四十九日法要の持ち物とは?施主と参列者の服装から所持品まで徹底解説!

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/5

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四九日法要の持ち物を紹介します。どれも決して忘れてはならないものばかりです。施主と参列者でそれぞれ服装から持ち物まで幅広く、またそれらについての注意点も説明します。この記事を読むことで、四十九日の持ち物で悩むことはなくなるでしょう。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/5

目次

そもそも四十九日とは?

四九日法要とは、その名の通り個人がなくなった日から数えて49日目に行う法要のことです。この世に残っている個人の霊魂を、きちんとあの世に送ってあげるという意味のある儀式です。

 

僧侶による読経とその間の焼香がメインであり、会食などを伴うのが基本となっています。今回は、そんな四十九日法要についていざという時に焦らないために、服装や持ち物についてご紹介します。

四十九日の服装

まずは四十九日法要の服装についてご紹介します。ここでは、施主・喪主側の服装と、一般の参列者側の服装に分けてご紹介します。

施主の服装は礼装・略礼装

施主側の服装は礼装が基本になります。葬儀一般に言えることですが、施主・喪主側は、参列者よりも格式の高い服装で参加することが慣わしになっているのです。

 

しかし近年では礼服を用意している人も少なくなってきていますので、施主・喪主側も略礼装と言われる普通の黒いスーツを着用するのが主流になっています。女性も黒色のあまり飾りのないドレススタイルが多いです。

小物・アクセサリー類に注意

これは施主・喪主側、参列者側双方に共通して言えることですが、男性のネクタイや女性のストッキングなどは黒、そのほかの小物やアクセサリー類についても黒物で統一します。

 

また、女性のネックレスは真珠のもののみ認められますが、ダブルタイプのものは「不幸が重なる」という意味になるので避けましょう。

参列者の服装は指定に従う

参列者の服装については、施主からの案内の中で指定がある場合があります。その場合はその指定に従うとよいでしょう。

指定がない場合はブラックフォーマル

施主側から服装について特に指定がない場合は、略礼装、ブラックフォーマルで参列するのが基本です。また学生さんの場合は制服が正装となりますので学校の制服で参列します。

 

小学生や未就学児など、制服のないお子さんについては、黒やグレーを基調とした派手になりすぎない服装を選びます。

四十九日の持ち物

次に四十九日法要の持ち物についてご説明します。こちらについても、施主・喪主側と参列者側とでは異なる点がありますのでそれぞれご紹介します。

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施主の持ち物の一つ目はお布施

まず施主側の持ち物、1つ目はお布施です。四十九日法要では僧侶を呼んで読経してもらうことになりますので、お布施はそのお礼となります。お布施は白い封筒に入れてお渡しすることになります。

 

お布施の金額はの相場は、3万円から5万円と言われています。なお、法要が始まってしまうとなかなか渡すタイミングがなくなってしまいますので、法要が始まる前にお渡しするのが良いでしょう。

施主の持ち物の二つ目は数珠

施主側の持ち物、2つ目は数珠です。数珠は喪主・施主を含めた参列者全員が必要なものです。数珠は手を合わせる際は左手、または両手にかけて使用し、数珠を使用することで煩悩が消えるとされています。

 

数珠の数や形は各宗派によってそれぞれ決まっていますが、法要の際には基本的にどのようなものでも問題ありません。初めて葬儀に参列する際に購入しておくとよいでしょう。

施主の持ち物の三つ目は遺影

施主側の持ち物、3つ目は遺影です。遺影は、故人の生前の姿を写したもので、故人を思い偲ぶきっかけにもなるものです。ですからあまりにも古い写真だとイメージが大きく変わってしまいますので、できるだけ新しい写真を選ぶとよいでしょう。

 

四十九日で使用する遺影は葬儀の際尾同じもので構いませんが、葬儀で使った際につけたリボンは外しておきましょう。

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施主の持ち物の四つ目は埋葬許可証

施主側の持ち物、4つ目は埋葬許可証です。埋葬許可証は、四十九日法要と一緒に納骨式を行う場合に必要になります。別日に納骨式を行う場合は必要ありません。

 

埋葬許可証は、故人が亡くなった際に死亡届、死亡診断書と交換する火葬許可証と葬儀終了後に交換することになります。火葬許可証と交換したあとに無くさないよう、保管場所を遺族間で共有しておきましょう。

施主の持ち物の五つ目は位牌

施主側の持ち物、5つ目は位牌です。位牌は葬儀の際にも使用していますが、葬儀で使用したものは白木でできている仮位牌というものです。四十九日法要の際には仮位牌ではなく本位牌というものを使用します。

 

四十九日法要は冒頭でご説明した通り故人の魂をあの世へ送り届ける儀式ですので、仮位牌から本位牌へ魂を移すということが儀式的にも意義があるのです。

 

本位牌は漆塗りの黒色のものなどが基本になりますが、近年では無宗教の方を中心にモダンなデザインの位牌も使われています。本位牌は機械彫りの場合は1週間程度、手掘りの場合は2~3週間ほどかかる場合がありますので余裕をもって発注しましょう。

施主の持ち物の六つ目は引き出物

施主側の持ち物、6つ目は参列者への引き出物です。引き出物の相場は5千円程度で考えるとよいでしょう。引き出物として用意するものは「不幸が続かないように」という意味を込めてお菓子などの消えものが基本です。

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参列者の持ち物の一つ目は数珠

参列者側の持ち物、1つ目は施主・喪主側と同じ数珠です。数珠は法要が仏教式の場合には必要になります。万が一忘れた場合、数珠の貸し借りは縁起の悪い行為に当たりますの借りたりせずにそのまま参加しましょう。

 

なお数珠は中学生ぐらいから用意しておくと良いでしょう。

参列者の持ち物の二つ目は香典

参列者側の持ち物、2つ目は香典です。香典の金額は親族の場合1万円から5万円程度、それ以外の友人・知人の場合は3千円から1万円程度が相場になっています。なお忌数である4と9など(つまり4千円や9千円など)は避けます。

 

なお、香典に使用するお札は不幸を待っていたような意味合いがついてしまうので新札は避けます。また香典は直接香典袋のまま渡すのではなく、袱紗に包んで渡します。渡すタイミングとしては、施主が僧侶にお布施を渡すのと同様に法要が始まる前が良いです。

参列者の持ち物の三つ目はお供え物

参列者の持ち物、3つ目はお供え物です。お供え物には供花またはお菓子などを用意します。供花の場合、花かごがおすすめです。とげのある花や葬儀でお供えするお花は避けます。

 

迷った場合は生花店などで四九日の供花で持っていくことを伝えれば見繕ってもらえますので購入の際に伝えましょう。供花以外のものを持っていく場合は結婚式などで選ばれがちな鰹節などは避け、お菓子やお線香などを選ぶようにしましょう。

四十九日の服装や持ち物を理解して穏やかなお別れを

四十九日法要は個人の魂を送り届けるための大切な儀式ですが、近年では無宗教の方も多く、従来の決まり事も緩和されています。

 

そのため最低限のマナーをしっかり押さえて、いざという時に焦らないようにしっかり用意をして落ち着いて故人を偲び、送り出せるようにしましょう。