【お葬式】23回忌とは?23回忌のお布施の書き方のマナーについて

公開日 : 2020/2/20

更新日 : 2020/9/10

【お葬式】23回忌とは?23回忌のお布施の書き方のマナーについてのサムネイル画像

お葬式などがあって、23回忌を迎える時がきます。その際にどのように過ごすべきなのか、亡くなった故人に対してどのようなことをするべきなのかについて、解説していきます。また、一般的なマナーや常識についてもきちんと覚えておくようにしましょう。

公開日 : 2020/2/20

更新日 : 2020/9/10

目次

23回忌とは

「23回忌」と言うのは、年忌法要のことで、亡くなられてから満22年目の命日に行われます。故人が亡くなられた日を1日として数えるため、22年目に行われます。一般的には、13回忌の法要の次に行われます。

 

 

また、故人の近しい人が集まります。さらに、23回忌の次は25回忌などがありますが、それぞれの宗教の宗派の考え方や地域の風習によって異なります。お住まいの地域やお寺によっては、23回忌と次の27回忌を合わせて25回忌にまとめて行う場合もあります。

 

 

その他には、法事や法要では、普段は使われない言葉や用語が使われる場合があります。なので毎回、年忌法要を行う際は、故人の宗派などをきちんと確認しておきましょう。

23回忌の法要について(主催する側)

23回忌の法要についてです。23回忌の法要を行う際は、法事の場所や日程、会食があるのかないのかの有無について、さらに引き出物を決める必要があります。

引き出物について

引き出物については、のしは蓮入りの結び切りを使用します。また、蓮なし結び切りである。もしくは黄、白ののしから選びます。表書きは、「粗供養」や「志」という風に記入します。また、薄墨ではなくて、真っ黒の墨で記入します。

お布施とお布施の金額相場について

23回忌の際のお布施についてですが、そもそも「お布施」とは僧侶の方に法要をして頂いたお礼のことを言います。または、不幸に対してお渡しするものではなくて、ご本尊を祀ってくださっていることに対しての謝礼などを含んでいます。

 

 

なので、手で渡すのではなくて、小さなお盆などにお布施を置き、一言お礼を添えてお渡しします。ちなみに袋は、のし袋ではなくて、不幸が重ならないように、そういうことを連想させないように、二重になっていない白い封筒を使用しまう。

 

金額相場について

23回忌の法要に参列する側の方に関してですが、一般的なお供えものは、果物やお花などがあげられます。果物やお花は参列者がお供えすることが出来ます。

 

 

花に関しては、色は一般的に四十九日までは白一色でお供えすることが多いようですが、一周忌を過ぎたあたりから次第に淡い色や故人が好きだったお花もお供えすることが出来ます。

 

 

また、のしは双銀の結び切りを選びます。表書きは、「御供」と記入するのが一般的です。

23回忌の金額相場について

一般的には、四十九日から一周忌までには3万円とされていますが、5万円程度でも大丈夫です。ですが、親族だけで行うことが多い23回忌などは、3回忌以降の法要では、1万円から5万円程度が相場とされています。心配な場合は、親族と相談してみると良いです。

23回忌の法要について(参列する側)

23回忌にどのように参列するのかについてのマナーをご紹介します。一般的なマナーなので故人を思う気持ちとして忘れずに覚えておきましょう。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

お供え物について

さらに、23回忌の金額の相場はおおよそ3万円程度ですが、法要の予約をする際に、お寺側に料金を確認するとより良いでしょう。

 

 

ですが、実際にはお布施についてお寺側に、どの程度お包みしたら良いですか?という問いに対しては、お坊さんに尋ねてみても、お気持ちだけで結構です。と答える方がほとんどです。

 

 

お通夜や葬式の香典の相場については、ご存知の方が多くいらっしゃいますが、お布施に関しては、よくわからない人が多いです。

 

香典について

23回忌に参列する場合の香典は、香料とも呼ばれ、主な法要のみ持参します。ちなみに、この際の香典の金額相場については、故人との付き合いの深さや会場があるのか、また会食があるのかの有無によって左右されます。

 

 

23回忌のお布施の書き方について

お通夜やお葬式には参列されたことがある人が多いと思います。ですが、23回忌に関しては参加の経験が少なく、お布施の書き方については知らない方がいると思います。お布施に関しては、喪主の方がお坊さんにお渡しするものです。

 

 

なので、なかなか経験するものではありません。ですので、お布施の書き方について忘れてしまったという方は、多いと思います。そのため、お布施に書かなければならないことや、やってはいけないことなどの注意点についてまとめたので、解説していきます

