一周忌のお供え物のおすすめから相場・香典のマナーについて徹底解説
公開日 : 2020/2/19
更新日 : 2020/9/10
一周忌にお供え物を準備する際、故人が好きだったものなどを考えたり相場やマナーについて気になることが多いです。また、一周忌の香典やのしについても詳しく解説していきますので、自信がない方はしっかりとチェックして正しいマナーで一周忌に参列しましょう。
公開日 : 2020/2/19
更新日 : 2020/9/10
目次
一周忌のお供え物の相場からおすすめ品まで
一周忌の法事を行う際に、お供え物を持参しなければいけないため、どのようなものを準備すればよいのか悩む方も多いです。金額の相場が分かれば準備もしやすく、おすすめの品を参考にすれば、故人が好きだったものを選びやすくなるので参考にしてみてください。
一周忌のお供え物の相場
一周忌のお供え物の相場が分かれば、おすすめ品も選びやすくなります。一周忌ではお金と一緒にお供え物を贈るのが礼儀で、親族ならお供え物を贈るのが一般的です。金額の相場は3千円から1万円とふり幅が大きいように感じますがお菓子であれば3000円程度で大丈夫です。
お花であれば5000円が相場で、送るお供え物によっても金額の相場が違いますから注意しましょう。親族で孫の場合個別にお品物を用意するのではなく、まとめて1万円から2万円にするのが相場です。金額が高くなると、代表者に気を使わせてしまうため、相場の範囲内がおすすめです。
祖父母などの場合、子や孫のお供え物の準備まで気が回らないかもしれませんが、「孫一同」や「子一同」でお供え物を準備するようにしましょう。故人との関係性によってお供え物の金額が高くなるというわけではありませんし、金額の相場の範囲内で準備すれば大丈夫です。
一周忌のお供え物でおすすめなもの
一周忌のお供え物を香典以外に準備する場合、どのようなものがおすすめなのか必ずチェックしておきましょう。贈っては失礼に当たる品物もありますし、定番を選べば失敗することがありません。
菓子折り
一周忌のお供え物でおすすめなのは、菓子折りです。定番のお供え物ですが、贈るときは日持ちがするか必ず確認しましょう。個包装にすることで、一周忌の法要が終わってからみんなで分け合うことが簡単です。
子供などの参列が多い場合であれば、菓子折りもゼリーなど洋菓子を選ぶのもおすすめです。すぐにみんなで商品することができるため、無駄になる心配がありません。逆に、お年寄りの参列が多い場合は、柔らかめのお菓子などを選ぶようにするのがポイントです。
参列する年齢などによって、一周忌のお供え物に準備する菓子折りの種類も変わってきますから、参加メンバーを主催者側に確認しておくのも一つの方法です。お菓子が無駄になることがないようにするためにも、参加人数等お菓子を購入する前にチェックしておいてください。
果物
一周忌のお供え物で果物も定番の品物ですが、熟していないもの選ぶようにしてください。菓子折りよりも日持ちがしないため、お店側にもお願いして準備してもらいましょう。また、果物は丸いものを選ぶのがポイントで、角がないことによって良い意味を含みます。
また、果物を詰め合わせを一周忌のお供え物として準備するのであれば、ラッピングが派手にならないように注意してください。お店側に何にしようするものかしっかりと伝えて、一周忌のお供え物に適しているものにしてもらいましょう。
飲み物
一周忌のお供え物には、飲み物も贈ることができます。故人が好きだったお酒やジュースなどお供えするのも大丈夫です。ただし、一周忌に参列する方が高齢者や子供が多い場合、お茶やジュースにしていた方があとでみんなで分けて喜ばれます。
一周忌のお供え物はどうしても菓子折りが多く、みんなで分けても量が多くなってしまうため、誰でも飲みやすいお茶やジュースなどにする方法もおすすめです。ビールなども喜ばれる場合があります。
しかし、帰りの持ち物が重くなったりしてしまうことも考えないといけないため、周りの方に配ることを意識しながら飲み物を選ぶのがおすすめです。
線香やろうそく
一周忌のお供え物にろうそくや線香を贈るのは昔からの定番のため、普段使用しない特別感のあるものを贈るのがおすすめです。ただし、ろうそくや線香の数が多いと毎日使用すると言いながらも困ってしまうため、高級感のある香りのよいものを選ぶようにしましょう。
また、ろうそくや線香をお供え物として準備する際に、マッチも一緒に添えようと考えやすいですが、着火の恐れを考えて一緒に包装することは避けましょう。ろうそくや線香という考え方がなかった方も、一周忌のお供え物の候補として取り入れてみましょう。
一周忌の法要は人が集まることも多いため、みんなが菓子折りを持ち寄るといくら分けたとしてもかなりの量になってしまいます。そのため、普段から使えるお供え物も主催者側にとって喜ばれる品物となるため、チョイスしてみてください。
お花
一周忌のお供え物では菓子折りの他に、お花も定番の贈り物です。フラワーアレンジメントしたものを一周忌のお供え物にしないと、花瓶の準備などで手間をとらせてしまうことになってしまいます。
落ち着いたカラーのフラワーアレンジメントを店の方に伝えて準備してもらってください。台座付のアレンジ花やスタンド花にすれば、金額の相場の範囲内で準備することができ見栄えもよいため、一周忌のお供え物に喜ばれます。
