9/9

目次

四十九日の納骨式について

故人の通夜・葬儀・告別式に大忙しのご家族、これらの儀式が終わればお墓へ遺骨を納める作業に取り掛かります。この納骨式も、いろいろと考慮しなければいけない事柄が数多くあります。

 

納骨する際には、参列者への周知のみならず法律的な手続き(死亡届出や火葬許可申請、遺骨埋葬許可証の取得)がもちろん必要です。

 

今回は故人の四十九日に納骨式を行う意味、そして納骨式までの準備、納骨式の流れや参列の際の注意点について解説していきます。

なぜ四十九日に納骨をするのか?

納骨式は一般的には「四十九日の法要」後、執り行われます。ただし、四十九日法要に納骨式を行わなければいけない、という明確な定めがあるわけではありません。

 

日本の仏教において、亡くなった人は四十九日に魂の行き先が決められると言われているため、それを一区切りとして納骨する習慣が定着しました。

 

例えば四十九日に納骨しないと亡くなった方々が天国へ行けない、という言い伝えは無いのでご安心ください。

 

また、四十九日の納骨式を予定しても、僧侶の都合や参列者都合を考慮すると、なかなか四十九日ピッタリに納骨式を行えない場合もあることは留意しておきましょう。

四十九日に納骨を行わなくても構わない?

あくまで日本では四十九日に納骨するという習慣があるだけで、焼骨後、四十九日にこだわらず納骨を行って構いません。

 

例えば、先祖代々のお墓ではなく新しいお墓を見つけて納骨するならば、使用できる墓地が空くまで自宅へ保管することになるでしょう。

 

また、あえてお墓へ納骨せずに「自宅墓」という形でご自宅で故人を弔っても構いません。ただし、焼骨しても湿度等の関係で遺骨へカビが発生することはあります。

 

自宅で弔うなら遺骨を「真空パック」で密閉するのが効果的です。このようなサービスを行う業者もあるので、興味があるなら一度問い合わせてみましょう。

 

その他、「散骨」する方法もあります。例えば故人は生前に海が大好きで、「自分が亡くなったら海に散骨してもらいたい。」と希望していたら、遺族としてはその願いを叶えてやりたいものです。

 

散骨を取り扱う葬儀社が最近は非常に増えているので、散骨に対応できる葬儀社を見つけて相談してみましょう。

四十九日の納骨式までの準備はこうする

四十九日の納骨式を、家族だけで執り行うならばそう準備に手間はかからないはずです。しかし、家族以外の参列者も呼んで共に故人を見送ってもらいたいならば、行わなければいけない作業は多いです。

 

こちらでは、日時や会食等の有無をするかどうか、お墓に戒名等を彫る作業、納骨式の連絡、遺骨埋葬許可証の準備について解説します。

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日時や会食等の有無を決める

納骨式の際は僧侶に読経してもらいます。そのため、僧侶へ早めに話をつけて予約しておくことが大切です。

 

法要は、参列者のことを考え土日に多く行われる傾向があります。お盆・お彼岸の時期なら寺院が忙しくなります。

 

土日またはお盆・お彼岸近くに納骨式を行う場合、できるだけ早めに予約した方が良いでしょう。

 

また、納骨式終了後、参列者に感謝を込めて、会食の席を設けるかどうか忘れずに決めておきましょう。会食を決めたならば会場・料理の予約も済ませます。

 

会食を行わない場合、参列者に手ぶらで帰ってもらうのは失礼と言えます。そんな時は、お持ち帰り用の弁当や菓子折り等を用意するのが良いでしょう。

 

ただし、菓子折り等の引き出物は会食の場を用意しても、参列者へ手渡すことがマナーと言えます。

 

なお、引き出物は重量のある物はNGで、お菓子や海苔の詰め合わせが理想的です。また、カタログギフトを手渡し、参列者へ自由に選ばせる方法も良いでしょう。

お墓に戒名等を彫る

先祖代々のお墓に納骨する場合、石材店へ依頼し納骨式までに、お墓へ戒名・故人の氏名を彫ってもらいます。3万円~5万円程度かかります。

 

石材店が忙しい場合、完成まで2.3週間かかることもあります。納骨式の日時を決めたら石材店にすぐ連絡しましょう。

 

一方、新たに墓地を探して納骨する場合は、葬儀・告別式・火葬後にすぐ空いている墓地が見つかるとは限りません。

 

また、契約から墓地の引き渡しまで2~3カ月程度かかるので、とても四十九日まで間に合わないことへ注意しましょう。

 

既に故人が墓地・墓石を準備していたなら、その墓石へ四十九日の納骨式までに石材店から戒名等を彫ってもらいます。

 

