33回忌とは?意味・弔い上げ・香典・お布施・マナーについて紹介!

公開日 : 2020/2/14

更新日 : 2020/11/23

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33回忌ともなると周りの親戚も高齢になってきます。その為、33回忌や50回忌で弔い上げを行う場合も多いです。最後の法要になる場合もある33回忌はどのような事に気を付けたら良いのでしょうか。マナーや香典、注意点等を詳ししく解説していますので参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/2/14

更新日 : 2020/11/23

目次

そもそも33回忌とは?どんな意味がある?

33回忌は故人が亡くなられて32年がたった年に行う法要の事です。数え方は亡くなられた日を入れて32年目です。回忌を数える時には満~年より1年引いた年のことです。故人が亡くなられた月日と同じ月日の事を祥月命日と呼びます。

 

地域の慣習や菩提寺のとらえ方により異なるのですが、一般的に33回忌で年忌法要を終えて永代供養とする場合が多いです。この時に最後になる法要を弔い上げ(とむらいあげ)と呼び、年忌法要をやえる事を年忌止めとも呼びます。

 

33回忌以外にも50回忌で年忌止めとする方もいます。この50回忌からは遠忌(おんき)と呼び歳月を長く経過した後に行われる法会の事です。弔い上げの法要をする場合には今までの法要に比べて盛大に行われる事が多いです。

33回忌の法要について

33回忌の法要を行う際にはマナーや準備などどういった事をしないといけないのでしょうか。年忌法要についてや必用な物、香典、お布施などについても詳しく見てみましょう。

年忌法要とは

年忌法要は故人を思い偲ばれて命日から1年目や3年目などの節目ごとに行われる法要です。1周忌は命日より満1年目ですが3回忌は満2年目となり満~年から1年引いた年として数えていきます。1周忌は喪中の場合が多く親戚や友人等を呼んで僧侶にお経を読んで頂きます。

 

その後は会食をする場合が多いです。3回忌は満2年目で1周忌と同じように執り行われます。7回忌は6年目で遺族や親族だけで供養して、これ以降は規模を小さくしていきます。13回忌は12年目でここから遺族だけで行う場合が多いです。

 

17回忌は16年目・23回忌は22年目・27回忌は26年目・33回忌は32年目・50回忌は49年目です。以後は50年ごとになり百回遠忌は99年目・百五十回遠忌は149年目ですが、一般的にここで終了します。

33回忌は弔い上げとする場合が多い

先程も解説しましたが、弔い上げは故人の目日の年忌法要をやめる最後の法要の事ですが、一般的には33回忌か50回忌を弔い上げにするケースが多いです。

 

なぜかと言うと一般的に33年も経過すると故人のご遺族も高齢となっていきます。年忌法要を続けることが難しくなってくるので弔い上げをされる方が多いです。宗教や宗派により意味合いが違う場合もあります。

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33回忌を行う場所

33回忌はどこで行う事が多いのでしょうか。一般的に33回忌の法要は先祖代々使っている菩提寺や自宅などで遺族や親しい親族などと行う場合が多いです。弔い上げの法要をする時には、ホテルなどの特別な場所でいつもの年忌法要よりも盛大に行う場合が多いです。

33回忌のマナーや用意する物

一般的に33回忌は身内だけで行われることが多いですが、マナーは一般の年忌法要と大きく変わりません。香典やお布施の表書き、渡す際なども同じです。

 

33回忌での服装は平服で構わないのですが、弔い上げの場合には喪服を着た方が良いです。平服を着る時には、なるべく落ち着いた黒い色の地味でシンプルな服装を選びましょう。

33回忌の香典はどのくらい包むのか

33回忌の法要で参加する場合、香典を用意しなくてはいけませんが香典の相場はどれくらいなのでしょうか。地域や年齢、故人との関係にもより金額は変わりますが、だいたいの相場を確認しておきましょう。

 

弔い上げになる場合には親族も多く呼んで食事会も行う大きな法要をする場合もあり、その時には食事代も含めた額を包むようにしましょう。33回忌の香典の相場を、年代や故人との関係性で解説しているので参考にしてみて下さい。。

故人との親交の深さで金額を決める

故人が祖父や祖母の場合で香典を渡す方が20代の場合の相場は1万円です。30代の場合は1万円〜3万円です。40代の場合は3万円〜5万円です。自身が学生の方は両親が包むことも多いです。孫一同として香典を用意する事も可能なので両親や親族に聞いてみましょう。