濃い墨を使って書くのがマナー

普通お通夜やお葬式の際は、薄墨を使います。ですが、薄墨を使う理由としては、「悲しみ」や「敬いの気持ち」または「急いで駆け付けた」そのほかには「涙のため、墨で書いた文字が薄れてしまった」という故人への悲しみの心や思いやりを表すことが多いです。

 

 

なので、お礼としてお渡しするお布施に関しては、薄墨ではなくて濃い墨を使いましょう。23回忌に参列する場合は、悲しみなどは表現せずに、きちんとしたお礼の気持ちを表しましょう。

 

 

間違って薄墨を使ってしまうと受け取る相手の方にとって、失礼にあたります。最低限のマナーとして心得ておきましょう。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

表書きの書き方について

さらに、お布施を入れる封筒の表書きについてです。香典袋には「御香典」もしくは「御霊前」と記入するのが一般的です。「表書き」とは、それが何のためにお堤下お金であるかについて書き入れる題名の役割を果たしています。

 

 

なので、お布施をお渡しするときには、封筒の上段の中央部分に「お布施」または「御布施」という風に表書きを記入しましょう。

 

 

また、封筒に最初から表書きが書かれているものがあります。その際は、手書きの文字に自信がない方に良いです。もし、自分の字に自信がなければ最初から、「お布施」や「御布施」と印刷されているものを使っても大丈夫です。

名前の書き方について

お布施を包んだ袋の下部分には、施主の方の「お名前」をフルネーム、もしくは「○○家」という風に記入しましょう

 

 

注意する点についてですが、表書きに「○○家」と書いた場合は、袋の裏面部分に、施主のフルネームを書いておきましょう。

 

金額の書き方について

ちなみに、金額については書かなくても良い。とされていますが、袋に金額を書く欄がある場合には袋に入れたお布施の金額を記入するのが一般的です。

 

 

お布施に金額を記入したい場合は、「1、2、3、」というような算用数字を使うのではなくて「壱」「弐」「参」という風に旧字の漢数字を使います。算用数字は、マナー違反になるので、使わないでください。

 

 

さらに、金額の後には「円」という一般的な「円(えん)」という字ではなくて「圓」という風に記入しましょう。最後に「也」という字を足します。なので、「○○圓也」という形で記入します。

数字の書き方

ですが、これらの書き方について、普段は算用数時を使用することが多いので、間違いがちな部分ですが、23回忌に参列する際には、お布施の金額の書き方を間違わないように気を付けましょう。

 

 

1万円の場合は「金壱萬圓也」と記入します。10万円の場合にも同様に「金壱披露万円也」と記入します。慣れない漢字ですが、旧字が一般的とされているので、このように記入しましょう。

 

23回忌のお布施の包み方について

23回忌のお布施の包み方についてのマナーです。お布施の包み方には、正式な方法と簡単に省略されている方法の二種類の方法があります

 

 

お布施は、感謝の気持ちを表現するためにも、正式な方法をとるのが望ましいですが、どうしても時間がとれなかったりと用意出来なかったりした場合には、簡単に省略されている方法でも大丈夫です

 

 

なので、今回は23回忌に必要なお布施はどんな袋を選ぶべきなのか、さらにお金の入れ方についての両方を紹介していきます。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

23回忌のお布施にはどんな袋を選ぶべき?

そもそもお布施は、そのままお渡しするのではなくて、封筒などに包んでお渡しするものです。奉書紙で包む方法が最も正式で一般的で、丁寧な方法とされています。比較的に簡単で現代的なのが、普通の白い封筒です。

 

 

今回は、奉書紙と封筒を使う時の注意点をそれぞれ解説します。また、地域によってことなりますが、一般的にはお布施に水引のついた封筒を選ぶ必要はありません。23回忌の場合は、必要ではないので注意しましょう。

地域による違い

ですが、これについては、地域によって違います。故人の地域や宗派をきちんと確認しましょう。水引を用いる地域にお住まいの方であれば、双銀のもの、または白黒の水引が付いたものを使用することが出来ます

 

 

ちなみに、関西地方では、黄白の水引を用いることもありますので、気を付けましょう。お布施というのは、不幸に対して納めるものではないと上記でも説明していますが、水引のないものをお相手の方にお渡ししてもマナー違反になることはありません。

奉書紙で包む方法

奉書紙を使う場合の方法についてです。お布施の正式な包み方です。奉書紙で、お布施を包む場合は、まず始めにお札を半紙で包みます。次に、半紙に包んだお札を中包みとして奉書紙に包みます。奉書紙は、ツルツルとした面の方が表面です。

 

 