故人が好きだったお花を入れたいと思っても一周忌のマナーでは使えないものもあるため、お店の方に要望を伝えてマナーの範囲内で準備してもらうようにし、自分では個人的にお花を選ぶことは避けてください。
一周忌のお供え物の注意点
一周忌のお供え物に不向きなものもあるため、おすすめの品物以外にも一度チェックをしておきましょう。お供え物に不向きなものは生鮮食品の肉や魚があります。殺生を禁止する考えからお供え物としてはマナー違反です。
肉や魚はお供え物ではなく、一周忌が終わってから遺族に対して贈ると問題がありませんので、タイミングを間違えないようにしましょう。また、一周忌のお供え物の金額相場について伝えてきましたが、その範囲を超える高価な品物は避けましょう。
遺族に対してもお供えや香典のお返しの時に困ってしまうため、マナーとしては相場の範囲内でお供え物を準備するのが一般的です。他にも、一周忌のお供え物の大きさにも気を付けてください。持ち運びが大変なものは、飾るのも分けるのも遺族側の負担になってしまいます。
一周忌のお供え物ののしについて
一周忌のお供え物を準備する際に、のしをかけなければいけませんが種類や表書きは把握していますか?不安な方は一度ここでチェックしたり、お店の方に再度確認をしてマナー違反にならないように気を付けましょう。これで、一周忌の法要も無事に済ませることができます。
のしの種類
菓子折りなど一周忌のお供え物として準備するなら、のしをかけなければいけません。のしにも色々な種類がありますが、一周忌のお供え物に適しているものは双銀の結び切りの水引がプリントされているものです。絵柄の入ったのしもあり、仏式の場合は蓮の花が正しいのしです。
ユリの絵はキリスト教で使うもののため、のしにお花がプリントされているものは気を付けてください。お店の方にも細かく詳細を伝えれば、一周忌のお供え物の正しいのしをかけてくれるため、要望をはっきりと伝えてください。
菓子折り以外のお花の場合は、スタンドカードやパネルに水引きを付けて一周忌のお供え物としてのしのようにしてもらうことができます。
表書き
お供え物に対してのしをかける場合、表書きもしっかりと書く必要があります。一周忌のお供え物ののしの表書きは、水引の上段に御供物を書くのがマナーです。名前は下段にフルネームを書いてください。
四十九日までは薄墨を使ってのしを書きますが、一周忌になれば普通の濃い墨を使って大丈夫です。四十九日までは急な知らせで準備することができなかったという意味を込めて薄墨を使っていました。
そのため、一周忌はお供え物を事前に準備することが可能なため普通の墨でプリントしたものや実際に書くのがマナーです。子や孫たちがまとめて一周忌のお供え物を準備する際は、のしの名前の部分に「○○家子一同」や「○○家孫一同」と書き、人数が多い場合は省略しても大丈夫です。
関西の場合
地域によっても使用するの紙の種類は異なるため、一般的なマナーがすべてに当てはまるとは言い切ることができません。例えば、関西の場合のしは黄白の場合もあるため不安な方は事前に確認しておきましょう。風習は地域によって異なり、すべて同じやり方ではありません。
一般的なマナーで一周忌に参列することはマナー違反に当たりませんが、風習を重視している地域もあるため、周りの方に確認しておきましょう。
一周忌主催者側のお返しについて
一周忌を主催した側からすれば、お供え物や香典などお金に関して色々と助けてもらっています。そのため、感謝の気持ちを込めてお返しをしなくてはいけません。どのくらいのお返しが必要なのかについても触れておきましょう。
会食
一周忌の法要後に会食を開いて、お供え物や香典のお返しとするのが一般的です。一周忌の法要に準備していただいたお供え物や香典の7割は返すのがマナーです。御膳代と引き出物の両方を振る舞うことで、一周忌に参列して頂いた方に対してしっかりとお返しをすることができます。
葬儀や四十九日の場合は、お返しが半額ですが、一周忌の場合は7割になるため主催者側も初めて行う場合は注意してください。
お礼状
一周忌の法要に際してお供え物や香典など色々と準備してくれた感謝の気持ちを込めて、引き出物に対してはお礼状を添えることが大切です。集まってくださった方々に感謝を合わらすことで、参列してくださった方にもしっかりと気持ちを伝えることができます。
欠席した方がお供え物を贈ってくださった場合も、お礼状が必要です。お礼状は季節の挨拶は特に必要なく、簡潔にまとめたものを添えるだけでよいため難しく考える必要はありません。
文例などもありますし、お店側に用意してもらうと簡単にお返しの準備をすることができるため利用してみてください。
一周忌のお供え物のマナーを守ろう
一周忌のお供え物でおすすめの品や相場が分かれば、参列する側は簡単に準備することができます。さらに、主催者側のお返しについても正しいマナーをチェックしておくことで、失礼に当たることがありません。
一周忌のお供え物の基本的なマナーは七回忌や十三回忌にもかかわってきますから、マスターしておきましょう。
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