 

故人が親しい親族で自身が20代の場合の相場は3千円~1万円で、交流の少ない親族の場合は3千円~5千円です。30代で親しい親族の場合は3千円~2万円、交流の少ない場合は3千円~1万円です。

 

40代以上で親しい親族の場合は5千円~3万円で少ない場合は5千円~2万円です。親族との関係性は様々で叔父や叔母が遠くに住んでいて会う機会が少ない場合や、近くに住んでいてよく会うという方もいます。その為、親交の深さで香典の金額を考えましょう。

故人が友人や知人の場合

自身が20代で親しい友人の場合は3千円~1万円、知り合い程度の場合は3千円~5千円です。自身が30代で親しい友人の場合は3千円~1万円、知り合い程度の場合も3千円~1万円です。

 

自身が40代以上で親しい友人の場合は5千円~1万円、知り合い程度の場合は3千円~1万円です。故人が友人や知人の場合でも昔から親しい方やご近所の方、仕事の付き合い等、親交の深さは様々です。

 

仕事の付き合いの方の場合には連名で包む場合もあるので職場の方に相談してみましょう。その際は総額が半端な数字にならないように注意しましょう。故人が近所の方の場合には地域の風習にもよるので周りの方に相談してみましょう。

33回忌の香典を包む香典袋について

33回忌に香典を渡す場合には香典袋も用意しなくてはいけません。故人へ供養の気持ちを込めたお金が香典です。

 

ですが、香典袋はお店では様々なタイプのものがあるのでどれを選べば良いのか分からなくなってしまう場合もあります。迷わないように香典袋の選び方や表書き、中袋の書き方を確認しましょう。

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香典袋の水引きの色は?

弔事の場合の水引きの選び方は二度と起こらないように、という意味もあり結びきりが用いられているものが多いです。香典袋は中に包む金額により選ぶ水引のタイプも変わります。

 

不祝儀袋を選ぶのですが包む額が3千円~5千円の場合には袋に水引が印刷された香典袋を選びます。1万円~3万円の場合には白黒、双銀で束が7~10本の袋を選びましょう。

 

一般的な水引の色は黒白のものを使います。関西地方では白の水引を使うこともよくあり、他の地域では黄白のものは使わない場合もあるので周りの方に聞いてみましょう。

香典袋の表書きはどうするのか

香典袋には御霊前や御仏前という表書のものがよくありますがどちらを選んだら良いのでしょうか。故人が亡くなりになりお通夜以降の35日の法要までは御霊前と書いてあるものを選びます。

 

49日以降の香典の場合には御仏前を使うように変わります。そのため、33回忌の法要のでは御仏前と書かれているものを使いましょう。印刷されていなくて自分で御仏前と書いても良いです。宗教により、表書きは変わる場合もあるので詳しく見てみましょう。

キリスト教の場合

キリスト教はお供え先が仏様ではないため、御仏前とは書きません。香をたくような文化もないため香典ではなく弔慰金や献花料として包むようにします。

 

袋にはお花料と書きます。お花料と書く場合にはキリスト教用の十字の付いた袋を使用うか、白くて無地の封筒を使います。

神道の場合

神道のご香典では、お供え先が仏様ではないため御仏前とは書きません。御神前に捧げるものとされるので玉串料と記載します。この玉串は神前にお供えする榊の枝に木綿を巻き付けたものの事です。お供えの為の玉串の代金なので玉串料とします。

中袋の書き方や墨の色について

香典袋には中袋がついているものとついていないものがあります。中袋がついているものの場合には、中袋の表の中央に金額を書いて裏側には住所と氏名を書きます。金額の書き方は「金〇〇圓」と書くのですが、感じは大字を使うのがマナーです。

 

1~10を大字にすると壱、弐、参、伍、陸、七(漆)、捌、拾です。4と9の数字は苦しむや死ぬといった不幸と感じられる数字なので使うのは避けます。3万円の香典の場合には金参萬圓と書きます。

 

最近は横書き用の中袋があり金30,000円とアラビア数字を使う場合もあるので不祝儀袋などによって書き方を分けましょう。不祝儀袋の表書きは一般的に49日以前の場合は薄墨を使い、49日法要の後のお供えからは準備してお伺いするという意味で濃い墨を使います

 

