赤口に法事を行ってもいいの?六曜との関係についても解説!
公開日 : 2020/3/6
更新日 : 2020/9/10
大凶の日として仏滅と並べられる赤口ですが、このような縁起の悪いとされる日に法事を行うことはいけないことのように感じますよね。実際のところはどうなのか、今回は赤口に法事を行うことの是非についてと、六曜と弔事の関係についても合わせて解説していきます。
公開日 : 2020/3/6
更新日 : 2020/9/10
目次
赤口とは?
六曜の一つである赤口とは、鬼神が司る日であり凶日とされている日です。仏滅の同じくらいか二番目に良くない日であり、何をするにも向かない日と言われています。赤口は一日を通して凶日というわけではなく、午前11時から午後1時までの間は鬼神が昼寝をしており、この時間だけはかろうじて吉とされています。
また、「赤」という文字が火や血を連想させるため、引っ越しや車の購入するには仏滅以上に不吉な日であり、このことに関しては時間帯に関係なく一日中大凶です。
赤口に法事を行ってもいい?
このような縁起の悪い日に法事を行うべきではないように思うかもしれませんが、結論から言うと、赤口に法事を行うことはできます。
赤口の日には結婚式のようなおめでたい行事や、何かを始めたすることには向いてないとされていますが、法事のような不祝儀を行うことに関しては問題はありません。葬式やお通夜なども気にしなくて良いとされています。
六曜と法事の関係とは?
六曜とは戦での戦略を立てるために運勢を占うために作られたものであるとされています。そもそもは軍略に使われていたもので、仏教とは無関係です。もちろん葬式やお通夜、四十九日などの法要ともなんの関係もないため、いつどの法事を行っても問題はありません。
六曜には先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つあり、各々その日ごとの吉凶を決めるものですが、その意味合いも迷信であるため気にする必要はありません。あまり六曜にとらわれずに、法事の日程はできるだけ参列者が多く集まることができる日を選ぶようにしましょう。
六曜で法事を行ってはいけない日は?
前述した通りに仏教と六曜は関係がないため、法事を行ってはいけない日はありませんが、友引の日は避けるほうが無難です。友引とは本来「勝負が決まらない日」という意味でしたが、近年では「不吉なことに友を引きつける」という意味も付いています。葬式を行うと参列者が引きつけられ死に招かれると連想されてしまうため、不祝儀ごとは避ける傾向にあります。
また、大安の日は何をするにも良い日とされているので、めでたい日に弔い事をするのは縁起が悪いと考える地域もあるため注意が必要です。
本来であれば法事と六曜は無関係ですが、友引や大安に関しては気にする方もいるため、親族の意向も聞くことが大切です。
赤口に法事を行っても大丈夫!
今回は赤口に法事を行うことの是非についてと六曜と法事の関係について説明してきました。
仏教と六曜は無関係なため、赤口に法事を行うことは可能です。しかし、友引や大安の日には避けるべきという風潮も根強いため、法事の日取りを決める際は親族とよく話し合ってから決めるようにしましょう。