オンライン葬儀でお悔やみの言葉を伝えるときのマナーについて解説

公開日 : 2021/1/14

更新日 : 2021/1/15

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オンライン葬儀でお悔やみの言葉を伝えるとき、事前に伝え方やマナーについて把握しておくことが大切です。お悔やみの言葉は遺族を励ます言葉をかけないといけません。そこで、オンライン葬儀に参列する予定の方に向けて、お悔やみ言葉の基本的なマナーをまとめました。

公開日 : 2021/1/14

更新日 : 2021/1/15

目次

オンライン葬儀について

オンライン葬儀は携帯電話やパソコンを使って、インターネットを通じで行う葬儀です。葬儀の内容をタイムリーに画面で見ることができ、情報を共有することができます。手元にインターネット回線とパソコン・携帯電話を準備できれば参列することが可能です。

 

高度なスキルやテクニックは特に必要なく、オンライン葬儀のシステムを取り扱っている会社のサービスを利用するだけで、葬儀を行うことができます。お悔やみの言葉もオンライン上で遺族に伝えることができ、弔電機能付きのメッセージがあれば情報を共有することが可能です。

 

葬儀に参列することが難しい方でも、香典はオンラインを利用すればクレジットカードを利用した電子決済をすることもでき、キャッシュレスで相手に渡すことができます。オンライン葬儀は離れていても葬儀に参列することができ、気持ちをきちんと伝えることができます。

お悔やみの言葉を伝えるときの注意点

お悔やみの言葉を伝えるときは、マナーを守らないといけません。遺族に誠意を伝えたつもりでも、マナーを守っていないと遺族を不快にさせてしまうため、気を付けなければいけないポイントをまとめました。

長々と話してはいけない

オンライン葬儀でお悔やみの言葉を伝えるとき、遺族と長々と話すのはマナー違反です。故人と親交が深かった方は、想いがあふれて色々なことを伝えたくなるかもしれませんが、遺族の負担を増やさないように配慮し、お悔やみの言葉はシンプルにまとめましょう。

 

お悔やみの言葉に時候のあいさつや前置きは必要がありません。オンライン葬儀でメッセージ機能があれば、後で遺族側が確認することができるため、心のこもった言葉を残すことができます。相手との親密度や関係性を考えて、文面の長さを調整してみましょう。

 

メッセージ機能を利用する方で、お悔みの言葉は敬語で入力しないといけません。葬儀で話し言葉はマナー違反になるため、「御母堂様」や「御主人」といった敬称を使いましょう。オンライン葬儀でも言葉遣いに気を付けながら、遺族に伝えるようにしてください。

故人の死因の詳細は聞かない

お悔やみの言葉を伝えるときに、故人の死因について聞いてはいけません。純粋に亡くなったことへのお悔やみの言葉を伝えるのがマナーです。深い悲しみの中にいる遺族の神経はとてもデリケートになっていることが多いため、ちょっとした言葉で悲しませてしまいます。

忌み言葉や重ね言葉を使わない

オンライン葬儀でもお悔やみの言葉を伝えるとき、忌み言葉や重ね言葉を使ってはいけません。不幸を連想させるため、葬儀の場にはふさわしくありません。使ってはいけない言葉をまとめましたので、チェックしてみましょう。

 

葬儀で使ってはいけない忌み言葉や重ね言葉の一例として、「重ね重ね」・「たびたび」・「ますます」・「もう一度」・「引き続き」などがあります。「重ね重ね」は「深く」に言い換えることができ、「ますます」は「もっと」や「さらに」が葬儀では適しています。

 

オンライン葬儀でメッセージ機能を使ってお悔やみの言葉を残す際は、言葉で伝えるよりも形として残ってしまうため、正しい言葉遣いになっているか確認し、句読点の使用を避けるのが無難です。正しいマナーを守ってオンライン葬儀でお悔やみの言葉を送りましょう。

「ご冥福」は仏教

宗教によって死に対する考え方が異なるため、お悔やみの言葉を伝えるときは、参列する宗教に合わせてお悔やみの言葉の内容を変えないといけません。「心からご冥福をお祈り致します」という言葉は、仏教用語となるためキリスト教式や神道式の葬儀では使えません。

 

キリスト教では「安らかなる眠り」という表現が適しています。宗教の用語がわからない方は「ご愁傷様でございます」のお悔やみの言葉を伝えるのが無難です。神道は「御安霊の安らかならんことをお祈りします」や「御霊のご平安をお祈りします」の言葉を使います。

 