ざらざらしている面の方が裏面です。裏面を内側にしてお札を入れた中包みを包みましょう。奉書紙を使う場合は、お札を包む工程が多いですが、こちらの方法がお布施を包む際に正しいとされている正式な方法です

 

 

また、お布施は、香典とは意味合いが異なります。なので、半紙で包むときには弔事ではなくて、慶事の方法に習った折り方をします。違いがあるので、注意しましょう。

白い封筒に入れる方法

また、簡単な方法としてお布施を封筒に入れてお渡しすることもあります。なかなか時間の都合が合わなくて、奉書紙が用意出来ない場合には、省略されている方法である封筒に入れて、お布施をお渡ししても大丈夫です。

 

 

お布施を入れる封筒には、必ず白い無地の封筒を選びますこの時に郵便番号を記入する欄が印刷されていないものを選びましょう。まず、この白い封筒に入れるという方法を使用する際に気を付けなければならないポイントです。

注意するポイント

ですが、注意しなければならないポイントがあります。それは、二重になっている封筒は選んではいけない、ということです。弔事では「重ね言葉」、「繰り返す」という意味を持つ「二重」というものは使用してはいけません

 

 

これは、一般常識としてのマナーです。なので、お布施を入れる封筒には、二重の封筒ではない一重の封筒を選ぶように気を付けましょう。一つのマナーがあなたの印象を変えてしまうので、注意しましょう。

お布施のお金の入れ方についてのマナー

例えば、香典をお包みする場合は、新札であってもわざと一回お札を折りたたんでから袋に入れるのがマナーです。香典の際に新札を使用しない理由は、前もって故人の死を予測していた。ということを連想させないようにするためです。

 

 

ですが、お布施には新札を使用します。封筒にお札を入れるときには、お札に描かれている肖像画が表面として表側に来るようにしていれます。

 

 

お札の上下は下側に金額、上側に肖像画が見えるように、封筒に入れます。中に入れるお札の向きは全てが、同じ向きになるように揃えて入れましょう。これは、香典の際に入れるお札の入れ方とは全てが、逆になります

23回忌のお布施の渡し方についてのマナー

説明通り、お布施とは供養してくださるお礼として、ご本尊を祀って頂いていることへの感謝としてお寺に援助として支払われます。

 

 

お布施を「僧侶に、読経をして頂いた料金」と誤解する方も多いようです。しかし、直接手で渡すのは大変失礼です。今回は、お布施を渡すタイミングと渡し方について紹介していきます。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

お布施を渡すタイミングについて

お布施をお渡しするタイミングについてですが、これは僧侶がお帰りになるタイミングでお渡しします

 

 

例えば、ご自宅で法要を行う場合は、読経をして頂いた後や、法要後の会食に僧侶の方が同席される時に、会食後のお帰りに渡すようにしましょう。また、会食に来られないときは、読経をした後でも大丈夫です。

一言挨拶をしてから渡すこと

お布施をお渡しするときには、必ず一言挨拶をしてからお布施をお渡ししましょう。お布施も仏様へのお供え物の一つです

 

 

なので、挨拶の例文としては「どうぞこちらをお供えください。」または「どうぞお納めください。」「わずかではありますが、本日はありがとうございました。」などという一言を添えるようにしましょう。

 

 

お布施をお盆にのせて渡す方法

お布施は手渡しするのではなくて、お盆に乗せるか袱紗(ふくさ)に包んでお渡しするのが一般的です

 

 

お盆は、切手盆と呼ばれる小さ目のお盆を使用しなければなりません。切手盆に乗せて渡すときには、お布施の文字が自分からみて正面となるように置きます。お盆の右上と左下を両手が持つという細かい部分のルールの一つです。

 

 

お盆を持ったら、お盆を時計回りに回転させます。僧侶の方が正面になるように持ち替えます。その後、僧侶の方へ行きます。最後に一言挨拶をしてから切手盆とお布施を差し出すのが基本です。

切手盆が用意出来ない場合

また、切手盆が用意出来なかった場合は、お布施を袱紗(ふくさ)に乗せてお盆の代わりとして使います。さらに、袱紗に包む場合は、最初に袱紗からお布施を取り出した後に、袱紗をお布施から取り出します。

 

 

最後に袱紗をお布施の大きさと同じくらいに折りたたみます。その上にお布施を乗せて僧侶に差し出します。このように工程が多く、慣れないことが続きますが、一般常識として覚えておきましょう。

23回忌についてのまとめ

いかがでしょうか?このようにして23回忌の過ごし方について紹介しました。細かい部分からきちんとした作法を感じます。故人に対する思いやりの他に僧侶の方に対しての感謝などについてきちんと感じることができる所作が多いです。