初盆に適しているお供え物は?お供えの選び方や金額相場などを解説!

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/7

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身近な方や親しくしていた方が亡くなった場合、初盆にお供えを送ることがあります。初盆に送るお供えには、何が適しているのでしょうか。今回の記事では、初盆に適しているお供えの選び方や金額相場を詳しく解説しますので参考にしてください。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/7

目次

初盆とは

初盆(はつぼん)とは、故人の方が亡くなって忌明け後に初めて迎えるお盆のことです。お盆は故人の霊が戻ってくるといわれており、お墓参りをする、お供えをするなど供養を行います。 忌明け後に初めて迎える初盆は故人の親族や親しくしていた友人、僧侶の方をお呼びして通常のお盆より手厚く供養を行います。初盆という呼び方だけでなく、新盆(にいぼん)などと呼ばれることもありますが意味は同じです。 初盆はお盆と同じく、7月13日から16日の期間で行われることが一般的です。地域によってお盆の時期に若干の違いがあるので、ご遺族の方は事前に確認をして準備を始めるようにしましょう。

初盆のお供えに適している物とは

初盆に呼ばれて参列する場合には、お供え物を持参する必要があります。初盆の際に持参するお供え物としては、どういったものが適しているのでしょうか。ここでは初盆のお供え物に適している物をご紹介します。初盆のお供え物選びの参考にしてください。

線香や蝋燭

線香や蝋燭は仏壇に必要な品物で、初盆のお供え物としても適しています。線香には身や心を清めるといった意味が、蝋燭には供養の心を表すといった意味などが込められています。線香や蝋燭は消耗品なので、送られた側も処理に困らず喜ばれます。

初盆の際には、白色を基調としたお花を送ることが一般的です。葬儀の時に送るお花と同じく、シンプルな見た目に仕上げるといいでしょう。地域によっては、黄色や紫といった色花を使用することもあるので、事前に調べておきましょう。棘のあるお花や蔓のあるお花は適していませんので、控えるようにしましょう。

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お菓子や果物

お菓子や果物も初盆のお供えとして定番の品物です。皆さんで分けることができる小分けのお菓子や、旬の果物を持参するとご遺族の方に喜ばれます。お菓子や果物をお供え物として選ぶ場合、日持ちする物を選ばなければいけません。すぐに傷んでしまうような物を送ると、ご遺族の方の負担となるので注意が必要です。

乾物

そうめんなどの乾物は日持ちがよく、相手の方の負担になりにくいため初盆のお供え物に適しています。そうめんは場所も取らず、保管しやすいことから人気のある品物です。

提灯

地域によっては初盆のお供え物として、提灯を送ることがあります。提灯には故人の例が帰ってくる際に迷わないように目印になるという意味があり、初盆の際には白提灯を送ることが一般的とされています。

 

提灯を飾らず代わりにお金を包むこともあるので、事前にご遺族の方に確認をしておきましょう。

初盆のお供え物に適していない物とは

葬儀などの際に送るお供え物と同じく、初盆のお供え物に関しても送ってはいけない物があります。初盆に適していないお供え物を送ってしまうと、ご遺族の方に対して失礼ですので注意が必要です。ここでは初盆のお供え物に適していない物をご紹介しますので、こちらも覚えておきましょう。

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魚や肉など殺生を連想させる物

仏教では魚や肉などは殺生を連想させるため、初盆にお供え物として送るとマナー違反となってしまいます。故人の方が生前好んでいた場合でも、魚や肉などは控える方がいいでしょう。

昆布や鰹節など祝い事で送る物

お酒や昆布、鰹節といった品物も初盆のお供え物としては適していません。お酒は神事などで使用されることなどから、祝い事に送られる品物です。昆布や鰹節なども縁起のいい品物として、結婚式など祝い事で選ばれる品物です。これらの品物は弔事には適していないので、初盆のお供え物として送るとマナー違反となってしまいます。

初盆のお供え物の金額相場

初盆のお供え物に関する金額相場は、3千~5千円程度といわれています。特に親しくしていた方の初盆の場合には、1万円程度のお供え物を送るケースもあります。ただあまり高価な品物を送ると、ご遺族の方が気を遣ってしまう恐れがあります。逆に金額が安すぎる場合もマナー違反になってしまうので、適切な金額で品物を選ぶようにしましょう。

初盆のお供え物の書き方

初盆でお渡しするお供え物には、懸け紙をかけて表書きをすることがマナーです。懸け紙に関しては熨斗の付いていない、白黒または黄白の水引きが付いたものを選びます。表書きに関しては、御供物(おくもつ)や御供と書くことが一般的です。

 

葬儀の際にお渡しするお供え物と同じく、表書きの下にはお供え物を送る方の名前を書きます。夫婦でお供え物を送る場合には、夫の名前だけを書くようにしておきましょう。夫婦二人の名前を書くと別居や離婚状態を表すので、気を付けてください。

薄墨を使用する必要はない

葬儀の際にお渡しするお供え物などの表書きなどは、薄墨を使用することがマナーとされています。薄墨には涙で墨が薄くなってしまったなど、悲しみを表す意味が込められているからです。

 

薄墨は四十九日を迎えるまで使用するもので、四十九日以降は普通の墨を使用して表書きなどをします。そのため忌明け後に行う初盆に関しても薄墨を使用する必要はなく、基本的には普通の墨で表書きなどを書きます。

初盆のお供え物の渡し方

初盆のお供え物は、焼香を終えた後にお渡しすることが基本となっています。焼香をすることには、故人の霊に挨拶をする意味も込められています。初盆で帰ってきた故人の霊に、まず挨拶をすることがマナーなので覚えておきましょう。

 

もし初盆に参列することが難しい場合には、お供え物を郵送することもできます。初盆のお供え物を郵送するのであれば、まずは相手の方にお供え物を送ることをお伝えしてください。連絡をせずに郵送すると、タイミングが合わず受け取ってもらえない可能性もあります。都合のいい日時を確認してから郵送するようにしましょう。

 

初盆のお供え物を郵送するのであれば、法要の前日には届くように手配しなければいけません。法要の始まる直前に届けてしまうと相手の方に迷惑がかかるので注意しましょう。

初盆に適しているお供え物まとめ

今回は、初盆に適しているお供え物について解説をしてきました。初盆には線香や蝋燭、お菓子や果物、花、提灯といった品物がお供え物として適していました。逆に魚や肉、お酒、鰹節や昆布などは初盆のお供え物には適していないので、控えなければいけません。

 

故人の霊を供養する意味でお渡しするお供え物ですが、適していない物を渡すと失礼な行為となるので品物選びには注意しましょう。またお供え物には懸け紙をかけて、表書きなどを書くことも忘れないようしましょう。

 

お供え物の渡し方も重要なポイントとなるので、正しく渡すことができるようにしておきましょう。