13回忌とは?いつ行うのか・流れ・準備・服装・香典について紹介!

公開日 : 2020/2/14

更新日 : 2021/1/15

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13回忌を迎えるまでに、49日や一周忌、3回忌、7回忌を行っています。しかし、7回忌を終えて6年の月日が経っているので、回忌法要の仕方を忘れている人もいるかもしれません。そこで今回は、13回忌について詳しく解説します。

公開日 : 2020/2/14

更新日 : 2021/1/15

目次

13回忌とは?

13回忌とは、故人が亡くなってから12回目、つまり12年目の命日に行われる回忌法要の1つです。この、回忌法要とは、故人が亡くなってからの節目に合わせて行う法要のことをいいます。また、回忌は漢数字を使って「十三回忌」と書き表す場合も多いです。

13回忌はいつ行う?数え方を紹介!

13回忌法要を含む年忌法要は故人が亡くなった日から数えます。そのため亡くなってから1年目は1周忌と呼びますが、2年目以降は亡くなってからの年数に1を足し、回忌と呼びます。そのため亡くなってから2年目は3回忌と呼びます。

 

13回忌も同様に考えますので、13回忌法要は故人が亡くなって満12年目の命日に執り行われるのが一般的です。基本的には命日に執り行いますが、現代では親族や友人が遠くにいることも多いため命日当日ではなく人が集まりやすい命日に近い休日に行われることも多いです。

13回忌は家族だけの家族葬でもいいのか?

現代では13回忌法要は家族だけで執り行われることが多くなっているようです。かつては何回忌かに関係なく家族や親族、故人と親しかった友人を呼ぶのが習慣でした。しかし、最近では7回忌までは親族や親しかった友人を呼び、13回忌以降は家族のみで行うことが多いようです。

 

規則で7回忌までは親族などを呼び、13回忌以降は家族のみで行うということが決まっているわけでは決してありません。13回忌以降も家族の意向や故人の意向を考えて親しかった友人や親族を招くことは全く問題ありません。

13回忌を含む回忌法要の種類【13回忌の次は17回忌】

回忌法要には、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌があります。七回忌以降は法要の規模が縮小され、参列者も故人の身近な親族です。しかし、親族でなくても、故人と特に親しくしていた場合は、呼ばれることもあります。

 

3と7に関係する周期で回忌法要は行われますが、二十三回忌と二十七回忌は省略される場合もあります。

 

また、回忌法要は三十三回忌で弔い上げとするのが一般的です。これは、どんな人でも極楽浄土へ行けるという考えからです。宗派によっては、五十回忌を弔い上げとする場合もあるので、注意をしましょう。

13回忌では何をする?

十三回忌では、僧侶による読経が行われます。その後、参列者によって焼香が行われ、お墓参りをします。お墓参りが終わると、お斎が準備されている場合もあります。流れは以下の通りです。

 

 

  • 僧侶入場:13回忌の法要は小規模な場合が多く、受付などもありません。参列者は各々席に座って、定刻になれば僧侶に入っていただきます。

 

  • 施主挨拶、読経開始:施主が始まりの挨拶を行い、僧侶が読経を始めます。

 

  • 焼香:僧侶の読経が始まると、順番に焼香を行います。

 

  • 法話、僧侶の退場:読経と焼香が終わったら僧侶の法話があり、退場をします。

 

  • 施主の挨拶:法要が無事に終わった報告と、感謝の挨拶を施主が行い終了します。

 

  • 会食:お斎と呼ばれる会食で故人をしのびます。

13回忌をしないことは問題ある?

故人の回忌法要は50回忌まであります。一般的な原則では50回忌のひとつ前の33回忌までは執り行うようです。しかし、最近では高齢化の影響もあり、30年や50年経つと施主の負担が大きくなることや故人を知っている参列者がいなくなることが多いです。

 

そのため50回忌や33回忌を待たずして法要を終了する弔い上げを行うことがあります。弔い上げのタイミングは施主や故人の意向に任せられていますので、13回忌前に弔い上げをし法要を行わずとも問題ありません。

13回忌の準備

先ほど解説したように、13回忌当日は行うべき動作が多くあります。ですので、13回忌を迎えるにあたり、準備が必要です。では、何を準備すれば良いのかを以下で解説していきますので、ご確認ください。

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僧侶への依頼

まずは、13回忌の法要を行う日程を決めなければなりません。法要は故人の命日に行うものとされていますが、命日が平日になる場合は都合の付かない人が多く、配慮が必要です。ただし、命日を過ぎてから行うのは良くないとされています。出来る限り命日より前の休日に行うように日取りを決めましょう。

 

日取りを決める際に大切なのは、僧侶の都合です。お寺に連絡をする前に、日取りの候補を考えておき、僧侶に都合をたずねましょう。

出欠確認のための案内状

日程が決まったら、案内状を出します。13回忌の法要は、遺族だけで行うことが一般的です。そのため、同居していない家族には案内状を送りましょう。故人と特に仲の良かった人も13回忌の法要に集まっていただく場合は、同じように案内状を送ります。

