【百箇日の法要の服装は?】百箇日のマナーや持ち物・注意点について

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/1

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百箇日の法要にはどのような服装にしたら良いのでしょうか?百箇日の法要は故人や遺族にとって大切な法要です。法要の服装は立場により適切な服装が異なります。今回は、百箇日の服装やマナー、持ち物、注意点などについて詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/1

目次

百箇日の服装とはどのようなものか

百箇日法要に参加する時の服装はどうしたら良いのでしょうか?百箇日は49日の忌明けの後に行われる大切な法要です。法要に参加する時の服装は立場により異なります。今回は百箇日の服装やマナー、持ち物、注意点などについて詳しく解説していますので確認しておきましょう。

そもそも百箇日とは?

百箇日とは、故人の命日から数えて百日目の事で親族などが集まり法要が行われます。中国の儒教文化を仏教が取り入れられたと言われています。49日や一周忌などの法要とは違った独自の意味のある儀式です。


百箇日法を「卒哭忌(そっこくき)」とも呼びます。これは、声を上げて泣く状態から卒業するという意味があります。遺族にとって泣いて悲しんでいた状態に一区切りをつける節目の法要となるので大切な意味があります。


仏教の場合、49日の法要で故人の魂は極楽へ行くのか地獄へ行くのかが決まると考えられています。もし、極楽に行けなくても百箇日の法要で再び審判されるので親族の供養により救済ができるとも考えられています。

百箇日の服装や持ち物

百箇日の意味について解説しましたが、百箇日の法要で着用する服装はどうしたら良いのでしょうか?親族の場合と参列客の場合で分けて紹介します。また、持ち物についても紹介していますので確認してみて下さい。

親族の場合の服装

親族の場合、どのような服装を着用したら良いのでしょうか?男性の場合、女性の場合に分けて紹介しています。喪主を務める場合には正喪服が良いとされていますので、その事についても併せて確認しておきましょう。

喪主や親族の男性の場合

百箇日の法要に男性が喪主や施主となる場合は喪服を着用するのが一般的です。喪服には正喪服・準喪服・略喪服と種類があります。モーニングコートか紋付羽織袴などの正喪服がマナーでしたが、ブラックスーツやダークスーツなどの略喪服でも構わないです。

 

喪服は重厚感があるもので色が濃くて光沢がなく、背広の裏に切れ目のないものです。また、白シャツを着用してネクタイや靴下、靴などはすべて黒にします。ビジネススーツは喪服と並ぶとまるで違うものでマナー違反になるので注意しましょう。


親族の男性が参加する場合には略礼服でも良いです。略礼服はよく使用する事の多い喪服の事です。重厚感があって色が濃くて光沢がないものです。背広の裏に切れ目が無いところが特徴になります。

喪主や親族の女性の場合

喪主・施主として女性が参加する場合は喪服を着用します。女性の場合には黒紋付などの着物を着用する事が正式ですが、最近では黒無地のワンピースやツーピース、アンサンブルなどの喪服でも構わないとされています。喪主は全身を黒に統一するのがマナーです。

 

ブラウスやストッキングの色も黒にして光沢のある生地を避けて肌の露出を避けるためにスカートや袖の丈は長めのものにします。夏場の法要は半袖でも良いですが長めのものにします。プレーンやパンプスの靴を選びます。化粧やアクセサリーは派手なものを避けます。

 

親族として参加する女性の服装は喪服か略礼喪服を着用します。略式喪服は黒以外にも紺やグレーなどの地味な色味の喪服の事です。無地に近い折柄やチェック、ストライプ程度のものであれば構わないです。白いブラウスやアクセサリー等は派手なものを避けます。

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参列客の場合の服装

参列客の場合、どのような服装にしたら良いのでしょうか?男性の場合と女性の場合に分けて紹介します。参列客の場合は、そこまでかしこまった服装にしなくても良いのですが、カジュアルな服装はマナー違反なので注意しましょう。

参列客の男性の場合

参列者として男性が参加する時には略礼服か地味な平服で向かいます。平服はあらたまった場でも問題のない服装の事です。平服は普段着ではないので注意しましょう。平服とはスーツやジャケット・パンツ・シャツ・ネクタイを着用した服装です。


そのため、ジーパンやTシャツなどのカジュアルな服装は避けましょう。また、靴下や靴にも配慮しましょう。百箇日法要のような場合には、上のような服装で色は黒や紺、グレーなどの地味なものを選びましょう。

参列客の女性の場合

参列客として女性が参加する場合は、略礼喪服か地味な平服にします。遺族の方より服装のランクを下げるのがマナーなので地味な平服で構いません。地味な平服として黒や紺、グレーなどのワンピースかスーツ、アンサンブルが良いです。

 

遺族の方より自由なので夏場には半袖等を着用しても良いです。ブラウスは黒があれば良いですが、無い時には白のブラウスを着用しても構いません。注意点は肌の露出や派手な服装、アクセサリーは避けましょう。

子供の場合の服装

子供が百箇日の法要に参加する時には学校により異なりますが、制服があれば制服を着用するのが一番良いです。無ければ白のシャツと黒、紺、グレーのズボンかスカートを着用しましょう。靴や靴下などは黒にして全体的に地味な色味になるようにします。

百箇日の持ち物について

百箇日の法要を行う場合には食べ物や飲み物、お花、消耗品などのお供え物を用意します。食べ物や飲み物は日持ちのする食べ物やお茶などの飲み物が最適です。お花は49日法要以後なので白以外の花でもも問題ないですが、毒やトゲのあるものは避けましょう。

 

参列客として参加する場合には香典を持参します。香典は百箇日法要の場合、3千円~1万円前後が目安です。香典は宗教や宗派などにより表書きや袋の選び方が異なるので事前に確認して早目に用意してマナー違反にならないように注意しましょう。

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家族のみで百箇日法要を行う場合の服装

家族のみで百箇日法要を行う場合には必ず喪服を着用しなくてはいけないという決まりはありません。ですが、49日以降の法要なので略式喪服か地味な服装にしましょう。男性はダークスーツや白のワイシャツ、落ち着いた色のネクタイなどを身に付けます。

 

女性ははグレーや濃紺のスーツにします。化粧やアクセサリーは派手にならないように注意しましょう。大切な法要なので家族のみで行う場合には喪服でなくても構いませんが、服装や持ち物がカジュアルになりすぎないように注意しましょう。

百箇日法要の服装は立場により最適なものを選ぶ

百箇日法要に参加する場合には親族なのか参列客なのかにより最適な服装は異なります。参列客として参加する場合には親族の方より服装のランクが上がらないように注意しましょう。また、カジュアルにならないように配慮しましょう。