七回忌の服装で男性・女性の正しいマナーをマスターしてみよう

公開日 : 2020/2/19

更新日 : 2020/9/8

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お葬式と異なり七回忌になると服装のマナーも少し緩くなるのが特徴です。とはいえ、正しいマナーは守る必要です。男女によっても気を付けたいポイントが異なるため、七回忌の服装について詳しく解説します。まだマスターしていない方はチェックしてみてください。

公開日 : 2020/2/19

更新日 : 2020/9/8

目次

七回忌の服装は礼服・喪服?

故人が亡くなり一回忌・三回忌・七回忌とだんだん法要の服装は簡略されていくのが特徴です。ですが、正しい服装のマナーを守らないといくら身内でやる場合でも失礼にあたります。そこで、今回は七回忌の服装のマナーについてご紹介していきます。

男性の七回忌の服装

七回忌になると男性は喪服ではなく平服でも大丈夫です。七回忌の法要の案内状にも「平服でお越しください」と書かれているため、喪服を着る必要は特にありません。そのため、七回忌にふさわしい服装について解説していきますので、チェックしてみてください。

平服も大丈夫

七回忌の法要となれば、平服が大丈夫になるため男性も使っているスーツを着て参列することができます。ですが、七回忌にスーツを着ていく場合、カラーに気を付ける必要です。略礼服とされる黒や紺、グレーのダークスーツにしてください。

 

喪服でなくてもブラックのスーツを平服として着ていく場合は、光沢のないものを選んでください。光沢があるとマナー違反となってしまい、喪主側に失礼になってしまいます。男性の場合、カジュアルなスーツのデザインもありますが七回忌を意識しましょう。

 

いくらカラーを守っていたとしても、カジュアルなデザインや光沢があることで、失礼になってしまい七回忌の服装にはふさわしくありません。社会人であればスーツを持っている方は多いですが、カラーや柄・素材にも配慮して参列してください。

ネクタイ

お葬式に参列するときは、スーツにブラックのネクタイを組み合わせるのが基本です。七回忌でも黒のネクタイにすればマナー違反になりません。ですが、七回忌は平服で大丈夫ですから、紺やグレーのネクタイでもOKです。

 

ただし、ネクタイをつけるときは柄や光沢がないものにするのがベストです。シンプルな無地をつけるのが基本ですから、いくら七回忌が平服になったからと言ってオシャレを重視するのはやめてください。

 

派手なネクタイはもちろんマナー違反ですし、ネクタイをしないのもいいですがカジュアルになりすぎないように気を付けることが大切です。ファッション性よりも七回忌の平服のマナーに違反しないように注意を払うべきです。

七回忌の服装でスーツを着る場合、履く靴は内羽根のストレートチップかプレーントゥタイプの黒の革靴です。ワニ革やヘビ革の靴など動物の柄が入っているものはマナー違反になるため気を付けてください。

 

エナメルタイプの靴や金属の飾りがついているものも、光沢がありカジュアルでファッション性が高いため、七回忌の服装にはふさわしくありません。もし、七回忌の服装に合わせる靴がない場合は、レンタルで借りるという方法もあります。

 

男性は社会人になるのに向けて、靴は何種類が準備していくと焦らずに訃報にも参列することができ、社会人のマナーもしっかりと守ることができるため、お金に余裕があるときに少しずつ準備しておくのがおすすめです。

女性の七回忌の服装

女性の服装は男性と同じですが、小物類などもあるため注意する点があります。そこで、七回忌の服装についてチェックしていきましょう。

喪服の種類

女性が七回忌に着る服装は、略喪服の平服で大丈夫です。ブラックフォーマルでなくていいため、黒や紺などのダークカラーのワンピースやスーツを着ましょう。もちろん、パンツスーツでも問題なくその時の気分で選んでください。

 

七回忌の服装に合わせて、女性ならアクセサリーを身に着ける場合がありますが、パールなどシンプルなものにして控えめなものを選びましょう。そして、ネイルや香水は避けてください。バッグもシンプルなデザインでお葬式の時に使用するものがおすすめです。

 

ついつい見落としがちな靴は、葬儀の時の服装と同じで、光沢のない黒のシンプルなデザインを選びましょう。装飾がなく、ヒールは3cmから5cm程度のものが無難です。一般的なパンプスを1足準備しておくと便利です。

