お盆ののしの正しい使い方は?お供えものやマナーも紹介

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/19

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お盆はご先祖様を供養するための期間です。お盆は法要とはまた違うため、のしの色や御仏前はどうすればいいのか迷う方も多いでしょう。実家に帰省する際にお供えものを持参する場合もあるため、本記事でのしの正しい使い方をチェックしてください。また、お供えものとマナーについても解説します。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/19

目次

お盆の習慣を紹介

お盆はご先祖様を供養するための期間です。実家に帰省する時に、お供え物やのしをどうすればいいかわからないという場合もあるかも知れません。お盆は地域によって習慣や期間が異なる場合がありますので、事前に確認しましょう。

お盆の期間にすることとは?

お盆は8月13日から8月16日の期間に行われています。日本の地域のほとんどが8月15日を前後にした期間ですが、東京南部や東日本の一部では、7月13日から7月15日までというところもあります。地域によっては8月上旬の場合もあります。

 

お盆はご先祖様がこの世に戻ってくる期間とされるため、お盆がはじまる前にはお墓を掃除し、迎え火・送り火の準備をします。お盆には法要をする場合もあります。また、お墓詣りはするものの法要はないところも多いでしょう。

初盆とお盆の違いは?

初盆は四十九日を過ぎて初めてのお盆です。普通のお盆とは少し違って、僧侶を招いて読経があります。そのため、御仏前などを準備します。故人があの世に行って初めてのお盆ということで、家族だけではなく親族も招いて法要が行われることも多いです。

 

一方普通のお盆は、僧侶を招いた法要はありません。家族で花や線香などをお供えして先祖を供養する期間で、お供えものを持参して実家に帰省することが多いでしょう。そして送り火までの間は、家族で過ごすという習慣が一般的です。

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お盆の時に使う御仏前とは?

お盆に法要がある場合には、香典を準備して参加します。仏教の場合であれば、香典の表書きには「御仏前」と書いて出しましょう。また、「ご霊前」は初七日までの表書きになるため避けましょう。

お供え物の相場は3千円前後

実家に帰省する場合を含めて、お盆にお供えものをすることは多いでしょう。相場は3000円前後が目安で、少なすぎるのも多すぎるのもあまり良くありません。土地や家族の習慣などで違うこともありますので、事前にチェックしましょう。

お盆でのしを使う場面はいつ?

一般的にお盆の時のお供えものには、のしをつけない場合が多いです。しかし、のしをつけるとマナー違反になるということもありません。きちんとしたいという時には、のしをつけても良いでしょう。

実家に帰省する時に使うのしは?

実家に帰省する場合は、基本的にのしをつける必要はありません。のしをつけるときちんとした印象になりますが、かしこまった印象になるという一面もあるでしょう。実家への帰省であれば、のしは「お土産」「暑中御見舞」「残暑御見舞」などの表書きがおすすめです。

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挨拶をしたらさっと渡そう

訪問後に挨拶をしたら、持参したものはさっと渡すのがポイントです。いつまでも持参したものを持っているままだと、渡すタイミングをなくしてしまいます。簡単な挨拶のあとに渡すのが良いでしょう。

手土産とお供えは別にしたほうが良い

持参するなら、手土産とお供えものは別にした方が良いと言われています。ただし、絶対に別にしなければいけないというマナーはなく、地域や親族・家族の主観によってかなり違うでしょう。こちらも、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

お供えものを直接渡すときに注意すること

お供えものを直接渡す場合は、訪問先に事前にお供えものを持参することを連絡するのがマナーです。実際に手渡す際は「御仏前にお供えください。」と言うと良いでしょう。お供えものを手渡したあとは、仏壇にお線香をあげて、故人に挨拶をします。

 

なお、お供えものを自分で仏壇にお供えするのは、やってはいけないことです。お供えものは受け取ったご遺族の方が仏壇にお供えするため、贈り主が仏壇にお供えすることは避けましょう。

のしの種類

お盆の時にのしを使うなら、地域によって違いがあるため事前に確認しましょう。ビジネスの関係などきちんとした場であれば、のしをつけるのもおすすめです。

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のしの色と結び方

のしの色は関東と関西で特徴があります。主に関東は黒白の結び切り、関西は黄白の結び切りが多いでしょう。色が違っていてもマナー違反ではありません。また、土地の風習などでも違いがありますので、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

 

お供え物として渡す場合には、表書きは「御供」や「御供物」が良いでしょう。初盆の時にお供えものをする場合であっても、風習を確認しておくことである程度まわりに合わせることができます。あらかじめ印刷されたものもあり、時間がないときに便利です。

名前なしでも良い?

