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オンライン葬儀でも数珠は必要?数珠の使い方と買える場所を解説!

お葬式に参列する時に必ず必要になるのが数珠(じゅず)です。しかし他の参列者に姿が見えないオンライン葬儀でも数珠は必要になるのでしょうか。この記事ではお葬式における数珠の由来、そしてオンライン葬儀における数珠の必要性や使い方・買い方を説明します。

公開日 : 2020/05/23

更新日 : 2020/09/10

目次

オンライン葬儀は新しい時代のお葬式

新型コロナウイルスの流行で注目を集めているのがオンライン葬儀です。YouTube LiveやZOOMで自宅にいながら葬儀に参列できるオンライン葬儀は、ウイルス感染のリスクを避けられるため、2020年から実施数が急増しています。

 

オンライン葬儀はもともとは遠隔地に居て葬儀に参列が出来ない人や、病気や高齢で外出が困難な方々のために提案されていたシステムでした。そして昨今の新型コロナウイルスの蔓延によりその認知度が広まったため、今後はお葬式の一つの形として定着するのは間違いないでしょう。

 

ところでオンライン葬儀の参列者は数珠(じゅず)を使用すべきなのでしょうか。他の参列者に姿が見えないため、不要にも感じます。今回はオンライン葬儀における数珠の必要性や買い方を説明するので、疑問を持っている方は是非ご覧ください。

オンライン葬儀に数珠は必要?

オンライン葬儀において数珠は必要なのでしょうか。それを考える前に、まず数珠とはどんなものであるのかを再確認しましょう。

数珠について

数珠というものについては何となくわかっている人は多いと思いますが、より詳細に数珠について知っておきましょう。

数珠とは何か

数珠とは小さな球状の珠を紐に通して小さなネックレスのようにした法具です。珠の数は煩悩と同じ108が基本で、これを本連数珠と言います。しかし実際に使用するのが困難なため、珠の数を減らした片手数珠(略式念珠とも)が一般に使用されています。

 

仏教徒が念仏を唱える時にこれを左手にかけて、お経を唱えた数だけ珠の数を数えるという使い方をします。ただし浄土真宗など宗派によっては数えません。なおキリスト教のロザリオも祈った数を数えるための道具で、数珠に似ています。

 

近年では腕輪念珠と言われる、ゴムを入れてブレスレットのように手首にはめられるようにした数珠もあります。このタイプは本来の目的のお祈りで使うのが困難なため、仏教的なアクセサリーやお守りとして使用されています。

数珠の由来

数珠の由来は諸説がありますが、古代インドのバラモン教で使用されていた道具を釈迦も使用し、それが中国を経由して飛鳥時代の日本に伝わったという説が有力です。

 

「仏説木槵子経」によると、ある国で疫病が流行った時、釈迦が王に「百八の実をつなぎ、それを手にして仏・法・僧の三法を唱えなさい。そうすれば煩悩が消えて、災いも去るでしょう」と教えたそうです。これが数珠の起源と言われています。

 

数珠が日本に伝わった後、鎌倉時代に浄土宗が流行し、民衆が念仏を唱えるようになったことで普及しました。またこの時代には様々な宗派が開かれ、その宗派によって違った数珠が作られることで、現代でも使用されている数珠の原型になって行きました。

 

なお本連数珠は宗派によって仕様が大きく違うのですが、多くの人が使用する珠の数が少ない片手数珠は宗派を気にせず使用できます。安心して使用しましょう。ただし信心が厚く本連数珠を使用したいと思う人は、仏具店では必ず宗派を考慮して選びましょう。

数珠を使用する作法

数珠の使い方で最も重要な点は、左手にかけることです。そしてお祈りをする時に手をすり合わせて数珠を転がします。この行いが108の煩悩を数える動作とされます。ただし浄土真宗ではそういった教義がないため、数珠は動かしません。

 

他に数珠の取り扱いで守るべき点は、必ず数珠袋にいれてしまうことです。直接ポケットに入れたり、テーブルの上に直に置いてはいけません。どこかに置く場合は、数珠袋や袱紗を敷いて、その上に置きましょう。

 

なお僧侶が大きな本連数珠を首からかけている場合がありますが、これも宗派によっては禁じられています。もちろん僧侶は自らの宗派については理解しているので、一般人は気にすることはありません。

オンライン葬儀でも数珠は必要?

オンライン葬儀では数珠を使用するべきなのでしょうか?その答えは、数珠を使用するべきです。スマートフォンやパソコンで葬儀の様子が中継されていますが、その時に数珠を左手にかけて、故人のためにお祈りをしましょう。

 

オンライン葬儀ではご焼香など出来ないこともありますが、数珠を手にかけて祈ることは参加する場所とは無関係に出来ることなので、是非、数珠を使用して故人を弔ってあげましょう。

 

オンライン葬儀では数珠を使っていなくても他の参列者から姿が見えませんが、オンライン葬儀で大切なことは亡くなった方を弔う気持ちです。服装についてもできれば喪服を着用することが望ましいでしょう。

オンライン葬儀での数珠の使い方

オンライン葬儀での数珠の使い方は、普通の葬儀と全く同じです。数珠を左手にかけて、ネット中継で住職のお経が始まったら、故人のために手を合わせます。故人が真言宗でなければ、数珠を動かして己の煩悩を数えて身を清め、故人のご冥福を祈りましょう。

 

またオンライン葬儀では参列者がチャットで故人の思いを語り合うことが多いようですが、その時に数珠を使うことを呼びかけると良いでしょう。数珠を持ってない人もいるかもしれませんが、オンライン葬儀はまだ始まったばかりなので、そういった人を責めるのは避けましょう。

 

オンライン葬儀の参列者が皆、数珠を用意できるように、オンライン葬儀の事前に参列者にメールして、数珠の購入をすすめるのも良いでしょう。買い方については次頁で説明します。

数珠はどこで買えるの?

一般的に使われる片手数珠はどこで買えるのでしょうか。数珠は仏具店で買うことができます。また、仏具店の多くがネットショップを運営しています。さらにAmazonや楽天でも数珠は販売されているので、簡単に手に入れることができます。

 

数珠の値段はそれほど高く無く、2千円前後で購入できます。ただし材質が本真珠・オニキス・翡翠・黒曜石などの高級品の場合は1万円以上の価格がつきます。最高級品は琥珀製で、10万円近くに達します。

 

ただしもちろん、オンライン葬儀では数珠を使用している様子を他の人が見ることはないため、あまりこだわっても仕方が無いと言えばそうなります。普通の安い物でも使わないよりはずっと良いと言えるでしょう。

オンライン葬儀でも数珠は使用しましょう

オンライン葬儀における数珠の使い方についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。オンライン葬儀は制約が多く、ご焼香などの出来ないこともありますが、数珠はネット経由の参加でも問題なく使用できるので、是非数珠を入手してお祈りの時に使用してくださいね。