ストッキング

七回忌の服装で女性は、ストッキングを必ず履かないといけません。カラーはブラックで季節によってはタイツを履きたい場合もありますが、基本的にはストッキングです。また、夏の場合も素足はマナー違反となるため必ずストッキングを着用しましょう。

妊婦さんの場合

妊婦さんが七回忌に参列する場合、マタニティー用の洋服を用意するのは大変です。ブラックのゆったりとしたワンピースが入るのであれば、平服として大丈夫です。ストッキングをはく場合もサイズを大きめにして履けば、大丈夫ですからあるもので調整してみてください。

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子供の七回忌の服装

子供が七回忌に参列する場合、学生であれば制服を着用します。未就学児の服装は黒や紺などダークカラーを選び、男の子ならブレザーにズボンなどを着用し、女の子はワンピースがおすすめです。キャラクターなどがついている派手なデザインは避けましょう。

七回忌で喪主の服装は?

七回忌を主催する喪主の服装にもマナーがきちんとあります。男女によって注意したいポイントをまとめてみました。

男性が喪主の場合

七回忌の服装は本来、和服の正式礼服には羽二重、平絽の黒無地の着物であったり、洋装の正式礼服である黒のモーニングコートがあります。ですが、七回忌になると簡略化されてきているため黒のスーツで大丈夫です。

 

喪主側の服装も参列側と注意点は同じであり、スーツのカラーや靴の装飾などに気を付けて選びましょう。忘れてしまいがちな靴下は、黒を着用するのがマナーです。

女性が喪主の場合

喪主側の女性の服装も七回の場合は簡略化して問題ないため、参列者と同じ平服を選んで大丈夫です。ストッキングやアクセサリー、バッグなどの注意点も参列者と同じポイントを守りましょう。冬だとコートの素材にも気を付けることが大切で、ファーはマナー違反です。

 

いくら七回忌の服装が簡略化されているからといって、ファーのコートや小物をもってはいけません。「殺生」をイメージさせてしまうため、七回忌の服装には適さないです。

七回忌でNGな服装

七回忌の服装で、男女が気を付けたいポイントをまとめてきましたが、まだ気を付けてほしいことがあります。それは、冬にブーツをはいてはいけません。雪国で雪が多い場合であってもブーツはマナー違反です。会場に入る前に履き替えるのは問題ないため調整してみてください。

 

また、身内だけの七回忌で服装を簡略化してよいといわれてもカジュアルすぎるデザインはNGです。法要の場にふさわしい服装で参列しないといけません。もし、不安がある場合は喪主の方に事前に確認をしてみんなと同じ服装になるように調整しましょう。

 

母のお下がりで平服をもらう場合も、スカートの丈の長さがあっているか事前にチェックしておくのがおすすめです。

夏に行う七回忌の服装について

七回忌の服装は基本的にスーツを着ますが、夏の場合もジャケットを羽織らないといけないのか気になるところです。夏に気を付けたいポイントをチェックしてみてください。

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夏の喪服で男性の場合

男性の場合、夏にスーツのジャケットを着るのは暑いです。しかし、七回忌の服装の正しいマナーとしては、ジャケットを着用するのが基本です。法事が終わったあとや食事のときはジャケットを脱いでも問題ありません。

 

また、中のワイシャツを半袖にすれば少し暑さを和らげることができます。近年、暑さが厳しくなってきていますから、法要の時間だけ頑張ってジャケットを着て後は涼しい恰好で過ごしましょう。

夏の喪服で女性の場合

女性であれば半袖のワンピースを七回忌の服装として着用してしまいそうですが、正しいマナーとしてはジャケットを羽織る必要があります。最近では、七分だけのものがあるためこちらを着用しても大丈夫です。

 

夏は半袖の服を着用すると肌を露出し過ぎてしまうため、羽織もののジャケットが必要です。暑いですが半袖は法要後や食事の時にしてください。

七回忌でも服装のマナーは守ろう

七回忌の服装は平服で構いませんが、正しいマナーを守ることは大切です。どこまで緩くしていいのか不安になる方も多いため、今回ご紹介した内容を確認して、平服のマナーをしっかりと身に付けましょう。

 

これで、七回忌に参列したときに恥をかくこともありませんし、社会人としてのマナーを守ることができます。難しいことはありませんし、基本をマスターすれば立派な社会人として認められます。