のしには下の部分に小さめの文字で名前を入れましょう。フルネームで書くのが一般的です。夫婦であれば苗字だけの場合もありますが、同じ苗字が多い地域であればフルネームを書く方が良いでしょう。

 

沢山の人がお供えものを持って参加する場合には、名前を入れておかないと誰なのかわからず、相手を困らせてしまう恐れがあります。しかし、家族だけで集まるのであれば名前は入れなくても分かるため、省略可能です。名前の記入についても風習を確認しましょう。

内のし・外のしのどちらにするのか?

のしには内のし・外のしの2種類があります。内のしは包装紙の内側にのしを付けますが、外のしは包装紙の外側にのしを付けます。どちらかにしなければいけないといマナーはなく、状況に合わせて使い分けるのが一般的です。

 

内のしは法要に参加できないなどの理由で、郵送する場合におすすめです。内のしであれば、のしの部分が汚れたり破損したりする恐れがありません。法要に参加する場合であれば、一目でお供え物だと判断できることから外のしにするのがおすすめです。

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神道にのしはある?

神道の場合にもお供え物ののしはあります。仏教の場合と似ている部分も多く、水切りは東日本が黒白5本の結び切り、西日本は黄白5本結び切りが一般的です。表書きは「御供」「奉献」「奉納」などと書くことが多いでしょう。

 

のしの書き方を紹介

お盆に使うのしは、葬儀の時とはマナーが少し異なります。お盆の際に、お通夜や葬儀でののしの使い方をしないように注意しましょう。

墨の濃さ

お盆の場合であれば、のしの文字は濃墨にしましょう。薄墨はお通夜と葬儀の時にしか使わないため、使わないようにしましょう。間違えて薄墨で書くと目立ってしまいますので、十分注意しましょう。

表書き

初盆のお供えものであれば、表書きは「御供」「御供物」などが良いでしょう。神道であれば「御神前」「御玉串料」と書かれることもあります。宗派によっても表書きが違いますので、相手方の宗派に合わせましょう。「御霊前」は使わないので注意が必要です。

 

四十九日開けのお供え物であれば、「御仏前」「御佛前」が使われますので確認しましょう。表書きをどうすればいいか迷った時には、仏教・神道・キリスト教などの宗派に関わらず使える「御供物料」がおすすめです。

お供えものでおすすめの品

お盆のお供えものにおすすめの品物を紹介します。なるべく土地や家族の習慣に合わせたものを選ぶのが良いです。生もの(肉・魚)などの殺生をイメージさせる品物は、タブーとされているので避けましょう。

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お菓子・フルーツ

お菓子やフルーツは、お盆のお供えものとしては定番です。お菓子であれば開封して参加者に分ける風習がある地域もあります。そのため、小分けにされていて軽く持ち運びしやすいのがおすすめです。

花や線香

花・線香はお墓参りする時に使う品物になります。線香は先祖を供養する時に使うものなので、お盆のお供えものとして適しているでしょう。白い花を多く使った、お盆用のフラワーアレンジメントもあります。

故人が好んでいたもの

お供え物を故人が好んでいた品物にすることもあります。ご家族に喜んでもらえる品物であれば良いですが、思い入れが強く亡くなってしまった悲しみが大きくなるような品物は避けた方が良いでしょう。

お供えの返礼品について

お盆・初盆のお供えものの返礼品は、しないというのが一般的です。もし返礼品をするのであれば、金額の3分の1程度の品を送るのが目安とされています。

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コーヒーセット・タオルセットなどの消耗品

お供え物の返礼品は、長く残らない消耗品が適切とされています。お茶・コーヒーなどのほか、タオルセットなどがおすすめです。置物・飾りなどの長く残るものを贈るのは適していません。

お盆ののしを正しく使ってお供えしましょう

お盆のお供え物は、ご先祖様を供養するための大切な品物です。宗派や土地によっても風習が異なるため、のしの使い方のマナーを守りつつも気持ちよくご先祖様を迎えられるように準備しましょう。