オンライン葬儀の作法は?オンラインならではのマナーもご紹介!

公開日 : 2020/5/16

更新日 : 2020/9/10

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オンライン葬儀は現代のニーズによって生まれた新しい葬儀形式の一つです。流れや作法が従来の葬儀と同じ場合もありますが、そうでないことも多々あります。例えば読経の際の合掌や焼香はどうすれば良いのでしょうか。オンライン葬儀ならではの作法やマナーについてご紹介します。

公開日 : 2020/5/16

更新日 : 2020/9/10

目次

オンライン葬儀に呼ばれた!作法で気を付けるべきことはある?

コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大に伴い増加しつつあるオンライン葬儀。葬儀場に出向く必要がないため感染リスクを減らせること、また遠方でも参列できることがメリットです。しかし、仏式の葬儀に欠かせない読経や焼香にはどのように参加すれば良いのでしょうか。オンライン葬儀だからこその作法やマナーについてご紹介します。

美しい作法のために!オンライン葬儀の準備物

いくら当日の葬儀できちんとした作法をしていても、服装や持ち物などの準備が不十分では美しく見えません。オンライン葬儀の連絡を受けたら準備しておきたいものをご紹介します。

通信機器

パソコンやスマートフォンの準備をしておきます。ZoomやSkypeなどアプリが必要な場合はダウンロードし、実際に使えるか確認します。また、葬儀の途中で電池切れにならないよう、充電もしておきましょう。

 

意外と忘れがちなのが通信速度制限です。動画再生時の通信量はかなり多いため、途中で制限がかかり葬儀に参加できなくなる恐れがあります。Wi-Fiがあれば問題ありませんが、難しい場合は葬儀前は通信機器を使うのをなるべく控えましょう。

喪服・数珠

特に指定がない場合は、オンライン葬儀でも喪服を着ます。例え自分の姿が他の人に見られないとしても、服装を整えると気持ちも引き締まり、葬儀にふさわしい厳粛な気持ちになれます。髪型や化粧、アクセサリーにも気を配りましょう。バッグや靴は不要です。

 

また、「平服で」という指定があった場合も、あまりにカジュアル過ぎる服装はNGです。黒、グレー、紺のような地味な色のスーツ(女性はワンピースでも可)を着ましょう。男性は白のワイシャツに黒のネクタイを締めます。女性は黒のストッキングを履きます。仏葬の場合は数珠も用意しましょう。

香典

オンライン葬儀では香典辞退の申し出があることも多いです。香典辞退されたら、無理に香典を贈ることはやめましょう。香典について指定がない時は準備します。葬儀社によってはオンラインで香典を決済できるサービスを行っているところがありますので利用しましょう。香典返しがない場合は相場の半分程度で構いません。

供物・供花

オンライン葬儀では、供物や供花をオンラインで購入し、そのまま先方に届けるシステムが準備されていることがあります。必要に応じて利用しましょう。供物や供花を辞退する連絡があった場合は、贈ると却って相手の負担になってしまいます。主催者の意向を尊重しましょう。

弔辞・弔電

オンライン葬儀では、お悔やみのメッセージを掲載できる特設サイトが設けられている場合があります。お悔やみのメッセージを寄せると喜ばれます。どのような文章にするかは葬儀の雰囲気にもよりますが、読み上げられることを想定し、一般的なしきたりにのっとった文章にするのが無難です。

 

ただし、あまりにも定型文のメッセージでは心がこもっている感じがしませんので、故人様の思い出やご遺族への労りの気持ちを添えて、オリジナリティのある温かなメッセージになるようにしましょう。

 

また、弔辞を頼まれた場合はなるべくお受けし、心を込めて丁寧に書きましょう。一般的な弔事は朗読時間は3分程度が普通ですが、オンライン葬儀は一般の葬儀よりややコンパクトですので、弔辞も短い方が良いかもしれません。心配な場合は喪主に相談しましょう。

オンライン葬儀の作法

仏式の場合は、オンライン葬儀も普通の葬儀の流れと変わりありません。読経や焼香と言った仏教独特の儀式には、オンライン葬儀ではどのように参加すれば良いのでしょうか。流れに沿ってご紹介します。