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香典の渡し方

香典はただ袋に入れて渡したら良いものではなく、細かいマナーが決められています。香典を渡す時には入れるお札はどういうものにするのかやお札の向きには決まりがあり、渡し方も香典袋のまま渡すのではありません。

 

周りの方と同じように渡さなくてはいけませんが、あらかじめ用意しておかなくては同じようにはできません。マナーを確認して間違わないように注意しましょう。

お札の選び方や向きについて

不幸があった時には新札は使わないという風習があります。それは不幸があることを知っていたように感じられてしまうからです。新札ではなくても汚れていたり破れているものは失礼なので選ばないようにしましょう。

 

お札が破れていたり汚れが酷い場合にはお札として使えない場合もあるので、相手に対して失礼です。きちんと相手の事を考えて使えるお札を選ぶようにしましょう。

 

新札の場合には2つに折り、折り目を付けると良いです。地域や家の風習により違いますが、お札の顔が見えないように裏向きに入れることがマナーです。お札を2枚以上いれる場合には特に注意しましょう。

袱紗に包んで渡す事を忘れない

お葬式や法要などの場合、香典を布で渡ししている場面を見る事も多いのではないでしょうか。この香典袋を包んでいる布のことを袱紗と呼びます。香典をお渡しする際には袱紗に包んでいくのが正しいマナーです。

 

鞄などから直接出したり香典袋のまま渡すのはマナー違反なので注意しましょう。香典をお渡しする時は袱紗から出して軽く畳むようにして香典を上に乗せて両手で差し出すようにしてお渡しします。その時には表書きを上にして香典袋の向きも相手に向けるようにします。

33回忌のお布施について

法事の際にお坊さんにお渡しするお金のことをお布施と言います。お渡しする相手はお坊さんになりますが、お布施自体は菩提寺に祀られている仏さまに捧げるお金になります。以下では33回忌のお布施について紹介していきます!

そもそも33回忌でお布施は必要なのか?

33回忌であろうと基本的に法要にお布施は必要です。お坊さんが来てくださる法事にはお布施が必要になります。例外としてお布施が必要ではない場合はこちらからお坊さんのもとへ訪問した場合です。例えばお墓参りの後に菩提寺に挨拶に行くことなどが挙げられます。

 

33回忌の場合はお坊さんが来てくださり読経等もしますので必ずお布施が必要になります。また、33回忌は非常に重要な年忌法要になります。33回忌は故人の霊が先祖霊になるとされています。そのためお布施も非常に重要になります。

33回忌でのお布施の相場とは?

33回忌のお布施の相場金額は自宅にお坊さんを招くのか、お寺で法事を行うのかで異なってきます。基本的にお布施の金額相場は1万円~5万円程度となります。自宅にお坊さんを招く場合はその金額に加えて、御車代が5000円~1万円程度、御膳料も5000円~1万円程度必要になります。

 

お寺で法事を行う場合は基本的なお布施の相場である1万円~5万円に加えて御膳料が5000円~1万円程度必要になります。そのため合計金額として最大6万円程度必要になります。一方で自宅にお坊さんを招くのに比べて御車代が必要になりませんので多少安くなります。

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33回忌でのお布施の書き方とは?

33回忌のお布施の表書きの上段には、真ん中に「御布施」や「お布施」と書くのが一般的です。何も書かない地域もあるようですので、もし迷ったら事前に菩提寺に確認してみましょう。

 

浄土真宗の場合は注意が必要です。浄土真宗はお布施を仏さまへの感謝の気持ちとしています。そのため浄土真宗では表書きに「志」「寸志」「御経料」などの僧侶個人に対する感謝の気持ちを書くことは禁止されています。

33回忌のお布施のマナーについて

お布施を渡すタイミングとしては僧侶が帰るタイミングがよいとされています。お渡しする際に読経に関する感謝の気持ちを伝えると丁寧でしょう。また、法要の前でも僧侶の時間があれば、その時に渡しても問題はありません。僧侶が困らないタイミングに渡しましょう。

 

お布施の渡し方としてはお布施を入れた封筒を、袱紗に包んで渡すのがマナーだとされています。そのままお布施が入った封筒を手渡しすることはマナー違反だとされますので注意しましょう。

33回忌の法要で最後になるかもしれない

33回忌の法要で弔い上げをする場合も多いので、参加する場合にはきちんと準備をして失礼のないようにマナーに注意しましょう。親戚ともなかなか顔を合わせる事が減ってしまう場合もあるので周りを思いやる気持ちを持つ事が大切です。