日本の宗教は仏教が多いですが、葬儀に参列する宗派が必ず仏教とは限りません。宗派に合わせて使用できる用語を把握してから、葬儀に向けてお悔やみの言葉を準備するようにしてください。

直接的な言葉は避ける

生死に対する直接的な表現もお悔やみの言葉として使用することができません。例えば、「死亡」は「ご逝去」や「他界」と言い換えることができ、「生きていたころ」や「生存中」は「ご生前」や「お元気でいらしたころ」の言葉に言い換えるようにしましょう。

 

葬儀の席で避けるべき言葉は他にもあり、「次に」・「また」・「死ぬ」・「続いて」などは避けましょう。こちらも言い換えすることができるため、「次に」は「別の機会に」・「また」は「これからも」・「死ぬ」は「亡くなる」・「続いて」は「同様に」に換えてください。

 

不吉な表現もお悔やみの言葉にはふさわしくありません。「四苦八苦」・「七転八倒」・「浮かばれない」は言い換える言葉はなく、使用してはいけません。お悔やみの言葉を伝えるときは、敬語や敬称以外にも気を付ける点が多いのが特徴です。

お悔やみの言葉におすすめの例文

初めてお悔やみの言葉を伝える方は、例文を参考にすると正しいマナーを守って、遺族に誠意を伝えることができます。スピーチをするわけではないため、覚えられる長さで遺族に心のこもったお悔やみの言葉を伝えることができるものを選んでみましょう。

シンプルなお悔やみの言葉

お悔やみの言葉を伝えるときは、短く簡潔にが鉄則です。シンプルなお悔やみの言葉は様々ありますので、シーンに合わせて使い分けるようにしてみましょう。一般的なお悔やみの言葉は、「この度は、誠にご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。」です。

 

他には、「この度は誠に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします。」や「ご生前は、大変お世話になりました。これからご恩返しをと思っておりましたのに、本当に心残りでございます。」などがあります。

 

「この度は思いもかけないことで、さぞお力落としのことでしょう。お慰めの言葉もございません。」も使うことができます。故人のご冥福と遺族への心遣いを伝えるようにするのがポイントで、例文を参考にしながら遺族にお悔やみの言葉を伝えてみてください。

病死の場合

死因には触れずに、病死の方にお悔やみの言葉を伝えるときは、「ご体調が芳しくないとはうかがっておりましたが、こんなに急に逝かれるとは思ってもおりませんでした。心からお悔やみ申し上げます。」がおすすめです。

 

他にも、「先日〇〇様のお見舞いにうかがったときはあれほどお原意でいらっしゃいましたのに、本当に残念でなりません。どうか、お力落としのございませんように。」や「〇〇様のお見舞いにも伺えないうちにお亡くなりになられて、誠に心残りでございます。」があります。

 

入院中にお見舞いに行けなかったときの理由をわざわざ伝える必要はありません。簡潔にひとことお詫びをするだけで大丈夫です。例文を参考にしながら、病死で亡くなった方へ向けてお悔やみの言葉を準備しておきましょう。

急死の場合

急死の場合、遺族にかける言葉としておすすめの例文は、「急なお知らせで、なんと申し上げてよいか言葉もありません。どうか、気をしっかりとお持ちになってください。」や「思いもかけないお知らせをいただきまして、まだ信じられない気持ちでございます。」です。

 

他にも、「このたびは突然のことで、いまだに信じられない思いでございます。なんとお慰みしたらよいのかわかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。」や「この度は突然の災難で、信じられない思いでございます。お気持ちをお察しします。」があります。

 

死は悲しいものですが、あまりにも突然すぎてショックは大きいです。遺族への心遣いを最優先にお悔やみの言葉を選ばないといけません。遺族は大きなショックを受けている場合、必ずお悔やみの言葉を伝えなければいけないわけではありませんので様子を見ましょう。

高齢で亡くなった場合

ご高齢で亡くなられた方に対して、お悔やみの言葉を伝えるときに、「天寿をまっとうした」や「大往生であった」などの発言はマナー違反になるため、気を付けてください。葬儀に参列されている方で、ご高齢の方のお気持ちにも配慮した言葉を選ぶことが必要です。

 

例えば、「もっと長生きされて、いろいろなことを教えていただきたかったです。心よりお悔やみ申し上げます」と伝えるのがおすすめです。もっと短くまとめるなら、「ご長寿とはいえ残念です。心からお悔やみ申しあげます。」と伝えてみましょう。

 

他にも、「思いがけないお知らせをいただき、驚いております。つい先日もお元気な姿を拝見したばかりでしたから、もっと長生きされると思っておりました。残念でなりません。どうかお力落としなさいませんように」と遺族に寄り添った気持ちを伝えてみましょう。