読経

開式の言葉の後、僧侶による読経があります。静かに聞くか、可能であれば唱和します。あらかじめ宗派が分かっている場合は経本を準備する、もしくはネットでお経を調べてダウンロードしておくと良いでしょう。また、唱和しないにしても僧侶が「合掌」と言った際には手を合わせます。読経の間はなるべく中座しないようにし、故人様への哀悼の意を込めてお祈りしましょう。

弔辞・弔電の読み上げ

読経の後、弔辞、弔電の読み上げがあります。こちらも静かに聞くようにしましょう。弔辞を頼まれている場合は、司会者に声を掛けられるまで待ちましょう。弔辞を読むときには僧侶、遺族、遺影の順に一礼し、弔辞を包みから取り出して広げ、口の前に捧げ持って読み上げるのが正式な作法です。しかし、オンライン葬儀で自分の姿が他の人に見えない場合は省略しても構わないでしょう。

 

弔辞は低く落ち着いた声で読み上げるべきとされていますが、オンライン葬儀では聞き取りづらいことがあります。はっきりした大き目の声で、一語一語を噛みしめるようにゆっくり話すと聞き取りやすく、弔辞らしい重々しさも出ます。

焼香

弔辞、弔電の読み上げが終了したら焼香となります。オンライン葬儀では実際の焼香はできませんが、葬儀社によっては「焼香ボタン」があり、それをクリックすると画面内の遺影に煙がたゆたうというサービスを行っています。司会者や葬儀社の指示に従いましょう。家に香炉があるなら個人的に行ったり、また線香やお香を炊いて哀悼の意を示したりしても良いでしょう。

喪主の挨拶

焼香後、僧侶が退出して閉式です。出棺の前には喪主の挨拶があります。きちんと座って静かに聞くようにしましょう。

オンライン葬儀だからこそ気をつけたいこと

オンライン葬儀は現在黎明期にあり、作法として定まっているものはあまりありません。しかし、オンラインならではの守るべきマナーはあります。また、現在ではオンライン会議や飲み会も盛んになり、そのルールを葬儀に当てはめてしまいがちですが、やはり飲み会と葬儀は違います。やってしまいがちなオンライン葬儀のマナー違反についてご紹介します。

中座はなるべくしない

普通の葬儀と違い、主に家でパソコンやスマートフォンを見ながら参加するオンライン葬儀では、電話がかかって来たりお手洗いに行ったりなど、中座する機会が多くなります。しかし、普通の葬儀と同じく、中座はなるべくしないようにしましょう。オンライン飲み会では中座の時はひと声かけるのがマナーだとされていますが、オンライン葬儀でやむを得ず中座する場合は報告はいらないでしょう。

自分のマイクはミュートにしておく

オンライン飲み会や会議ではもちろんマイクはオンの状態になっています。しかしオンライン葬儀では、参列者はマイクをオフにして自分の声や部屋の物音が入らないようにして置いた方が良いでしょう。弔辞を頼まれている場合は、忘れずにマイクをオンにしましょう。

関係のない人に映像を見せない

オンライン葬儀は配信された映像を見さえすれば誰でも葬儀に参列できます。便利な反面、参列者以外の人が葬儀を見てしまう恐れもあります。オンライン葬儀は限定配信とし、URLやQRコードを参列者に送付することで、関係のない人が参加できないように工夫されています。

 

しかし参列者がその情報を第三者に漏らしたり、映像を一緒に見てしまっては、その工夫も無意味なものになってしまいます。気軽に参列できるオンライン葬儀だからこそ節度を守り、関係のない人に映像を見せないように気をつけましょう。

オンライン葬儀の作法についてまとめ

オンライン葬儀の作法についてご紹介しました。新しい葬儀形式であるオンライン葬儀には明確な「作法」というものはまだ確立されていませんが、一般的な葬儀を頭に思い浮かべれば、自然とどのようにふるまうべきかは分かります。

 

その中でオンラインらしさを生かしたり、オンラインならではのトラブルを防止するためのマナーを一人ひとりが考え、オンライン葬儀を厳粛に、美しく行えるようにしましょう。