一周忌法要の挨拶の仕方やタイミングは?例文を交えて詳しく紹介

公開日 : 2020/6/12

更新日 : 2020/9/8

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一周忌法要は故人が亡くなってから満1年目の命日に行われる最初の年忌法要です。葬儀の際と同様に、挨拶は欠かせないものです。一周忌法要では、挨拶はどのようなことを話せばよいのでしょうか。挨拶をするタイミングや内容について挨拶例と共にご紹介します。

公開日 : 2020/6/12

更新日 : 2020/9/8

目次

一周忌とは

一周忌とは、故人が亡くなってから満1年目のことです。一周忌は四十九日と同様に重要なものとされており、一周忌が過ぎると遺族は喪に服する時期を終え、通常の生活を送ることになります。 一周忌では故人をしのぶために法要を行います。一周忌法要には遺族や親族、友人、知人など故人と親しかった人が参列し、僧侶の読経の後、焼香・食事(お斎:おとき)をするのが一般的です。 一周忌法要は命日当日に行うのが理想ですが、実際には参列者等の都合を考慮し土日や祭日に行うことが多いです。その場合には必ず命日より早めの日に行うのが習わしとされています。

一周忌法要で施主が挨拶するタイミングと例文

一周忌法要で施主が挨拶をする場面は、葬儀の時と同様にかなり多くありますので心配な方も多いことでしょう。ここでは、挨拶をするタイミングとそれに準じた例文をご紹介します。前もって準備しておくことで当日スムーズな挨拶ができますので、ぜひ参考にしてください。

法要開始の挨拶

まず初めに法要の開始の挨拶をします。例文としては「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。これより故〇〇〇(戒名・法名)の一周忌法要を始めさせていただきます。(僧侶の方を向いて)本日は△△寺の住職△△様にお願いいたしております。それではよろしくお願いいたします。」などのようにごく簡単な挨拶とします。 故人を法要の際に紹介する時には、戒名や法名とするのが正式とされていますが身内の方中心の法要の場合には故人の生前の名前でも良いでしょう。

法要の終わりの挨拶

一周忌法要が終わったら、施主は最後にお礼の挨拶をします。挨拶の例としては、「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。おかげさまで故〇〇の一周忌の法要を無事終えることができ、故人も安心していることと思います。皆様には今後も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申します。」といった簡潔な挨拶が良いです。 法要終了後に会食(お斎)を行う場合には挨拶の最後に「ささやかではございますが、別室にお膳をご用意しております。ご多忙とは存じますが、お時間が許します限り、故人を偲び、おくつろぎいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。」というように会食の案内を必ずしましょう。

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僧侶へお布施を渡す際の挨拶

お布施とは、法要をしていただいた僧侶へのお礼です。法要が終わり、僧侶が帰られる際にお礼としてお布施をお渡しする際にも施主は個人的にお礼の挨拶をします。僧侶が会食を辞退されたら、お車代、御膳料も一緒にお渡しします。僧侶が会食に同席して下さる場合には、会食の後にお渡しするとよいでしょう。 僧侶が会食を辞退される場合は、「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。些細なものではございますがお礼の気持ちです。どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」というような挨拶をします。 また、僧侶も会食に同席された場合には、「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。またお忙しい中、最後までお付き合いいただきありがとうございました。些細な物ではございますがお礼でございます、どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」と挨拶をして、会食がお開きになるタイミングでお布施をお渡ししましょう。

会食開始の挨拶

法要後に会食がある場合には、会食の開始の挨拶も施主が行います。例えば「本日は故〇〇の一周忌法要にお集まりいただきありがとうございました。このように大勢の方においでいただき〇〇も喜んでいることと思います。本日はわずかばかりのおもてなしではございますが、お時間の許す限りごゆっくりとお過ごしください」といったお礼の言葉とともに『故人を偲ぶ』という会食の目的を交えるとよいでしょう。 また、参列者にあらかじめ献杯の挨拶をお願いすることになっている場合は『それでは、○○の友人××様に一言お願いいたします』というように、献杯の挨拶をしてもらう人を簡単に紹介します。

会食終了の挨拶

会食がひと段落したら、終わりの挨拶をします。例としては、「皆さま、本日はお忙しい中を最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきたいと存じます。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 また、ささやかではございますが、お手元にお礼の品をご用意いたしました。お荷物になってしまい恐縮ですが、どうぞお忘れないようにお気をつけてお帰り下さいませ。 本日はまことにありがとうございました」といった参列していただいた方々への感謝の気持ちを述べる内容にしましょう。

一周忌法要の挨拶は気持を込めて行いましょう

一周忌法要の挨拶のタイミングと例文をご紹介しましたが、ポイントは「法要に参列していただいたお礼」と「今後の支援のお願い」の内容を盛り込むことです。そして、最も重要なのは忙しいところ足を運んでくださった参列者や僧侶への心遣いです。 施主はたくさんの場面で挨拶をしなければならないため大変ですが、なるべく相手の心に響く挨拶を心がけ、事前に簡潔にまとめておき落ち着いてゆっくりと気持ちを込めて行いましょう。