七回忌を行う意味と手順その注意点についてわかりやすく解説します

公開日 : 2020/6/15

更新日 : 2020/9/9

七回忌を行う意味と手順その注意点についてわかりやすく解説しますのサムネイル画像

日本では故人の冥福を祈る儀式である「法要」が行われ、七回忌もその法要の一つです。七回忌はもちろん故人を悼み供養する場ですが、一周忌や三回忌と異なり、法要の規模等は変化していきます。今回は七回忌法要を執り行う流れ、出席する際の注意点について解説します。

公開日 : 2020/6/15

更新日 : 2020/9/9

目次

七回忌という法要について

故人の通夜・葬儀・告別式が終われば、故人を偲ぶ儀式が全て終了するわけではありません。日本では故人の冥福を祈る儀式である「法要」も行われます。

 

その法要の一つに「七回忌」があります。今回はこの七回忌を行う意味と、法要を行う流れ、出席する際のマナーや注意点について解説します。

 

そもそも年忌法要とはどんな儀式か

七回忌は「年忌法要」に含まれます。この年忌法要を行う目的は、もちろん故人を悼み供養することにあります。

 

しかし、仏教の誕生したインドでは、年忌法要のような儀式が行われませんでした。また、日本での年忌法要は奈良時代に一周忌のみ行われていたと言われています。

 

年忌法要は時代を経るに従いどんどん多くなっていきました。現在の年忌法要は次のようなタイミングで行います。

 

  1. 一周忌:故人が亡くなって満1年
  2. 三回忌:故人が亡くなって満2年
  3. 七回忌:故人が亡くなって満6年
  4. 十三回忌:故人が亡くなって満12年
  5. 三十三回忌:故人が亡くなって満32年

 

一周忌や三回忌までは遺族や親戚と故人の友人・知人が出席し、僧侶による読経や、焼香・食事が行われる等、盛大な儀式になるのが一般的です。

 

七回忌以降になれば遺族や親戚までと範囲も縮小され、法要が執り行われることになっていきます。

七回忌とはどんな法要か

七回忌とは、故人が亡くなって満6年で執り行われる法要です。故人が亡くなって時間も経っているので、専ら遺族や親戚のみが出席して法要を行います。

 

亡くなった1年後に行う一周忌と違い七回忌は満年数で行います。七回忌の場合、一周忌や三回忌と異なり法要の規模は縮小される傾向があります。

 

しかし、七回忌に故人の知人や友人を呼ばないという決まりはなく、特に故人と親しくしていた方々は当然お呼びしても構いません。

七回忌の前にしっかりとした準備が大切

基本的に七回忌は遺族や親戚のみが出席して法要を行います。出席してもらいたい人に案内状を送付するような、やや手間をかける準備は不要です。

 

とはいえ、親戚以外の方々(故人の友人・知人)の出席を希望する場合は、案内状の送付が必要です。こちらでは、七回忌の前に行うべき準備について解説します。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

七回忌に招く人を決める

七回忌をどう行うか、ご家族でまず話し合ってみましょう。ほとんどの場合は、家族・親戚で執り行うことになる場合が多いです。

 

ただし、親戚が遠方にいて、七回忌を実施する場所へ移動することが難しいことはあるでしょう。また、親戚の方々で足腰の弱くなった人がいたら、その事情も加味して判断しなければいけません。

 

七回忌は誰を必ず参加させなければならない、という決まりはないものの、親戚の事情も考慮して招く人を決めましょう。

いつ行うかや場所等を決める

七回忌を執り行う理想的な日程はやはり満6年たった命日と言えるでしょう。しかし、その日で実施すると家族や親戚が仕事等の都合で、執り行うことが難しいこともあります。

 

このような場合、七回忌を先延ばして実施するのではなく、故人の命日より前に実施する日を決めるのが慣習となっています。実施日に関しては家族のみならず、出席してもらいたい親族とも相談して決めた方が無難です。

 

