【葬儀】初盆(新盆)の服装とは?初盆の服装マナーについて解説!

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/11/24

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初盆(新盆)とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆に行う法要になりますが、どのような服装で参列すれば良いのでしょうか、どのような服装で参列者をお迎えすれば良いのでしょうか。今回は、初盆の服装について、参列する場合とお迎えする場合に分けて詳しく解説します。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/11/24

目次

初盆(新盆)とは?

初盆とは故人が亡くなってから四十九日をすぎて初めて迎えるお盆のことをいいます。新盆とも呼ばれますが、この呼び方は地域によって異なります。概ね新盆は関東、初盆は関西で用いられています。呼び方は異なりますが、法要の内容についてはほぼ同じです。

 

初盆には、提灯を飾り、故人やご先祖の霊をお迎えします。故人のご家族が白提灯を準備し、兄弟や親しかった知人が盆提灯をご家族に送ります。

 

最近では、提灯自体を送るのではなく、提灯代として香典を包むことが一般的になりつつあります。提灯については、故人のご家族や親族のみなさんと事前に相談した方がよいでしょう。

初盆に参列する場合の服装

まず初盆に参列する場合の服装について見ていきましょう。案内状に「略喪服」や「平服」など服装が指定されている場合がありますので、その場合は、指定の服装で参列するのが最も良いでしょう。指定が特にない場合は、施主の方や遺族の方より格上の服装にならないように、確認することをおすすめします。

男性の場合

特に指定がない場合は、喪服または礼服で参列すると良いでしょう。ワイシャツは、白で無地のものを選ぶのが無難です。ネクタイは、ダーク系の色のものを選びます。柄が無い、または目立たず、派手にならないものにしましょう。装飾品のネクタイピンは付けません。

 

靴下は黒色で無地のものにしましょう。初盆は自宅で行われることが多いため、靴を脱いだ際に派手な靴下ですと失礼にあたります。目立たないところですが、くれぐれも気をつけましょう。靴も黒色のもので光沢がないものを用意しましょう。

 

平服や略喪服の指定があった場合は、施主やご遺族の方が喪服でない可能性もありますので喪服ではなく、指定されたものを着ていくのが無難です。グレーや濃い紺色などの暗めの色のスーツを選びましょう。

女性の場合

女性の場合も、特に指定がない場合は、喪服または礼服で参列します。初盆は夏場のため、夏用の喪服をお持ちでしたらそちらを着ていくと良いでしょう。ワンピースでない場合は、下はスカートでもパンツでもどちらでも問題ありませんが、会食等エアコンが設置されている場合を考慮し、ジャケットは持参した方が無難です。

 

靴は、黒の光沢がないパンプスにしましょう。派手にならないものを選ぶのが基本となります。ストッキングの場合は黒か肌色で模様や柄のないもの、靴下にする場合は、黒で無地のものにしましょう。

 

平服や略喪服の指定がある場合は、黒、グレー、濃い紺などの暗めの落ち着いた色のワンピースやアンサンブル、スーツを選びましょう。胸元や背中が開いていない露出の低いものにすることも忘れてはいけません。気をつけましょう。

初盆に参列者をお迎えする場合の服装

施主や遺族といった招く側の立場の場合、葬儀と同じく喪服が基本です。参列する方の服装よりも格が下にならないよう配慮する必要があるため、喪服を選ぶと間違い無いでしょう。

 

しかし、初盆は真夏に行われる法要であり、体調を考慮して平服で執り行うということもあります。また、故人の霊を招くお祝いのイベントと考えるケースや、参列者の方が堅苦しくならないように平服を着用するといったケースもあります。

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男性の場合

喪服ですので、ダークスーツにワイシャツとなります。ネクタイ、靴下、靴は黒で無地のものを選びましょう。スーツは、ダブルでもシングルでもどちらでも問題ありません。

女性の場合

女性は、黒のワンピースまたはスーツとなります。派手にならないように胸元が空いているものや丈の短いものは避けましょう。アクセサリーについても派手にならないように、パールのネックレスやイヤリングが良いでしょう。

夏対策の服装は問題ない?