ご自分が家族から新たな墓地で弔ってもらいたいなら、できれば「終活」の段階で墓地・墓石を購入していた方が、家族も助かることでしょう。

納骨式を参列者へ連絡

納骨式を故人の近親者だけで行う場合なら、メールまたは電話連絡等で日程を告げて差し支えありません。

 

しかし、故人の友人・知人等も参列させたいなら、四十九日の納骨までゆとりをもって案内状の作成・送付が必要です。返信ハガキは必ず案内状に同封しましょう。案内状に記載する内容は次の通りです。

 

  • 納骨式の内容
  • 参列の際の服装
  • 納骨式後の予定(会食等の有無)
  • 納骨式を行うお墓の所在地

 

前述した会食や返礼品の準備をするために、2週間前には出欠確認をとりたいものです。およそ1ヶ月前には案内状の準備・送付を行いましょう。

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遺骨埋葬許可証等を準備

いつ通夜・葬儀・告別式を催すのは、式主催者側の自由ですが、火葬・埋葬の際は必ず市区町村等で然るべき手続きを取らなければいけません。

 

遺骨埋葬許可証は納骨に必要な書類です。逆にこの許可証があれば、法的にはいつでも埋葬して構いません。

 

この許可証は、そもそも焼骨に必要な「火葬許可証」へ、火葬場で火葬された証明印が押された書類です。

 

つまり、遺骨埋葬許可証と火災許可証は用紙としては同じ書類なのです。こちらでは許可証発行手続きの流れをみていきましょう。

 

  1. 市区町村へ死亡届出書・火葬許可申請書の必要事項に記載・押印し提出
  2. 窓口で書類に不備が無ければ死亡届を受理、火葬許可証が交付される
  3. 火葬するとき、火葬場管理者へ火葬許可証を提出(許可証が無いと火葬は不可能)
  4. 許可証に火葬されたことを証明する印が押される
  5. 遺骨埋葬許可証として墓地・霊園管理者へ提出

 

なお、死亡届出書と同時に火葬許可申請書を提出する際は、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)の提示が必要です。

 

他にも埋葬するのが霊園の場合、追加で必要となる書類を要求されるケースがあります。霊園管理者の指示に従い必要書類を収集しましょう。

四十九日の納骨式の流れについて

こちらでは、納骨式当日の流れを見ていきましょう。なお、墓地・霊園では他の方々も参拝中であることを考慮し、スムーズに納骨式を行いましょう。

 

(1)納骨式の準備

 

お墓へ供花・お供え物・焼香台等を設置します。設置に決まりはないですが、周辺の墓地利用者に迷惑をかけない配慮が必要です。

 

(2)参列者への挨拶

 

準備が整い次第、施主・遺族代表が参列者へ挨拶します。感謝の意を述べるわけですが、季節が夏で炎天下のような状況では、施主・遺族も参列者も暑さで疲労してしまいます。

 

なるべく、簡潔に挨拶を済ませ、納骨式を進めることが大切です。会食があって場所を移動する場合は、その案内も行っておきましょう。

 

(3)納骨

 

挨拶後、お墓の納骨室を開け納骨します。納骨前に読経・焼香が入るケースもあります。

 

(4)僧侶の読経・遺族や参列者の焼香

 

納骨後、僧侶の読経が開始されその間に焼香をします。通常の焼香と同じく、施主→遺族→近親者→故人の友人・知人の順で焼香をします。

 

納骨式はおよそ30分で終了する場合が多いようです。もちろん、参列者の数にも影響されますが、他の参拝者のいる墓地内でそれなりの人数が式に参加する以上、スムーズに執り行われることが大切です。

 

(5)納骨式後

 

終了後に会食するならばその会場へ移動します。納骨場所から遠い場合はマイクロバスの手配を行っておきましょう。

 

会食ではまず施主・遺族代表が短い挨拶を行います。その後、全員で献杯をします。会食時間は2時間程度を目安にした方が無難です。

 

納骨式が終わったからといって、施主側も参列者側も羽目を外すのは禁物です。会食も故人を偲んで行われるべきであり、お酒を飲み過ぎ泥酔で動けなくなる、大声で騒ぐと言う行為は重大なマナー違反です。

 

終了時間が近づいたら、施主・遺族代表がその旨と参列者に挨拶し、参列者へ引き出物をお渡します。

 

なお、会食をしない場合は、納骨式後に引き出物を参列者へ手渡し終了します。会食しない場合も、会食する場合も引き出物を用意しましょう。

四十九日の納骨式へ参列する際の注意点

通夜・葬儀・告別式は既に参列したものの、納骨式へ呼ばれたら今までと同じような服装、そして香典の持参は必要なのか、なかなか判断が難しいかもしれません。

 