一方、場所は菩提寺で行うか、自宅で行うか参加人数を考慮しながら決めます。それなりに大人数となれば、葬祭場やホテルで執り行う必要が出てきます。この場合には食事の準備も必要となるでしょう。

 

また、引き出物の手配も必要です。香典へのお返しという意味もあり、金額の相場は約2,000円~1万円です。引き出物には食品などの日用品、カタログギフト等が最適です。

お布施を準備する

七回忌は故人の供養を目的に実施されるので、僧侶の読経は不可欠です。読経は菩提寺の僧侶へ依頼することになるでしょう。

 

その際に僧侶へお渡しするお礼は、主に次の通りです。

 

  • お布施:1万円~5万円程度
  • お車代:5,000円~1万円(菩提寺以外で執り行う場合)

 

七回忌で食事を伴う場合は、僧侶にも当然用意します。ただし、僧侶が食事を辞退した場合は5,000円~2万円程度の御膳料を手渡しましょう。

七回忌の流れと挨拶について

七回忌は故人が亡くなってから、それなりに時間も経った中で行われます。しかし、故人を偲び・供養するための法要なので、厳かな雰囲気を壊さないよう執り行われるべきです。

 

こちらでは七回忌の法要の流れと、場に相応しい挨拶の一例を解説します。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

七回忌はこう執り行われる

七回忌の法要は、他の法要と基本的に変わらない手順で執り行われます。宗派や地域的な慣習で法要の流れが決まっているなら、そちらに従います。

 

基本的な七回忌の流れは次の通りです。

 

  1. 施主の挨拶
  2. 僧侶による読経・法話
  3. 出席者が焼香
  4. 施主の挨拶
  5. 会食の挨拶(食事を用意した場合)
  6. 締めの挨拶

 

一般的に法要はお昼ごろから開始される場合が多いようです。何時に法要を開始しなければいけない、という決まりは無いですが、出席者が参加し易い時間で執り行いましょう。

 

所要時間は法要を行う場所・出席人数でも異なってきますが、法要自体は概ね30分~1時間、会食もあるなら2時間程度です。

七回忌の挨拶は簡潔に

出席者への感謝を込め、かつ簡潔に述べることが大切です。長々と話すと逆に出席者が飽きてしまいます。

 

こちらでは、場に相応しい挨拶の例文を紹介します。

 

(1)七回忌法要開始の挨拶

 

例文「本日は、亡き夫〇〇の七回忌法要へお集まり頂き誠にありがとうございます。〇〇もきっと喜んでいることでしょう。それでは、七回忌法要を開始したいと思います。ではご住職、よろしくお願い致します。」

 

挨拶の後は僧侶が読経をあげるので、読経に移ることを僧侶へお願いしましょう。

 

(2)会食の挨拶(食事を用意した場合)

 

例文「本日は、亡き夫〇〇の七回忌法要にお集まり下さいまして、誠にありがとうございました。皆様のおかげで七回忌法要を無事に執り行うことができました。誠に感謝しております。ささやかではございますがお食事をご用意いたしました。どうか、ごゆっくりおくつろぎください。」

 

出席者の協力で無事、七回忌法要を終えられたことに感謝し、会食を用意しているなら和やかに会食してもらうよう促します。

 

当然ながら会食の場合はお酒もふるまわれます。しかし、家族も出席者も法要が終わり緊張感が解けたからと言って、大騒ぎをするのは禁物です。

 

(3)締めの挨拶(食事を用意した場合)

 

例文「そろそろお時間となりましたので、これにてお開きにしたいと存じます。残りました家族一同、夫の分まで助け合いながら今後とも精進して参ります。皆様、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」

 

あらためて出席者への感謝を述べ、これからも変わらぬお付き合いをしてもらえるよう、お願いして法要を締めます。

 

なお、七回忌では法要の後、会食の代わりにお弁当を出席者へ手渡して終了することもあります。また、身内だけなら会食自体をしないこともあります。

 

