新盆を家族だけで行うには?新盆の準備手順やマナーも解説

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/24

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故人の四十九日が明けて初めて迎えるお盆が新盆です。新盆には故人の知人や友人を招いて盛大に行うのが一般的ですが、最近は家族だけで行う場合も増えてきました。以下では、家族だけで新盆を行う場合のやり方や準備方法について解説します。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/24

目次

そもそも新盆とは?

新盆は、故人の四十九日の忌が明けてはじめて迎えるお盆のことです。もし四十九日の法要がお盆に間に合わない場合は、翌年のお盆が新盆に当たります。ちなみにお盆は8月13日~16日の期間ですが、関東などの一部地域では旧暦の7月13日~16日がお盆に当たります。

 

新盆では菩提寺の僧侶による法要を行います。法要には故人とゆかりの深かった知人や友人も招き、その後、僧侶を含めて会食を行うのが一般的です。そのため新盆は通常のお盆より盛大になることが多いでしょう。

新盆は家族だけで行ってもいい?

家族葬の普及とともに、最近では新盆は家族だけで行いたいという家庭も増えています。新盆のやり方にこれといった決まりはないため、家族だけで新盆を行っても問題ありません。家族だけで新盆を行う場合は、他の参列者への案内状や引き出物を用意する必要がなく、準備が比較的簡単でさらにコストを抑えられるというメリットがあります。

 

しかし、家族だけで新盆を行うといっても、ある程度はしきたりに則って、ご先祖様への礼儀を守る必要があります。以下では、家族だけで新盆を行う際のやり方やマナ―について解説します。

新盆のやり方

新盆は、その人の魂が初めて彼岸から此岸に戻ってくる期間です。通常のお盆にはない手順や、省略されがちな手順も1つ1つ丁寧に行い、手厚い供養をしましょう。

迎え火を焚く

迎え火はお盆の初日に焚く火のことです。ご先祖様の魂は迎え火の煙に乗って自宅に戻ってくると言われています。迎え火は13日の夕方以降の日が暮れた時間に、自宅の玄関や門口、またはお墓で苧殻(おがら)などを燃やして焚きます。

 

続いて、ご先祖様の魂が迷わず自宅に戻ってこられるように、玄関に白い盆提灯を灯します。もし住宅事情により迎え火を焚くのが難しい場合は、玄関に盆提灯を灯すだけでも構いません。

 

ご先祖様は夜に現世に戻ってくると考えられていますが、盆の初日は早く帰ってきてほしいため、日が暮れたらすぐに迎え火を焚くというのが一般的です。13日の日中は墓掃除をしたり、墓参りをするとよいでしょう。

墓参りと新盆の法要

14日または15日には、僧侶に新盆の法要を行ってもらいます。一般的な新盆では親戚や故人の友人などに声をかけて、菩提寺や葬祭会館を手配することもあります。家族だけの新盆の場合は、自宅に僧侶を招くケースが多いです。必要に応じて菩提寺や最寄りの寺で行うこともあります。

 

新盆の前後には墓参りをしますが、自宅に僧侶を招いて家族だけで法要を行う場合は、墓参りをしなかったり、日にちをずらしたりする場合もあります。いずれにしろ、お盆中は故人の魂がこちらに戻ってきていますので、墓掃除は済ませておきましょう。

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送り火を焚く

16日にはご先祖様の魂を見送るために、送り火を焚きます。送り火の焚き方は迎え火と同様です。ただし、迎え火は日が暮れてすぐ焚くのに対し、送り火はゆっくり帰ってほしいという願いを込めて、日が暮れてから焚くのがよいと言われています。

 

玄関に飾る白提灯は新盆のときにのみ用いるもので、翌年からは絵柄が入った提灯を使用します。新盆が終わると白提灯は送り火で燃やすなどしますが、供養の仕方は宗派や地域によって異なるため、詳しい作法は菩提寺などに確認しましょう。

家族だけで新盆を行う場合の準備方法

家族だけで新盆を行う場合は、参列者を招く新盆よりも準備すべきことが少ないです。しかし、家族だけの新盆であっても香典や新盆見舞いなどをいただくことがあります。その際は返礼品を用意するなどして、礼儀を失わないようにしましょう。

僧侶の手配や場所の手配

法要の依頼は少なくとも1カ月前には入れましょう。お盆はどこの寺院も忙しく、直前になって連絡をいれると先方の迷惑になります。家族だけで新盆を行う場合は自宅にお招きするケースが多いですが、寺院や宗派によって法要場所は異なります。日時や場所などは事前に確認しましょう。また、服装についても確認を取っておくと安心です。