 

案内状は、13回忌法要を行う遅くても2ヶ月前までには、送付をしておきましょう。あまりに直前に法要の日取りの連絡をしたのでは、案内状を受け取った側が日程の調整が難しい場合があります。

 

案内状は往復ハガキを利用して、法要への出欠の確認を兼ねます。返信ハガキをはやく受取り、正確な人数を把握するためにも、案内状は早く送付する必要があります。案内状には頭語と結語、時候の挨拶を入れ、法要の日時と場所、お斎の有無も記載しましょう。

お布施

僧侶を呼び読経をしていただくため、お布施の準備が必要です。お布施の金額は、建前としては決まりや相場は無いとされています。しかし、回忌法要の場合は、最初に包んだ金額をその後の法要でも同じように包むのが一般的とされています。世代が変わってお布施を包む場合は、親の世代が包んでいた金額と同じ額を包みましょう。

 

お布施にいくら包んだら良いのか分からない場合は、同じお寺の檀家や親族に聞くと良いでしょう。僧侶に直接確認をするのも良いでしょう。

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お斎【会食の手配】

返信ハガキが戻ってきて、集まっていただける人数の把握が出来たら、法要後の食事の手配を進めます。食事の内容は手配先に法要であることを伝えれば、法事に不向きなものは避けてくれるでしょう。

返礼品

13回忌の法要に集まってくださる方は、香典とお供え物を持って来てくださる場合がほとんどです。持ち寄ってくださったお供え物は、法要後に出席者で分けて持ち帰ってもらいます。

 

香典に対しては、返礼品を準備します。お斎もお返しの一部と考えて、返礼品は2,000円から5,000円が相場です。

お供え物

お寺で法要を行う場合は、お寺がお供え物を準備してくれる場合もありますが、施主が準備しなければならない場合が一般的です。

 

お供え物には、お花や食べ物がよく選ばれます。故人が好きだったものを選ぶのも良いでしょう。消え物と呼ばれる、食べてしまえば形が消えるもので、日持ちがするものが人気です。小分け包装されているものであれば、法要後に分けやすくて便利です。

13回忌の服装

13回忌の法要になると、「平服で」と案内状に指定をする場合もあります。平服といっても、カジュアルな服装ではなくダークカラーの洋服が良いでしょう。

 

例えば、男性ならばグレーや濃紺、黒などのスーツであれば「この服で良いのだろうか」と心配せずにすみます。女性もグレーや濃紺、黒などのスーツやアンサンブル、ワンピースが良いでしょう。ストッキングもダークカラーがおすすめです。

13回忌法要での香典の必要性とは?

13回忌であろうと1周忌であろうと年忌法要に参列する場合は香典が必要になります。具体的には通夜や葬儀で遺族に渡すものを香典と呼び、年忌法要で渡すものをお供物料と呼びます。以下ではお供物料について紹介していきます!

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お供物料(香典)の相場

始めに年忌法要全体のお供物料に関わることとして4や9は死や苦に関わるとして避けるべき数字です。また、葬儀ではあまり関係ありませんが通念として偶数も良くないとされることがありますので、避けるほうが無難でしょう。

 

そのことを踏まえた13回忌法要の相場としては、通夜や葬儀の香典の半額以下となります。また、香典同様故人との関係性によっても大きく金額相場が異なってきます。親族は1万円~2万円程度が相場です。友人の場合は1万円程度が相場なようです。

お供物料(香典)はどのように渡す?

お供物料を渡すタイミングとしては施主に迷惑がかからない時がベストです。一般的には挨拶の時に同時に渡すとよいとされています。そのまま渡すことは大変失礼だとされますので、不祝儀袋に包むか袱紗に包んで渡しましょう。

 

不祝儀袋の水引は双銀が一般的で、表書きには御供物料と書きましょう。

香典袋やのしは必要?

結論から申し上げますと、香典袋とのしは必要です。ですが、それぞれの注意点がありますので、きちんと確認してから使用するようにしましょう。香典袋とのしの使用方法について以下で解説していますので、ご確認ください。

香典袋

香典袋の書き方は宗教によってことなりますので、喪主の宗教に応じて香典を使分けるようにしましょう。表書きが違いますので、ご注意ください。また香典代が一万円以上なら、銀色もしくは黒白の水引がついたもの、一万円以下でしたら、水引が印刷されたものを選びましょう。

のし

のしの水引きは黒白、双銀、黄白色などの結び切りのもので、下段には出席者の氏名をフルネームで書きます。また、表書きは御供物料、御仏前を使用します。またのし紙の内容についても、宗教・地域のによって異なりますので、分からない場合は葬祭に確認するのも一つの手です。

13回忌を迎えるにあたって

施主となって13回忌を行う機会は必ずあるわけではありませんが、社会人として知っておきたいものです。葬儀が終わって13回忌を迎えるまでには少し時間がありますが、いざという時に慌てることの無いように、事前に13回忌について確認をしておきましょう。