挨拶の例文は会食をしなければ、会食を促す部分を削って対応しましょう。

七回忌に出席する際の注意点

七回忌法要の場合、故人の葬儀・告別式の時ほど服装や言動への制約は無いものの、やはり場の雰囲気を壊す派手な服装や振る舞いは憚れます。

 

こちらでは七回忌に出席する際の服装や、遺族へ渡す香典のマナーについて解説します。

七回忌にふさわしい服装とは

故人の葬儀・告別式、一周忌等では喪服(礼服)が参列のマナーでした。七回忌法要でも、当然ながら普段着での参加はマナー違反です。できるだけ地味で黒を基調とした服装での出席が理想的です。

男性の服装

施主側・出席者側も喪服(礼服)での出席は不要です。とはいえ、カジュアルな服装は場の雰囲気を壊すので避けましょう。次の服装が理想的です。

 

  • 服装:ブラックスーツ
  • シャツ:白
  • ネクタイ:黒
  • 靴:黒い革靴

 

ブラックスーツは、光沢感が控えめで後ろの裾に切り込みが入らないスーツを指します。その他、時計のような携行品は派手な色の物を避け、光沢も抑えた地味な物を身につけましょう。

女性の服装

女性の場合、華美な服装はもちろん、夏であっても肌の露出を抑えた服装で出席しましょう。次の服装が理想的です。

 

  • 服装:黒のスーツまたはワンピース(光沢のある生地は避ける)
  • ストッキング:黒無地
  • 靴:黒い革靴(ヒールが高い・細い靴は避ける)
  • アクセサリー:真珠のイヤリング・ネックレス、地味な時計

 

なお、アクセサリーでは結婚指輪をはめて出席して構いません。ハンドバッグは黒か地味な色の物を用意しましょう。

子供の服装

子供が出席する場合、その服装にあまり制約はありません。次の服装が理想的です。

 

  • 服装:制服が無いときはブレザー、ワンピース等。黒、グレー等の地味な色の上下が理想。
  • 靴下:黒、グレー等の無地
  • 靴:革靴、黒系のスニーカー

 

大人ほど制約は無いものの、ヒーロー戦隊ものやアニメキャラクターのプリントされている服装・持ち物は避けた方が無難です。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

七回忌にわたす香典のマナー

七回忌法要へ出席する場合も香典を用意します。出席者側から施主側へ手渡す慣習の一つですが、わからないことも多いでしょう。こちらでは、香典袋の準備や金額の相場について解説します。

香典袋の準備

まずは香典袋を用意しましょう。この香典袋は宗教ごとに異なります。次の香典袋を七回忌に持参します。

 

  • 仏式:香典袋は白地に白黒の水引きがある物を使用、香典袋の表面に柄があるなら蓮の花をプリントされた物を選ぶ。表書きには「御仏前」「御佛前」「御供物料」等と記載。
  • 神式:白地に黒白または双銀の結び切りとなった水引の不祝儀袋を使用、表書きには「御霊前」「御玉串料」等と記載。
  • キリスト教式:不祝儀袋の表面にユリの花または十字架があるものを使用、表書きには「御花料」等と記載。

香典で包む金額の相場

施主側へ手渡す香典の金額は、「一律〇万円」というふうに定められてはいません。故人とご自分の付き合いの長さ・深さによって金額は異なります。

 

香典の金額は3,000円~5万円が相場と言われています。やはり、故人との密接な関係だった方々なら、香典の金額も大きくなると考えられます。

 

なお、法要で会食が用意されその会食に参加する場合、前述した金額に1人5千円~1万円程度追加することが礼儀と言えます。

七回忌は故人を偲ぶ重要な区切り

一周忌や三回忌と異なり、七回忌から法要の規模等は変化していきます。しかし、どんなに年月が経っても故人を偲び、その成仏を願うことの大切さは変わりません。

 

ご家族が個人や先祖に感謝する場としても、法要は継続していくべき儀式と言えます。