百日法要とは?意味やお供えする物・花の選び方・注意点や服装

公開日 : 2020/3/18

更新日 : 2020/9/7

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最近では百日法要を省略される場合も増えていますが、故人や遺族にとって特別な意味を持つのが百日法要です。百日法要に初めて参列される方は百日法要の意味やお供えする物、お花などについて確認しておきましょう。今回は百日法要について詳しく解説しています。

公開日 : 2020/3/18

更新日 : 2020/9/7

目次

そもそも百日法要とは

百日法要は、49日の忌明けの後に初めて行われる大切な法要です。遺族や親族のみであげられる場合が多く、僧侶にお経を読んでもらい焼香を行った後には偲ぶ会などが開かれる事も多いです。今回は百日法要の意味やマナーなどについて詳しく解説しています。

百日法要とはどんなものか

百日法要は、故人の命日から百日目に行う法要の事です。中国の儒教文化を仏教が取り入れて作られたものだと言われています。49日や一周忌などの法要とは違った意味のある儀式です。百日法要の事を卒哭忌とも呼び、声を上げて泣く状態から卒業するという意味です。

 

遺族が泣いて悲しんでいた悲しみに一区切りをつけて日常に戻るための節目の法要です。また、仏教では49日の法要で極楽か地獄かが決まると考えられていて極楽に行けない場合には、百日法要で再び審判を受けられるので親族の供養で救済できるとも言われています。

百日法要で行う事やマナーについて

百日法要ではどのような事を行うのでしょうか?準備するものや気を付けた方が良いマナーなど、初めて参加する場合には分からない事も多いと思います。それでは、百日法要の詳しい内容やマナーなどについて見てみましょう。

百日法要で行う事

百日法要を行う日は週末などの集まりやすい日を選びます。百日を過ぎてから行う事はできないので注意しましょう。僧侶にお願いしたり会食の用意、参列者への案内なども事前の準備が必要です。


自宅で僧侶を呼んで仏前でお経を読んでもらい、参列者がそれぞれ焼香する場合が多いです。遺族や親族で行われて法要が終われば会食を頂きます。故人を追悼する「偲ぶ会」が、百日法要に開かれる場合も多いです。


地域により、百日法要が大きな意味を持つ事もあるので、そういった地域では菩提寺などにお願いして大規模に開かれます。百日法要は遺族や親族のみで行われる場合が多いですが、集まれる方には声をかけて故人を偲んでも良いです。

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百日法要でお供えする物は?

百日法要は忌明けしているのでお供え物の幅も広がります。何を選べば良いのか迷った時には故人の好物を選ぶと良いです。果物や野菜などもお供えできます。食べ物や飲み物はその日のうちに持ち帰れるように持ち運びしやすい物を考えましょう。

 

夏場に百日法要を行う場合には傷みやすい物は避けましょう。百日法要のお供え物ではお菓子も選ばれる事が多く、故人がよく食べていたお菓子を選ばれる方が多いです。食べ物の他には石鹸やタオルも選ばれています。

 

注意点は殺生を想像する肉や魚などは避けましょう。ビールやたばこ等もやめた方が良いです。ですが、故人が好きだった物の場合には良いとされる事もあるので判断に迷った時にはお寺に相談しましょう。

百日法要のお供えのお花は何が良いの?

亡くなられた直後のお供えのお花は「白上がり」と言い、白い花で統一していました。百日法要の場合にはお通夜や葬儀のお花ほど気にしなくても良いです。色つきの花を選んでも良いので故人が好きな花やゆかりのある花にしましょう。

 

あまりにも派手なものはやめましょう。白などの淡い色の花に色つきの花を少し入れると上品にできます。お供えの花には立て札を立てるより、メッセージカードなどに思いを書く方が気持ちが伝わりやすいです。

百日法要で注意するマナー

百日法要に参列するマナーは葬儀や49日と変わりないです。喪服や礼服を身につけるのが一般的ですが、身内だけで行われる場合には黒のスーツやワンピースなどの簡略化した服装でも良いです。迷った時には喪服を選ぶのが無難です。

 

百日法要の香典の相場は1万円~1万5千円です。遺族は香典やお供えのお返しを事前に選んでおきます。お返しの品にはすぐに消費できるお茶や海苔、お菓子などや日用品ならタオルなどがよく選ばれています。

百日法要は集まれる方で行うのも良し

百日法要は最近では省略される場合も多くなっています。ですが、悲しみと区切りをつける大切な法要なので集まれる方で集まると良いです。故人や遺族にとっても重要な法要ですので、事前に準備をしておきましょう。