オンライン葬儀の服装

喪主や遺族は会場にて参列するため、服装は喪服を着用します。オンライン葬儀で参列する場合であっても、どんな服装でもいいとはいきません。遺族への気持ちとして失礼がないよう喪服を着用しないといけませんので、基本的な服装マナーをご紹介します。

男性の服装について

故人から三親等までの親族は正式喪服を着用するため、男性は和装なら黒紋付き羽織袴、洋装ならモーニングコートです。準喪服であれば、黒のフォーマルスーツで白いワイシャツを着用するのが基本であり、ネクタイ・ベルト・靴下・靴・小物類は黒無地で統一します。

 

葬儀にネクタイピンは基本的につけてはいけません。オンライン葬儀も同様であり、光物は葬儀にふさわしくありません。ネクタイの結び方に決まりはありませんが、ディンプルを作るのはマナー違反となり、ネクタイをあまり結ばない方は練習をしておきましょう。

 

略喪服は法事の時に着用する服装のため、葬儀で着用することはありません。オンライン葬儀は上半身だけ移るのが特徴ですが、席を外すことも考えるときちんと服装マナーを守って、参列するのがおすすめです。

女性の服装について

女性の葬儀にふさわしい服装で、正喪服で和服なら黒無地着物、洋装であれば黒を基調としたアフタヌーンドレスやワンピース・アンサンブルです。参列者の準喪服は、黒のフォーマルスーツかワンピースであり小物類も男性と同様、黒で統一します。

 

パンツスーツは略喪服となるため、葬儀にはおすすめできません。オンライン葬儀なら上半身だけしか映りませんが、席を外したりすることを考えるとワンピースやアンサンブルをきちんと着用しましょう。

 

女性は服装以外にも気を付けるポイントがあります。メイクはナチュラルにまとめ、髪が長い方は清潔感が出るようにまとめましょう。アクセサリーは一連のパールであれば問題はありませんが、二連以上の場合は「不幸が重なる」ことを連想させるので避けましょう。

オンライン葬儀のメリット

オンライン葬儀には様々なメリットがあります。通常の葬儀よりどのようなメリットがあるのかまとめました。

葬儀に参列しやすい

オンライン葬儀を活用すると、遠方にいる方や体が不自由な方もパソコンや携帯電話で参列することができます。インターネット環境があれば、誰でもオンライン葬儀に参列することができ、読経や焼香、出棺もライブ配信で見ることができます。

 

葬儀に参列することが難しい場合は後日、お悔やみに行く方が多いですが、オンライン葬儀であれば移動時間もなく、自宅でリラックスした状態で参列することができます。テレビでもオンライン葬儀について取り上げられているため、新たな形の葬儀も増えてくる可能性があります。

 

火葬場は亡くなられた方とご遺族が最後のお別れをする場所で、プライバシー保護の観点から写真・動画の撮影は原則として許可されていませんが、お通夜、葬儀・告別はライブ配信ができるため、ライブ配信を通して葬儀にしっかりと参列することが可能です。

喪主・参列者の負担が減る

オンライン葬儀は一般的に行われている葬儀よりも費用を抑えることができ、弔電・供花・供物・その他の手配がクレジットカード決済でできるメリットがあります。香典もクレジットカード決済でお預けができる他、お悔やみの言葉も送ることが可能です。

 

喪主や参列者の負担を減らすことができ、メモリアルアルバムなど思い出をみんなで共有することができます。お通夜・葬儀・告別式の中で故人について話し合う内容をオンライン葬儀でも行うことができ、形に限らず故人のことを想って送り出すことができます。

 

オンライン葬儀では参列者情報をオンライン芳名帳で管理することができるため、返礼品の手配も通常の葬儀よりもスピーディーに行うことが可能です。オンライン葬儀はデータにすることで、今まで負担になっていたことを軽減することができます。

オンライン葬儀でお悔やみ言葉を伝えるときはマナーを守る

オンライン葬儀でお悔やみの言葉を伝えるときは、忌み言葉や重ね言葉に気を付けなければいけません。お悔やみの言葉は短くても表情などで気持ちはきちんと伝わりますし、オンライン上のメッセージ機能を使えばお悔やみの言葉を残すことも可能です。

 

遺族は故人の死によってデリケートになっているため、お悔やみの言葉を伝えるときは故人の死を悼み、遺族を励ますことにポイントを置いて、例文を参考にしながら正しいマナーを守って伝えるようにしましょう。