こちらでは、納骨式へ参列の際の服装、香典の持参について解説します。

参列の際の服装

四十九日の納骨式まで基本的に施主・遺族は「喪服」を着用します。一方、納骨式へ呼ばれた方々も同様と言えます。

 

ただし、施主・遺族側としては、参列者にあまりかしこまった服装で参加させるのが忍びないということもあるでしょう。

 

そんな時は前述した案内状へ「平服でお越しください。」と記載した方が良いでしょう。一方、だからと言って参列する側は、ジーパンや派手な服装で参列するわけにはいきません。

 

こちらでは、納骨式でマナー違反とならない参列者の平服について解説します。

参列者の平服(大人)

男性・女性とも派手な服装や豪華なアクセサリーは控えましょう。また、動物柄は殺生を想起させるので避けます。数珠は忘れずに持参しましょう。

 

(1)男性の服装

 

服装やベルトはもちろんアクセサリー共々、地味な物を身につけます。

 

  • 服装:ダークスーツ、光沢のある生地は避ける。
  • シャツ:白無地が望ましい。
  • ネクタイ:黒、タイピンは付けない。
  • 靴下:黒
  • 靴:革靴(黒)

 

(2)女性の服装

 

真夏に納骨式を行うならば半袖でも構いませんが、あまり素肌が露出する服装は避けましょう。

 

  • 服装:ダークスーツまたはワンピース、光沢のある生地は避ける。
  • ストッキング:黒無地で裸足での出席は避ける。
  • 靴:革靴(黒)、ヒールが高いもの・細いものは避ける。
  • アクセサリー:地味な時計、真珠のイヤリング・ネックレス、結婚指輪はOK

参列者の平服(子供)

納骨式にお子さんを参列させる機会もあるはずです。故人の孫やひ孫にあたるなら、参列させても何ら問題はありません。

 

また、服装もさほど厳しく制約されることはないでしょう。ただし、次のような服装なら場の雰囲気が壊れることはありません。

 

(1)男子の服装

 

地味な色の服装が良いでしょう。制服の着用が最適です。

 

  • 服装:制服が望ましい。その他に黒・グレー・紺系の地味なブレザー、ポロシャツ、落ち着いた色味のズボン等が無難。
  • 靴下:黒、グレー、紺、白。
  • 靴:革靴またはスニーカー(黒)

 

(2)女子の服装

 

男子と同様に制服の着用が最適です。

 

  • 服装:制服が望ましい。その他に黒・グレー・紺系の地味なブレザー、ワンピース等が無難。
  • 靴下:黒、グレー、紺、白。
  • 靴:革靴またはスニーカー(黒)

 

なお、お子さんの場合はこのような式に参加する機会が珍しく、寺院や霊園の設備等に興味を持ち走り回るケースも考えられます。その際に転倒してケガをしたら大変です。

 

他の参拝者もおられる以上、お子さんが軽率な行動をとらないよう、親がしっかり監督しましょう。

参列の際に香典は必要?

納骨式の際も香典は基本的に持参します。施主・遺族側が香典を受け取らない時は、やはり案内状に「香典は不要です。」と記載しておきましょう。

 

香典を持参する場合は「香典袋」にお金を包みます。市販されている香典袋で構いませんが、袋の表書きには「御仏前」「御香典」と書くのが一般的です。

 

気になる香典の金額の相場ですが、明確に金額が決まっているわけではありません。費用相場は概ね次のようになります。

 

  • 親族:1万円~5万円程度
  • 親戚:5,000円~1万円程度
  • 故人の友人・知人:5,000円~1万円程度
  • 職場の元上司または部下:3,000円~1万円程度

 

香典で大金を渡す必要はもちろん無いですが、故人との関係で上記のように相場は違ってきます。

四十九日の納骨式でも故人を悼む気持ちは大切

通夜・葬儀・告別式では、故人が亡くなったことで衝撃を受け、涙を流すことも当然あるはずです。しかし、時間が経てば遺族、親戚、友人・知人も平穏を取り戻すはずです。

 

四十九日の納骨式はその平穏を取り戻す時期に執り行います。納骨式の後の会食では、故人との思い出話に花を咲かせるかもしれません。

 

しかし、主人公はあくまで故人であることを念頭に置きましょう。納骨式や会食は、故人を偲ぶ場であることに変わりありません。

 

故人が極楽浄土へ無事に行けることを祈りつつ、故人に感謝する気持ちを忘れないことが何よりも大切です。