【33回忌のお布施はどれくらい?】相場やマナー・書き方・渡し方
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
33回忌の法要を行う場合には僧侶にお布施をお渡しします。ですが、お気持ちで良いと言われる場合も多く、どの程度包めば良いのか分からない方も多いと思います。大体の相場を知っておくと参考になります。マナーや袋の書き方、渡し方などについても併せて確認しておきましょう。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
目次
33回忌のお布施とは
33回忌法要は故人が亡くなられてから32年目に行われる法要の事です。回忌法要では数字と故人が亡くなられてからの年数がずれて数えます。法要は故人が亡くなられてから年月が経つほど簡略化されていくものです。そのため、33回忌は身内のみで行う場合も多いです。
33回忌では故人を直接知っている方もいなくなっている場合も多いです。33回忌が最後の法要の弔い上げになる場合もあり、盛大に行われる事も多いです。最後の法要になる場合もあるのでお布施もきちんと用意しましょう。
今回は、33回忌のお布施について詳しく解説しています。お布施の相場や袋の書き方、マナーなどについても解説していますので確認しておきましょう。マナー違反にならないように事前に用意しておきましょう。
そもそもお布施とは?
お布施は僧侶がお経を読んだり戒名を頂いた時の謝礼として金品を渡す事を言います。お経をよんでもらう事や戒名に対する対価ではないので意味ではなく、読経料や戒名料という言葉は使用しないので注意しましょう。
お布施の相場や書き方
33回忌の法要に僧侶にお渡しするお布施はどれくらい包めば良いのか迷う方も多いと思います。そこでお布施の相場について解説しています。法要を自宅で行う場合やお寺で行う場合、浄土宗や浄土真宗についても詳しく解説していますので見てみましょう。
33回忌のお布施の相場
33回忌のお布施の相場について紹介しています。33回忌の法要は自宅で親交の深い親族のみを招いて行う場合や大勢の親族を呼びお寺で行う場合もあります。それぞれどの程度のお布施なのかを確認しておきましょう。また、浄土宗や浄土真宗についても見ておきましょう。
自宅で行う場合
お布施の一般的な相場は1万円~5万円です。33回忌の法要の場合も同じくらいです。法要を自宅で行う場合、お布施以外にも僧侶に来てもらうための交通費が必要です。法事の後の会食に僧侶が参加しない場合には御膳料も併せて用意しなくてはいけません。
交通費の車代の相場は5千円~1万円で御膳料の相場は5千円~1万円です。僧侶が会食に参加する場合には全部で1万5千円~6万円で会食に参加しない時には2万円~7万円の間が大体の相場です。
お寺で行う場合
33回忌をお寺で行う場合はお布施だけが必要です。お車代はいりませんが、会食を別の場所で行う時などで僧侶が参加できない場合もあるのでその時には御膳料を別で用意しなくてはいけません。
お寺で法要を行う場合の相場は1万円~5万円、御膳料の相場は5千円~1万円です。これらを合わせると僧侶が会食に参加できる場合の相場は1万円~5万円で、会食に参加しない場合は5万5千円~6万円が相場です。
浄土宗や浄土真宗の香典の相場
浄土宗や浄土真宗ではお布施は僧侶への謝礼としてではなく仏様への感謝の気持ちを表すためのものと考えられています。浄土宗や浄土真宗でのお布施の相場は3万円前後ですが金額が決まっているわけではなく、仏様への感謝の気持ちを示す額を包めば良いです。
地域や寺院によりお布施の金額が決められている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。また、法要が終わった後のお斎と呼ばれる会食に僧侶が出席されない場合には、別で5千円程度の御膳料をお渡ししましょう。
お布施の袋の選び方
お布施を入れるための袋はのし袋は使用しません。それは、渡す相手が僧侶や寺院のためです。最も正式な袋は奉書紙です。これは、古来より進物を進呈する時に使用されてきた和紙で包む方法です。
僧侶や寺院に誠意を示したい場合には奉書紙を使用しましょう。奉書紙を用意するのが難しい場合には白い無地の封筒に表書きと名前を書いて包むと良いです。簡単に用意できます。その時には郵便番号が印刷されていないものにします。
33回忌のお布施の書き方
33回忌のお布施の相場について詳しく解説しましたが、33回忌のお布施を渡す際の袋の表書きの書き方や名前の書き方についても確認しましょう。33回忌は大切な法要なので、表書きなどにも失礼がないように注意しましょう。
表書きについて
お布施を包んだ時の表書きは、袋の上の段の真ん中に「お布施や御布施」と書きます。また、表書きを書かないで僧侶にお渡しする場合もあります。浄土真宗の場合は、表書きにも注意点があります。
浄土真宗ではお布施は仏様への感謝の気持ちを表すものなので「志や寸志、御経料」などの僧侶や寺院へのお礼を意味するような書き方はしません。浄土真宗の場合には表書きにも注意して書きましょう。
神道ではお布施は神社や神宮に対する感謝の気持ちとされていて「御玉串料や御祭祀料」と呼ばれています。仏教と言い方は異なりますが意味は同じです。キリスト教の場合は「献金やミサ御礼」などと言います。協会や司祭に対しての感謝の意味でお渡しします。
名前の書き方について
名前は袋の下の段にお布施を包んだ方の名前や家の名前を書きます。施主のフルネームか「~家」と書くのが一般的な書き方です。中袋にも名前を記入します。中袋の場合は、裏側の左に住所と共に書きます。
お布施をお渡しする時の注意するマナー
お布施を実際に僧侶にお渡しする時にはどのようなポイントに注意したら良いのでしょうか?33回忌で最後になる場合もあるので、事前に確認して失礼のないようにしましょう。お布施をお渡しするタイミングや渡し方について詳しく見てみましょう。
お渡しするタイミング
お布施をお渡しするタイミングは、一般的に法要が終わって僧侶が帰られる時にお渡しします。その時には法要を滞りなく行っていただいた事や、お経をあげていただいた事に対してお礼を伝えてからお渡しします。
また、法要が始まる前にお渡ししても良いです。始まる前にお渡しする場合には「本日は宜しくお願い致します。」などと一言伝えるようにしましょう。僧侶に対しての感謝の気持ちを込めて対応する事が大切です。
お布施を渡す時の注意点
僧侶へお布施を渡す時にはお布施、お車代、御膳料を全て別で用意して袱紗に包んでおきます。それをお盆にのせてお渡しするのが正しい渡し方です。直接、封筒を僧侶にお渡しするのはマナー違反なので注意しましょう。
33回忌のお布施は事前に準備しておく
33回忌は事前に分かっている法要なので、余裕を持って用意しておく事が大切です。故人の事を知らない方も多くなるので生前にどんな方だったのかなどは知っている方から聞いておくと良いです。失礼の無いようにお布施も早めに用意しておきましょう。
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