上記でも紹介したようにお盆は8月の真夏に行われます。そのため夏対策を行わないとただでさえスーツという風通りのあまり良くない服装なので、熱中症などで倒れてしまいます。しかし厳かな場で夏対策の服装で良いのかと迷う方もいますよね。

 

結論として厳かな場であったとしても暑さ対策、夏対策を行っても全く問題がありません。しかし、対策方法にも限度があるため注意も必要です。ひとつ目の対策として喪服を風通りのよい夏仕様の生地にしましょう。

 

また、日傘や帽子を被ることも問題がありませんが、色は黒を基調としたものとし、墓前の前では外すように心がけましょう。

子供の服装は?

子供の服装は、礼服である必要はありません。学生服のある学校に通っている場合は、学生服を着用しましょう。そうでない場合は、落ち着いた暗めの色の服装とします。キャラクターものや派手な色・柄のものは避けるようにします。

家族や身内だけで初盆を行うときの服装は?

上述したように初盆の服装の基本は喪服です。しかし、参列者は身内だけや家族だけの場合の服装はどうするべきなのでしょうか?結論から申し上げると身内だけや家族だけの初盆であっても喪服を着ましょう。

 

家族だけであったとしても初盆は厳かな場になります。そのためカジュアルな服装ではなく喪服や黒を基調とした平服などを着るようにしましょう。

マナー違反の服装は?

マナー違反となる服装については、基本派手になるものは全てNGです。また、平服が指定されている場合に勘違いして普段着で参列してしまったりすることが無いように注意しましょう。

 

男性の場合、アクセサリー類はつけない方が無難です。指輪、ピアス、ネックレス、ネクタイピン、カフスボタンなど。指輪については、結婚指輪であれば問題無いですが、ダイアモンドのように派手で華美なものは、外した方が良いでしょう。

 

女性の場合は、パール以外のネックレスやイヤリングは、付けないようにしましょう。また、胸元や背中が開いた服装や、靴についてもサンダルやミュールなどの露出が高いものは避けます。お化粧やネイルも派手にならないように注意しましょう。

初盆の持ち物

初盆などの法要では、服装のマナーに気をつける以外に参列する際に持参するものがあります。それは数珠、香典、お供え物の3点になります。

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数珠

数珠については必ず必要という訳ではありませんが、マナーとして持参した方が良いでしょう。数珠の種類は、本式数珠と略式数珠がありますが、どちらを持参しても問題ありません。

香典

以前は、盆提灯として白提灯を贈るのが一般的でしたが、現在では、盆提灯を飾らないケースも多くなっており、盆提灯の代わりに「御仏前」や「御提灯代」としてお香典を渡すことが一般的となっています。金額の相場は、だいたい10,000円~30,000円程度になります。

お供え物

お供え物としてよく選ばれるものは、日持ちのするお菓子や果物になります。お菓子は羊羹やゼリーなどの詰め合わせが良いでしょう。肉、魚などは仏教で禁じられている殺生に通じますので避けましょう。持参するお供え物には「御供」ののし紙をつけることも忘れないようにしましょう。

初盆にお墓参りのみ行う場合の服装

初盆では、法要や会食を行わず、お墓参りのみ行うケースもあります。この場合の服装は、喪服や略喪服などの正装である必要はありません。派手になりすぎないように、地味目のシンプルな服装で参加しましょう。

 

「自分だけ正装でなかったら…」と気になる場合は、施主の方や遺族の方に確認することをおすすめします。

服装マナーに気をつけて法要に臨みましょう

今回は、初盆の意味と初盆の服装についてご紹介しました。

 

初盆は故人が亡くなってから最初に迎えるお盆で大変大事な法要となります。ご遺族や故人または参列者の方々に失礼のないよう、服装マナーに気をつけて法要に臨めるよう、きちんと覚えておきましょう。