 

あわせて、僧侶にお渡しするお布施も用意しましょう。新盆の法要のお布施の相場は1万~5万円が相場です。白い封筒などに包み、表書きは「お布施」とします。

親族などへの通知

家族だけで新盆を行う場合は、親族や葬儀に参列してくれた方にあらかじめその旨を伝えておきましょう。

 

新盆は普通、会葬者が参加するものですので、先方は新盆に参加する準備をしているかもしれません。のちのちの付き合いに支障が出ることのないよう、必ず連絡をしましょう。家族だけでゆっくり故人の新盆を弔いたい旨とともに、新盆見舞いなどは辞退することを伝えましょう。

 

それでも新盆見舞いや供物をいただいた場合は、返礼品やお礼状を準備します。反対に、新盆に参加してほしい相手には案内状を出します。

 

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精霊棚や白提灯の準備

仏壇の前に精霊棚を作り、精霊馬や供花などを飾りつけします。現在は精霊棚は作らず、仏壇にお供え物をする家庭も増えています。精霊棚には果物やお菓子など、故人が好きだったものをお供えしましょう

 

なお、お盆の間は故人の魂がこちらに戻ってきているため、お供え物は毎日取り換えます。あわせて、新盆用の白提灯も準備します。

会食の手配

新盆の法要のあとは、参列者全員で会食をするのが一般的です。会食には僧侶もお招きしますが場合によっては辞退されることもありますので、予約を入れる前に会食の参加の可否を確認しましょう。会食を断られた場合は、御膳料として5000円程度を包みます。

 

会食は食堂や仕出し料理を頼む場合もありますが、家族だけで新盆を行う場合は自宅で手作り料理をいただく場合も多いです。なお、新盆の料理にはおめでたい食材などは使用しません。

御供物の用意

初盆には食べ物やお花をお供えします。お菓子や季節の果物がお供え物の定番ですが、終わった後にみんなで分けられるゼリーや水羊かん、ジュース類も人気があります。それ以外にも、故人が好きだった物を供えてあげるのが良いでしょう。

 

お花は菊やリンドウ、ミソハギが一般的です。地域や曹洞宗、浄土真宗といった宗教によっては制約がある場合があるため、しっかり確認して選ぶよう注意しましょう。

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呼ぶ人の範囲

新盆に呼ばなければならない人の範囲については、特に決まりがありません。一般的には故人の親族や、故人と特に親しかった人を招きます。呼ぶ範囲については各家庭によって異なるため、事前に親族などに確認しましょう。

家族だけの新盆・初盆で経読は必要?

読経を依頼するにはそれなりの費用が掛かります。また、金銭的な理由から新盆を盛大に行わず、ご家族だけで質素に行いたいと考えている方もいらっしゃるはずです。そのような場合はお坊さんを呼ばないで、読経を依頼しないというご家庭もあります。

 

故人を偲ぶご供養の気持ちが大事ですので、家庭の事情や気持ちを考慮して読経をしなくても問題ありません。

家族だけの新盆の時の服装

新盆の法要と墓参りでは礼服を着用します。しかし家族だけで新盆を行う場合は、そこまで畏まる必要はなく、平服でかまわないという意見も見られます。

 

礼服を着る方が無難ですが、自宅で家族だけで行う法要ならば、場に相応しい地味な服装であれば平服でも許容されます。また性別によって服装も注意する点が異なります。以下に簡単にまとめましたので、参考にしてください。

 

男性の場合

  • 喪服や礼服が一番無難
  • 平服の場合は黒、紺、暗いグレーなど地味な色を着用
  • シャツは白無地
  • 暑い場合は上着やネクタイはしなくても良い
  • 靴下は黒、紺、暗いグレーなど地味な色
  • 靴は黒

 

女性の場合

  • 黒のスーツかワンピースが最も無難
  • スーツの場合は白無地のシャツを着用
  • ストッキングは黒か肌色
  • 靴下の場合は黒
  • 靴は黒のパンプスが無難
  • 平服の場合は黒、紺、暗いグレーなどのワンピースまたは白のブラウスに黒、紺、暗いグレーのスカートかパンツ
  • アクセサリーはパールのネックレスかイヤリング

家族だけで迎える新盆にも準備が必要

新盆は手厚く盛大な法要を行うものと考えられてきましたが、故人を偲ぶ気持ちさえあれば家族だけで慎ましく新盆を過ごしても構いません。家族だけで新盆を行う場合であっても、最低限仏壇や墓はきれいにし、ご先祖様が気持ちよく滞在できるように心を配ることが大切です。